三楽の仕事日記
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2019年01月24日(木) |
栗木先生の国語授業に大感動&教育実習運営協議会 |
今日は教育実習後に「国語の授業はどうあるべきか、わからなくなってしまいました」というゼミ生の声に応えて、ならば素晴らしい国語授業を参観させていただこうという主旨で、篠岡中学校の栗木教頭先生にお願いをしてゼミ生8名と共に訪問する日。
8時40分に味岡駅でゼミ生4名を乗車させて篠岡中学校へ向かう。9時前に着。岐阜から車で来たゼミ生4名合流。
授業前にさっそく授業作りについて栗木先生のお考えを聞く。今日のためにわざわざこれまで扱ったことがない2つの教材で、3年生の国語授業を見せていただけるとのこと。これだけでも感激。栗木先生から発せられる国語授業の本質、学び合い授業の肝などを、まだまだ授業を見る目がないゼミ生のために、学生用に翻訳。大いに気持ちが高まったところで3年A組へ。
紀貫之の和歌が教材。その和歌を目にした生徒たちは読むことから困難状態。もちろん歌の意味はさっぱりという状態から、4人グループでの話し合いで、ちょっとした語句から互いの読みの予想を少しずつ伝え合い、まさに読みを深めていく授業。教室のあちこちからここさえ分かれば、といったつぶやきや空気を読み取り、まさにここだ!というところで、ある語句の意味を知らせる栗木先生。一気にテンションが上がる。さらに深くなる読み。最後に「恋」というキーワードを提示。これぞ学び合いという授業。
次の3年B組も、自由律俳句をもとに生徒たちが生徒たち自身の読みで、その句の世界を探る授業展開。栗木先生はどこで学び合いを深めさせるのだろうと注視。生徒のことをよくつかんだ上での意図的指名。作者の同時代の俳句と映像提示で句の背景からさらに読みを深める展開。ぼつぼつと発言する生徒。句を凝視しながらも級友の解釈を聞き、自分の読みを広げ深める生徒たち。
校長室で20分間、ゼミ生から質問を受けていただく。授業開始前と比較すると、比較にならないほどの深部をつく質問に、ゼミ指導者として心躍る。僕はゼミ生のために大きな仕事(素晴らしい人と出会いを作る)ができたという満足感。
13時過ぎに大学着。14時から教育実習運営協議会。岐阜県内の教育委員会、校長会代表の方々に教育実習の御礼と本学の体制、今後の方向性を伝える2時間弱の会議。僕は実習委員長として10分ほどの説明。おかげさまで、1年学校ふれあい体験、2年実践観察、3年教育実習、4年インターンシップという本学の重要なクリスタルプランの成果を現場からの声としてたくさんお聞きすることができた。
研究室に戻る。5期ゼミ生の二宮君、4期ゼミ生の加藤奨基君が来研。研究室書籍から本選び。
「教育課程論」の最終レポートを読み、最後のチェック。総合評価をして大学を出る。
帰宅。思うことがいくつかあって、相談メール発信。即レスにより方向を決めるなど、夜も充実。急な依頼があり、先方のことを考えて引き受ける。深夜遅くまで頑張る。
研究室HP記事は先日の白石先生セミナーからの学び。関口さん、秋田さん、生田君が発信。国語専修なのに、国語が苦手(笑)。これがかえってよいかもしれない。
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