三楽の仕事日記
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今日は、南木曽木材産業社長の柴原薫さんを招いての「ゲスト道徳」。出勤して、送っていただいたプレゼンを整理して、柴原さん来校を待つ。
長野からお越しの柴原さん。なんと念のために前泊とのこと。申し訳ない出来事。9時15分ほどにご到着。10分間で授業の打合せ。さっそく教室へ。
まずは「柴原薫」さんという名前を掲示。生徒に柴原さんの仕事を想像させる写真を大型ディスプレイで表示。樹齢323年という天然ひのきが写っているので、どの生徒も樵、木工、建築など、柴原さんのお仕事の周辺を言い当てる。
ここでポイントとしたのは、柴原さんは植林から、伐採、製材、建築、木工など、木に関わる仕事をされていて、木曽ひのきをとても大切にされておられること。林業という仕事は、木を植えて、伐採するまでにはとても長い時間がかかり、自分の仕事の成果を自分の目で見ることができる可能性はとても低いこと。
第一発問は、柴原さんがこの仕事にかけておられる思い。想像してごらんと言っても、確かに難しい。しかし、徐々に生徒はプリントに書き始め、発表させると結構な量。その上で、柴原さんに思いをお聞きする。微動だにせず聞く生徒。特に興味深かったのは、「林業が好きだ」と想像した生徒に「実は好きではないのです」と語られたこと。また、木曽ひのきの先行き不安があるためと想像した生徒への的確なコメント。
ここで柴原さんの話の端々に出てきた伊勢神宮の式年遷宮に話題を変えて、樹齢200年から300年というひのきを使うことと、20年に一度新たな神殿を作ることのギャップを感じさせて、なぜ20年に一度なのかを4人で考えさせる。
1200年ほど前から始まっている遷宮。そのころの人の一生を想定して答えた生徒がいたことはビックリ。生徒発表の後、遷宮に関わっておられる柴原さんから、その理由をお聞きする。「技術伝承」というキーワード。このことを4人の意見交流で再度確認して授業は終了。
次の授業までの1時間は、参観していただいた前・現PTA会長と柴原さんと懇談。次の授業は長岡さんが進行。学級が違うと出てくる意見も違い、やはり授業は面白い。
柴原さんには給食を食べていただき、現会長も同席していただき、さらに楽しい懇談会。柴原さんのおかげで、今日もとても素敵で質の高い「ゲスト道徳」が実施できた。
午後には、さっそくゲスト道徳の記事を書いて、学校HPにアップ。詳細は「PTAの部屋」にお任せすることに(笑)。
全学級を回って合唱練習を参観。担任時代の合唱指導の苦しさを思い出す。そして、附属中での卒業式での答辞。
職員打合せでは時間厳守を職員から確認あり。校長室で「ゲスト道徳」の報告文書作成に少し手を付けて、17時に退校。
***
某所で講演。1時間30分。話題の中心は、最近、そして今後予想される教育事情。そこから何が見えてくるのかを話す。数か所に同時中継されているという特異な環境での講演。向こうでも笑ってもらっていたのかが心配(笑)。おかげさまで新ネタができて、機会をいただいたことに感謝、感謝。
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