三楽の仕事日記
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2014年10月02日(木) ゲスト道徳・三浦寛行さん

 今日も早めの出勤。今日は「ゲスト道徳」で1時間の授業。その準備。

 9時ごろにプロカメラマンの三浦さん来校。さっそく三浦さんが撮影された東日本大震災の記録を見ながら、生徒に見せる写真を選定。授業の流れを最終提案。時間はこちらでコントロールさせてもらうこと。失礼な質問をする了解を得る。

 2時間目。1年4組へ。トラブル発生。PCの画像が大型ディスプレイに出ない(泣)。慌てているうちに復旧、というか、こちらの操作ミス。5分遅れて授業開始。

 まずは三浦さんはプロカメラマンであることを伝える。何も説明なしで、三浦さんが撮られた大津波による被害写真を見せる。

 ここはどこか?と聞く。誰もが分かる津波被害の跡。

 三浦さんは、あの大震災の日から今日まで、なんと16回も車で出かけていることを質問をしながらクローズアップ。撮影した写真枚数を聞き、5万枚ほどと押さえる。

 ここで失礼なツッコミ。「写真データが1枚〇円として、5万枚ですから、相当、儲かっていますね」と。

 三浦さん、否定。「儲かっていませんって」

 お仕事で行っておられるのではないのですか!ボランティアで?

 主発問。「三浦さんは、どういう思いがあってこんなに何度も東北へ行っておられるのでしょうか。想像してほしい」。

 子どもたちは予想通り、「被災地の状況を皆に伝えたい」といったことを書いている。

 ゆさぶる。「被災地の状況は、何も三浦さんが写真を撮らなくても、新聞社やテレビ局が発信しているじゃないか。もう一度、三浦さんの心を考えてほしい」

 発表の中に出てきた「直接」という言葉。そうなのだ。直接、現地に行って撮ってこられた写真は違うのだ。写真だけでは伝わらない、例えば、「臭い」について、写真とともに語ることができる。

 打合せをしていたわけではないが、「直接」という言葉がキーワードとなって、三浦さんの心の一端に迫ることができたという判断。

 このあとは、三浦さんに託すことを考えさせた。最後に三浦さんの現在の活動、例えば、三浦さんが縁をとりもっていただき、「奇跡のひまわり」が我が校でも咲いた。

 「つなみ」はとっても悲しく厳しい現実をつきつけたが、三浦さんは「つなぐ」という活動をされている。

 このようなまとめで「ゲスト道徳」終了。

 4時間目は、長岡さんによる「ゲスト道徳」。僕がごちゃごちゃさせてしまったところを上手に整理したすっきりした授業を展開。さすが。

 三浦さんとは給食を一緒に食べながら、情報交換。濃厚な午前中終了。

 午後からは、面談をしたり、急に手配しなければならないことが発生して、その段取り。なかなか思うようにいかない。

 職員会議。校長指導はしっかりと。手配の状況を確認しながら、僕もあちこちへ電話。時間がいることは致し方ないが、待ちきれないというのが本音。

 今日は愛知県教員採用者発表日。嬉しい報告が続く。今年度、のべ20時間ほど行った「玉置教員採用塾」の成果が十分あり。若者たちと共に戦った成果があったことがなりより嬉しい。とっても良い1日。



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