三楽の仕事日記
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今年も「海音」をいただいた。海部地方の子どもたちの作文(1校1作品)を集めた文集だ。1年に1回の発行とのこと。第61号とあるから、61年間も続いているということだ。
これは単なる作文集ではない。 「この文集の使い方」というページがある。めあてをもって読むと学習に役立ちますよ、という読み方案内がされている。次のような具合だ。
今回は、70作品が書いた人の「心の動き」を中心に編集されています。 「よろこびを」「うれしさを」「やさしさを」「ねがいを」「くやしさを」の 5つのカテゴリー(さらに小さくテーマもあり)で分類されています。 例えば、同じよろこびの気持ちを書き表すために、 どんな題材を使い、どんな書き方をしているかを考えるといいでしょう、といったアドバイスがされている。
さらに、すべての作品に「作品紹介」がついている。 これはそれぞれの作文を指導した先生による、いわば作品解説だ。例えば、
……書き始めを会話文にし、文に勢いとリズムを与えたことで、友だちとどんな様子で練習に取り組んでいたかが、よく伝わってきます。そして、当日を迎えるまで、自分が夢中に取り組むことで、心にも大きな変化が生まれたことを素直に伝え、やり遂げたという達成感を「まほう」という言葉で綴っています。
作品の優れているところの紹介をはじめ、どのような教育活動の場面で書かれた作文なのかなど、学校の取組紹介にもなっている。
子どもも、保護者も、教師にとっても、とても価値ある作文集だ。今年も、精一杯学ばせていただこうと思っている。
通常業務、そして「校務の情報化についての基礎基本を聞きたい」と来所された方に対応。書籍「玉置流 学校が元気にあるICT活用術」を買っていただいた。感謝。
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