三楽の仕事日記
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2010年12月05日(日) 第82回小牧落語を聴く会

 午前中は、昨日手を入れた初校紙を再読。さらにいくつかの修正すべき箇所が分かって朱書き。ページ順の入替も必要と感じて、さらに朱書き。時間が来たので、「第82回小牧落語を聴く会」の会場、JA尾張中央小牧支店へ。

 2時きっかりに開演。今日のお客様の入りはどうしたものかいつも以上に芳しくなく、82回目にして初めて50人を切ってしまった(泣)。

 世話人挨拶ではなんとか明るい話題と思いながら、ついついお客様の入りについて口にしてしまう。天下の御園座も苦しいことに触れる。御園座は公演回数を削っているが、我が会は維持していることなどを自慢(笑)してから、「同じにするな!」と自ら突っ込み。

 続いて鶴瓶師匠の良い話。愛知芸術劇場で落語会を催した主催者が3階、4階席もチケット販売したことに対して、鶴瓶師匠はそんなところから落語は楽しめない。お客様にお金を返せと指示したとか・・・・・・。友人が3階席に着くと、封筒に詫び状と現金が入っていたことを紹介。皆さん、ご感心の表情。つかさず当会ではお金を置いて帰っていただいてもかまいませんよ、と突っ込み。 

 さて、今日の落語会。世話人自身が言うとなかなか信じてもらえないが、掛け値無しに申し分のない良い内容。

 「かぜうどん」 桂ちょうば
 「四段目」   古今亭菊六
 「やかん」   古今亭菊六
 「ハンカチ」  桂ちょうば


 この中でも「ハンカチ」が秀逸。皆様に東西良質の落語を楽しんでいただいた。世話人としては大満足。

 いつもの反省会。今日は赤字分が多くて、かなり沈んだ会話が続く。ここ数年の入りを振り返ってみると、徐々に下降していることを改めて確認。

 落語家さんにかなり無理をいって厳しい謝礼で出演依頼をして落語会を開いているが、これだけ赤字が続くと、やはり経営する立場で落語会を考えなくてはいけない時期ではないか、という意見はよく分かる。せめて収支がトントンになるようにすべきだという意見も、ごもっとも。収支を考えたら、東西二人会を止めて、一人会にすればいい。一人会ならもっと格安の木戸銭にすべきだという意見も分かる。一人会は、当会の在り方として良いのだろうかなど、重い話し合いが続く。

 いつも頭に浮かぶことは、僕たちはなぜ「小牧落語を聴く会」を開き続けているか、ということ。始めた頃を思い出す。23年前は、名古屋では落語会はあまり開かれていなかった。僕たちが聞いてみたいと思う落語家、この落語家なら皆さんにぜひ聞いてもらいたいと思う落語家の会もあまりなかった。それならば、自分たちでやろうじゃないか。こんな心持ちで始めた。今ではあちこちで落語会が開催されるようになった。当会に出演していただいた落語家さんの何人かは、プロの興行主による独演会などに出演されている。つまり僕たちが呼ぶ必要がなくなってきている。これはうれしいことだ。では、この先、我々は何を目指したらよいのか。いつもすっきりしないまま、反省会は終了。

 とはいえ、すでに来年度の会場を押さえ、年4回開催できるように着実に準備を進めている。3月は出演者未定だが、6月は決定。こうして悩みを抱えながらも前に進んでいることは、我ながら褒めてやりたい。

 帰宅して、初校紙校正の続き。再度チェックして、速達で投函。


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