三楽の仕事日記
DiaryINDEXpastwill


2011年12月02日(金) 校長会年末懇談会にて

 午前中は通常業務。午後は地域活動コーディネータ研修会の講演会から参加。ウィルあいちへ向かう。

 「地域社会再生へのコーディネート」と題してある大学教授の講演。大きなテーマで、各地域の状況も様々、その中で具体的に提案することは難しいのだろう。自問自答を繰り返す講演で、シャープさに欠けた。残念。しかし自分の地域のことについて、あれこれ考えることはできた。これが講演者の狙いだったのかもしれない。

 ***

 海部地区校長会年末懇談会に招待を受けて出席。ここのところ、こうした会が続いていて、出席者にも重なりがあるために、さて今日は何を話そうかと、直前まで迷って出席した会。

 校長会長が挨拶の中で、ご自身のことを語られ、虚子の句を紹介されたことに触発されて、腹を決める。会場に入る前に考えていた話材のうち、「談志」のことに決定。招待いただいたことや日ごろの理解にお礼を述べた後、概ね次のようなお話。

 実は今朝、課長に相談したのです。どのような話をしたらよいかと。
 「今日は授業をやります」といって5分間程度の授業をしたら、どうでしょうか。
 管理主事からは「所管事項メモ」を配って話したらという提案。
 真剣に考えてくれません。所詮、人のことです。
 校長も孤独ですよね。いろいろ相談しても、最終決断をするのは校長ですから。
 校長室は来客のためにあるのだと思っていましたが、そうではありません。
 一人静かに熟考するために必要なのです。
 今の時期ならば、来年度の人事について、一人、あれこれと考えられておられることでしょう。
 ところで、所長は部屋はありません。校長ほどの仕事はないということでしょう。

 さて、こちらにお世話になって2年目となり、いろいろとご質問をいただくようになりました。
 私が落語好きだということで、「落語は授業力アップに有効でしょうか」といった質問もありました。
 直接役に立つことはありませんが、間とか視線の送り方では役立つでしょう。
 それよりは管理職の皆さんには役立つと思うのです。
 落語そのものより、落語を始める前の「まくら」が役立つと思います。
 力がある落語家のまくらは感心することがあります。
 世の中のことを上手に取り上げて、切り込むというか、物事の本質をずばりと短く言い切るなど。
 落語のまくらは、管理職として、物の見方を豊かにするのに役立ちます。
 先日亡くなった立川談志のまくらは、実に魅力的でした。
 本質をついたことから生まれる笑いは、談志の魅力の一つでした。

 例えば・・・(略)

 それで、もし談志が新学習指導要領を語ったら、どのように語るだろうかと考えてみたのです。
 「新学習指導要領ができたって。それは・・・のためだよ」
 以下、略。

 略の部分は小噺です。皆さん、納得していただいたようです(笑)。何人もの方と懇談。あの手術からちょうど2年目の今日。こんなにお酒を飲みながら、皆さんとお話ができるなんて。なんと幸せ者でしょう。大感謝の1日。


2010年12月02日(木) 発刊「学び合う学びと学校づくり 発信し続けた教育の本質」
2009年12月02日(水) 入院3日目
2008年12月02日(火) 今日も終日議会対応
2007年12月02日(日) 第71回小牧落語を聴く会
2006年12月02日(土) 市民講座第4回「落語の楽しみ方」
2005年12月02日(金) 市PTA研究発表会にて
2004年12月02日(木) 福井嶺南教育事務所での指導力アップセミナー
2003年12月02日(火) @発見島は本当に発見します