三楽の仕事日記
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2011年11月12日(土) 教師力アップセミナー岩下修講演に参加

 立命館小学校の岩下修先生の講演「言語力を高めるとっておきの授業技法」に参加。
 音読活動と模擬授業後、最後に理論としてまとめる流れの講演。
 まずは、リズミカルな詩や漢詩の音読活動。
 例えば、金子みすずの「大漁」。
 ※ 「明日の教室」で実施された時の音読活動(ダイジェスト版)をここで見ることができます。このような感じです。

 模擬授業は、谷川俊太郎作「私たちの星」を使って。
 岩下流儀の3つの「詩の読解法」のうち、小出し方式と虫食い方式を使っての授業。
 ・小出し方式=詩を前から少しずつ紹介し、後の言葉を予想、検討させる。
 ・虫食い方式=詩の一部をかくし、その個所の言葉を予想、検討させる。
 参考までに、詩と虫食いにされた部分をAからHで紹介。一度考えられるとよい。解答はかなり下段に提示。

  ***

 私たちの星    
                谷川俊太郎


 はだしで踏みしめることのできる星
 土の星

 夜もいいにおいでいっぱいの星
 (A)の星

 ひとしずくの露がやがて海へと(B)星
 (C)の星

 道ばたにクサイチゴが(  D   )星
 おいしい星

 遠くから歌声の聞こえてくる星
 (E)の星

 さまざまな言葉が同じ喜びと悲しみを語る星
 (F)の星

 すべてのいのちがいつかともに憩う星
 ふるさとの星   (※G=このあとも詩は続くかどうかという問い)

 数限りない星の中のただひとつの星
 ( H  )の星


 ***

 最後に評論文筆記による読解(筆記表現による作品や表現のメタ的読解)の指導例の紹介があり、次の指示をもとに7分間で活動。

 この詩の8つの連のうち、素晴らしいと思う連を2つ選びなさい。その2つでさらに優劣をつけなさい。
 そして、次の形式で文章を書きなさい。
 確かに△連も素晴らしい。・・・・・・・・・・・からだ。しかし、私は〇連の方が素晴らしいと考える。なぜなら、・・・・・・・・・・・からである。


 さすが休日に身銭を切って参加されている皆さん。意欲的に評論完成。発表された評論に脱帽。













 A=土 B=育つ C=水 D=かくれている E=風 F=愛 G=続く H=私たち


2010年11月12日(金)  二つの研究発表会に参加
2009年11月12日(木) 第一次評定者として
2008年11月12日(水) スクールカウンセラー連絡協議会(愛日地区)
2007年11月12日(月) 身震いするほどの責任を感じる
2006年11月12日(日) 日本一簡単なITセミナー
2005年11月12日(土) 教師力アップセミナー>角田明先生
2004年11月12日(金) 富木島中へ指導へ
2003年11月12日(水) 書類作成に追われた1日