三楽の仕事日記
DiaryINDEXpastwill


2011年08月19日(金) 海部地区算数・数学教育研究会にて

 早朝から小牧市庶務課から依頼を受けた文書作り。出勤の時間となり家を出る。小牧線、(幸運にも座ることができた)犬山線、津島線の電車の中でもPCを開いて文書作り。自席でも格闘1時間。ようやく完成でさっそく送付。出来上がった文書名は「小牧市内小中学校における今後のICT環境について」。

 1 背景としたい国のビジョンや学習指導要領
 2 今後のICT環境について

 2本立ての提案文書。2では「一斉学習における積極的なICT活用」と「協働学習のための基礎づくり」に焦点を当てて整備をしたらどうかと提案。本日16時からの会議には出席できず。議事録を楽しみにして待ちたい。

 午後は海部地区算数・数学教育研究会に出かける。自分の思い込みで一騒動。後輩が車で迎えにきてくれたのだが、(本当は間違いなかったのだけれど)どうも不可解な方向へ車は進んでいる。「先生、会場の佐織公民館はもうすぐです」という言葉を聞き、手帳で確認。「いや違うよ。佐屋公民館だよ」と後輩に伝える。後輩は先輩からそう言われれば反論はできない。反転して佐屋公民館へ。無事到着。ところが会議案内がない。

 いやあ困った。やはり後輩が言うように佐織公民館だったのか?事務所へ電話。「玉置です。私はどこに行ったらいいでしょう状態になってしまいました」と伝え、文書を確認してもらうと後輩の言うとおり、佐織公民館!(このことで休憩中の事務所の皆さんには楽しい話題提供をした模様(笑))車の中では一転「ごめんなさい状態」。おかげさまで研究会開始後、5分ほどで到着。皆さんに心配をかけてしまった。

 研究会では若手の二人が実践発表。発表を聞きながら作成したプレゼンを提示して、講演冒頭で若干のコメント。「自分が発表者と同時期にここまでやれていたとは思いません」で閉め。

 「これからの算数・数学教育とICT活用」と題して1時間30分の講演。そのうち1時間余は模擬授業集。

 学習指導要領を確認した後、算数・数学の学習指導要領解説書からICT活用をピックアップすると、次の6点に集約されると提示。

 1 教師の指導方法を工夫改善していく道具。
 2 数量や図形についての感覚を豊かにする。表やグラフを用いて表現する力を高める道具。(算数)
 3 観察,操作や実験などの活動を通して生徒が学習を深めたり,数学的活動の楽しさを実感したりできるようにする道具。(数学)
 4 数学的な性質の発見という場面でコンピュータを活用することについても特に配慮。
 5 コンピュータ教室などで生徒一人が一台のコンピュータを用いて学習するだけでなく,普通教室に液晶プロジェクタとともに提示器具として用いるなども考えられる。
 6 数学1年、3年 資料の活用で活用。


 今からこの6点について、模擬授業を通して具体的提案をしてみます!と宣言して、フラッシュ型教材、指導者用デジタル教科書、数学発見型ソフトウェア、図形作成ソフト(GC)、ヒストグラム作成ソフトを使っての模擬授業。

 皆さん、とっても楽しんで(?)いただけて、沈思黙考あり、意見交流あり、笑いありの模擬授業ができた。中には「へえ〜」「なるほど!」と声を出して、僕の話に反応していただける先生もあって、思わず「先生だけが頼りです」(笑)とメッセージを送る。新ネタにも確かな手ごたえ。ああ、楽しかった!

 この夏、一番時間をかけて準備した講演が皆さんのご協力もあって無事終わった。機会を与えていただいたおかげで、学習指導要領、算数・数学解説書を改めて読み通すことになった。教育の情報化の手引も参考にしながら、算数・数学授業におけるICT活用を整理することもできた。具体的な授業を通して、自分の主張を皆さんに伝えることで自分流の講演ができたことに満足している。
 


2010年08月19日(木) 第42回教育講演会
2009年08月19日(水) 尾張教育懇談会出席
2008年08月19日(火) 神田知事の高話
2007年08月19日(日) 24時間テレビ
2006年08月19日(土) 第11回教育実践 茅ヶ崎「響の会」に参加
2005年08月19日(金) 明日から使えるGC活用研究会内容審議
2004年08月19日(木) オフ日
2003年08月19日(火) やっと夏到来