三楽の仕事日記
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2006年08月19日(土) |
第11回教育実践 茅ヶ崎「響の会」に参加 |
千々布敏弥先生、角田明先生の話が直接聞けることを楽しみに茅ヶ崎「響の会」に出かける。ひさびさに「こだま」に乗車。名古屋から小田原、そして茅ヶ崎へ。
今回のプログラムは、国立教育政策研究所の千々布先生の記念講演「日本の教師再生戦略 〜全国の教師100万人を勇気づける〜」。リーダー養成講座は角田先生の講演「組織の中のリーダーを考える」。最後はお二人による鼎談。
会場で角田先生にご挨拶。千々布先生を紹介していただき、最前列の千々布先生の横に座らせてもらう。座った途端に千々布先生から質問。「先生の学校の授業研究はどうなっていますか?」。いきなりの重い(笑)質問にびっくり。授業を見ている者が付箋紙を利用して意見を出し合うことを紹介。特に時間を書き込み、それを時系列に並べることに関心をもっていただけた。
「再生」という言葉の定義に始まった千々布先生の講演は、頑張っている学校&教師に確かに元気を与えてもらえるものだった。日本とアメリカの数値的な授業分析をもとに、日本の教師はもっと自分たちのやっていることに自信を持ってよいという応援講演だった。もちろん現状に甘んじていてはいけないと、釘も刺された。総括では「日本の教師には変えてはならない強みがたくさんある。最も重要なのは授業研究を通した教師集団の協働性、変えなくてはならない問題点もあり」と示され、具体的に変えてはならないこと、変えなくてはいけないことを話された。学校はやっていることをもっと伝えればよいという助言を聞いて、毎日更新をしている我が校HPを誇らしく思った。また、授業検討会において「相手が受け取りやすいボールを投げることが大切」というフレーズは、協働性を高める上で重要なことだと思った。
続いて角田先生の講演。 「できることと、できなければならないことを追求するのだ。できないことはやらなければいい」「意識改革をするのは校長だ」「校長として職員にどう目標を示しているか。それを自分の言動で表しているか」「どの学校も素晴らしいスローガン(学校の目標)がある、それを本物にしようとしているか」「自分で見て、自分で話す!受け売りはダメだ!自らの言動しかないのだ」 メモしたフレーズはいっぱい。厳しい言葉を続くが、「よし!やるぞ!」という前向きな気持ちになるから不思議だ。「角田先生の追っかけです」という参加者がいっぱいいるのも頷ける。僕もみなさんにこうした元気を差し上げられる話がしたい。まだ、まだ、まだ勉強不足。自分を磨くことしかない。
お二人の鼎談。角田先生の配慮で、参加者も発言をさせてもらえる機会をいただいた。僕は千々布先生に「アメリカは日本の授業研究を注目していると言うが、特に授業研究のどの部分を模倣しようとしているのか」とお聞きした。アメリカでは教材研究に時間をかけ、教材の意義を理解することに時間を割いているとのこと。そのほか、千々布先生からは現場のことを実によく分かった上での助言がいただけた。しっかりメモをした!
懇親会は時間の都合で参加せず。再び茅ヶ崎から小田原、「こだま」で名古屋まで。時には長時間の「こだま」もいい。豊橋あたりからは我が車両には3人程度。静かな車両の中で午後からの充実した時間を振り返っていた。
帰宅。附属時代に一緒した3つ上の先輩の訃報を聞く。愕然となる。
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