三楽の仕事日記
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2011年08月04日(木) 夏季木曽川地区合同現職教育で

 午前中は昨日に引き続き、来週出席の会議の挨拶原稿づくりと講演レジュメづくり。

 午後は尾西グリーンプラザで開催される「夏季木曽川地区合同現職教育」へ。これは一宮市立黒田小木曽川西小木曽川東小木曽川中の先生方が一堂に会しての研修会。総勢150名ほどとのこと。この会の中で依頼を受けた「物わかりの悪い先生の方が授業がよく分かる?!」という演題で講演。

 4校ともすでにこの現職教育の様子がホームページにアップされている。これだけでもこれらの学校の凄さが分かるというもの。日記を書きながら、あらためてこうしたエネルギーが高い学校の先生方の前で1時間15分話したと思うと、震えている。もう遅いんだけど。

 参考までに今日の話の流れを紹介しておく。
1 授業とは何か(玉置流定義)
2 物わかりが良すぎる先生の授業例紹介
3 子どもに出力(外化)させることの重要さ(脳のパフォーマンス実験例から)
4 物わかりが悪い教師になるための姿勢
5 丸ごと復唱法紹介・練習
6 優れた(物わかりが悪い先生)の授業から学ぶ
 
 教師が子どもの発言を自分の都合がいいように解釈したり、子どもが言っていないことを教師が付け加えてしまっている。子どもの出力を抑えてしまっている。それでは子どもは育たない。先生が物わかりが良すぎる。まずは教師が子どもの発言をしっかりと受け止めましょう、そうすれば真の子どもの発言をもとにした授業ができますよ、といった主張をしたわけだが、さて皆さんはどう受け止めていただけただろうか。今思えば、こうしたことを出力をさせていただいた自分が一番学ばせていただいたわけで、感謝するばかり。

 他にも学ばせていただいたことを記録しておきたい。まずは木曽川地区小中学校で決められた「よい授業12か条」の取組状況の報告。

 「愛される学校づくり研究会」で木曾川中の平林校長先生から「よい授業12か条」というプリントをいただいた。お聞きすると、上記の4つの学校の教務主任さん方が検討をされ、4校が足並みをそろえてより良い授業づくりをしていくための一つの手立てとして決められたとのこと。小中連携のとても良い例だ。さっそく許可を得て、海部地区の校長先生方にも紹介をさせていただいた。そのまま校内で印刷配付された校長先生が何人もおられたと聞いているから、12か条の質の高さが分かるというもの。

 1学期を終えて、それぞれの学校からこの12か条の達成状況等を報告し合ったわけだ。これだけでも感心。さらに木曽川中学校からは、若手5人から自分の授業の「板書」についての発表があった。

 なぜ板書に焦点を当てたのか。いただいたレジュメには次の言葉が記載されている。

 板書は、学級全員の子どもが一緒に学ぶために存在する

 学びの共有を具現化するために一つの手立てに板書があることに注目しての取組だ。いわば「私の板書ビフォアー・アフター」といった発表。事実(板書写真)をもとにした実にシャープな発表。無駄な言葉がない。さらにとても分かりやすいプレゼン。感心することばかり。

 終了後も、直接、学校の取組をお聞きする機会を与えていただけた。熱く語られる校長先生方の思いに圧倒された。駅まで送迎していただいた平林校長先生とは、「学校マネジメント」をキーワードに意見交換。まさにこの合同研修会は学校マネジメントの一環。「実は今夜は発表した者たちと・・・」というさらなるマネジメントもお聞きし、さらに学びを深めさせていただいた。

 名古屋に戻って年次懇親会に出席。昼から興奮が続いているためか、いつも以上に出力しすぎてしまって、今思えば反省。皆さんのおかげでとっても楽しく濃密な時間を今夜も送らせていただいた。こちらでも感謝するばかり。
 


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2006年08月04日(金) 管理職パワーアップ講座
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