三楽の仕事日記
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2011年05月13日(金) |
県公立小中学校事務職員研修会で講演 |
午前中は三の丸で会議ならびに貴重な情報交換。
午後は「県公立小中学校事務職員研修会」で講演。演題は「21世紀にふさわしい学びと学校づくり −教育の情報化ビジョンから見える学校事務−」。
前半は「教育の情報化ビジョン」(23.4.28)から学ぶ。以下はレジュメから。 (1) 21世紀にふさわしい学び 新しい知識・情報・技術が政治・経済・文化をはじめ社会のあらゆる領域での活動の基盤として飛躍的に重要性を増す、知識基盤社会の時代と言われている。 競争と技術革新が絶え間なく起こる知識基盤社会においては、幅広い知識と柔軟な思考力に基づく新しい知や価値を創造する能力が求められるようになる。
(2) 教育の情報化 〇 情報教育 子どもたちの情報活用能力の育成・・・教科化へ?、情報活用ノート 〇 教科指導における情報通信技術の活用 情報通信技術を効果的に活用した、分かりやすく深まる授業の実現等 ・・・指導者用デジタル教科書、一人一端末+学習者用デジタル教科書 ・・・現在、実物投影機、フラッシュ教材、電子黒板等 〇 校務の情報化 教職員が情報通信技術を活用した情報共有によりきめ細かな指導を行うことや、校務の負担軽減等 ・・・すべての学校に校務支援システムを導入(2020年目標) ・・・グループウェアの実際 ・・・児童生徒名簿管理、受理文書管理の実際 ・・・学校ホームページシステム(CMS)の実際 眠気を吹き飛ばしてもらうために、子どもになって、フラッシュ型教材実体験。
後半は「愛知における学校事務のグランドデザイン」(22.5.18)から学ぶ。「グランドデザイン」に書かれた5つの基幹的マネジメントを具体化するICT活用を紹介。
(3) 5つの基幹的マネジメント 〇 組織マネジメント・・・学校力を高める 学校評価の評価項目や評価の収集・分析にかかわり、的確な学校教育目標や学校ビジョン達成に関与する。 ・・・学校評価アシストを紹介。 〇 情報マネジメント・・・的確に情報を提供する 学校や地域の情報を、HPなどを活用し、地域や保護者に向けて、積極的に提供する ・・・CMSを紹介。 〇 財務マネジメント・・・財務を有効に総括する 学校にかかわる財務の総括者として、学校全体の財務管理を総合的な視点から進める ・・・見える化システムを紹介。 〇 カリキュラムマネジメント・・・ともに教育を創る 教育目標やカリキュラムを実現するために、保護者負担や費用対効果を考えながら予算要求や予算執行をする ・・・見える化システムを紹介。 〇 地域連携マネジメント・・・思いをつなぐ 地域と学校の連携の場で、学校財務の総括者として、学校や地域の教育目標達成に向けて中心となって協議を進める ・・・学校広報活動の例として冊子「光ヶ丘中の教育」を紹介。
さて、事務職員の皆様は、2020年の学校像に憧れをもっていただいただろうか。僕は、昨年度関わった「教育の情報化ビジョン」について話をする機会を与えていただいたことに何よりも感謝。冒頭で「教育の情報化ビジョンを知っている」と挙手した方は、200人ほどの中で3名だったのだから。
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