三楽の仕事日記
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2010年12月21日(火) 校長像を抜本的に変えていく

 いつものように昨日1日分の決裁処理。指導課長に作成していただいた重要資料チェック。これでほぼ半日。午後は某データの最終チェック。これも終了。さすがにこの時期、具体的に書けない仕事多し。

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 鈴木寛文部科学副大臣記者会見(平成22年12月9日)の議事録を読む。数年前から興味がある校長のマネジメント力にかかわる発言に注目した。

 学校自体がそういう毎日様々な営みが起こる、正に生き物であってですね、様々なことが、良いことも、心配なことも、懸念すべきことも、いろいろなことが起こるわけですね。そうした、非常にダイナミックな組織体である学校というものに対して、そういうことをよく分かって、そしてそれの中できちんとプロデュースができるということが、やっぱり新しい学校の校長、リーダーである校長には求められるということだと思います。

 11月 30日のたたきのたたき案でもですね、要するに、単に法令遵守しているかどうかということを管理監督するという校長、管理職ではなくてですね、むしろ、学校コミュニティが持つ多くのリソース、人的なリソース、文化的なリソース、歴史的なリソース、様々な正にソフトパワーにつながるリソースを活用して、そしてそれをうまく組み合わせて、正にそれはマネジメントする、プロデュースする力だと思いますけども、そういう情報編集力というのがですね、校長にこそ求められると。

 情報編集力の高い校長によって導かれた、プロデュースされた学校は、非常に学校コミュニティ全体として、教員集団として、学校コミュニティ全体として、そういうものが高くなると。そういう環境で学ぶ子どもたちというのは、結果として情報編集力も高くなる、コミュニケーション能力も高くなると、コラボレーション能力も高くなると、こういうことだと思います。そういう意味で、校長像というものをですね、ここでかなり抜本的に変えていくんだと、そういうメッセージを我々は出したいと思います。


 「情報編集力」という言葉は藤原和博さんがよく使われる言葉。ここでの副大臣の主張は「校長には学校コミュニティが持つ多くのリソースをプロデュースする力が必要」と言える。それには、校長が持っている権限拡大が重要なことだと考える。抜本的変革と言うのだから、単に研修内容を変えるだけでなく(上記の意見を述べらた後に研修内容に言及している)、もう少し広げて考えてもらえると効果があると思う。もちろん、研修そのものの変革にも注目したい。校長時につくばで受けた19日間の中央研修が懐かしい。鈴木副大臣はまずこの中央研修から変えようとしている。

 


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