三楽の仕事日記
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2010年09月25日(土) 総務省のサイトから学ぶ

 総務省「ICTを利活用した協働教育推進のための研究会」サイトから、実証実験が始まったフィーチャースクールの資料を見る。

 資料「第1回研究会で指摘事項を踏まえて整理」には、協働教育について以下の記述があった。

 「協働教育」とは、学校現場でICT※を効果的に利活用し、児童がお互いに教え合い、学び合う形態の教育手法を想定している。
 ⇒ICTの利活用により、授業における双方向性が高まり、学習に対する意欲・関心や知識・理解が高まることが指摘され、特に初等中等教育において、学力の向上が認められつつあるが、ICTを利活用した情報共有と協働教育によってより効果的な学習とこれからの社会で必要とされる能力を育てることが期待される。
 ※ 無線LANでつながれたタブレットPC、インタラクティブ・ホワイト・ボード等ICT機器


 さらに具体的な記述もある。

 【実証研究において想定しているシーン】
・タブレットPCや無線LANを活用して教員と児童、児童同士が双方向でやりとりを行う。
・複数の児童がタブレットPCを活用したグループ学習や共同学習等によって作成した文章や図・絵等を、教員が簡単な操作でインタラクティブ・ホワイト・ボードに表示し、全員で討論する。


 まず、こうした発信が随時されているのは有り難い。始まったばかりの研究会なのでいろいろと論議をされていることと思う。「協働教育」の中で「グループ学習」「共同学習」を想定されているようだけど、例えば「協働」と「共同」、「グループ学習」と「共同学習」の違いをどのように考えられているのだろうか。興味は尽きない。

 想定しているシーンを読むと、手法は現在の授業でも時々見られることだ。グループごとで画用紙に考えをまとめる。それを黒板に貼って順次発表をする。それをもとに話し合う。(指導案では「話し合う」と書いてあるが、授業を見ると単なる発表会に終わっている場合が多いけれど)。この場面でICTを活用したら討論がこう活性化したという報告を楽しみにしたい。

 時々訪問するブログで次の記事を見つけた。タイトルは「南山大 名古屋キャンパス 社会公民科教育法B」。

 秋学期第1回目の今日は、秋学期全体のテーマ「授業力向上」のガイダンスを兼ねて、玉置崇先生@愛知県教育委員会海部教育事務所所長の授業ダイジェストのDVDから玉置先生の授業の技を学んだ。7分間ほどにまとめられたダイジェストを細かく分析することで、生徒とのコミュニケーションを深めていく過程を学んだ。

 僕の授業記録が、学生さんの学びにお役に立つのなら、こんな嬉しいことはない。


2009年09月25日(金) 会議室の予約は大仕事
2008年09月25日(木) 体験的に理解する?
2007年09月25日(火) 新内閣組閣
2006年09月25日(月) 読書は心の食事
2005年09月25日(日) 東田中会館で講演&落語
2004年09月25日(土) 名経大で講演
2003年09月25日(木) 文書作成快調