こんなに好きでもいいですか? すみれ 【MAIL】【HOME
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2003年02月03日(月) Clear


何時もの様にデスクに着く、
朝の打ち合わせで、昨日まで開催していたイベントは、
予算もクリア出来ずに失敗だった事が報告された。
今月は何時もの月より日数が少なく、
それ以上に不況の波に押されて、
昨対もクリア出来ずにフロアーの御偉方は殺気立っている。


土曜の件で課長が何か言ってくれるだろうか?と期待していたけれど、
彼の頭の中はどうやら数字の事でイッパイらしい・・・・。
始業時間を少し過ぎてから
「この前の件で納得がいかないので少し御話させて下さい」
自分から言ってみる。
今日は大きな会議が二つも入っていて、忙しいそうにしていたけれど、
午後になって、やっと話し合うチャンスをくれた。
私が昨日、自宅から責任者へ個人的意見をメールで伝えた・・と報告すると、

「どうして報告や承諾もなしに勝手にそういう事をしたのか」

案の定、そう言われた。
私は思いきって本心を伝える。

「でも、今朝も課長は何もおっしゃって下させらなかったですし、
私が複雑な思いで仕事をしているのを感じていなかった訳でもないでしょう。
私はそんな課長に信頼を預けられる事が出来なかったので・・・」

他にも色々話した。
少し反論もされたが、自分の会社への考えや、
一人一人の役割、
そしてそれを理解して真っ当した時こそ会社の基本が成り立って、
商品を購入する人への最高のサービスを提供できる事・・・。
ちょっと、でしゃばり過ぎだろうか・・・そうも思ったけれど、
そんな自分の思いをぶつけてみた。
課長も自分の事を信頼して貰えなかったのが悲しかったのか、
素直に「ショックだ・・・・」と話していたが、
最終的には私の話を理解してくれた。
この業界では老舗と呼ばれている会社は、
昔の時代を引きずってか縦社会の様な所が多々あって・・・
課長もそれはいけない事だと思っているらしい。
私の意見は夕方から行われる営業会議で
それを反映させてくれると言ってくれた。


御化粧を直してデスクに着くと、何だか晴れ晴れした気持ちになった。
不透明な事柄は暖簾に腕越し状態で、
何をどうすれば効率良くこなして行けるのかさえも掴めずに、
空回りして行くばかりだ・・・。
きっと、そんな人達もこのフロアーには沢山居そうだけれど、
私はそれを出来ない性分なのだろう。
胸に一物溜めて置く事が出来ないのは・・・大人になっていない証拠。
でも、今回はそれが良かったのかもしれないと笑顔になった。








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そして、私を支持してくれる人が・・・もう一人・・・・。
ただ・・・それは歓迎できない支持の仕方だった。


「金曜日は突然の事で・・・返信できなくてごめんね。
正直、どうリアクションして良いか、わかりませんでした。
1年以上も付き合って来たのにすみれの気持ちを酌んであげられないのは、
本当に情けない事だと思う。
お互いの生活環境が変化していく中で、すみれの言った通り、
お互いの関係も大きく見直さなくてはいけない時期だよね。
今は、すみれ自身の生活を守っていく事が一番大切な事。
将来を考えると、のんびり構える人とは付き合っていられない、
早く安定した家庭を築きたい、というのが本音でしょう。
僕も・・・そう思います。
特に、すみれの子供の顔を見たり声を聞く度に・・・
そう感じていました。
ごめんなさい・・・
突然の展開だったので、舌足らずのところはご勘弁下さい」



もう彼からは来ないだろうと思っていたのに、
丸々2日開けてのメール・・・・。
果たしてこれは彼の本心なのだろうか・・・。
どちらにしても、次はこの問題をクリアしないと先へは進めない・・・。


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