こんなに好きでもいいですか? すみれ 【MAIL】【HOME】
- 2003年02月02日(日) 誰かの御蔭・・・・。
昨日も早くに眠ってしまった。
子供が眠った後、もう一度起きようと思っていたのに、
案の上起きられなかった。
昨晩はそれで良かった。
同居人も子供も寝静まった深夜に考える事は・・・・、
きっと、何をどのように考えているかも解からない彼の事だったから・・・。
今日は久し振りの休みで子供と一緒にユックリとした朝を迎えた。
仕事をしだしてから同居人と休みを共にする事が少なくなるのに付随して
目に付く苛々も少なくなったと思う。
これで大きな問題を持って来なければ只坦々と生活して行くだけなのに・・・・。
私はやっぱり子供と二人で生活して行った方が幸せなんだろうな・・・・。
そんな事を考えていたら
『パパは?もう御仕事?』
昨日の夜もチラッとしか逢って居ない同居人の事が気になるのだろうか・・・
子供がイキナリ普段は発しない事を言い出した。
「うん・・御仕事行ったょ」
それだけ言うと「今日は何して遊ぼうか・・・」
私は同居人の事から気をそらして、普段通りに子供に接していた。
いつもの様にオヤツの時間が過ぎると、添い寝しながら御昼寝をさせる。
子供が可愛い寝息を経て始めると、私は昨日の職場での一件を考え込んだ。
そのうち、やはり納得の行かない自分の気持ちが沸々と湧き上がって来て、
そう思い立って、今回の責任者に手紙を送る事を思いついた。
きっと課長はこの突飛な行動を責めるかもしれないけれど、
これ以上、仕事の事で精神的容量を侵食されるのは耐えられなかった。
今の私の立場・・・誰かが居てくれる御蔭で仕事が成り立っている事、
誰かが居てくれる御蔭で商品が開発されて、
誰かが居てくれる御蔭でその商品が売れて行き、
誰かが居てくれる御蔭で次に繋がって行く、
商品を作る人、売る人、買う人、
そして私のような裏方も・・・。
皆、誰かが居なければ成り立たない関係。
当たり前の事だけれど、当たり前の事こそ忘れがちだ。
どうしても、それを解かって欲しかった・・・。
手紙を書き終えると少しスッキリした。
徐に言いたい事を書き殴ったから読む方はとても大変だと思ったけれど、
納得しないまま坦々と仕事をこなすだけなら、別の会社へ行った方がマシだ、
そう思いながら何行も何行もツラツラと自分の意見を書いた。
「何時の間にか・・・この仕事を好きになってたんだな・・・・。」
書きながら自分の変化に驚いた。
手紙を書き終えて暫くすると私も眠くなって来てしまって、
子供の横でボーっとしていた。
仕事への疑問点や問題がクリア出来たなら、
次に解決しなければいけないのは彼との事だ・・・・。
でも、今日も一通のメールさえ届きはしない。
元々、週末はとても不透明な関係だから、
彼が何をしているんだろうなんて、気にしたとしても仕方なのだけれど・・・。
私は彼の御蔭で・・・何とか、ここまで遣って来れた・・・。
直ぐに悪い方にしか考えが行かない私をここまで見守ってくれて・・・。
随分前に喧嘩した時、
「すみれには嫌な事が沢山ありそうで・・・。
それを僕がどうにかしてあげたいと思ったんだょ・・・・。」
そんな事を言ってくれた彼・・・。
今もその気持ちは同じだろうか・・・・。
そして、私は・・・・。
私は彼に何をしてあげられるだろう・・・。
何だか考えるだけで疲れてきてしまいそうなので、
私は又、目を閉じて彼の事を考える作業まで放棄した。