こんなに好きでもいいですか? すみれ 【MAIL】【HOME】
- 2002年06月01日(土) 新しい事
2002年6月1日、今日から新しい事をふたつ始める・・・。
ひとつはある出版社から発売されている、
「LOVE DAIARY」をつける事。
365個の質問を答えていく形式の楽しい恋愛日記。
これから、1年大好きな彼との事を書き綴ろうと・・・思いました。
これから1年後、どんな風に彼の事を思って行くのか、
自分でも解らないけれど・・・1年後の今日、全部書き終えた、そのDAIARYを
見るのが楽しみ♪
ふたつ目はこのエンピツに日記を書くこと。
ここへは前から目を通していたし、
知り合いが日記を書いたりしていて、
興味があったのだけれど、
いつもドキドキしてナカナカ登録できなかった・・・。
何かのきっかけが無いと登録も出来ないし・・・。
5月は私にとって、とても辛い1ヶ月だった、
彼と何時も喧嘩ばかりしていた・・・。
気持が通じ合わなくて何度も衝突しては涙を流した。
でも、それも時には良いものなのかも知れない、
彼とは本音で付き合って行きたいから・・・。
本当の私を見せられる唯一の人。
ただ・・・何時も一緒には居られない・・・。
何時も隣に居て暖かい手に触れて居たいけれど
彼も私も、パートナーとは呼べない別々の人と暮している・・・。
悲しくて寂しいけれど・・・これが今の私達の現実・・・。
6月は良い月にしよう。
エンピツも始めたし、何か思う時はここに書き綴ろう。
そう思って始めました。
1ヶ月はきっと・・・今までの事を書いて終ってしまうかも(^▽^笑)
長くて辛かった5月は終った。
6月からは又、新たな気持で新しい事を始めよう♪
<今日の出来事>
サッカーチームを持っている彼、土曜は練習の日。
私は朝からお出掛けだったので、
練習の前で私のお出掛け時間前に電話をしたけれど、
出なかった(T_T)シクシク。
昨日のメッセで頭痛がすると言っていたので、
今日はお休みしたのかな?と思って出掛ける。
私は早く帰って来たかった・・・。
彼から電話が来てるんじゃないかと気が気ではなかったけれど、
用事もあって、帰宅は御昼頃・・・。
案の定、着信履歴に非通知が1件。
電話してみたら、「家の前に居るよ」ってヾ(≧∇≦)〃
ずっと、待っててくれたんだね〜。
ホントに嬉しいよ(*−−*)ポッ。
「30分だけね」って言って家に来てくれた。
30分・・・と言っても私達は30分だけで、パッと離れる事は
出来ないのだけれどね(^▽^笑)
お昼御飯は家で食べると思ったので、何も用意しなかったけれど、
少しの間、ギュ♪としてくれた・・・。
「愛してるよ」と言うと涙が溢れそうになった。
「私はやっぱり、この人が必要なんだ」
何時もながらに痛感してしまった・・・。
彼の事が好き・・・人として尊敬している。
とても、純粋で正直で何もかもに一生懸命で優しくて暖かい。
彼と何時も一緒に居られたら・・・。
どんなに幸せな時間を送れるだろう・・・。
でも、それは今は叶わない事・・・。
でも、それでもいい。
彼を知って・・全てを受け入れて・・
真正面から彼を愛そう・・・。
限られた彼と私の時間を一緒に共有しよう、
楽しい事、嬉しい事、悲しい事、寂しい事、
沢山、沢山、共有出来る物はまだまだあるから・・・。
彼の帰り道、電話もした。
さっきまで逢ってたのに帰る時も電話・・・。
これって普通の事なんだろうか?
私にとって今までの恋愛上、こういう事は稀な事なので、
自分としても最初は固執しすぎてて良いんだろうか?と疑問に思ったりもしたが、
彼とだったら自然な気がする・・・。
今日はワールドカップ開幕戦。
少し道が渋滞して何時もよりもチョッピリ長く話せた気がした。
きっと、彼も家ではテレビで試合観戦してたね。
メールも・・・これからは家に居る時はなるべくしないように心掛けるね。
私にはエンピツもLOVE DAIARYがあるから、
寂しくても大丈夫だよ。
明日も良い日で・・・・・おやすみなさい。
- 2002年06月02日(日) 今までの事<出逢い・恋に堕ちる瞬間>
彼と私が出逢ったのは秋だった。
私の誕生日が迫った、ごく在り来たりな秋の日・・・。
丁度、日曜日だった。
出逢った場所はあるチャット上。
そのチャットは初めて覗いてみた場所だったが、
偶然、懐かしくなるような名前を見つけて、そこへ行ってしまった。
初めは彼の優しい性格も可愛らしい口調も全然、解らなかった。
その日はそこで1時間くらい話したと思う。
でも、そこで終るはずだった・・・。
少なくとも私はそこで終ろうと思っていて、最後のお別れの言葉も用意して
キーボードを打ち、後は発言ボタンを押すだけだった。
「おやすみなさい」
その言葉は今思うと・・・運命の別れ道だったのかもしれない。
失礼に当たると思って、彼の次の言葉を待ってからと
発言ボタンを押すのを待っていた。
彼の次の言葉は「じゃ〜おやすみ」だと確信していたから・・・。
でも、彼の言葉は「おやすみ」じゃなく・・・。
「このまま終っちゃうのかな〜?」だった。
彼は私にE-mailアドレスを教えてくれた。
私はその時期、10人ほどのメル友と呼べる人達が居て、
別にメル友が欲しいと思っていた訳でも無く、
「あぁ〜又、メンドクサイな・・・」と思っていたと思う。
でも、外面のいい私の事、次の日の朝にはお礼のメールを出した。
彼からはナカナカ、メールの返信が来なかった。
「きっと、あれは冗談だったんだな・・・」
3件目のメールを出した時私はそう思って、もうメールをするのを
やめようと思った。
その日の午後やっと彼の携帯からメールが届いた、
「良かった」内心、そう思った。
人にすっぽかされたり、ドタキャンされるのはやはり、誰だって嫌な物だ・・・。
でも、よく考えてみると1日のうちに3件もメールを出して
返事が無いからといって「もう、やめよ〜」と思う私も
やはり、気の早い女だ(笑)
それに、その日は日曜で彼も家族サービスをしていたはず・・・。
家族が居るのに、1日中PCのメールチェックは出来ないものね。
そして・・・その日から私達のメール交換が始まった。
彼は本名も(その時は下の名だけだったけれど)携帯のメアドも教えてくれた。
私はその時、まだ本当の名前を語る勇気も無かった・・・。
何故なら・・・・。
少し傷心気味だったから・・・。
私は辛い恋???とは呼べない恋に破れたばかりで、
人間不信に陥っていた。
結婚してから色々あって、誰かに相談したいと思っていた矢先に
その人とは出逢って・・・そして、心の隙を漬け込まれたように終ってしまった。
彼も家庭に問題を抱えていたけれど・・・。
憤り・・・そんな言葉がピッタリ当てはまる別れだった。
まさにその通りだったのかもしれない、
その人とは家も遠く2・3度しか逢っていない、
でもこれからの事を話す訳でもなく、
お互いの夢や希望を語る訳でもなく、
体を重ねたという事実しか今となっては思い出せない。
それも、愛し合ったという意味でも、その余韻に浸るという想いでも無く、
ただ、漠然と事実が圧し掛かってくるだけの・・・そんな想い。
きっと、私はその人の事が本当に好きではなかったんだろう・・・。
そして、その人もきっと、同じ・・・・。
だから、彼との出逢いはそんな風にはなりたくは、なかった。
でも、私はそれから間もなく・・・恋に堕ちてしまった・・・。
何日ものメールの遣り取りをするうちに彼は自分の仕事の事、趣味の事を
色々、教えてくれた。
彼の仕事は私が小さい時になりたかった職業で、それにも興味があった。
私も自分の仕事や日々の事、そんな事を遣り取りしていたと思う。
そんな或る日、深夜だったのにも拘らず彼も私も起きていた時間があって、
再びチャットをする事になった。
その前もメッセの話しは出ていたのだが、
彼のPCに対応して居なかったせいもあって、私達はなかなかチャットをする
機会を逃していた。
その日のチャットで彼に「何時か逢えたらいいね」と言われた。
私は話そうか話すまいか考えてみたが、思い切って前の人の事を話してみた。
彼はその時、とても酷な答えを言っていたような気がする。
でも・・・・本当の事・・・・。
私はその人にとって、ただの遊び相手だった。
とても悲しいけれど・・・ただ、それだけの事・・・・。
結婚したら絶対、浮気はしないと決めていた私にとって、
それはとても辛い事実だった。
だから、彼には「暫く逢えない」と言うしかなかった。
彼も理解してくれたように思った。
そして、次の日彼からこんなメールが届いていた。
「遅くなって寝不足じゃない?大丈夫?
昨夜はすみれさんのいろいろな事を教えてくれてありがとう!
なんかね、できるならすぐに飛んで行ってギュッてしてあげたかった・・・
ギュッてしてすみれさんが嫌な事を忘れられたり、
穏やかな気持ちになる事ができるならね・・・」
メールを読んですぐに私は車を運転して少し遠い所まで出掛けた、
運転中ずっと、このメールと彼の事が頭から離れなかった。
私が、あのメールを読んだ瞬間・・・。
それが、私が恋に堕ちた瞬間だった・・・・・。
<今日の出来事>
今日は日曜、彼はお休みで家に居る。
私のほうは同居人が御仕事。
彼が家に居る時は電話もメールも出来ない。
ついこの間まで、休みの日でもメールの遣り取りは頻繁だった。
でも、今は出来ない・・・。
出来なくなってしまった・・・。
それは私のせいでもあるのだが、
(この事は後日書きます)
仕方の無い事と解かって居ながら、
やっぱり寂しい・・・。
だけど、我慢しなくっちゃ!!
暫くの辛抱!!
彼がついこの間、こんな事を言っていた。
「休みの日、家に居ると家の人から・・何、ムッツリしてるの?・・と言われた。
土日がつまらないなんて小学生以来だよ。土日はすみれと逢えないし・・つまらない」
そう、彼も同じ気持なんだ・・今日も頑張らなくっちゃなぁ〜と思っていた・・
そんな矢先に非通知の電話が1件、「やった〜彼からだ!!」
どうしたの?と聞くと、これから髪を切ってくるとの事。
「ベッカムヘアーにして来ていい?」サッカー好きの彼の言葉らしい(笑)
私はインザーギー様のような感じがいいんだけれどな〜(笑)
帰りにも電話をくれた。
「愛してる」と「チュ♪」も「満足・満足」と彼が言う。
私もね、満足だよ。メッセは繋がらなかったけれど、日曜にお話出来るだけで
それだけで満足なんだよ。
明日はデート出来るかな?ランチもディナーも
出来るといいね♪
明日が早く来ないかな〜?
良い夢を願って・・・おやすみなさい。
- 2002年06月03日(月) 今までの事<メッセ・初めての喧嘩>
彼とは昨年の秋の出逢いから急速に仲良くなっていった。
実際に逢った事の無い人への想い・・・。
自分でも複雑な心境のままメール交換は続いて行った。
その頃、私は親類の会社で働いていて、
何時も面倒な仕事ばかり押し付けられ、
ストレスも溜まる一方の日常だったので、彼の優しい面影が漂うメールは
そんな私を癒して行った。
或る日、こんな事があった・・・。
「今日はもう、仕事が終ったよ。御飯食べに行こうって誰かが誘ってるよ」
彼は私を誘ってるつもりらしかったが、私は勘違いをしてしまい、
メールの遣り取りも不十分のまま、残して来た仕事を片付ける為、
又、会社へトンボ帰りを余儀なくされていた。
突然のお誘いに動揺も隠せず、
取り急ぎ彼の携帯番号を聞くので精一杯のメール返信だった。
実はこの御時世、私は携帯を持っていない、
もちろんPC専用のモバイル機も、
だから、自宅から一歩、外に出ると何処にも連絡が取れない。
彼がその時、私からの連絡を
ひたすら1時間も待っていてくれた事を知るのは、
自宅に戻ってきた深夜0時を回った頃だった。
彼からの携帯番号の御知らせも私が知ったのは帰宅後だった為、
その日、彼に連絡を取る事は出来なかった。
でも、どちらにしても、その日に一緒にお出掛けする勇気は
私にはまだ無かった・・。
余りにも唐突な彼からのお誘い・・残業が無かったらどうやって断るか・・
理由が見つからず躊躇していたと思う。
あの日の残業は仕事が進まなかったけれど、
あれはあれで良かったのだろう・・・。
あの御蔭で後日から毎日の様に電話三昧になったのだから・・・・・。
初めて聞いた彼の声は「こんばんは」だった。
とても優しく落ち着いていて包容力のある声。
今でも彼の声を聞いていると、とても落ち着く。
だから、電話で話せない日はとても心細い。
そんな私達がメッセを始めた。
ある一通のメールに私が友人とメッセをしている、と書いたら、
彼がすぐにメッセをダウンロードしてくれたのだ、
それまでにもM○Nのメッセをダウンロードしてくれていた彼だが、
PCがMacの為、使用不可だと聞いていたので、
それはそれで、諦めていた。
だから「Y○hoo!のメッセ、ダウンロードしたよ〜」と聞いた時は
とても嬉しくて飛び跳ねる思いだった。
「これで、彼と何時も繋がっていられる」
言葉には出来なかったけれど、そんな気持だった。
案の定、私達は何時も繋がっていた。
夜になると恒例のチャット大会といった感じ。
相変わらず時間が合えば彼の帰宅時間には
電話もかかさずにしていたのに、
朝日が昇る時間まで話はつきる事が無かった。
そんな、気持を知ってか彼も電話で話せる時は
自宅のすぐ側まで来ているのに、
車を止めて暫く私の話に付き合ってくれたり、
会社でも仕事の手が空いた時には自分の帰宅時間が遅くなるのを承知で
職場から自宅に戻っている私に話しかけてくれたりしていた。
でも・・・。
今でも思うのだが文字だけの遣り取りは時として、
誤解を生むことがある・・・。
私と彼の最初の喧嘩(喧嘩と言える物でもないが・・・)もそうだった。
その日も彼は帰宅時間を少し延ばして私とメッセを楽しんでいてくれた、
でも、話題は何故か恋人らしからぬ出産の話に・・・。
何故なら、私は今2歳になる男の子が居て、
彼と出逢った頃はまだ、断乳もままならない状態だったから、
まだ出産の痛みもシッカリ胸に焼き付き、
そんな話になってしまった・・・。
その時、彼はこう言っていた。
「あのね、僕ね奥さんって凄いと思うの。一人であんな痛みに耐えて子供を
産んで・・・感動だよね。」
私は何だか複雑な気持だった。
彼の事を「きっと、この人はとても家族を大切にしている人なんだろうな。」
「奥さん・・・こんな風に想って貰えて幸せなんだろうな」
「私の同居人もこんな風に想ってくれたら、どんなに幸せだろう・・・・」
私は結婚3年目。結婚する前も後も、そして出産後も色々あって家庭は、
もう崩壊していた。
だから尚更、彼の家族を羨ましくも思ったり、
そんな、家族を大切にしている彼に対しての恋心を「どうにもならないのにな・・」
と放棄してしまいそうな気持ちになった。
彼の帰宅予定時間の1・2時間を過ぎた頃、
私のモヤモヤした気持が爆発してしまった。
「そろそろ、帰ろうかな?」と彼が発した後、私の言った言葉・・・・。
「それじゃ〜さようなら」
彼の「・・・・・・・・・・・」を尻目に私はメッセを自分から落ちた。
あの、発言は私のエゴの部分だった。
彼とは何時も繋がっていて、初恋気分だったのに、
彼には愛すべき家族が居て、
幸せな家庭を持っている・・・・。
私も同じように家族を持っているのに・・このギャップが許せなかった。
それに、私が自分に気がある事を知っているのに彼はどうしてそんな事を
言うのだろう?と少し悲しい気持ちになった。
後日、この問題は彼の見解の違う発言だと理解できた。
あの言葉は全ての出産経験のある女性に向けた言葉であって、
自分の妻に宛てた物ではない事も説明してくれた。
そして、彼がこう言ってくれた。
「ごめんね、僕も悪かったんだよ。
恋人気分なのに家族の事を話した僕のせいだね。
でもね、家族の事・・・その他諸々、嫌な事も御互い卑屈にならなければ
何でも話せる仲になれると思ったんだ。すみれさんとは何でも話せるように
なりたいから・・・でも、家族の話はもうやめるよ。」
彼は私を許してくれた。
私は彼の寛容さに感謝した。
<今日の出来事>
今日は同居人がオヤスミ。
2歳になる子供は先々月から保育所に通い出した。
でも先日、風邪をひき、治りかけの為、今日はオヤスミをさせた。
同居人の帰宅時間が何時も遅いせいで彼とゆっくり出来る時間は
同居人が休みの時間しかない・・・。
だから今日は彼とゆっくりしたかった。
彼との事で・・・子供には少し悪い事をしていると思っている。
でも、それは同居人以外の人と付き合っているからとか、
子供にとって「お父さん」と呼べる人意外と愛し合っているからとか、
そういう物ではない・・・。
子供と一緒に居る時間を彼に費やしているから・・・そんな思い・・・。
私は全くもって母親失格なのかもしれない・・・。
今日は彼とランチとディナーの予定だった。
彼の職場と私の自宅は少し離れているが、
逢える時間があったら何時でも逢いたいというのが本音。
だから、少しくらい遠くても逢いに行きたいと思っている。
今日は彼の職場まで2度ほど出かけようと予定していたのだけれど、
急遽、予定変更!!
彼の日帰り出張が急に決まって、
それに私も同行する事になったのだヾ(≧∇≦)〃
日帰り出張と言っても2・3時間でいける場所なんだが、
彼と一緒に行けることが
嬉しくて、つい顔もニヤニヤモード。
出掛ける用意の時間もあったけれど、今日はきっと遅くなるな〜と思い、
超フルスピードで2食分の食事を用意して、出掛けた。
彼とのドライブは何時も楽しい。
彼はこの土地で生まれ育った人なので土地勘も抜群で
私の知らない道を沢山、知っている。
でも、最近は私も彼と居るのを安心してかドライブ中に
熟睡する事もしばしば。
ついこの間はディナーの直後から約1時間半のドライブ、
自宅に送って貰うまで
ずっと熟睡していて彼は一人で景色を眺めていた、
彼にとっては本当に退屈なドライブだっだろう、
何時も「疲れているだろうから寝てても良いんだよ」と言ってくれる彼が
後日、その事についてチョットだけ「つまらなかった」と言っていたので
今日は頑張って眠らないようにした。
目的地について彼の仕事をチョットだけ手伝った。
今日の日帰り出張は納品だけだったので、あっという間に終ってしまった。
彼も後は直帰するだけなので、チョット別ルートを通って帰ることにして、
彼と前に旅行に来た街に行って見ました。
「ここのホテルに泊まったね〜」と随分前の事のように話す彼、
でも、ほんの数ヶ月前の事なんだな〜とボンヤリ考えてるうちに海が見えてきた。
一緒に手を繋いで砂浜を歩いた、小雨も降っていて寒かったけれど、
繋いだほうの手は暖かかった。
「寒いから車に戻ろうね」と言う彼にKissをしたら彼がチョットだけ笑った。
車に戻って「御飯どうしようね?」という彼。
「御飯を食べたら帰らなくっちゃいけないんだな〜」と思うと
寂しい気持になってしまった・・・。
彼と長い時間、一緒に居ると何時もそう・・・。
私達には一緒に帰れる家も無ければ次に逢う予定も決められない。
彼には仕事もあるし帰る場所もある。
私にも子供と同居人の世話もある。
だから、何時もその日になってみないと予定が立たない・・・。
彼と長い時間一緒に居ると離れ離れになってしまうのが余計寂しく感じてしまう。
そんな、私を見て今度は彼がKissしてくれてギュッとしてくれた。
今度は繋いだ手だけじゃなくて、体も暖かかった・・・・。
「こんな所で・・・・・・・・?!」
彼が女の子みたいな台詞を口にしたので・・・・。
思い切って今日は私から「V○に行こっか?」と言ってみた。
V○は私達の住んでる街にもある、レジャーホテル。
この街ではコテージ風のお家みたいなホテルの作りになっていて、
出来たばかりの新しい清潔感漂うホテルが広告文句になっている。
初めて行ったホテルは本当に可愛かった。
まだopenしたてでクリスタルのフラワーベースのプレゼントもあった。
この前、一緒に買ったレジャーホテルの専門誌にクーポン券があったので
3時間も居られてユッタリムードで過ごすこととが出来ました。
そのホテルのバスタブに使っている時、彼がこんな事を言っていた。
「もし、御互い離婚することになっても、やっぱり慰謝料の
問題を考えたりすると、キチンと話し合って離婚したほうが良いと思うんだ」
私が「じゃ〜何て言って離婚するの?」と聞くと
「もう愛していないと言って」と答える彼・・・
「そんな理由で本当に離婚できるのかな?愛していないから別れる・・・
純粋な別れだけれど結婚って愛だけじゃ出来ないと言うよ?
別れる時もそうなんじゃないのかな?」
口に出掛かった言葉を私は無理に胸に押し込めた。
自分から離婚の話をするのは彼にとって稀な事だから・・・。
その後、付け足したように御互い話し合って、
必要じゃない人間同士は一緒に居ても仕方ないという事を理解した上での
離婚としたいと彼は言っていた。
彼はきっと、平和主義者なんだろう。
考えてみたら喧嘩の時も何時も私から一方的に怒ってばかりいる。
でも、私が付き合って来た男の人との別れとして振る時には
もう一切、無関係になりたくてフェイドアウトして行った事もしばしばあったし、
振られた時には「チキショー!!」と思っていた。
絶対「良い想い出をありがとう」
とはならなかった気がする。
振られた時には特に
「絶対良い女になってやるからなっ。後から後悔したって
知らないからね〜!!」という思いが強くナントカここまでやって来た。
(良い女になった形跡はないが・・・)
きっと・・・私だったら同居人とそんな穏やかな離婚は出来ないだろうな・・・。
穏やかに話し合いが出来るのなら、
穏やかな気持のまま離婚出来るのなら、
一緒に穏やかな話し合いを続けて、生活して行く事だって出来るような気がする。
彼の理解した上での離婚という話は
私にはまだまだ、到達できない域の話だった。
そんな話をしながらホテルを出て、御飯を食べて帰途に着く途中、
車の中ではこんな話。
せっかちな私とマイペースな彼は時々、付き合いのペースが
合わなくて衝突してしまう。
登山に例えると・・・
彼はゆっくりマイペースで周りの景色を楽しみながら頂上を目指す人。
私はなるべく早く頂上まで行って、そこからの景色をゆっくり楽しみたい人。
衝突するのも何となくだけど解る。
結論は出なかったけれど、どちらかがリタイヤしそうな時は
どちらかが手を引っ張って登って行こうという話しになった。
とりわけ私は先に登ってしまう方だから
彼がまだ、登って来ない時は一人で行ってしまわないで少し立ち止まって
彼を待って居ようと思い、
彼には「今までよりもう少し早く歩いてね」と言った。
どちらも辛くて歩けなくなった時・・・
それは別れを意味するんだと思ったけれど、今は考えないで居よう・・・・。
私の自宅を目の前にして彼が「じゃ〜もうちょっと・・・」と言って、
道路沿いの路肩に車を止めた。
長いkissをしてお別れのはずだったのに又、ベタベタしてしまった。
あんなにホテルでベタベタしてたのに、
まるで高校生のような私達・・・。
彼が「すみれ・・・すみれ・・・」
と私を呼ぶかすれた声・・・今日は沢山、聞いた。
家に戻ると 子供が布団から足を出して寝ていた。
ごめんね、お母さんにはあの人が必要なの・・・・・・。
☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆
こんな長い日記を読んでもらって有難う御座います。
my追加に加えて下さった方の日記は私も追加して、
ジックリ読ませて頂きたいと思います。m(__ __)m
☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆
- 2002年06月04日(火) 今までの事<告白>
彼とメッセで初めての喧嘩の数日後にとても寂しい告白をされた。
彼は誰も居ない深夜の会社でポツリと告白・・・。
寂しい環境、寂しい告白。
彼はとても心細かっただろうな・・・。
いわゆる、セックスレスというヤツ。
今はもう、家の人としたいとも思わなくなったと言っていた。
彼は結婚生活10年以上の良いパパで子供も大きなお兄ちゃんが2人居る。
私は「どうして、そんな事私に言うのだろう?」と思っていたが、
よく話を聞いてみると実は彼も結婚後、私と同じく1度だけ不倫関係に
あった女性が居て、その女性に「お家の人とも仲良くやってね」と
言われていたらしく、私にも同じ事を言われると思っていたらしい・・・。
でも、私には理解不能な発言だった。
彼の元カノも既婚者で彼女の家は順風満帆だったらしい。
彼女にしてみたら、
「私達が上手く付き合って行く為に貴方も家庭は大切にしてね」
とでも言いたかったのだろうか・・・。
それは割り切った付き合いなんじゃないのだろうか?
でも、彼の話によると彼女も彼と一緒居られない寂しさから、
時々、涙を流していたと言っていた。
彼女は彼女で辛かったのだろうか?
彼の最初の不倫は彼女からの一方的な別れで終ってしまったらしい。
彼は「あの発言は彼女が僕との付き合いを続けて行く為、考えた物
だったと思う」と言っていたが・・・。
どちらかがパートナーと上手く行かなくなって、
彼or彼女のバランスが取れなくなってしまったら終る恋なんて・・・
そんなの本物じゃないっと思って私はこう言った。
「彼女は何を考えてたんだろ?
誰だって好きな人が他の人とHしたら嫌じゃないのかな?」
彼もそれに、同意してくれた。
もし、好きな人から「昨日、他の人とHしちゃったよ〜♪」なんて
聞いたら、たちまち嫉妬心が湧き上がるに違いない。
それはどちらかが我慢する事になってしまう。
やっぱり・・・(*_*)ヤキヤキ・・・しちゃうよね。
そういう結論に達した。
夫婦のHは・・・・。
私は結論付けられない。
私も同居人とはセックスレスだから。
結婚3年目でセックスレスは・・・良いとは言えないと思う。
子供と年齢が一緒のママさん達は今年に入って、ほとんどの
人達が2人目を妊娠中になった。
「知らないうちに2人目が出来ちゃって〜」
「2人目は計画的にね」
「やっぱり、一人っ子は可哀相だしね」
皆、それぞれ意見は違うけれど、そうやって話す顔は
何故かしら少し誇らしげ照れながらではあるけれど
優しい笑みを浮かべていた。
夫婦が愛し合って子供が出来る・・・。
特別な事でも稀な事でもなく、
本当は当たり前の事。
でも、私は同居人とはHはしない。
ちょっと下劣な言葉ではあるが、
もう絶対、同居人とは寝ないだろう。
同居人には思うところがあって、相手に対してへの
労りや感謝や御互い尊敬する気持も今は無くなってしまった。
それと一緒に愛情も消えてしまっていた。
相手に対して、下手すると軽蔑しているかのような気持なのに、
Hをしたいと思う気持も湧かなくなって当然だ。
そんな気持ちになってから随分、時間が経った。
同居人も私のそんな気持を知って居るはずなのだが、
時々、忘れた頃になるとベタベタしてくる・・・。
性処理?では無いが、私の存在価値がそんな、おざなりな行為でしか
見い出せないのなら、いっそ一生このまま何もしない方がいいと思う。
外見は仲が良い夫婦、でもセックスレス。
何時も喧嘩ばかりしているのに、子供は次々出来る夫婦。
色々な形の夫婦が居るけれど、
基本は御互いを心の底から必要としているかどうか・・・。
私は気持が無いHならしない方がいいと思う。
快感だけを求めるのなら、誰とだって出来るし、むしろ自慰行為のほうが
面倒じゃなくて良いのかもしれない。
心が伴わないHなんて後から虚しくなるだけだ。
いい大人になって、そんな綺麗事ばかり言ってる自分は何処か可笑しいのか?!
時々、そんな風に思っていたけれど、
彼が家の人とセックスレスになった理由を聞いたら似ていた話だったので、
共感も安心もした。
彼が「うちがセックスレスだからと言って、やっぱり外で遊びのHは・・・
心が伴わないHがしたいとも思えない」と言っていた。
彼は元カノが何と言っても、きっと好きだったんだろうな・・・。
彼女が家の人と上手くやってね・・・と言っても、
彼が抱いたのは彼女であって・・・・。
少し焼き持ちを焼きながら、
「この人・・・女の人と遊びの付き合いは出来ない人なのかもな〜」
とボンヤリ思ったりしていた。
今、彼が・・・夫の義務だからといって、気持が伴わない家の人とHを
したと告白されたら・・私はどうするだろう?
きっと、手を繋ぐ事も無くなるかもしれないな・・・・。
<今日の出来事>
莫大の量の話で日記の更新が遅くなったので、
朝からセッセと更新分を書いていたら、
大切な御友達から1通のメール。
彼女は今、妊婦さん。
体調も最近、思わしくない・・・。
つわりの時期なんだなぁ〜、
私もこぅ〜だったよ、あぁ〜だったよと電話を掛けて
話していたのだが、話を聞いていると今後の事で色々、精神的に
不安な事があるらしく、急遽二人で出掛ける事にして急いで彼女の元へ
お迎えの車を走らせる。
どちらかと言うと、私は出不精・・・アウトドアならぬインドア派で、
最近はもとより昔から人と逢うのが億劫な人。
昔は人の事も考えずに出掛ける予定を突然、ドタキャンしたり、
連絡を入れなかったりもした時期があった。
そうしてると急に逢いに行ったり・・・。
でも、逢いたくても相手の家に長居すると疲れてしまうので、
突然、今からおいでと誘ってみたり・・・
全く、自分勝手なヤツ。
でも、彼女は特別な存在、あそこへ行こう!!ここへ行こう!!と言われると、
彼女だったら一緒に居ても大丈夫と思える人。
今日もお気に入りのカフェに2人で何時間も居て話し込んでしまった。
話は彼女の旦那様の御話。
訳があって今は無職の旦那様。
色々、問題があるから就職も厳しくて、しかも、この御時世
不況続きで美味しい話が在る訳でもなく、
ただ時間が過ぎていくだけ・・・。
今は彼女の体が何も変化していないから、旦那様も子供が出来た
自覚も薄いんだろう・・・。
彼女は今、仕事をしていて2人分の生活費を捻出している。
ただ、最近、つわりのせいで仕事を休みがちになって来て、
自分でも「これから、大丈夫だろうか?」という、
ストレス的な不安を抱え込んでしまっている。
そして、彼女は・・・・
とても優しい人。
相手に自分の想いを思い切りぶつけたりはしない。
一歩ひいて客観的に物事を見てから、最良の方法を選択できる人。
一呼吸おいて相手の立場に立って言葉を投げかけてくれる。
私とは性格が正反対なので、本当に羨ましく、
「その優しい心をチョット分けてくれっっ」と何時も思う。
妊婦になると、妊婦なりの不安が出てくる、無事に産まれてくれるかな?
というのは誰でも思うことだが、
検診のたびに逆子になっていないかな?
子供の体重は○キロしか増えてない?!
果ては子宮ガン検診の結果まで(妊婦になると出産前に必ずする)
本当にヤキモキさせられる。
その上、彼女には旦那様の就職の問題・・・。
結婚前のマリッジブルーや出産後のマタニティーブルーは
誰かしら或る事だが、出産前でつわりの一番、大変な時期に
問題を抱えている彼女を見てるのが本当に可哀相だった。
色々、話を聞いて、私も思うことを言ったのだが、
やはり危機感や自覚の足りなさが足りないのかな〜?と
思ったりもした。
私は出産前まで女ばかりの職場に居た。
男が居ない女の職場はとても冷たい戦場のような物。
とても現実的で結果が出てナンボの世界なのだ。
だから、私も何時しかそんな性格になってしまった。
彼女の話を聞いて、旦那様が何時も「解ってる」と言う言葉を
使うと言っていた。
私の返答は・・・・・・・・。
「解ってるって言っても結果が出ないのは解かっていない証拠」
とても、冷たいがそう言わざるを得ないのが現状。
彼女の旦那様がこれを聞いたら・・・・。
きっと、とても冷たい女だと思われるだろう。
でも、現実はそうなのだ・・・。
就職が決まらなくて彼女も出産で働けなくなったら旦那様も彼女も
そして、産まれて来る子供も自分達では何も出来ず、
路頭に迷う結果になる。
結果かが出ないのなら出ないなりの原因があって・・・・。
それは仕事上では誰も教えてくれない。
でも、旦那様には彼女という強力な助っ人が居るのだから、
2人で原因を追究して、どうにか結果を出して欲しい。
努力したら絶対、結果に出るはずだから、
結果が出るまで努力を惜しまないで欲しい。
努力を怠けると結果はどちらにしても着いてこない。
やれるべき事は全部やって・・・それでも駄目だったら。
諦めてもいいと思う。
結果が出なくても・・・・・。
旦那様にはまだ、『彼女』という選択肢は残されているんだから。
彼女とこんな話をした後に時間があって、彼と逢った。
彼のランチに付き合いながら、
大切な彼女の話をした・・・。
彼曰く、
「男の人はね、何も考えていないようで実は考えているんだよ。
旦那さんもね、彼女以上に色々悩んでいるんだと思うよ。」
でも私は、
「だって、結果は行動から成り立っているんだよ?
結果が出ないって事は行動が伴ってないからでしょ?」
彼・・・・・
「うーん。男はね、ここぞって言う時に今まで見たことも無い
力を発揮したりするよ・・・」
そんな話をしながら私は自分達のこれからの事に問題をすり替えて、
自問自答する・・・・。
「貴方もここぞっと言う時には今まで見た事も無い、行動力を
見せてくれる?!って事は家の人と離婚する時は凄いパワーで私を
迎えに来てくれるんだよね?あんまり待たせてると彼女の御腹みたいに
何時か破裂するくらい大きくなって爆発しちゃうんだからね!!」
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今日も長くなってしまいました。
最後まで読んでくれて有難う御座いました。
ただの私の戯言ですが・・・。
気が向いたら又、覗きに来て下さい。
m(__ __)m
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- 2002年06月05日(水) 今までの事<同居人1>
私の同居人は9歳年下、
結婚する時、よく周りからは「本当に大丈夫なの?」
「やっていけるの?」と聞かれたものだ。
実際、結婚する前の年まで同居人は専門学校生だった。
結婚したのは丁度、3年前の今日のような晴れでもなく雨でもない、
普通の平凡な一日だった。
私はその当時、何だかんだとあったものの、
同じ会社に10年も勤続していた、
それなりの役職もあったし、なにより仕事が好きだった。
女ばかりの会社で自分の先輩や後輩が早々と寿退社をしていく中、
私は結婚しても出来るなら仕事を続けて行きたいと思っていた。
仕事内容はハードなもので帰宅時間は何時も遅く、午後10時に夕食を
食べて当たり前の日々だった。
休日も週末はほとんど取れず、周りが一生懸命に仕事をしている、
平日が多かった、歴代の彼氏と遊びに行ったり旅行に行く事はほとんど無く。
その為か、同居人と結婚するまで彼氏とは
いつの間にか半同棲状態だったり、お互いに行ったり来たりするのも
億劫になって、同棲する事のほうが多かった。
同棲していても相手との仕事のシフトが合わず、
二人揃って家でゆっくりしている時間は少なかった。
その為か、すれ違いが多く、いつの間にか相手に新しい彼女が出来たり、
帰宅が遅い私の仕事を理解してくれなかったり、
トラブルは絶えなかった。
それでも、私は仕事をやめたり転職しようとは思わなかった。
『仕事が生きがい。』
そんな生活だった。
だから尚更、結婚相手は私の仕事を理解してくれる人をと、
ずっと思っていた。
同居人と私の出会いは、
そんな仕事仲間と打ち上げに行った或る居酒屋でだった。
その居酒屋は会社でよく使う店で、私も何度も足を運んで居た。
同居人はそこのアルバイト社員だった。
「2・3度見掛けた事がある人だな」
これが私の同居人に対する第一印象。
どちらかと言うと人うけが良く、好感度を与えるほうかもしれない、
そんな同居人が、その日は仕事仲間に声を掛けてきた。
「今度、皆で飲みに行きませんか?」
まだ、可愛さの残る若ぞうといった感じの同居人を仕事仲間は
ヤンヤヤンヤとまくし立てたりして遊んでいた。
仕事仲間は、皆20代も半ばを超えた女ばかりだったが、
仕事柄、外見がチャラチャラして若そうに見えたのだろうか・・・。
打ち上げが終って、そろそろ帰ろうと席を立ち、
お勘定を済ませる同僚を待ち後ろで店を出るのを待っていた私に
同居人はそっと小さなメモを渡して、
「今度電話下さい」と小さな声で言った。
後日、私はある同僚にその事を告げると
「電話してみれば?」と笑われた。
私はメモを会社のデスクに仕舞い込み、又淡々と日報の計算を始めた・・・。
何日か経って夜遅くまで仕事をしていた私は書類を出す為に、
引き出しを開けてメモを思い出す。
会社には誰も残っていなく少し考えた後に電話をしてしまった。
同居人も遅くまでバイトをしていたが、その日は休みで、
長々と会話をしてしまう。
同居人の話によると会社で打ち上げに行く度に私の席の
担当になればいいな〜と思っていた事。
私の職場は何処か外見ですぐに解った事。
バイト先からタクシーを乗る姿を見て、会社と家の間にバイト先が
在りそうな事、そして、あの日お勘定を待つ同僚の一番後ろで待っていた
私にチャンスが来たと思い、メモを渡した事を聞いた。
「・・・・・・・・・・・・・」
これが私の答え。
私にはその時、同棲相手が居た、
9歳年下の男に、そんな事を言われても困るだけだった。
同居人はそれでも良いから、一度、会ってと言う。
同棲相手は仕事から帰ってくるのは早朝ですれ違い生活、
私の帰宅時間と同居人のバイトが終る時間は同じくらいで、
別な日に一度だけの約束で逢う事を承諾してしまった。
同居人との初デートは深夜だったので、
バー巡り、お酒が弱いのか直ぐに顔を赤くした同居人が今となっては
懐かしく感じる。
9歳も年下の男とデートなんて話が合うんだろうか?と思っていたが、
意外と楽しく時間はあっという間に過ぎてお別れの時間、
携帯の番号は教えないつもりだったのに、
又、遊ぼうと約束をして私の携帯番号をメモリーに入れた同居人が
そこに居た。
何度かデートを重ねるうちに同居人は
「お願いだから僕だけのものになって・・・・」
と何度も言うようになった。
私も同棲相手とのすれ違い生活が耐えられなくなって、
暫く経ってアッサリ別れてしまった。
でも、同居人とは本気で付き合っていた気がしない・・・。
それは9歳という年の差に余りにもギャップを感じていたからだった・・・。
<今日の出来事>
彼と付き合って今日まで229日。
こんな風に怒鳴られる日が来るとは夢にも思って居なかった。
今日は彼と逢う予定も無かったし、
普通にメールやチャットで終る一日だと思っていたから・・・。
でも、どうしてもに彼に言わなくっちゃいけないと思って、
会社とは別に彼が借りている仕事場へと車を走らせた。
途中、彼は私を迎えに来てくれていた。
「運転大丈夫だった?」
昨日と変わらず優しい笑顔。
そんな彼が私に・・・怒鳴った・・・。
今日、私が彼に言わなければいけないこと・・・。
それは先日の喧嘩で一週間の冷戦状態の時・・・・。
男の人と逢った事・・・・・。
この前の彼との喧嘩は今までで一番、辛かった・・・。
よく喧嘩はするけれど、
一週間も放置されるなんて(正確には3日でメールをくれたけれど、
何時もは一日に十件以上てメールをくれてたのに1件なんて・・・)
それに、もう終わりだと思った。
彼も私との事を「疲れたよ」って言っていたし。
私は毎日、泣いて泣いて泣きはらして・・このまま死ねたらな〜と思った。
子供を保育園に迎えに行った時も、そんな顔じゃ「???」って顔で先生に
見られてしまったし、同居人も私のふさぎ様にはビックリしていた。
私も何だか耐えられなくって・・・思わず、前にアプローチを掛けてきていた
その人に電話してしまった。
逢うつもりは無かった。
「相談に乗るよ」
「腐っててもしょうがないでしょ?」
そう言われて逢ってしまった。
近くのショッピングセンターに行ってお金をおろすのに付き合って貰った後、
「公園に行こう」
と言ったのは私だった。
歩きながら彼の事をポツリポツリと相談した。
でも、相手が取った行動は・・・。
私の手を握ったり・・・・・
肩を組もうとしたり・・・・
「帰ろう」
私はそう言って公園を出た。
後悔した。
今まで付き合っている人が居るのに、
他の男の人とキスしたり、抱き合ったりしてきた、
問い詰められても、
「私が何をやろうと勝手でしょ!!」
と言って来た。
でも、今回は違った・・・。
私の・・・。
手も・・・。
肩も・・・。
全部が・・。
彼のものだった・・・・。
何時も私の事を大切に想ってくれて、
私を傷つけないように話してくれて、
気を使っている彼・・・。
そんな、彼に申し訳ないと心の底から感じた。
「私・・・何してんだろ・・・。」
帰りの車の中でポツリと思った。
その後、何とか私と彼は修復したけれど、
この事を隠しておくのは嫌だった。
付き合いを始めるときに、
私は自分から
「嘘をついたり隠し事をするのはやめよう」
と約束して居たし、
私の今の生活が嘘で、隠し事を何度もされて、
裏切られて最後には諦めているから・・・・・。
彼とはそんな風になりたくなくて自分からそう言い出した事だった。
昨日も一昨日も、その前にも言える機会は沢山あった・・・。
でも、言い出せなかった。
私は馬鹿なのか、彼と喧嘩するとすぐに誰かに頼ってしまう。
女の子の友達はもとより、
逢った事は無かったけれど、
2ショットチャットや昔の男友達を引っ張り出して来て、
結論も出ないのに彼の事を相談した。
そんな事をいくらしても彼とは仲直りなんて出来ないのを知っているのに、
彼と修復したかったら彼本人と話し合わなければいけないことを
私自身、知っているのに。
彼はそんな私を見て・・呆れた風で余り怒りもせず憤りを感じている事を
私に言っていた・・・。
今度、やったら・・・・。
きっと、もう付き合う価値の無い人だって・・・
そう言われるんだろうな・・・
だから、尚更、この事を話すのを躊躇して居たんだと思う。
でも、今日は違った。
今日、話さなければ一生、この事を話せなくなる。
一生、彼に隠し事をする事になる。
そう思って猛スピードで車を走らせた。
今日・・・・
相談相手の男の人から電話が来た・・・。
彼と修復した事を話すと態度が急変した。
少し怒ってるようだった。
私が今回電話する前
相手が何度も私に電話してきた当時、聞いたことがあった。
「私とどういう付き合いをしたいの?」
答えを濁したまま電話はそれきり来なくなって、
私はもう諦めてくれたんだと思った。
今回「俺、いい相談相手になれると思うよ」と言ってた。
だから、相談相手にはピッタリと思った私が馬鹿だった。
彼は私をまだ想っていると言った。
私は
「じゃ〜もう、2度と逢えないね、逢えないじゃなくて・・逢わない」
と告げた。
少し・・・・悪い事をしたと思った。
無意識に?!相手を傷つけたのかも知れないと思った。
彼に全部、言った。
「私は悪い事をしました。
人を傷つけました。
相手の人を傷つけてしまいました。
貴方を裏切りました。」
そう言いたかったけれど、声にならなかった。
そして、少し呆れ顔でやりきれない態度を取った彼が、
私に・・・・
怒鳴った。
彼のそんな態度を見たのは初めてだった。
何時も優しくて、理論的に物事を話す彼・・・。
喧嘩している時も声を荒げたり絶対しない彼・・・。
「壊れちゃう」
そう思った。
私は放心状態になった。
あれもこれも、全部、私がやった事だから・・・。
仕方ない・・・・。
これからどうなっちゃうんだろう?
ずっと下を向いていた・・・。
そう思ったら。
彼が私を・・・。
ギュっとした。
「怒鳴ったりしてごめんね。
ずっと言いたかったんでしょ?
何か言いたそうにしてたもんね・・・・。
でも、これからはやめてね・・・」
そう言って頭を撫でてくれた。
彼が私に言った。
「すみれは、おてんば娘だね、
何度注意されても悪戯するの・・
本人は悪戯だと思ってなくて・・・。
何度、注意されても解らない。
でも、もう立派な大人・・・
そろそろ、おてんば娘は卒業しなくっちゃね」
彼はこういう風に、自分の子供を育てているのかな?と思った。
こんな風に・・・育てて貰えるなら・・・。
私は私じゃなくてもいいなと思った。
彼の子供になりたいな・・・・
フッと思った。
気づいたら・・・
15で家を出て、もう18年。
こんな風に人から叱られたのは・・・・
初めてだった・・・・。
- 2002年06月06日(木) 今までの事<同居人2>
同居人と意味も無く付き合うことになってしまった私。
でも、私は9歳年上でりっぱな社会人。
同居人はまだ、学生。
余りにも在り過ぎるギャップに着いて行けるんだろうか?
いや、着いて来れるんだろうか?
私はそれまでと変わらず仕事が忙しくて同居人を構っている
暇など無かったし、
節操も無く同居人が頻繁に鳴らす携帯の音に時々、苛立ちも
覚え始めていた。
しかしナントカして、私が空いた時間を指定して会う事を話してみても
同居人は友達と遊んでいたり課題をやっていて、会う約束も取り付けられない。
「こんな子供相手に私は何をしたいんだろ?」と私は解らなくなって来ていた。
ただ、会っている時間は違った。
一緒に映画を見たり、お気に入りのCDやアーティストの話をしたり、
学校の話などを聞いていると、
まるで自分も夢や希望を持っていた学生時代に戻ったような気がした。
何より、その頃の同居人の素直に真っ直ぐに私に向けられる気持が少し
嬉しかった。
でも、まだ本腰を入れて付き合っているという気分にはなれず、
何時別れを切り出そうか?と考えていた。
そんな矢先、同居人の浮気が発覚した。
それを知ったのは一本の悪戯電話・・・。
家に居ると掛かってきた。
鼻をつまんでいるような女の声・・・。
名乗るでもなし私を中傷したような笑いや、
年齢の事を聞かれた。
向こうから切るでも無しに私から電話を切った。
その時、私は家の電話とは別に携帯で同居人と
たわいの無い会話をしていた。
今考えてみると突然の悪戯電話で同居人の内心は
かなり焦っていたのだと思う。
次に電話が来た時、私は同居人と家に居た。
今度はキチンと名乗った。
その女は同居人と付き合っていると言う。
私の横で同居人の体が震えていた。
後日、その女と同居人と話をする場が与えられた。
会ってみた、その女は私と10歳以上も離れた、まだ可愛い女の子と
いった感じだった。
「こんな女の子が、こんな事をするんだ・・・。
でも、そうさせたのは同居人なんだ。」
どうしても同居人を許せなかった。
「すみれさんが僕を構ってくれなかったから・・・・
寂しかった・・・・・凄く寂しかった・・・・」
同居人は女の子に事情を説明して、
女の子は諦めて泣きながら帰った。
二人しか居ない部屋はずっと沈黙が続いて、
暫くして同居人が
「別れたくない」
と言って泣き出した。
私は・・・・・・・・
許してしまった。
でも、今度は9歳も離れた、この男の子とキチンと
向き合おうと思った。
でも、同居人は又、やった・・・・。
今度は体の浮気じゃなくて心の本気だったみたいだ。
私がキチンと向き合って付き合い出したから暫くして、
同居人はバイト先を変えた。
沢山、お金が欲しいから・・・・
そう言って、知り合いのバーで働き出した。
飲めない酒を毎日、浴びるほど飲んで泥酔状態で
家に来たりした。
段々、同居人が冷たくなりだして、
「可笑しいな何か在ったのかな?環境が変化したせい?」
或る日、同居人の携帯に留守電が一件残っていた、
聞かなければ良かった・・・そう思った。
女の人とデートの約束をしていた。
留守電はそれのスケジュール変更の知らせだった。
心臓の音が聞こえた。
悪い事をしていると思ったけれど、
同居人の財布を覗いたら、
留守電に残っていた名前と同じ名前が書いたメモが出て来た。
女の人の文字で名前と電話番号と家の地図が書いてあった。
同居人に知ってしまった事を話すと逆ギレされた・・・。
「俺が何をしようと俺の勝手だろ」と昔の私のような台詞を口にした。
「因果応報だ・・・・」
私は思った。
暫くどうしようかと考えた。
友達にも相談した。
友達は冗談で、
「そんなに嫉妬に狂うほど好きなら、
キッパリ別れるかアンタの年なら・・・・・うーん、
結婚するかどっちかにしたら?」と笑った。
私も・・・・・そう思った。
同居人はもう、学校を卒業する時期だった。
何を思ったのか、私は・・・・。
吐いてはいけない嘘を吐いた。
話はトントン拍子に進んでしまった。
これで私の思わく道りって事になるんだろうか?
本当にそれで良いんだろうか?
何か間違ってるんじゃないだろうか?
母親が450kの距離をわざわざ8時間も掛けて来てくれた。
同居人と私と母と3人で御飯を食べながら、
母は私に何度も子供を育てて行けるのか聞いた。
私は・・・・。
「育てて行けるよ」
と又、嘘を吐いた。
同居人は学校を卒業していたけれど、就職先を見つけられなかった。
仕事は別に妊娠している訳じゃないから、続けられる。
どうにか・・・・なる・・・・。
何とでも嘘を吐いて逃れられる。
これで、結婚してしまえば同居人は
もう、離れていかない。
浮気もしない・・・そう思った。
同居人は暫くして荷物を全部持って私の家に住みだした。
昼間は何もしないで寝ていた。
夜、仕事から帰ってきてみると何時も居なかった。
胸騒ぎがした・・・。
あの女の所に行ってるんじゃないだろうか?
まさか・・・そんな事或るはず無い・・・。
もう、一緒に暮らしてるんだし・・・。
第一・・・昨日も母親に逢った。
(母は私の妊娠を気遣って何度も遠い所、足を運んでくれた。)
前に見たあの電話番号や住所のメモはまだ、私のバックの中に入ってる。
「行ってみよう」
そう思った。
少し寒かった・・・。
アパートの中の下の階段に少し佇みながら、
やっぱり来なきゃ良かったと思った。
こんな所に同居人が居るはずも無い・・・。
そう思った瞬間、上のほうの階で声がした。
「じゃ〜ね〜又ね〜」
「うん、バイバイ」
そんな遣り取りだった。
階段を降りて来る・・・隠れなきゃ・・・、
とっさに身を隠した。
相手の姿は隠れたせいで見えないうちに外へ出てしまった。
私は後を追った。
「どうか同居人じゃないように・・・・」
祈るように姿を見た。
駄目だった・・・・。
やっぱり・・・・。
顔面蒼白の私と同居人の顔がそこにあった・・・。
私は持っていた携帯電話の手の方で、
同居人の顔を殴った。
その後、彼女の家で話して無理に二人を引き裂いた。
引き裂いたというより・・・。
一方的に同居人が彼女を好きだったと言う話で終ってしまった。
彼女も私の存在や妊娠話を知っていたはずだった。
彼女を知って私は何度も2人に会わないでと言って来た。
そして、その日彼女は同居人とはもう会いませんと言った。
でも、いい大人の男女が一つの部屋で何時間も一緒に居て・・
それも一日だけじゃない・・・
本当に友達だけだったのか・・・同居人が一方的に好きだっただけの・・・
そんな関係だったのか、
未だに私には解らない。
どちらにしても、私は同居人の気持を土足で踏み潰した。
1ヶ月後、今度は私が殴られた。
結婚式は秒読みだった。
それなのに、実父は逝ってしまった。
それも・・・。
自分の手で・・・。
(実父の事は又、今度触れます。)
私は自分の存在価値について考えていた。
私が生まれてきた意味や何の為に生きていくか・・・。
妊娠
ってこんなんじゃないんだな・・・。
そう思った。
お通夜が終った後、同居人に言った、
思い切り殴られた。
「俺の人生どうしてくれる」
と怒鳴っていた。
下から2階に祖母ちゃんが上がってきてビックリしていた。
「喧嘩ばかりしてたら死んだお父さんが心配するよ」
と言って仲裁に入った。
「破談になるんだな、いい笑いものだな〜」
そう思って自分で自分を失笑した。
<今日の出来事>
朝から同居人と口喧嘩。
子供をどちらが保育園に連れて行くか・・・。
怒ったまま人の話を聞かず出て行った。
腹がたって納まらず、子供の登園時間がとっくに過ぎているのに、
家の電話と同居人の携帯で怒鳴りあい。
私達の喧嘩は何時もこんな感じ。
どちらも自分の主張を曲げようとはしない、
何時まで経っても平行線。
何時も堂々巡り。
同居人はそれさえも気づいていない。
周りからは
「すみれの方が姐さん女房なんだから・・・」
「女は男より精神年齢上でしょ?」
と何時も言われて来た。
私に我慢しろっっと皆、言う。
年下の男と結婚した事を恨めしく思った。
今度、生れ変わって結婚する時は絶対、年下の男はやめる。
もし、年下の男しか世の中に居なかったら結婚する時は・・・・・。
もっと大人のシッカリしたヤツを選ぼう。
そう思う。
彼は今日、会社から直帰・・・。
それでも会社で私の主婦業時間を終るまでメッセで待っててくれる。
子供が居るしナカナカ主婦の時間は終らない。
御飯を食べさせた次は御風呂に入れてドライヤーで髪の毛を乾かして
少し経ったら添い寝をしなきゃ。
それに最近私のPCのワイヤレスLANの調子が悪い、
メッセも繋がっても何かの拍子ですぐ切断。
今日は彼が帰るまで上手く繋がらなかった。
それでも、家に帰るまで電話は繋がっている。
「今日、夜メッセ出来るかな?PC立ち上げれたら呼ぶからね。
オヤスミ・チュ♪・愛してる」
そう彼が言って電話を切った。
深夜、彼がメッセを開いてくれる。
少し話をしていると同居人が帰宅。
その拍子に子供が起き出した。
「少し待っててね」
子供を又、添い寝で寝かす。
遅くなってしまったけれど、待っててくれたかな?
そう思って何度も呼びかけたけれど応答が無い。
又、メッセ開いて寝ちゃったんだな・・・。
それから、朝方まで返事は無かった。
彼が話しかけてくれたとき、私のLANが又、切断状態になっていた、
1件の寂しいメールが5分後に到着。
「すみれ?起きて待っててくれたんだね。
メッセ話しかけたけれど反応が無いから又、PCの調子悪いんだね。
僕は眠いから、寝るね。ごめんね。
明日、朝に電話するね」
前は彼が私の事をずっと待っててくれたメッセ・・・。
今は逆の立場・・・・。
少し寂しいね・・・。
明日、逢えるといいな〜。
おやすみなさい。
- 2002年06月07日(金) 今までの事<同居人3>
破談になると思っていた結婚が破談にならなかった。
同居人は考え込んでいたけれど、
これも自分の人生だと思ったのかもしれない。
結婚式までに就職も決まって、一安心していた。
ところが、蓋を開けてみると、
同居人には多額の借金がある事が判明。
(多額と言っても今なら屁とも思わない額だが)
私の母に話すと、結婚というスタートに借金があったんじゃ、
良いスタートもきれないだろうからと、結婚前に逝ってしまった、
私の実父の遺産金を同居人の借金にあてがってくれた。
そのお金は苦労をした母が全額貰うはずだった。
それでも、全部お前名義になってるからお前が使えば良いと渡してくれた。
私も母に甘えてしまった。
まだ、本当に結婚してやっていけるのだろうか?
私がこの人を幸せにして行けるんだろうか?
と疑問がイッパイで・・・それを母に甘えてしまっていた。
実家が遠い私は結婚式を実家で挙げた、
同居人の家は事情があって御金も無かったし、
親戚付き合いも少ない家柄で、
(同居人が学校を卒業したばかりだったし、
同居人自身、結婚資金なんて夢のまた夢だっただろう)
式の御金も準備金も全て私の家から出し貰った。
もちろん、結納金なんて一銭も無い。
会社の関係もあるので、
今、住んでる所でも会社関係の人を呼んで少しばかりのパーティーをして、
やっと一通りの事が終ってホッとしたのか私は倒れてしまった。
ストレス性の胃潰瘍、それが病名だった。
実父の死・妊娠騒動・結婚・借金・そして仕事・・・。
「疲れた」
と思った。
暫く休もうと思って1ヶ月入院した。
退院してからすぐに仕事に復帰した。
又、毎日、遅くまで仕事が続いた。
家事はなるべく早く起きて夕飯を作っておいて冷蔵庫に入れておいた。
同居人の仕事も遅くなる事が多く、
御互い帰ってきて作る時間を省いて一緒に食べられると思ったし、
もし、先に同居人が帰って来ても冷蔵庫から出してチンッして食べて
貰えると思ったから・・・。
でも、一緒に御飯は食べられなかった。
具合が悪くて、それどころじゃなかった。
仕事から帰ると眠くて御飯も食べずに熟睡する毎日。
朝は頑張って起きるけれど、それでも睡魔に勝てない日が何日もあった。
退院してから1ヶ月後、病院で退院後の検診。
主治医の先生から、こう告げられた。
私は自分が妊娠していた事を知った。
複雑だった、妊娠騒動を起こしてまで結婚したのに、
素直に嬉しいと思えなかった。
すぐに母に電話した。
でも・・・・
私に届いた言葉は
「おめでとう」ではなかった。
悲しくなった、
色々、心配は掛けたけれど、
迷惑も沢山掛けたけれど、
「おめでとう」と言って欲しかった。
言って貰えない理由も解かっていたけれど、
母親だったら・・・・
「おめでとう」
って・・・・・。
泣いてる私に同居人だけが、
「嬉しいよ。凄く嬉しい。」
と言ってくれた。
まだ、不安な事はイッパイあるけれど、
その時、私は頑張れそうな気がした。
この人と、この人の子供を一緒に育てて行こうと思った。
<今日の出来事>
まだ、今日は夕方です。
子供が居ると日記の更新が出来ないので早めにする事にしました。
今日は同居人が子供を保育園に送って行ってくれました。
昨日、同居人が帰宅してからPCを弄っていた私に、
「マンマ・・・今日の朝はゴメン」と言いました。
でも、私は「あぁ、うん。」としか言いませんでした。
同居人が一言、言って別な部屋に移って行った後、
閉じていたウィンドウを開いて、
何事も無かったように彼とメッセを続けました。
先日、とても可哀相な日記を読みました。
彼女は29歳で旦那様の事をとても愛しています。
子供もすくすく成長して可愛い盛りみたいです。
でも、旦那様は浮気をしている。
毎日の浮気相手とのメールの遣り取り、
毎晩のメッセ。
彼女はそれを知っていて、とても苦しくて辛くて遣りきれない想い。
旦那様のすぐ側に居て、旦那様の事を一番、愛しているのは彼女なのに、
どうして旦那様はそれを解ろうとしないんだろう?
彼女は旦那様に私を見て、私を想ってと何度も懇願しているのに・・。
私達とは全然、経過は違うし御互いの気持も違うだろうけれど、
今日、同居人と彼女を重ねて見てしまいました。
そして、彼の家の人もそうなのだろうか?と少し考えました。
これから、私達はどうなっていくのだろう・・・・。
今は何も考えたくない・・・・逃げているかもしれないけれど、
今は・・・そんな風に思っています。
それにしても、この日記、過去の事ばかりでチットモ前に進まないです。
でも、私達がどうしてこうなったかを書き留めておきたいです。
不倫を正当化しようと思っている訳でもないし、
それぞれの事情があって今、こうしている訳で・・・。
あぁ・・・
ナンカ言い訳っぽいのでやめにしときます。
今日の彼は又、日帰り出張です。
しかも同行者も居るのでメールも電話も来ません。
それでも、午後からの出張だったので、
午前中は何度も電話をくれました。
きっと、出したメールも目は通していてくれているでしょう。
無事に帰ってこれたらいいです。
もし、何かあっても私の所へは連絡なんて誰からも来ないから。
無事に帰路についてくれたら、それだけでいいです。
そう言えば、まだメル友だった頃、彼から一日メールが来なかった時、
その日も日帰り出張で・・・待っても待ってもメールが来なくて、
私・・・やっちゃいました。
電話して・・・・。
すいません!!○○さんって方、
交通事故で死亡していませんか?
そうです。心配で心配で・・・・。
警察に電話してしまいました。
その後、彼からのメール・・・。
飲みに言ってただけだった(^▽^笑)
後日、彼に話すと。
「可愛いね〜♪」
と言われてしまいました。
つい何ヶ月前の話なのに、もう遠い昔のような気がしてしまうのは
どうしてでしょうね・・・。