こんなに好きでもいいですか？ すみれ 【MAIL】【HOME】
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2003年01月09日(木) 停止


睡眠不足のせいで気が着くとぶっちょう面の私・・・。
それでも急いで用意をして子供に朝御飯を食べさせ保育園まで送った後、
8時前には自分のデスクに着く。
それなのに彼にメールしても何時までも返事が無かった。
こんな日は「どうしたのだろう・・・」と思っても、
仕事が詰まっている時は気に掛ける時間が無いので好都合なのかもしれない。
家に居て仕事をして居た時は彼の行動に真意を見抜こうとして
浅羽かな考えばかり思い巡らせていた。

午後になってやっと彼からの連絡。

「睡眠不足で午前中は休んじゃいました。
すみれも眠いと思うけれど仕事頑張って」

大切な物に順番なんてつけられないと随分前に彼は言っていたけれど、
少しガッカリした。
私と遅くまで逢っている事で仕事が疎かになるくらいなら、
逢う回数を今より、ずっと減らしたり、
遅くならないような時間帯にしか逢わない様にするべきかも・・・。
そんな事を思った私だったが。
今よりも彼と逢えないのは辛く、
同居人の仕事の都合で早い時間から逢える機会も滅多に無いので、
この提案は自分の中で取り下げる事にした。
午後になっても仕事は楽にならずに定時を過ぎても
なかなか帰路にはつけなかった。
何とか延長の時間までには保育園に辿り着く事が出来たけれど、
家に着くと、もうヘトヘトだった。

「ママおなかすいたぁ・・・・・」

子供に急かされながらにキッチンに立つと何時もと少し勝手が違って私は焦った。





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「えっ？なんで？」
私は只ビックリして何度も何度も御湯用の蛇口を捻ってみるものの、
一向に御湯は出てくる気配が無かった。
試しにお風呂場の蛇口を捻ってみるがコチラも御湯は一滴も出て来ない。
私は机の上に置いてある請求書の束を引っくり返して給湯の支払いを
3ヶ月もしていない事に気が着いた。
急いで給湯をしてくれている会社に連絡を入れるが、
時間も遅く担当者が帰宅している為、今日中の給湯は無理だと断られてしまった。
すかさず同居人に確認の電話を入れたが、
とうの本人は「あっ、払ってなかったゴメンゴメン」と言うばかり・・・・。
私が大金を落としてしまってから同居人は怒って、

「生活費も支払いも全部自分が遣るからオマエは一切、遣らなくていい! !」

そう言っていた筈なのに、この醜態は一体何なんだろう・・・・。
そう思って腹がたった。
3ヶ月も給湯の支払いを延滞していれば停止されるのなんて当たり前の話だ。
それに、この時期に給湯停止だなんて、この街では酷な話し・・・。
水は止まっていないので夕飯は子供とごくごく簡単な物を作って食べた。
食器洗いや片付けはガスで御湯を沸かして済ませた。
子供の御風呂は我慢してもらって明日どうにかしようと思った。
洗顔と歯磨きは冷たかったけれど水で・・・・。

どんなに貧乏でも御風呂に入れなかった事なんてなかったし、
御飯も何とか食べてこられた、
私の生活は同居人と一緒に居る頃からドンドン転がり始めた。
自分が選んだ相手だから致し方ないと思いつつも、
最近のだらしなさには呆れて物も言えない。
年末には私のカードを使って勝手に払い切れ無い程の借金をした同居人・・・。
何度、同じ事を繰り返せば良いのか・・・・。
3ヶ月も光熱費を払っていないなんて・・・。
3ヶ月前と言えば、私がキチンと働きだした頃の話し。
又、私に全部どうにかして貰おうという魂胆なんだろう。
子供を寝かせながら悔しくて涙がボロボロと零れて来た。

唯一、彼が電話で・・・・。

「今日は我慢して・・・明日どうにかしよう？ね？」

そうやって慰めてくれた事だけが救いみたいな一日だった。


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