こんなに好きでもいいですか? すみれ 【MAIL】【HOME】
- 2002年12月30日(月) ドウシテダロウネ?
「今日は何をしていたのかな?忙しかったかな?
僕は何とか年賀状も終わらせて、ホッとしたところ・・・。
今日も寒かったけど、明日はもっと寒いらしいよ。
足は冷たくなっていないかな?
風邪には本当に気をつけてね・・・・・。
明日は親父のところへ行く予定です。
すみれも年末の用意頑張ってね。
おやすみ・・・・・・・・・」
深夜のメッセの代わりに彼からのメッセージ。
昨晩は思いのほか寒くて早々にベットに潜り込んでしまった。
きっと、彼は又寂しい想いをしていただろう・・・。
今日は早朝から御節作りの為の買出し。
少し遠くのディスカウントショップまで行く予定。
同居人とは本当は行動を共にしたくない。
些細な事で口論になるし、そんな姿を子供に見せたくない、
それでも、凍結した路面を子供を乗せて遠出すると危ないからと言って
同居人が運転して一緒に行く羽目になってしまった。
こんな事がなければ、うちは家庭内別居状態・・・・。
同居人は日中も深夜も居ないので、子供と二人で家に居るような感じだし、
居ない方が余計な神経も使わずイライラもしなく寧ろスッキリする。
出掛ける前に「今日の食費分の御金が足りなかったら?」と尋ねると、
「どうしよう?」と頼りない態度を取るばかり・・・・。
つい2・3日前に私の実家から御正月の間、色々と入用だし孫に逢えなくて
何もして上げられないからと私の口座に又御金を振り込んでくれていた。
お金のなど催促もしていないのに・・・・。
でも、そんな事を言うと同居人は何時もの様に
胡坐を掻いている状態になってしまうのが手に取るように解かるので
内緒にしておいた。
同居人の両親からは何も音沙汰が無い・・・。
年も暮れなのに先方は電話が使用出来ない状態で連絡も取れない。
初孫の癖にクリスマスも御正月も何もしてくれない。
まぁ、何時もの事なので気になどしないけれど・・・・。
午前中のうちに出掛け様と思ってPCを閉じようとした時。
「これから親父のところへ屋根の雪落としに行ってきます。
ひとりです 。 明日も結局自宅です。
僕への メールの返信は気にしないで下さい。
お正月で家族も居るだろうから・・・。
すみれも毎日忙しいだろうし・・
チャットも開いてみたけど立ち上げていないみたいだから・・
夜もぐっすり寝てしまうほど疲れているんだね
ゆっくり年末年始を過ごしてね」
こんな彼からのメッセージ・・・。
一人で・・・御父さんの所へ行く彼・・・お正月なのに。
何だか、それを考えると寂しい気持ちが込上げてきた。
彼の御父さんは病気をして手術したばかり・・・。
彼の家族は独りぼっちの御父さんと御正月を迎えてあげないんだろうか・・・。
他人の家の事を考えたって何も始まらないのに余計な事ばかり思い浮かんで、
目的のお店に着くまで、又頭の中がグルグルしていた。
買い物の間は終始、穏やかだった。
穏やかというか・・何処も御正月特有の混雑振りで
子供と逸れない様に手を繋いでいるのが精一杯だったし
同居人の事など構っている暇がなかったからかもしれない。
問題が起こったのは帰宅してから・・・。
大掃除も残るは御洋服を纏めて置いてある部屋だけ、
片付けようとして同居人が散らかした服を拾い上げた時、
小銭入れの中から万札が何枚も何枚も出て来てビックリした。
「こんな大金・・・どうしたの?」
私が聞くと、又何時もの様に誤魔化すだけ・・・。
車の中には繁華街のタウン情報誌・・・・。
極めつけは又最近掛かってくる様になったコンピューター音声での
テレクラの請求案内。
「どうして何時もだらしないの?!」
私がそう聞くと・・・・。
又、何時もと同じだ・・・・。
理不尽で安定しない生活の繰り返し。
彼も同じ様な事を言っていた。
自分が一生懸命に働いても家の人の趣味のゲームソフトやビデオテープが
増えていくのを見ていると、無性に虚しくなると・・・。
癒されない家庭・・・御互いに・・・。
互いに労りあったり暖かい愛情に包まれて過して行きたいと思っているのに、
どうして私達はこんな生活を続けているんだろうね?