こんなに好きでもいいですか? すみれ 【MAIL】【HOME】
- 2002年09月24日(火) Hard work
昨日も又、起きれなかった・・・。
「すみれ・・今日も寝ちゃったのかな?
でも、気にしなくても良いからね。仕事もしてるし、
すみれはシッカリ睡眠取らなきゃね。
足は冷たくないかな?オヤスミ・・・」
連日・連夜・・・彼はメッセを繋いでくれているのに、
私はずっと眠ったままだ・・・。
きっと、彼はそれを悲しんでいる事だろう・・・・。
何だか、罪悪感が湧いてくる。
今日から又、平常通り・・・・。
同居人と子供が出掛けた後、急いで家の掃除と洗濯機を回す。
それが終ると、御弁当を詰めて御化粧をして・・・車を飛ばして出勤・・・。
彼から連絡が入る時間はバタバタと家事をこなしている時間帯。
これからは前の様に余裕を持って話をする事も出来なくなるのかな?
そう思うと、少し寂しい感じもする・・・。
今日の彼の電話はそんな訃報から始まった。
まだ、若干42歳・・・彼もビックリして落ち込んでいた。
「睡眠はキチンと取らないと駄目だよ?
メッセのオフライン・・・あんな時間まで起きて居なくても良いから・・・」
私はそう言って、電話を切った。
今、彼が倒れてしまったら、残された家族はどうするだろう・・・。
幸い彼の家の人の実家は市内にあるから、子供達が大きくなるまで、
そこに身を寄せるかもしれない・・・・。
仕事は可愛がっている後輩が彼の代わりに引き継ぐかもしれないけれど、
一番、悲しむのは、やっぱり家族だろう・・・・。
良き亭主・良き父親・・・・そんな感じで暮している訳では無いと彼は言うものの、
長年共に暮しているんだから家族愛が無い訳ではないだろう、
彼が居なくなった後に「もっと、こうしてあげれば良かった」「あれもしてあげれば
良かった」と家族が嘆き悲しむのだけは避けて欲しいと思う。
出来れば家の人が普段から、彼に対して優しい労りの心を捧げて欲しい・・
そう思うけれど、彼が家の人との仲を修復したとしても、彼が突然居なくなったとしても、
私にはやっぱり、何もかもが無関係な事なのだと出勤時に車を飛ばしながら思う。
連休も最後の昨日、
私は遠い街に住む、心在る人にメールを送った。
彼女とはもう2年も前に知り合った。
丁度、子供を出産する前に出会ったから、私の子供が一年大きくなる度に、
「知り合って何年」という年輪が重ねるんだとは思うものの、
私はまだ一度しか彼女に会う機会を得ていない。
好きなものが同じだった事から、気が合う人と私の事を受け入れてくれた。
住んでいる所が遠いから、そうそう逢う事も儘ならないのだけど、
きっと、近所に住んでいたなら毎週でも彼女に逢いに行きたいと、そう思える人。
一度しか会った事は無くても、彼女の心の透明さが、私には明確に解った。
だから、私は彼女の事をとても尊敬している。
随分前に電話をしてから、連絡を取っていなかったが、
彼女の言葉に突き動かされる事が度々あって、
昨日は思い切って、この日記の事を告げた。
彼女は理解力の在る立派な母として全うしているし、
それは御主人に対してもだから、
「もしかして、軽蔑されるかな・・・?」
そんな考えも浮んだ、でも・・きっと彼女なら両立的立場で読んでくれると、
勇気を出して、告げてみた・・・。
前に電話を掛けて「この日記を教えますね〜」と言ってから、何ヶ月経ったのだろう。
好きな人に嫌われたくないと思う程、真意を伝えるのはとても難しいものだと思った。
仕事から戻って、彼へ、その旨連絡すると、
「出張は無くなったけれどこれから打ち合わせなの、
11時くらいまで兄貴のところへ行かないとダメになっちゃった」
夜の8時から打ち合わせなんて、この業界は当たり前の事かもしれないけれど、
今日の会議は彼が御兄さんの所に行かなければいけない時間まで続いて、
彼も流石に疲れた模様・・・・。
好きで仕事をしているから、頑張って欲しいと思う反面。
何に対しても、遣り過ぎは体に毒だと思う・・・・。