こんなに好きでもいいですか? すみれ 【MAIL】【HOME】
- 2002年09月23日(月) 掛替えの無い人
昨夜も子供を寝かしつけてから、起きて色々片付けなくっちゃいけない物が、
細々あったのに、私は又寝入ってしまったみたいだった・・・・。
最近、気温も下がって来て、ベットの中で子供と寝ていると
暖かくてグッスリ朝まで睡眠を取ってしまう事が多くなった。
今までは、それでも次の日に能率良く片付け物をこなして行けば良かったけれど、
これからはそんな事も出来なくなってしまったので、
どうしても、睡眠時間を減らさなければいけない・・・。
「あぁ〜又寝ちゃった〜」
そう思って時計を見たら、もう朝の6時を回ろうとしていた。
もう何も手を着ける時間も無くなってしまって居たが、私はPCの電源を入れる。
メッセは起動時に立ち上がって来る設定にしてあるので、彼からのオフラインは
直ぐに気が着いた。
「すみれ・・・寝ているかな?
何だかんだと最近、環境が目まぐるしく変わって疲れていると思うから、
ゆっくり休んでね・・・。」
「おやすみ・・・・すみれ・・・・。」
とても、心強くて・・・嬉しかった・・・。
他愛も無い一言なんだろうけれど・・・・。
今の私の不安定な気持ちを彼が汲み取ってくれた様で・・・。
朝から泣きそうになってしまった・・・。
私が彼を必要としない時なんて・・・果たして来るのだろうか・・・・。
今までだって、環境は色々と変化して来た・・・。
彼と付き合ってから約1年・・・・、
同居人は仕事を5つも転職した・・・。
その度に休める曜日が変わったり、出張が多くなったり、
それから、帰宅時間もマチマチで彼に逢えない事も続いた・・・。
それでも、互いの気持ちに変化は無かったし、
「臨機応変に考えようね・・・」
彼はそう言って、何時でも笑ってくれていた・・・。
この前・・・ある人がこう言っていた・・・。
「困った顔や悲しんでいる顔をすると・・・
すみれちゃんの彼も・・・きっと、凄く悲しいんだよ?
2人で居る事が・・・楽しくて嬉しくて付き合っているんだよね?
好きな人の楽しい顔や喜ぶ顔が見たくて付き合っているんだから・・・。
余り悲しい顔をしていると、彼も悲しくなっちゃうよ?」
その人は私に無理に笑って・・・とは言わなかった。
状況や環境が違うと、無理に、こうした方が良いとも一概に言えないからだろう・・・。
でも、その人の言った事をよく考えてみると、
私も・・・付き合い始めの頃はそうだった・・・。
彼の喜ぶ顔が見たくて・・・。
彼が嬉しそうにしていると、それは私の原動力になる様に感じた・・・。
ただ単純に喜んで貰いたくて、何もかもが彼へと向っていた・・・。
何時から・・・私はこんなにマイナス思考になってしまったのか・・・。
私には彼が必要だし、彼も同じ気持ちで居てくれるなら、
何も悲しい事など初めから無かったのかもしれない。
状況や環境は・・・きっと、後からついてくるものだ・・・・。
その時になったら・・・その時で、私達はどうにかなるのだろう・・・。
それは今、解からない事で・・・今は何も知らなくて良い事だと思う。
今は彼が必要・・・彼は無くてはならない掛替えの無い人・・・。
せめて・・・私と居る事で沢山笑えるようにしてあげたい・・・。
その人に言われた事と、彼の昨夜の言葉で、今日は元気に居られた。
あれもしたい・・・これもしなくっちゃ・・・。
同居人の出勤日の今日は、子供の世話と家事をこなし、
溜めてしまった事もバタバタと片付けていった。
慌しくて、ゆっくりメールチェックする事も儘なら無くて彼からメールが来ているのも
気が付かずに居た・・・・。
彼専用の受信ホルダーに一件だけメール・・・・。
「同僚の御義母さんが亡くなって 通夜に行ってきました。
すみれは充実した日を過ごせたかな?」
「あぁ・・・前に話していた人だね・・・・。」
最初にそんな事を思ったものの・・・。
「家の人・・・キチンと玄関で御塩降ってくれるかな?」
又、そんな余計な考えが浮んで来てしまった・・・。
メールを見たのは随分と時間が経ってしまった後だったので、
暫く振りに彼へPCメールを送った・・・。
「初心に戻ろうね・・・・。」
彼は・・・この一節を読んで、きっと笑ってくれる筈・・・・。