こんなに好きでもいいですか? すみれ 【MAIL】【HOME】
- 2002年08月17日(土) 忘憂の為に用いる時間
昨晩、彼はメッセを立ち上げていないようだった・・・・。
何時もは少しの時間でも、PCを立ち上げたらネットサーフィンするが、
今日もそれをしなかったようだった。
私の方は休み中、同居人の仕事や保育園への送迎も無く、
精神的に張り詰めた物が無いからか、今日もゆっくりとした朝だが、
お昼になる前に友人の家へ行く予定が入っている。
でも、一人で出掛ける。
同居人も、この休みの間に友人の所へ子供と出掛ける予定があったのだが、
「面倒だから・・・」の一言があり、どうやら、行くのをやめにしたらしい。
今日は昨日の喧嘩もあり、余りイライラしていない様子の同居人。
もちろん、私も穏やかな気持ちで居る事を心掛ける。
なによりも子供に、昨日の様な態度を見せてしまう事が一番、可哀相・・・・。
それは私も同居人も、よく解かっているし、
心掛けなければいけないことだとも思う・・・。
同居人は休み中、色々やってくれている。
普段、朝は当たり前の時間に出勤しても、
帰りは普通のサラリーマンの帰宅時刻には家に戻って来れない。
ただ単に仕事の量をこなしても、貰える御給料は多い訳では無いので、
心労も並大抵の物では無い。しかし、今の仕事が肌にあっているらしく、
私が割が合わないから・・・と言っても、「好きだから・・・」と言うばかりだ。
きっと、精神的に疲れているのだろう・・・。
今回の休みは長期だからか、普段のセカセカした様子も不機嫌そうな表情すら
彼には無い、むしろ、子供の世話も、身の回りの事もシッカリとやって、
さながら『良き亭主・良き父親』と言えるべき行動力だ。
私はそんな同居人を見て、少し怖くなる反面、本来の生活ペースが何時も
こうだったら、上手く行くのだ・・・と世の中の時間配分が少し恨めしくも思った。
友人の家に行く荷物を纏めていると、子供がやってきて色々悪戯をしようとしていた。
もうすぐ赤ちゃんが産まれて来る友人に、使わなくなったマタニティー用品を
持って行く所だったのだが、自分の使っていたものだと解かるのか、
折角たたんだ妊婦服をわざわざ広げたりしている。
今日はまだ早いと思って袋に詰めないで居た、カバーオールなどを見て、
ニコニコしている。
ホントに大きくなったな・・・極端に小さく産まれた訳ではないが、
見る見るうちに成長していく我が子を見ていると、
愛おしさや、少しばかりの母親としての誇りが込上げてくる。
「どうして、今日の様に穏やかな日が続いてこなかったのだろう・・・・」
そして、そういう感情も又後から湧き上がってきた・・・・・。
PCを不意に覗くと何時間も前に彼からメールが届いて居た様だった。
「 お盆の間は・・・連絡つかないようだね
お盆が開けたら・・・連絡つくのでしょうか?
それじゃ・・・」
とても、素っ気無いメールだった。
きっと、連絡をつかない私の事を段々厳めしく思って来たんだろうと思った。
でも、その裏に寂しさも感じられた。
返信は・・・・・・・又出せないで居た。
このメールを受け取って「そうだよ・・・お盆が終っても連絡は取らないつもり・・・」
とは返せない・・・・。
寂しい気持ちは解かるけれど・・・。
私は自分で何を迷ったりしているのか、解からないで居る。
それが解決できるまで、どうする事も出来ないような気がしていた。
「気をつけて行って来な・・・帰りは何時頃になる?」
何度も聞く同居人にだが、
私を束縛しない所が、こういう時にはとても助かる。
先日の託児所の一件もあったが、今日は私も車を使うので
何処にも行けなくて好都合。子供を任せて友達の家へ向う。
車にはお気に入りの音源を詰め込むが、デッキの調子が悪くて、
何度も何度も音が途切れてイライラしながら車を走らせる。
30分もしないうちに友人の家へ着くと、丁度、模様替えの最中だった。
人の家の模様替えはとても楽しい。
学生時代の時はよく夜中に友達と思い立って模様替えをしたものだ、
今日も何か手伝おうと思ったが、友人の旦那さんが凄いスピードで家具の移動を
して、細々した物は後からという話だった。
私は手伝いどころか、友人の持ち物に興味を示しっぱなし、
高校からの付き合いのある友人は昔からセンスが良くて、私も色々なものに
感化されてきた。音楽や映画、本や洋服、髪型やメイクアップに至るまで、
きっと彼女が居なかったら、私の人生の楽しみの半分は埋れていただろうと
思うほど、私の人生に関りの深い人だ。
今日も沢山の本やドールを見たりして過していた。
その間、友人と旦那さんは私のPCを色々見てくれて、あっという間の速さで、
この日記のデザインを作り上げてしまった。
デザインは彼女、そしてweb関係は旦那さんが担当してくれた、
本当にプロの仕事振りは神業に等しいもだと驚愕する。
そんな彼女にも、仕事では大変な時代があったのだと本人は言うが、
そういう所を微塵にも感じさせないのは沢山の自信や仕事へのプライドや、
その人の持つ心の強さにも思えて来て、
私自身、何て素敵な友人を持った事かと誇りにさえ思う。
やはり女性が長い年数に渡り、仕事をするには良い環境とは言えない社会だ、
色々な葛藤や苦悩を乗り超えて、ここまで来たのだろうと思うと、
友人とはいえ、尊敬の念さえ抱いてしまう。
今日はその他にも、色々なソフトをPCに入れてくれて「勉強するといいよ」
と教えてくれたりした。
旦那さんも、とても面倒見の良い方で、何も解からない私の事を本当は面倒な
作業なのに、手取り足取り教えてくれた。
彼は細かい所にも、良く気づく人で沢山の人を色々な面からサポートして居る。
二人を見ていると、夫婦と言うものは本当に似て居る物だなと実感する。
特に世話好きな所はソックリだ。
マタニティー用品を持って行ったのにも関らず御飯や御土産まで持たせてくれて
私は帰路に着いた。
友人の家に遊びに行っている間、
私は彼の事を少し忘れていた・・・・。
きっとメールは来ているだろうなと思ったが、友人の家では見る事が不可能だし、
そんなに状況も変化している訳では無いと思ったのと、友人と旦那さんと色々な
話をしている間はそちらの方が楽しかった。
彼の事は・・・全面的に忘れていた訳ではなくて、心の隅に少しはあったが、
連絡を取らない事の悲しさや寂しさは全然、無かった。
この長い休みの一日目に彼も同じ感覚で居たのかな?と思い、
少し悔しく思ったのも事実だが、
私もこういう時間を少しずつ増やして行くべきなのかな・・・。
そうしたら楽になれるのかな・・・とも思った。
それにはまだまだ、沢山の時間が必要だということも・・・
何となくは解かるけれど・・・・・・。
家に着くと丁度、子供が眠る所だった。
友人の家から何度か連絡を入れていたので、
帰宅時間を大幅にオーバーしたのに、
一日、子供の面倒を全部見ていたのに同居人は余り怒ってはいなかった。
ホッとしながら愚図る子供を寝かせてPCを起動すると彼からメールが来ていた。
「今夜は親父とふたりで実家に泊まりです。
きっと・・・すみれはメッセも開いていないよね・・・」
夕方のメールだった・・・・。
返事はどうしたらいいだろう・・・と考えていたら寝かせたはずの子供が
又起き出して来てしまった。
一緒に同居人も起き出して、居間は又煩さを取り戻してテレビの音も加わった。
私は子供を連れて寝室へ戻ってしまった。
次に私が目を覚ましたのは、もう朝方の4時だった。(18日:am)
メッセを開くと彼の足跡が残っていた。
「すみれ・・・ 今日も寝てしまっているのかな?
連絡はくれないんだね・・・僕も13日は全然連絡しなかたからね・・・
ごめんね。おやすみ・・・・すみれ・・・・」
時間を見たら、丁度1時間前・・・・。
私は咄嗟に電話の子機を持ち出して、別の部屋へ行くと、
彼の携帯にダイヤルしていた・・・・。
呼び出し音が鳴る間、
「こんな時間に電話をして大丈夫だろうか・・・・。
でも、実家だから大丈夫だよね・・・まだ深い眠りには落ちていないよね・・・・。
彼が出たら何て言おう・・・ただ、オヤスミと言って切ろう・・そうしよう・・・。」
そう思っていた・・・・。
RRRRRR・・・・・・何度も呼び出し音が鳴るが電話は出ない・・・。
そのうち、留守伝サービスに繋がる。
もう一度、電話してみたが同じだった・・・。
「もう寝ちゃったんだね・・・」
私がPCの前に座りなおすと、
頭の中で小さな声が聞こえて来た・・・・・・・。
●◆●◆●◆●◆●◆●special thank's●◆●◆●◆●◆●◆●◆●
zizi & blue bear
the design of a diary -- carrying out --
thank you, I appreciate
It does its best from now on, and I want to describe the diary of
the heart here and to go.
This is also your favor.
from now on -- each other -- great days can be spent -- as --
thank you very much
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