こんなに好きでもいいですか? すみれ 【MAIL】【HOME】
- 2002年08月15日(木) 心の拒絶
昨日は彼の行動や自分の気持ちに憤りを感じながらも、
メッセは開かずに子供と眠ってしまった。
眠ってしまったといっても、私は余り熟睡できない体質なのだろうか、
何時も3時間位眠ると目が覚めてしまう。
そのまま二度寝する事もあるし、そのまま眠れず起きている事もあるが、
昨日は彼の事を考えて目が冴えてしまった。
徐にデスクに座ってPCを開けてみると、
つい一時間前までは彼が起きていた形跡が沢山、残っていた。
私にメールを送った後、彼は家族が寝静まるのを待っていたようで、
メッセを立ち上げて私の事を待っていたようだった・・・。
私がメッセを立ち上げると、
オフラインにはこんな言葉達がイキナリ待っていた・・・。
「すみれ・・・ごめんね、独りぼっちにさせてしまって、
昨日はごめんね、メールもメッセも出来なくて・・・。
すみれの事は気になっていたよ。今日はメッセ開いていないんだね。
僕は明日、オヤジの病院へ行って来るよ。
先生から話があるらしい・・・。
週末は一人でオヤジの家に泊まりに行く予定です。」
親切に休みの間の予定まで書き込まれている・・・。
私を丸々1日放置した後、謝罪してくれるのは有難いけれど、
私の言い分からしてみれば・・・・、
どうして・・これをもっと早くに伝えてくれなかったのか・・とさえ思ってしまう・・・。
お盆休みの予定なんて、今の私からしてみれば、どうでも良い事のようにも思う。
何故、一日に一通でも良いから、「おはよ〜」の一言もなかったのか・・・。
何だか、その事で頭が又グルグルして来る・・・・・。
彼からの言葉達はそれだけではなかった・・・。
一時間後に又オフラインが残っている。
「今夜はもう起きないのかな?というか、もう朝だね。
僕もそろそろ、寝るね。」
眠るね・・・とメッセージを残した後に、
もう一件メッセージが残っていた。
「すみれ・・・・それじゃ・・・おやすみ。」
時間を見たら、「眠るね」と言った一時間も後だった。
彼は私が起きて来るんじゃないかと思ったのか、
空が白くなるまで、ずっと起きて待っていたようだった・・・・。
返事は・・・・・。
私はどうやって、返事を返したら良いのか解からなくなっていた。
私の心の中では放置された寂しさや悲しさや、
悔しさみたいなものがイッパイで、
本当に何て言って良いのか解からない・・・。
黙ってデスクに座って考え込んでいると、
子供が又私が横に居ないのを察知して愚図り出してしまった。
私が一人で彼からのメールが来ないのを心配しながら待っていた日は、
一度も起き出して来なかったのに・・・。
無意識の中にも子供は何かを感じ取っているのかもしれない。
それは、人の心ではなく、時の流れや私と彼の状況かもしれないと思ったら、
とても怖くなってしまって、私は子供を抱いて又眠ってしまった。
今日も朝、起きるのが必然的に遅くなってしまった。
普段から寝坊気味の同居人は私がダラダラしていても余り怒らない。
怒らないというか・・・自分が何時もだらしなくしているからか、
怒れないのだと思う。
「ごめんね・・・今日も遅くて」
私がそう言うと・・・。
「休みの日くらい遅くてもいいんじゃない?」
「朝は昨日、俺が買って来たパンがあるよ?」
スッカリ忘れていたが、昨日皆で買い物へ行った時、
最後に同居人がスーパーの中にあるパン屋へ行って、
好きなパンを買っていた。
「もしかして・・・パンだったら朝御飯・・食べるのかな?」
朝は何時も食べない同居人の事をそんな風に考えてみた。
洗濯をして、部屋を少し片付けると、もう御昼の時間になってしまった。
テレビのチャンネルを何処にするかで少し揉めたが、
休みだというのに何時もする同居人との喧嘩は無いどころか、
一緒に台所に立って、冷やしたぬきを作るのを手伝ってくれた。
「私・・・やる事があるから、今日も公園にお願いね」
私が子供を頼むと「えっ?今日も?」とは言うものの、
同居人は子供の手を引いて、今日は少し遠い公園へ遊びに連れて行ってくれた。
子供が居ると出来ない家の細々した事を終えて、
デスクに座りなおすと、彼からのメールが届いていた。
Subject: おはよう!
「あまり天気は良くないけど・・・雨が降らないからまだいいね。
すみれは今日何をして過ごすのかな?それともお出かけかな?」
昨日の返信もまだなのに・・・・。
私はどうやって返事をして良いのか、まだ迷って居た。
彼が元気に「おはよう」と言ってくれるのはとても有難い事だと
解かっているけれど・・・。
私が「おはよう」と言って欲しかったのは今日ではなかったのだ・・・。
執拗にそれを思っても仕方の無い事だとは解かっているけれど、
どうしても上手い言葉が見当たらなくて、そのまま返事はしないで居た。
暫くすると彼から又メールが届いていた。
Subject: おやじの見舞いに
「行ってきます。 すみれは何してるのかな・・・?行ってくるね〜」
本当に律儀な人だと思った・・・・・・。
何時もなら、こんな遣り取りは当たり前の事だし、
気兼ねなどしないで、すぐにReメールしただろうけれど、
彼が送ってくるメールに返信すら出来ない私が今日は居る。
何に対して戸惑っているのかさえ解からない。
それが戸惑いなのか、嫉妬心なのか・・・・。
それさえも・・・今の私には解からない・・・。
Subject: 帰るね「休み・・・有意義に過ごしてね」
御父さんの御見舞いから帰るときのメールはとても、寂しそうだった。
何時もなら、もっと元気良い文面の彼も、
昨日の午後から連絡を断ってReメールさえ送らない私の事を
きっと可笑しいと思っている筈だ・・・・。
でも・・・彼が幾ら私の事を可笑しい・・・と思っていても、
私の心が拒否しているのか、メールの返事を出せないでいる・・・。
どうして、彼の事を拒否するのか・・・。
彼の行動に対して、憤慨しているのか・・・。
それとも、家族への彼の愛に嫉妬しているのか・・・。
私の事を気に掛けていると言いながら、
何も連絡してくれなかったからなのか・・。
拒否する心が何なのか・・・・。
自分でも・・・・理解不能・・・・。
今日になって、フッと思ってしまった。
お盆休みが終って、彼が通常の生活に戻っても、
メール返信を拒み続けて、
掛けてくる電話もナンバーディスプレイで確認して取らないで居たら。
何時か彼は諦めてくれるだろうか?
この前も彼は私の事を「僕は引き止める権利が無い」と言っていた。
今日も御父さんの御見舞いの帰りのメールからは一向に連絡が無くなった。
彼は私の事を「打てば響く人」と形容していた。
自分が言った意見に、良し悪しはあっても
キチンと手応え反応があるのが嬉しいのだと言っていた・・・。
もし、これから私が何をしても無反応だったら、どうなるんだろう・・・・。
それよれも、メールもメッセも電話も・・・・
何も行動を起こさない私の事をどう思うだろう・・・。
優しい彼の事だ・・・きっと「僕は嫌われたんだ・・・」と思うだろうか・・。
それとも、もう別れ様と思っていたのだから、好都合とでも思うのだろうか・・。
それにしても・・・・歳を重ねると私の場合、許容範囲が狭くなってくるようだ。
ちょっと、放置されたくらいで、この有様だ。
歳を重ねると・・・・と言うよりも、
私は幾ら歳を重ねても・・・大人にはなれないようだ。
何時までも駄々を捏ねる子供のよう・・・。
親に放って置かれて、グシャグシャの泣き顔のまま・・全然、成長していない。
彼は親と同じレベルの人だったのだろうか・・・。
でも、同じくらいに私の心の中では偉大だったのかもしれない・・・・。
どちらにしても、彼は私の行動をトヤカクは言えないだろう。
進むも下がるも私の人生だ・・・・・。
彼が私の人生の選択に関わる事は今までも無かったように・・・、
これからも・・・・決して無いだろう・・・。
悲しいかな、それが現実だ・・・・。
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お手紙を下さったemu様。
御返事が遅くなってしまい、申し訳なく思っています。
本日、御提示ありました物に全て目を通させて頂きました。
色々と御辛い事があると思います。
ただ、ただ、emu様の思うように生きられる事を願って居ます。
詳細はお手紙にて書かせて頂きたく思いますが、
少しばかりお時間を頂ける様お願い申し上げます。
明日も良い日になるように願っています。
すみれ
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