こんなに好きでもいいですか? すみれ 【MAIL】【HOME
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2002年07月20日(土) 接点

ごめんなさい。今日も又、長くなってしまって居ます。
読むのが大変だと思いますが、書く事で少し救われている私をどうか許してください。








海の日、祝日。


夏はやっぱり、どうしても好きになれない。


長い休みが来る・・・・。




学生の時も社会人になった時でも。
休みがあるとどうしても、好きな人に逢えない時がある。
普通に同棲していても同じ事・・・。
結婚していなければ他人・・・・。
結婚していても、勿論、他人だけれど。
家族じゃないから、実家に帰省する時も一緒には帰れない。
どうして・・・・・・・・・・・・・・。
好きじゃない人とは一緒に居られて・・・・。
好きな人とは一緒に居られないんだろう・・・・。

神様は時々、意地悪をする。

それが私に対する試練で後から試練に耐えた御褒美が待っているのなら、
幾らでも耐えて見せるのに・・・。
今は御褒美も試練の報いがあるのかも解らない・・・。
辛くて長い道程の上に私は居る・・・。
彼もそうなのだろうか?
彼も今は辛くて長い道程の旅人なのだろうか?

何も解らない・・・・。

きっと、楽しい事が好きで向上心も人一倍ある人だから、
私のように辛くて切ない付き合いなんて思ったら、
すぐに嫌気がさしてしまうだろう・・・・。
元々、私達は人生においての接点なんて何処にも無かったのかもしれない。
私達が出逢ったのは必然ではなくて、
ただの偶然だったのかもしれない。
「必然と言う名の偶然・偶然と言う名の必然」
そんな・・・・
格好の良い物ではない。
ただ、都合がよい位にそこに居ただけだ・・・・。
ネットでの出逢いなんて、そんな物だ・・・・。
そして、御互いの生活に欠如している物を、ただ逢って満たすだけ・・・。
それが不倫だ。

もしかして、
その日によって、

疲れた心を癒したり、癒されたり、
昔話を聞いたり、聞いてもらったり、
夢を話したり話されたり、
大切な物を見たり、見せられたり、

そうするかもしれないが・・・・。

究極は・・・。
渇いた体を潤す為に、
求めたり、求められたり、

そんな事の繰り返しだ。
そんな事しか出来るはずも無い。

何処にも交差する部分が無いのかもしれない。
同じ道では無く。
脇を走る線路の様に平行線で、
そして、それは何時しか、それぞれの道を行ってしまう。



なんて悲しい関係なのだろう・・・・。



彼は今年の夏、何をして過ごすのだろう・・・。
夏期休暇が御盆休みの他にもあるらしい。
家族とどうやって過すのだろう・・・。
今日のような休日を家の中で、どうやって過しているのだろう・・・。
これからの・・・・。
長い時間を彼は家族の為に費やすのだ。
決して、私の為じゃない・・・。
彼の人生は家族の物だ・・・。
私が・・・・・。
幾ら彼の事が好きでも。
喉から手が出る程、一緒に居たいと願っても・・・。
どうやったって・・・・。
何も・・・・手に入らない・・・・。
彼は家族の元で生きて死んでいくのだ・・・そう決めたのだ。
例え家族に自分が愛されていないと解っていたとしても・・・。

何もかもが悲しくて・・・。
何もかもが切なく見える・・・。










私は離婚を考えている。
同居人と暮していくのはもう、精一杯・・・・。
好きな人でもない。
そんな気持ちは長い結婚生活で何時か見失って行くものだと
思っているけれど、
何よりも人間としての基本が好きじゃない。
「何故に結婚したのか?」
と言われれば・・・・。
「この結婚は失敗で間違いでした。」
と答えるしかない。
このまま、この人と人生を歩いて行く気も無い。
何も見つからない人生なんてイヤだ・・・。
私は何かを見つけて、それを手にする為に生きている。
それが何かと問われても、
まだまだ、知らなくてはいけないことがや山積みで、
本当はそれを見つけるべき人と一緒に居たい。
同居人は私の本当のパートナーでは無いのだ、
そして、同居人も同じだと思う。

ただ、離婚となると、色々な問題が生じてくる。
私の実家から借りたお金の事・・・。
私が独身の時にコツコツ溜めたお金・・・。
養育費の事。親権の事。
将来、面倒を見ていく約束だった、
同居人の障害を持つ両親の事。
私の実家にも両親を見る人が居ない。
そして、幼心に絶対、傷つくだろう子供の事・・・。
私と同じような傷を子供にも作りたくは無い・・・・。

結婚とはこういう物だったのだ・・・・柵の中に身を投じる事。
結婚しなければ解らない事が多すぎた・・・。
経験しないと解らない事が人生には多すぎる。
悲しい傷が増えていく・・・。
誰だって子供のまま・・・。
蒼いままで居たいのに・・・・。

お金の事は妻と言う立場になって、
家を支える一員として、税金の事も詳しくなった。
毎年、夫婦喧嘩の末、大怪我する私の事だ・・・。
医療費還付制度にはすぐに飛びついた。
先日、お金の事で同居人と喧嘩した・・・。
別居しようという気は御互いあるのだ・・・。
暫く離れて暮す事も良いだろう・・・と同居人も言った。
ただ、先立つ物が何処にも見当たらない。
借金まみれの生活は何も残してはくれないし、
日々、借りた金を払うので精一杯の生活だ。
貯金なんてあるはずも無い・・・。
私は生活の為に自分の定期預金を全て使ってしまった。
私が働いていた時、何かがあるといけないと思い。
本当にコツコツと貯めて来たお金だった。
同居人にそれを返して欲しいと言った。
それがあれば別居は簡単な事だったのだ。
私のお金だから・・・と言うと、二人の生活の為に使ったのだから、
致し方ないだろうと言う。
何か、ふに落ちない・・・。
私は二人の生活で借金などした事が無い。
当たり前の事だ・・・・。
同居人が勝手に作った借金の為に生活が厳しいのだ。
そして、そのせいで私の貯金を使わなければいけなかった・・・。
後日、家庭内裁判の事について書いてある本を漁る様に見ようと心に誓って。
これからの家計や現金の出納は全部、同居人に任せる事にした。
理由はその他にもあったのだけれど、
お金の事でブツブツ言われるのはもう耐えられなかった。
自分の稼ぎの悪さや自分がした借金の意味を解れば良いと思う。
それで私が楽に慣れるのなら後の事は知らないで良い・・・。
投げやりの結婚生活なんて、こんな物だ。

私の家の離婚や別居は彼には関係の無い事だ。
勿論、私が離婚したら彼は今までの様に逢いたい時に逢えないという、
不都合からは開放されるだろう。
一緒に居たいときは居られるかもしれない。
寝たい時に寝られる都合の良い女になるかもしれない。
私はそれでも、良いのかも知れないと思った・・・。
実際、今私は彼の事が好きで、彼の喜ぶ顔が見たいとも思っているのだ、
私と逢って私を抱く事で彼が喜んでくれるのなら、
それはそれで本望だろう・・・・。
でも、そう考えれば考えるほど心が軋んでいくのは何故なんだろう・・・。
私が離婚しても彼の生活は変わらないだろう。
私は・・・・・私の生活は・・・・・。
きっと、彼一色になってしまうだろう・・・・
それも、今と変わらない事なのかもしれないが・・・。
それでも、きっと・・・。
別にもう一つ、彼の家庭があるように振舞ってしまうだろうし、
今よりももっと彼を必要とするだろう。
それは避けなければいけない・・・・そう思った。
「私は私であって、彼の人生とは何も関係の無い女なのだ・・・。」
「どう思ったとしても、彼には家族という人達が居るのだから・・・。」
自由に生きたい・・・・。
私は私の良いように生きたい・・・。
そう思って、偶然に繋がった夕方の彼とのメッセの中で言ってしまった・・・。







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彼は今まで、私を束縛し続けてきた。
いや、束縛とは言わないかもしれない。
束縛されていると思わない以上、
束縛とは言わない物なのかもしれない。

私のPCを彼が触る時、
PCを教えて貰っている身なので無防備にメールもネットのキャッシュも、
全てを曝け出して来た。
パスワード設定もしていなし、何もかもが筒抜けだった。
きっと・・・・見たい事、知りたい事もあるだろうと思って
中身は全部、見せて来た。
彼は私の事を信用していなかったみたいだし、
結婚前に付き合っていた男の人の話を色々して来てしまったから、
過去の私の行動と今の私の行動を全部織り交ぜて考えてしまっている様だった。
「別に良いんだよ、見たかったら見ても・・・。」
メールの受信ボックスを開けたそうな顔をしていたから、
やはり気になるのだろうと思って、今まではそう言ってきた。
ホットメールのパスワードを私から言ったのはスッカリ忘れていた。
それで見られては、いけない物を見られた時はビックリしたけれど、
彼の思うがままにして来たのは私だったから、
自分のした事を自業自得にしたのは仕方ない事だと思った。
それにPCの事ばかりじゃなかった・・・。
誰と何処へ行ったのか、誰と電話で話したのか、
内容は?僕の事は話したの?何て言っていた?
言わなければそう聞かれたし、そんな事も何度かあって私は何時の間にか、
自分から色々、話す様にしていた。
別にそれは嫌な事ではなかった。
好きだから心配する彼の気持ちも解ったし、
私自身、心配してもらえる事は喜ばしい事だった。
これが束縛と言うものなら・・・・。
束縛とは固執したり執着したりするものだろうから、
執着する何かがそこにあるはずだとも思った。
彼が私に執着するのは私の事が好きで心配で、
何時か裏切られたりするんじゃないかという不安から来る物だと思った。
余計な心配はさせたくないと思った。
そして・・・・・・。
何時の間にか私は自分で自分をガンジガラメにして来てしまっていた。
今考えると・・・。
自分が一人になったからといって、束縛されていると感じるのは・・・。
もしかして、私の彼への愛は・・・・。
本当に本当の愛とは言えない物なのかもしれない。
自分の横に同居人が居て安全と言えるうちは彼からの束縛や執着心に
答えられている事が出来ても、
状況が変わったら、束縛や執着をしないで・・・と言うのは、
何か可笑しいとも思った。
本当の愛って・・・状況が変わって幾ら自分が最低の中に居ても、
相手の事を認めて受け入れる事なんじゃないのだろうか?
そう思うと、考えが纏まらなくなった・・・。

束縛しないで、と言う私の意見に彼は
「すみれは・・・男友達が居ないと駄目なの?」
と聞いてきた。
「好きなだけで心配してはいけないの?」
「将来がハッキリしないと束縛しちゃ駄目なの?」
「なんか・・・寂しいよ・・・。」
そう言っていた・・・。
私も寂しかった・・・。
心配はして欲しかったし、
彼が私を他の人に取られたくないというサインだと思っていた。
何時も何時も気に掛けていて欲しかった。
でも・・・一人になって・・・・彼しか見えなくなって・・・・。
誰も周りに居なくて・・・・そして、彼は離婚しなくて・・・・。
それで・・・・・・遣って行けるのだろうか?とも思っていた。
私は一人で子供と一緒に将来の不安を抱えながら生活しているのに、
彼は家に帰って御飯を食べて、御風呂に入って、
家族と談笑しながら生活していくのだ・・・。
彼の事だから、私には時間の許す限り逢いに来てくれるだろう、
でも、家があるのだから・・・そこに帰るんだろうし、
生活もして行くんだろう。
そういう些細な事に日々、考えさせられながらやって行けるのだろうか?

「この話は又、落ち着いたら話そうね」

そう言って夕方のメッセを終らせたのに、
深夜になってからのメッセで又この話がぶり返してしまった。
御互い、罵倒の嵐だった。
私は彼に束縛する権利は無いと言い。
彼は束縛は独り占めしたい気持ちだから、
何故にそれがいけないのか?と言う。
私は中途半端な心配だったら、して貰わなくて結構と言い。
彼は私のそんな所が不安材料だから束縛して来たと言う。
やっぱり・・・・。
接点なんて何処にも無い・・・・・。
二人とも最初から交差する部分なんて持ち合わせていなかったのだ・・・。










束縛する権利・・・・。
結婚でもしなければ起き得ないのかもしれないねと二人でPCの前で頷く。






「もう、束縛はしないよ・・・・・・。」




彼が諦めたように言う。



まるで私と一緒に居る事を諦めたように言う。







彼も私も酷く悲しくなった・・・・。
悲しさ紛れに彼が私に意地悪をする。

「でも・・・・すみれは僕と結婚しても・・・・
誰からも束縛されたく無い人だよ、きっと・・・。」







違うよ・・・・。
違うんだよ・・・。
束縛はされたいんだよ・・・・ホントは・・・・。
ガンジガラメにだって貴方にだったら、して欲しいと思ってるんだ。
それはとても楽な事なんだよ。

周りが何も見えなくなって・・・・・。
貴方に翻弄されて・・・・・・。
貴方が居ないと息も出来なくなって・・・・。
溺れて溺れて・・・・・。

そうやって生きて行けたらどんなに楽なんだろう。
出来ればそうしたいけれど、
最後にそんな私を見た時に貴方はどう思うだろう?
スンナリ手を差し伸べてくれるだろうか?
それでも、貴方の肩には家族が乗って居るんでしょ?
私が乗る所なんて残っていないでしょ?

何か考えなくっちゃいけない・・・・。
一人になるなら何か・・・・・。








束縛されたい気持ちと・・・・・・。
束縛されたく無い気持ちと・・・・。
束縛されたい気持ちと・・・・。
束縛されたく無い気持ちと・・・・。





あぁ・・・・・今日は・・・・・・。
このまま眠ろう・・・・・。
何も考えたく無い・・・・・。





















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