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2002年06月20日(木) 今までの事<最悪なバレンタイン・続編>



同居人に彼と一緒に寝ている所を目撃され、修羅場になって、
私は同居人に、何て彼の事を説明すればよいのか解らずに居ました。
とにかく、彼の事は余り多く語らずに、治まれば良いと思って居ました。
最初は逆上して、私の事を詰り殴り倒すかもしれないが、
それはそれで仕方ない事。
彼との事が同居人のせいで上手く行かなくなるのは、
どうしても避けなければいけないと思い、
バレンタインが過ぎた翌日の早朝まで同居人との
罵倒の嵐は収まりませんでした。
私は同居人に言い訳しか言いませんでした。
それも、全くの嘘だったのですが・・・。
「貴方が構ってくれないから・・・。」
「貴方が浮気したから、私も浮気しようと思った。」
「あの人は何処の誰だか知らない人。」
本当に心にも無い事を並べ立てて同居人に言うと、
同居人は私を殴った後だったからか、少し興奮していた顔が
元に戻っていくようでした。
「離婚しよう。」と同居人は言いましたが、
私が「じゃ〜私が貸した御金と実家から借りてる御金を全部、返してね。」
と言うと、出来もしないのに
「払えば良いんだろ、払えば・・・。」と投げ捨てるように言いました。
彼が今、離婚できない以上、私も離婚は避けたいと思っていました。
私が離婚をして、子供と2人きりになれば、
彼に今以上、頼ってしまい、
そして、そのうち色々と不満が爆発してしまうと思ったのです。
現に、その日、同居人が戻ってくる前の電話で彼に、
「うちがこうなって離婚危機に陥ったら、貴方は離婚しないの?」
と詰め寄りました。
日も昇り始め外が薄明るくなってから、同居人が言いました。
「離婚しないなら相手に電話をして話すから、
電話番号を教えろ、番号くらい知ってるだろ・・・」と、
私も流石に話すくらいなら彼も何とかしてくれるだろうと思い、
同居人に彼の携帯番号を教えました。

次の日、出勤途中の彼に電話をして、前日の事を再度、謝りました。
そして、「旦那が話をしたいみたいだから電話番号を教えたから、
電話も行くと思うし・・・。」と言いました。
「えっ?電話番号教えたの?」彼は少し戸惑っていました。
私達は昨日の一件を辻褄合わせをする為、少し話して電話を切りました。
彼は、私が同居人に構って貰えなく寂しくてテレクラで知り合った男。
子供が居るので外には出れずに家で逢っていた、
逢ったのは2回目。
そう決めて、彼も同居人からの電話を待っていました。
同居人から何度も、
「電話に出ない」「今度、掛けて出なかったら家の電話を調べて、
脅してやる」と言うので、
彼が仕事中なのを知っていて私も彼に電話をしてみました。
携帯番号から自宅の番号なんて直ぐに割り出せる時代です。
私は少し怖くなりました。
何度も電話が来ている筈なのに、彼は電話には出ていませんでした。
私は同居人にも電話をして、
関係の無い人だから、電話を掛けないでと言いましたが、
家での態度とは逆に、
「俺にはバックがいるんだから、あいつから金を取ってやる。」
などと訳の解らない事を言っていました。





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同居人に教えた番号は仕事関係の人の番号で、
昨日、家に居た人の番号は知らない。
私が言った咄嗟の嘘だということにして、彼は全然、関係の無い人。
そうして欲しいという意味でした。
私はメールを読んだ途端、頭に来ました。
実際、テレクラで逢った人という嘘も、私は吐きたくありませんでした。
同居人に構って貰えないのが寂しくて、浮気をしたという事も嫌でした。
キチンと胸を張って、

「好きな人と少しでも一緒に居たいから、家に来て貰った。
罪悪感なんて、これっぽっちも無い。
将来、この人と一緒に居たいと思っている。」

同居人には、そう言いたかったのです。
でも、彼の事を考えると言えませんでした。
彼の意志と反した所で、彼の家の中がメチャメチャになったりするのは、
どうしても避けたいと、その時は思っていました。
私は自分のした事に反省はしていませんでしたが、
出来るだけ彼の迷惑にならないように考えていました。
でも、当事者で在るはずべきの彼は、この問題から逃げたのです。
「ねぇ、あれってさ、どういう意味?」
私がメールを受け取って掛けた電話の第一声が、これでした。
喧嘩になったのは言うまでもありません。
私は彼に別れを告げて電話を切りました。
その後、彼は観念したように会社帰りに同居人からの電話を、
受け取りました。
話は穏やかに進んだようですが、同居人は彼に対して、
「家にあった100万円以上する指輪が無くなった。
御祖母ちゃんの形見で大切な物、犯人は貴方じゃないですか?」
と言ったようでした。
彼は穏やかに・・・。
「僕はそんな指輪の存在なんて知りません。
もう一度、よく探してみて下さい。」と言って、
その指輪の話は終わり、最後に同居人は、
「浮気の事はどうでも良いんです。指輪が無くなったことが心配だったので」
と言い、それで、2人は会話を終らせました。
私は、それを彼から聞いた時、同居人の心が何処まで腐っているのだろう?
と思いました。
もちろん、家にはそんな100万以上もする指輪なんてありません。
同居人の祖母は同居人が小さな時に亡くなっていましたし、
そんなに親類付き合いも無い家なので、
そんな指輪が同居人に与えられるはずもありませんでした。
それに、そんな指輪があったら自分で作った借金を
とっとと、返して欲しいと私は思いました。
同居人は私にこう、言っていました。
「お前が浮気をした事なんて、どうでもいい。
ただ、相手がノウノウと俺の家に上がり込んだ事が許せない。」
それを聞いても私の心は何とも思いませんでした。
同居人はどうにかして、彼を精神的に追い込みたかったようで、
この件が少し治まり掛けた時を見計らい、携帯電話を見てみると、
1日に24回も彼に電話を掛けていました。
私は彼が逃げたくなる気持も少しだけ解りました。
携帯電話から彼の電話番号を全て消去して、
家にあった彼に関するものを全て破棄しました。
それでも、後日、私が書いていた日記を読んで、
「まだ、逢ってるんだろ?」と怒鳴れたりしました。
私は言い訳をするのに必死でした。
それは今も続いていて、日記は見えない所に隠したりしていますが、
(見えないように、ここを借りたのかもしれません・・・・。)
喧嘩の度に彼との事を罵られています。

彼はその後、何日間か返事も来ないのに私にメールを送り続けました。
彼から仕事を請け負っていた事もあって、
何度か事務的な遣り取りをしましたが、
問題の事は余り話さずに終わりました。
或る日、深夜にチャットが繋がって、あの時の事を議論しました。
彼は、あの時弱音を吐いた事に対して素直に認めました。
そして、それを私にも認めて貰いたかったようでした。
でも、私にとって彼があの場面で弱音を吐いた事は許せない事でした。
私達は朝日が昇っても暫く話をしていました。
最後に彼が、
「今は・・・友達にはなれないけれど、又、今までみたいに話をしたい。」
と言いました。そして、私は「友達になんてなれない。」と言い。
御互いに、この何日間がとても辛く寂しかった、そう言って歩み寄りました。
それから、次の日に逢う約束をして、再び話し合いをし、
御互いの悪かった点を認め合いました。
あれから、私達は又、一緒に居る事にしました。
現実的には一緒に居られないけれど、逢える時はなるべく考えて逢ったり、
真夜中のチャットも沢山、しました。
前よりも何か強い絆が出来たように感じました。
彼も、きっとそう思って居たと思います・・・。

でも・・・・。
私の心の奥底で、あの時まで真っ直ぐに信じていた彼への気持が、
少し崩れ掛けた様に感じたのは何故なんでしょう・・・・・?
私にとってのバレンタインは彼への不信感が少し芽生え始めた出来事でした。









<今日の出来事>



今日は彼が日帰り出張。
同乗者が居るので、恒例の朝の電話も出来ない。
少しのメールの遣り取りで終ってしまった。
夜、会社には寄らずに直帰するとの事、
同乗者を降ろしてから、暫しの電話。
でも・・・・・。
突然、家の駐車場に着いた途端「あっ、電話だ・・・。」
と言って電話を切られる。
幾ら待っても電話が来ない・・・。
普段、キャッチで電話が来ても、必ず折り返し電話を掛けなおしてくる彼・・・。
「それじゃ〜おやすみね。夜、メッセ出来たら又、話そうね。」
そう言って電話を切るのに、どうしたのか今日は一向に電話が来ない。
子供が眠くて愚図っているので私から彼へ電話を入れる。
「こちらは留守番電話サービスセンターです・・・・・。」
彼は出ない・・・・そんなサービスなら要らない・・・・。
悲しい気持でベットに横になると、彼からメール・・・。
「ごめんね、突然電話を切って・・駐車場に着いたら突然、窓を叩く人が居て、
誰かな?と思ったら家の人だった・・・。
ビックリして突然、電話を切っちゃった・・・。
すみれ・・・怒ってるよね。ごめんね・・・。」
あぁ〜そういう事か・・・・。
少しモヤモヤしたけれど、仕方ない・・・。
今日はメッセも繋がらない・・・。
彼はやっぱり、家の人に浮気をしている事・・・後ろめたいんだな・・・。
ナンカ・・・・・寂しい・・・・・。







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