こんなに好きでもいいですか? すみれ 【MAIL】【HOME】
- 2002年06月15日(土) 今までの事<朝帰りと辛い恋>
彼との小旅行から戻る最後の朝、私に彼がこう言った。
「やっぱり・・・・浮気は認めてあげる事が出来ないよ。」
「すみれの気持は解るけれど・・・僕の我侭を許して。」
我侭を言っているのは私のほうだった。
でも、私は自分の気持ちをどうしたら良いのか解らなかった。
ドンドン、彼の事が好きになる。
私の心の中で自分の生活と彼への気持ちの比重が狂い始めている・・・。
彼は私の心の中に住んでいて、日に日に何をしていても彼の事を想う割合に
もう、押しつぶされそうになっていた。
これから、どうしたら良いんだろう・・・・。
これから、どんな風に付き合っていけば良いんだろう・・・・。
こんなに好きなのに・・・・・彼には家族が居る。
守らなければいけない人達。
私にも・・・・家族が居る。
でも、私の事を守る人は誰も居ない。
きっと、段々・・・・彼に頼ってしまう。
頼ってはいけない人。
もう、これ以上、好きになってはいけない人。
彼から長いメールが来た。
「すみれは、どうしてそんなに急ぐの?僕が逃げてしまうわけでもないのに、
どうして我慢してくれないの?
前にすみれと話した時、付き合い方のスタンスは、お互いに認識して
確認したと思ってた。ふたりのために、お互い、いろいろと
知恵を絞って付き合っていこうって・・・。
僕は僕なりに一生懸命、すみれに応えたくて、頑張っているつもりだよ。
すみれも頑張ってくれていたし・・・。
ごめんね。そんなことを言っても、すみれはもっと複雑な心境なんだよね・。
僕は・・すみれと付き合い始めて、いろいろ変化したよ。
チャットを始めて、会社からの帰りが遅くなったり、
朝までチャットをやるようになった。
家族からは帰りが遅いとか、夜中までネットをやってるとか
罵られたりされたけど、
それは僕がすみれといつも繋がっていたいから。
家族になんと言われようと、続けたかったから・・・。
デートして朝帰りの時も、カミさんから何を言われようと我慢してきた。
もう何もつながっていないカミさんより、すみれと逢いたい気持の方が
強かったから。
僕の朝帰りがね、カミさんの友達の中で話題になったんだ。
「浮気じゃないの?」って。
カミさんは「そんな事できる甲斐性があるわけない」って、
僕が「もし浮気だったら?」って聞いたら、
「いいよ、慰謝料いっぱいもらうから」って。
「どうせ居ても居なくても同じでしょ」って。
「給料さえもらえばいいから、実家で親父と一緒に暮らせば」って。
でもね、すみれにはそんな事、言いたくなかった。
だって、愛する人がダメ男なら嫌でしょ?
すみれが思うほど、僕はいい旦那でもないし、いい親でもないんだ。
ましてや幸せな家庭ではないんだよ。
「家族は大切」って言ったのは、子供の事だよ。
子供がいるすみれならわかると思うけど、
子供には辛い思いや悲しい思いをさせたくないでしょ。
「すみれも大切・・・」って付け足したように言ったのは、
その辺の迷いがあったから・・・・・
「浮気がバレて、家族と私とどっちをとる?」って聞かれて
すぐに返事を言えないのも、その辺の迷いがあるから・・・・
素直にはっきり言えなくて・・・・・・・許してね。
昨日はごめんね。涙を見せちゃって・・・。涙・・・久しぶりだった。
おふくろを亡くした時以来。
ましてや、今まで人を愛して涙を流した事なんて、一度もなかった・・・・・。
あれはね、すみれと前に話し合って、お互いに上手く行くように確かめあったのに、
すみれは浮気の事、忘れていなかった・・・。それの悔しさ・・・。
それは僕がすみれに対して十分に応えられない悔しさでもある。
それと、すみれが苦しんでいるのが、とても悲しかった。
そしたらね、涙・・・自然に溢れでてきちゃった。
旅行ね、楽しかった〜
特にね、御祖母ちゃんちに連れて行ってもらったでしょ。
そこですみれの友達に会わせてもらったことがね、嬉しかったよ。
最初は戸惑ったけど・・・
なんかね「私の彼」ってすみれに認めてもらっているようで嬉しかった。
すみれが青春時代を過ごした街・・・「あっ、あそこの店、まだ残ってる」って
言うたびに、すみれの昔を想像してたんだ。
でも、おばあちゃんの家でご飯をごちそうになるなんて、思ってもみなかった。
すみれが言うほど、おばあちゃんはおっとりしていなかった。
あのね、気丈なところが、すみれにそっくりだって。
きっとすみれがおばあちゃんになったら、あぁなるのかなって思ってた。
すみれが初めて美味しそうにご飯を食べているところを見たよ。
そして、すみれの幼い時が垣間見られたよ。
きっとね、天真爛漫で、ワガママは言うけど、感じやすい子供で・・・
でも、街中を元気良く駆け回っていたんだろうなって・・・。
すみれがね、死んだらこの土地に戻りたいって言ってたでしょ。
僕にはふるさとがないから、そう言えるすみれがすごく羨ましかった。
僕はすみれを愛してる・・・。今は、どうしようもなく、愛してる・・・・・・。
すみれの事、もっとゆっくり愛したい・・・・・。」
(見る人が見たら、「なぁ〜んだ、ただの言い訳じゃない! ?」
と思われるかも知れませんが、この時はこれが私達の真実の現状です。
そして、それは今も変わっていません。
気持は繋がっていても・・・・何もかも、まだまだ打破、出来ていません。
出来るかどうかも解りません。そして、それは私達にとっては
とても、悲しい事です。)
又・・・・・。
涙が溢れた。
子供が居るから・・・泣いてる私を見たら一緒に泣いちゃうから・・・。
でも、涙は止まらなかった、子供をギュッと抱いて涙が止まるのを待ちました。
彼も私も御互い、愛し合っているのは紛れも無い事実で
互いを必要としているのに、どうしても一緒にはいられない・・・・。
でも、それは私の勝手な我侭・・・・。
自分で自分の気持ちを整理出来なくて浮気をしたいと言うのも、
私の我侭・・・・・。
彼は私と居る時、泣き言は一切、言いませんでした。
家の人とのイザコザや、家庭での自分の事も・・・・。
このメールを読むまで家で彼が罵られている事も知りませんでした。
彼は割りと早く家庭を持った人でした。
仕事も忙しくしていたと思います。前の不倫の事もありました。
でも今まで、こんな風に連絡もしないで朝帰りした事は
一度も無かったと言っていました。
私と付き合い始めて、予定していた時間に家に帰れない事がありました。
私が彼と離れるのを躊躇うからです。
「離れるの・・・・・寂しいょ・・・・」
そんな事を言う私に彼は何時も優しく、こう言ってくれていました。
「離れるわけじゃないよ・・・・すみれとは何時も繋がっているんだよ。
今日は御互い別々の所に帰るけれどね、今日の次には又、次があって、
その次には又、次があるんだよ。」
でも、そう言って私を納得させてくれる間にも彼の帰る時間は
遅くなっていきました。
遅ければ遅くなる程、家に帰ったら罵倒させらていたはずの彼。
だからといって「家に帰らなくっちゃ・・・。」とは言いませんでした。
それは私を気遣っての事だと、この時、気がつきました。
その日、深夜のメッセで彼が言いました。
「長く付き合っていく中では御互い、我侭を言う時もあれば
我慢しなくっちゃいけない事もあるよね」
私は彼に、「私は・・・我慢強くは無いです。」と言いました。
「その分・・・すみれの分まで僕が頑張るよ」と彼が言いました。
そして、
「家の人には何を言われても、もう良いんだよ・・・すみれの事が好きだから・・・」
「でも、僕が我慢しなくっちゃいけない事がすみれの浮気だとは思っていないから・・・」
と言いました。
「色々、考えて我慢してみたんだけれど・・・・、一緒に居られないからといって
僕への気持を否定して他の男と浮気するなんて・・・・
僕は、すみれの事が好きだから・・・・
他の男と一緒に居る、すみれの姿を想像したくない。
だから・・・・僕はすみれの浮気を許せない・・・ごめんね。」
と最後に彼が言うと私は、
「もう、いいよ。」
「浮気はしないから・・・しないじゃなくて・・・ホントは出来ないから・・・・・」
と言いました。
実際、気持の分散をしようと思って、浮気をするとは言ったものの、
こんなに彼の事が好きなのに他の人へ気持が移行するはずも無く、
それは私が、彼の家の人への嫉妬心の表れでしか過ぎなかっただけでした。
少しでも、私のように彼にも嫉妬してもらいたいとそう思った私のエゴでした。
私は彼が「浮気したい」と言う私の発言に対して、強く否定してくれた事を
とても、感謝しました。
いくら、不倫の関係とはいえ、本当に相手の事を想っているのなら、
相手を誰にも取られたくないと思う心理は普通の事だからです。
彼が本当に素直な人で感謝しました。
私達は何でも話し合えるように約束しました。
何時も、ちっぽけな事で躓かない様に・・・・。
私達の関係はほんの些細な事で壊れてしまいそうな危うい関係です。
でも、気持が強く繋がってさえ居れば、
どんな困難な事でも乗り越えて行けそうな気持になります。
それは私が「堕胎」という悲しい過去で無くしてしまった大切な気持を
一つずつ一つずつとても、ゆっくりと・・・・
本当にゆっくりと取り戻す事と似ていました。
メッセで彼と話して御互いに納得をした後、最後に私は彼に、こう言いました。
「あのね・・・・・明日ね・・・・・・私を連れて行って。」
彼はこの私との旅行のすぐ後に又、出張に行く事になっていて、
何も予定の無い私に一緒に行けたら良いね、と言ってくれていました。
次の日の朝、私は子供と一緒に彼を待っていました。
道中はまるで本当の幸せな家族の様でした。
彼の、その日の仕事は観光地の中でのもので、
自然と私達の泊まる場所も温泉ホテルに決まりました。
でも、そこで私は見てはいけないものを見てしまいました。
私は変に記憶力の良い女で、自分にとって、どうでも良い事は
何度、言われても忘れてしまうのに、
どうしても、自分と切っても切り離せない物は何時まで経っても忘れない
というような、変な癖を持っていました。
そして、そこで見てはいけないものを見てしまった私が、
その後、とんでもない事を仕出かすのを、その時は私自身
そして・・・誰も知りませんでした。
<今日の出来事>
今日は子供の初運動会でした。
小雨が降りそうだったので体育館の中で行う事になりました。
徹夜気味で作った御弁当の出来はバッチリでした。
から揚げを見て、子供が朝から食べたそうにしていたので少し多めに
作っておいた分を食べさせました。
「一等取れるといいね〜♪」と言うとニコッ(⌒∇⌒) としていました。
今日は同居人は出勤だったので、運動会には来ないものと思っていたのに、
朝一で会社に欠勤の旨を電話していました。
「パパも行くの?」と聞くと「当たり前だろっ」との返事。
「だったら昨日のうちに言っとけよ! ! ! ! ! !」と思って
ムカムカしていたのですが、運動会の前に子供を泣かせてはいけないと思い、
我慢していました。
それが・・・・・それがですよ・・・・・・・。
私、今日、久々に・・・・・。
他人様にぶち切れて
しまいました。
いやはや、運動会は大成功だったんですよ。
うちの子はカケッコで1等になりました。
私と一緒の競技はビリになりましたけれど・・・・・・・(;^_^ A フキフキ
子供もそれはそれは、楽しそうにして居ました。
お昼過ぎに運動会も終わり、家に戻る時に子供がナカナカ階段を上らず、
少し上の踊り場で、子供が上って来るのを待っていました。
何せ、うちは団地の5階なもので子供も階段を上るのに
嫌気がさしていたんだろうとは思いますが、機嫌の良い時は一気に
5階まで上ってしまうので、ただ単に甘えているだけなんだろうと思います。
「ほら、頑張ってアンヨして! !」そう言う頃にはもう、泣き出していました。
それでも、後、1階分を上れば自宅のドアに到着なので黙って
自分で歩くのを待っていました。
子供の泣き声は大きくなって階段じゅうに響き渡りました。
「もう、ちょっとだよ! !頑張って〜」と私が言うと・・・・・
それはイキナリ上の階から聞こえてきました。
「ウルセー! !」
「( ̄□ ̄;誰の声?」と思い、とっさに階段を駆け上がると、
それはうちの隣の住人でした。
「うるせーんだよ。」目が合った途端また同じ言葉を言われました。
「子供が階段を上がる練習をしているので・・・・・・」
普通は「スイマセン」と言うべきだったかも知れません。
でも、隣人の睨みようたっら、普通の人から考えられないような目つきで、
私も 「ムカッッ! !」っとしてしまいました。
「うるせーんだって、こっちは寝てんだぁ。」
隣人は又もや、横暴な口の利き方です。
「すいません
、でも子供を歩かせないと、何時まで経っても一人で歩かないので・・・・」そう私が言うと、
舌打ちをしながら、半分、開きかけのドアを隣人は閉めました。
私・・・・頭に来ました。本当に頭に来ました。
うちは元々、煩い家で同居人との夫婦喧嘩も団地内では有名です。
恥かしい事に警察を呼ばれた事もありました。
隣人に何度も今日のように怒鳴られた事もあります。かばってくれた事もありました。
菓子折りを持って謝りに行った事もあります。
その時は少し優しい人でした。でも、うちの事を「迷惑な隣人」と思っていたでしょう。
でも・・・・今日は別です。
子供の泣き声が煩い?!自分が寝てるから耳障りだ?!
(゚Д゚)ハァ?
「テメェーよー。ガキもいねーくせに、何、ぬかしてやがる! !
ガキを甘やかして育てるとなっっ。一番、可哀相なのはガキ本人なんだぜっっ。
何時までも自分で何も出来なくってなっっ。
そんな大人になっちまうんだよ! !
テメェがうちのガキの将来まで面倒見てくれんのかよ! !
確かになぁ〜昨日もうちのガキはこの階段を上ったんだぜ、
今日はちょっと機嫌悪くて上ってないけどよ! !
自分で歩く事を教えないとな、何時まで経っても歩けない子供になっちまうんだよ! !
何が寝てるから煩いだぁ〜?
いくら土曜だからってな今、何時だと思ってるんだ、
人間は昼間、活動して、夜、寝る生き物じゃねーのかよ?
テメェの生活時間帯に合わせて、こっちは生きてられねーんだよ。
ウルセー・ウルセー言ってんならよ、
テメェーの車のマフラーの音もどうにかならねーのかよ! !
人に文句言う時は、言い方と自分のやってる事、
見直してから言えよ! !ボケッッ」
そう思って居ましたが、幾らなんでも面と向って言える訳でもなく、
子供を抱きかかえて、自分の家に入ると隣人に聞こえるように思いっきり、
自宅の玄関ドアに2回ほど蹴りを食らわせてしまいました。
直後、隣人の家のドアが開きましたが、すぐに又、閉まってしまいました。
団地暮らしなんてウンザリ、同居人の仕事が落ち着いて収入が安定したら、
いやがおうでも引越ししたいと思います。
玄関ドアは・・・・その後、上手く開かない様になってしまいました。(T_T)。
物に八つ当たりするのはやっぱり、いけない事ですよね・・・・
深く反省しました。m(__ __)mスイマセン・・。
それにしても、今日は同居人もビックリしていました。
私は幾ら腹が経っても他人に対して、特に親しく身近で何時も一緒に居る
ような家族や友達や恋人以外には切れたりすることはありません。
それも、相手から拒絶されたり暴言を吐かれたり、裏切られたりしないと
切れるなんて稀です。
(当てはまらない時もありますが、特に同居人との喧嘩。)
私も大人と呼ばれてしまう年代ですから、団地生活=共同生活くらい知っています。
でも、今回は子供の泣き声に対して、そういう態度で攻撃した事に対して、
酷く怒っています。
注意するなら、もっと言い方を変えたほうが良いと思いました。
「子供さんが泣いてるようですが、どうしたんですか?」
「少し煩いので、泣き止むようにお願いします。」
普通の注意の仕方は出来ないんでしょうか・・・・。
イキナリ、睨みつけて「ウルセー! !」じゃ・・・・・
こっちだって相手の車に悪戯くらいしたくなって来ちゃいます。
まぁ、それも大人気ないので思っていてもしませんけどね。(^▽^笑)
今日は思いっきり、毒舌になってしまいました。スイマセン・・・・。
彼は休日なのでジッと家に居るかのかも・・・・。
今日はメールも何も無い日々、今日の早朝3時頃、メッセにオフラインが
残っていました。
「今週は1日しか逢えなかったね。来週はイッパイ逢いたいな。」
そんな風に書いてありました。
私は・・・・「逢いたいのはヤマヤマなんだけどね〜仕事の話、
御互い納得してないしね・・・・」と思い、
少し又、モヤモヤしてしまいました。
「たまに逢わない日々もいいんじゃない?」と少し思ったりもして・・・・・。
そんな、イライラモードの土曜日でした。