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2002年06月13日(木) 今までの事<不倫される>


結婚してからも同居人に浮気をされた事を前に書きましたが、
それはとても滑稽な物でした。
同居人は年末だというのに喧嘩の末、出て行ったきりで戻って来ませんでし
たが、実家から同居人の両親が、家に来る事になっていて、
その頃までには帰宅しました。
同居人の借金の問題が話し合いによって一段落をした直後、
同居人の浮気が発覚しました。
お正月休みの間、私はモヤモヤした気持を押し込めていましたが、
同居人は「遊びなんだし、離婚は考えて無いから」と言いました。
それよりも同居人の両親の方が心配をして、「相手の所へ行こう」という
話になってしまいました。
自分の息子の事よりも孫の行く末を考えてくれた事は、私にとって
とても有難い事でしたが・・・。
その日は年末という事もあり、相手の方は自宅に居ませんでした。
両親が実家に戻る日が近付き、私にこう言って帰って行きました。
「相手の人とはキチンと話すように・・・息子も離婚しないと言ってるんだから・・・」
「相手に納得の行くように話し合いをしてね・・・
私達も孫の顔を見られなくなるのは嫌なんだから」
同居人の両親は私と同居人の結婚について、良くも悪くも意見をした事は
なかったのですが、
私の気持より、自分達の意見・・・孫と他人になるのが嫌だから離婚しないで
くれと言われた事に対して、少し寂しい気持ちになりました。

両親が実家に帰ってから毎日のように電話が来ました。
「相手には連絡したの?」
「キチンと話をつけてね。」
「子供の調子は変わらない?」
電話が来る度に心のモヤモヤが広がって行くのが解りました。
両親は同居人が家に居るのにもかかわらず、同居人とは話をしないで電話を
切りました。
何日も、こんな日が続き、私もイライラしだして同居人に、
「自分で何とかしようと思わないの?」
「現に今も、その人から携帯に連絡あるでしょ?」と迫りました。
それでも、同居人は何も言いませんでした。

次の日、私は意を決して相手に電話をしました。
相手は何を言われているのかサッパリ解らない様子でした。
私はやっと自分の名前を名乗ると相手は
「お姉さまですか?」と私に聞いてきました。
「いいえ、妻ですが・・・・」と言うと、相手はとても驚いた様子でした。
話を聞くと相手は同居人が既婚者で子持ちという事を知らずに居たようで、
同居人からも一言も聞いて居なかったそうです。
「何時頃、結婚したのですか?」
と相手は本当に何も知らない様子でした。
私は、その時まで相手へ憎いとという感情を少し持っていました。
それは同居人への愛情ではなかったと思いますが、
毎日、夜泣きが酷く手の掛かるようになって来た、子供が居るのに
毎週のように朝帰りをさせる相手の心境はどんな物なのだろう?と思っていました。
結婚前に私が不倫した時はある程度、覚悟を決めて居た部分もあったので、
相手もそうだろうと錯覚していたのです。
話を聞いていくうちに、同居人の職場の取引相手だということや、
初めて会ってすぐに同居人が「付き合あお〜か?」と言った事などが解りました。
相手は私と話をしていくうちに段々、涙声になって来ました。
私は可哀相になって「主人の事が好きだったのですか?」と聞きました。
「好きに・・・・なりかけていました。」と相手は答えました。
私は憎しみの鉾先が相手の女性から同居人に変わっていくのが解りました。
相手の悲しみも少し解るような気がしました。
少し話して「離婚・・・すると思いますので、これからは自由に付き合って
いけると思いますよ」と相手に言いました。
相手の人は「いいえ、私が悪いんです。」と言いました。
「主人が戻りましたら連絡させます。」と言って私は電話を切りました。
同居人が帰宅して、私の怒りはすぐに爆発しました。
「貴方には子供が居ないんですか?」
「どうせ、付き合うんなら結婚してる事も子供が居る事も理解してくれるような人

と付き合えば?」
「ハッキリ言って貴方のやっている事は結婚詐欺と変わらないんじゃない?」
同居人は「解ったって・・・・」と何時もと変わらずでした。
その後、同居人は相手の所へ電話をして「聞いたとおりだから・・・・」と
一言だけ言いました。
私は同居人の神経を疑いました。
「相手の人に迷惑を掛けた、悪い事をしたと思わないんだろうか・・・・。」
私は同居人に「離婚しますから・・・・」と言うと、
同居人は「ホントに悪いと思ってるから・・・」
と言って土下座をして謝りました。
私は家族に土下座をするくらいの浮気ならしない方がいいと思い、
同居人の姿を見て、「なんて情けないんだろう・・・・」と思いました。
次に同居人の実家から電話が来た時、
同居人が自ら電話を取って事のなりを説明しました。
私が離婚したいと言っていると言うと、電話を変わるように言われました。
「これから、孫が成長するのに父親は不可欠だとは思わないの?」
「息子も、もう2度としないって言ってるんだから許してあげて・・・」
そして、最後に





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その時は悲しい気持でした。
でも、9歳も年下と結婚した私は周りから随分
「結婚生活の中で1度くらいそういう事だってあるよね」
と言われ続けて来たので、それはそれで、覚悟して来ました。
ただ、同居人が「遊び」で浮気をした事が悲しかったんだと思います。
相手の人が本気で好きだったら私なりに、
納得出来た事も多少はあっただろう・・・。
もう少し相手の人へも家族にも心ある行動や言動をして欲しかった・・・。
家族の事を土下座するくらい大切だったら尚の事・・・・。
そう思いました。

暫く経って少し落ち着きを取り戻した私は1冊の本を読みました。
前の不倫の時、どうやったら彼が離婚出来るのかと思い、
沢山の法律の本や離婚のプロセスの本を買い込んで熟読しました。
その中には離婚を選ばなかった人達の本もあったり、家庭内別居に至ったのは
どうしてか?というような本もありました。
私が読み返したのは「ひとつ屋根の下の他人」という本でした。
その中には「夫の靴を履いてみる」という項目がありました。
又、「心の傷ついたご主人の訴えに耳を傾ける」
「ご主人の暴力の意味を知る」
という項目もあって、読み進めるうちに「
うちと同じかも・・・・」と当てはまる点が幾つもありました。
そういえば、出産してからの半年間、子供にばかり掛かりっきりで同居人の事は
やはり、二の次になっていた部分がありました。
完全母乳だった事もあり、眠る場所も同居人の横から子供の横に変わり、
寝不足が続く夜には同居人が勤めに出るのに見送りにも出ない時がありました。
帰宅時間が遅い同居人とは御飯を一緒に食べる事もなくなり、
子供を御風呂に入れるのも私の役目で、「少しくらい早く帰ってきてよ」と
詰った事もありました。
私は本を読み終えると
「仕事から疲れて帰って来ているのに、私の態度がこうだったら、
きっと落ち着けないな・・・・」と私は少し反省しました。

そして、私は前の不倫相手の事を思い出しました。
彼も最初、自分の妻の事を詰ってこう言いました。
「仕事から戻って家に居ても、近所の奥さん連中との世間話ばかり俺にして来て
疲れる」
「どうして中年になってくると女はあんな風に変わるんだろう・・」
「群れにならないと何も出来ないのか?オバサン・パワーはウンザリするよ。」
でも、私はその時、20代で結婚した事も無く、
彼が何を言っているのかサッパリ解りませんでした。
離婚の話が彼と奥さんの間で話し合われた時、最後に出て来たのは
一番下の娘さんの事だったそうです。
娘さんは中学生で彼の事を慕っていたそうです。
彼も娘さんの気持を思うと奥さんの事は置いておいても
娘の為に家に居てあげたいと思ったのかもしれません。
やはり、結婚は二人の意志で出来たとしても、
離婚においては「家族」の問題があるので容易に出来無い物なのだな・・・
とそう思い返しました。
私は彼の奥さんの事も思いだしました。
私が妊娠をして離婚の話が初めて出た時、
彼女は少し感情的になって居たかもしれませんが、
それから、彼が入院をして家に戻る間、約2年間、彼女は私に
接触して来ようとはしませんでした。
年の功からか、とても落ち着いた口調で話す人だったように思います。
彼と奥さんの間に相手を思いやる感情が残っていたかは定かではありませんが、
最初の電話の後、
私の事を一度たりとも攻撃して来ようとしなかった彼女の気持ちを
自分の同居人の浮気と照らし合わせた時、頭の下がる思いでした。

そして、今。
現在、付き合っている彼の事を思います・・・・。
彼も又、奥さんとは心では繋がっていないと私に言います。
ただ、子供の事を思うと離婚出来ないと・・・・。
結婚生活も10年を超える彼。
子供も大きくなり、いつの間にか家の中では
自分の事を尊敬や労りの目で見てくれる人が居なくなってしまったと嘆いています。
ただ、彼の過去の話を聞くと、
仕事や趣味に没頭していて、家族の事を顧なかった部分も
あるように見えます。
子育てが大変な時期に家族の事はそっちのけで自分の趣味を真っ当しようとして、
ホイホイ出掛けて行かれたら、家に居る奥さんも、たまった物では無いでしょう。
しかも、仕事の帰りも遅く家族と一緒に居てあげられる時間も今までは少なかった
ように思えます。
自分の事を尊敬してもらえない、家族に愛されていないと嘆く彼・・・。
でも、それは過去に自分のしてきた事がネックになっている事を
気づいて欲しいと思います。
彼の奥さんにも又、彼の今の心境に耳を傾けてあげられれば、
何となく、修復出来そうな気がするのは私だけでしょうか?
前に彼と私の間で問題が勃発した時に、
「家の中の問題はすみれには関係ないでしょ?」と彼に言われた事がありました。
私は突き放されたようで、とても悲しかったです。
「修復しようなんて気はサラサラないよ。」と言っていた彼ですが、
私は心の中で「腐っても夫婦って言うしね・・・
どうにか修復すればいいのに」と思っていました。
あの「ひとつ屋根の下の他人」はそんな彼と奥さんにプレゼントしたい一冊です。


同居人の浮気から色々、考えて私は何とか努力しようとしました。
でも、結果は出ませんでした。
もう、努力するのもやめてしまいました。
私と同居人は何も繋がっていません。
ただ、子供が居るのでかろうじて「夫婦」や「家族」と呼べるだけです。
悲しい関係だと思います。
そして、彼と私も、心は繋がっていても形がありません。
それも、悲しい関係です。

御互い家の中が上手く行っていないから、不倫しているというわけで
は無いけれど・・・。
何だか最近、色々と矛盾していて解らない事だらけです。

不倫をしている人達は皆、何処へ行こうとしているのでしょうか・・・・・。
何処まで行ったら答えがみつかるのでしょうか・・・・。
誰に聞いても解らないんだと思います・・・・。
誰も知らない事なのですから・・・・・。




<今日の出来事>


昨日、やっと彼と友達の事を納得して話せたと思ったのに、
今朝の電話では又、別問題でイザコザ・・・。
彼から頼まれた仕事の事で・・・・。

ほとんどの仕事は彼がアイデアを出してくれて解決したけれど、
まだ、難問が残っていて、遣り方は解っているのだけれど、
良い案が思い浮かばない私。
締め切りが迫って来て彼も少し気持が焦ってる。
一緒に考えて欲しいと思う私、一人で頑張って欲しいと思う彼。
意見が合わない・・・・。
仕事の事だから、彼に甘えられない。
思っていることが素直に言えない。
私にはそんなにスキルも能力も無い。
彼に「実践じゃないと何も身につかないよ」と言われても、自信も無い。
「解ってるんだ、解ってるんだよ。」
でも、やっぱり、考えても考えても何も思いつかない。
電話を切った後、久々に悔しくて大粒の涙が零れた。
遣りたかった仕事なんだ・・・・それなのに、どうして出来ないんだろう。
彼からのメール・・・。
「すぐに怒らないで欲しい、何も会話が成立しなくなるから」
お昼くらいには、
「仕事の事、今夜あたり一緒に考えられるけれど順調に進んでる?」
一応、仕事は夕方に提出したけれど、解らない所はそのままにして出しました。
もう、自分に自信も無いので仕事は引き受けないって付け足して。
夜に又、彼からメール。
「出来ると思ったから頼んだんだよ。提出されたものに問題は無かったから・・・」
仕事帰りのメッセでは・・・。
「今日は逢えないんだね。寂しい・・・・」って・・・・。

何だか、無性に腹がたつ。
彼にも・・・仕事はマンツーマンで教えてくれないのに、
何で会う時間があるなら「仕事の事、一緒に考えよう」って
一言でも言ってくれないんだろ?と腹がたつ。
そりゃ〜一緒に考えたら私の力にならないかも知れないけれど・・・。
少しくらい助け舟を出してくれよ〜(T_T)。
それよりも、なによりも、自分に腹がたつ、
「何で、こんな事が出来ないんだ?」と・・・・。
自分の無能さに腹がたって泣いてしまった。
悔しくて悔しくて仕方が無い。
そもそも、私には文章力が無いんだな・・・・。
この日記もそうだろう・・・・。
人からして見たら、話がリアルだから覗いてるだけで、
私が書いてる事を理解してくれたり、共感してくれる人なんて少ないんだろうな・・・・。
「おめぇ〜の話、解りづらいんだよぉ〜」と思ってる人が沢山、居るんだろうな・・・。
私が書く文章・・・・。なんて情けないんだろう・・・・。
こりじゃ〜やっぱり、仕事は引き受けられない。
今すぐ、スキルアップは出来ないけれど、

決めました。

最近、怠けてて全然、して無かったけれど・・・・。
私、本を読みます。
1週間に1冊から始めます。
読んだら、感想書きます。
ここにでは無いけれど・・・。
出来たら描写の多い本を選んだりして、
それで、少しでも表現方法を学べたら得した気分です。
毎日、時間が無いので、どうなるか解らないけれど・・・。
彼から貰う仕事はどしてもやりたい。
でも、今はそんな段階じゃ無いんだという事に気がつきました。
もう少し、自分自身で勉強します。
それから、胸を張って仕事を引き受けます。


ここを覗いて下さっている方、有難う御座います。
こんな、私の拙い文章を読んでくださって、
本当に本当に感謝しています。



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