こんなに好きでもいいですか? すみれ 【MAIL】【HOME
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2002年06月09日(日) 今までの事<突然の対面>



彼と知り合って毎日のようにメールとメッセの遣り取りを繰り返した。
その間に私の誕生日があって、
丁度その日の0時にバースデイカードが届くように、
彼からの粋な計らいもあった。
毎日、不毛な家庭で死んだように生きていた私に心の張り合いみたいな物が
少しづつ出来て来た。
随分、時間が経ったように思ったが、まだ知り合って1ヶ月も経って居なかった。

或る日、彼が会社からメッセで呼掛けてくれた時、とても寂しそうにして言った事がある。

「なんだか・・・心寂しいな・・・」
「どうしたの?何かあった?」
「別に何もないよ」
「じゃ〜どうしたの?仕事でミスとかしちゃった?」
「仕事は順調だよ・・・そういうんじゃなくて・・・」
「うん?」
「今日・・・すみれさんに逢いたかった・・・・」
「・・・・・・・・」
「でも・・・いいよ。まだ前の人の事もあるし・・・
逢える機会は沢山あると思うから」

「うん・・ご・・・めんね・・・」

その時の彼はとても寂しそうで何かを諦めたように・・・
私は本当に申し訳ない気持になってしまった。

前の相手とは会う約束をするまで3ヶ月もメール交換や電話を繰り返した。
彼と同じように、ほとんど毎日、御互いの近況を遣り取りした。
それでも、逢うまで3ヶ月も掛かった。
その間、私の住んでいる街にも何度か足を運んでいたようだったが、
会う約束はしなかった。
メール交換している間「?」と思った事もある。
相手から携帯メールが来る事のほうが多かったし、
詳しい過去の話もそうそうしなかった。
だから尚更、慎重だった。
それなのに、相手はただのお遊びだと思っていた。
私は相手に詰め寄った。
遊びだったら遊びの関係を真っ当してあげるとも言った。
それきり、2度と会わなかった。
去年の今頃の話・・・。

彼にはその人の事を話していたので、彼も私と逢うのを躊躇していたと思う。
私も彼に人から騙される馬鹿な女として見られるのも嫌だった。
だから、御互い逢うのはもっともっと後だと思っていた。
その時の事を彼は「すみれとは逢えないと思ってたよ」と言う。

彼の寂しい呟きを聞いてから暫く経って、
又同じような状況になった日があった、
私が仕事から帰ってきて、御飯を作って、子供をあやして、
彼はその間、ずっと会社で私がメッセで話せる時間まで待っていてくれる。
彼の同僚が1人、2人と会社を後にする中、彼は仕事も終ったというのに、
何時もネットオークションで時間を潰してジッと待っていてくれた。
その日も同じくメッセを立ち上げると彼は
「こんばんは」と話しかけて来てくれる。
もうそろそろ、帰ろうかな?と言う前に彼が
「すみれとは・・・・まだまだ、逢えないね、きっと・・」と言う。
前に御飯を一緒に食べに行こう〜と言われて
「まだ・・・・逢うのは後でもいい?」と言ってから、
彼は私に、あんな風に誘う事は無かった。私を気遣っての事だと思う。
でも・・・私も本当は彼に逢いたかった。
メールで毎日、遣り取りしてもメッセで毎晩、会話しても・・・。
それはただのちっぽけな箱の世界の中の出来事であって、
幾ら電話で会話しても目に見えない架空の人物のような気がして。
この街の何処かで私が想って居る人が存在してくれるだけでいいと
最初は思っていたけれど、
彼への想いは段々、膨らんでしまって・・・・・。
とうとう・・・・言ってしまった。


「今から、逢おう・・・・・」


これで・・・・断られたら・・・・・。

私からは何も・・・・・・・・。

言わないでおこう・・・・・・・・・。


勇気を振り絞って言ってみた・・・・。


最初は彼も、まだ躊躇して
「すみれが・・・無理するといけないから、いいんだよ」と 
言ってたが、
少し強引なその日の私を想ってくれたのか、突然の対面を承諾してくれた。
もう、時計は10時を過ぎようとしていた。

それから、彼が家の近くまで来る間。
心臓がドキドキして止まらなかった。
彼と逢うまで残り時間は約30分。
その間、何を着て行けば良いのか、どんな化粧をしていけば良いのか、
香水は?どんなバック?マニキュアを塗る時間さえ無いな・・・。
こんなんでいいのかな?と頭の中をグルグルしていたが、
帰宅していた同居人には
「今から急に友達の所へ行く事になったから」
と吐き捨てるように嘘を吐いたのには
自分でもビックリするほど素早かった。

少し早めに家を出て、さほど遠くない待ち合わせ場所まで車で移動する。
(この時、彼の車が私の横を通り過ぎたそうです。彼曰く「この人がすみれさん?」
と思ったと言ってました。良い意味なのか悪い意味なのか・・・)
5分ほど待ったら、それっぽい人が車に乗って現れた、私達は逢う直前まで
御互いの容姿の事を話さなかった。もちろん、写真交換なんてしていない。
だから、尚更彼は解りやすいように車を止めてくれた。
ドキドキして車を降りて彼の車に近付いた。
「こんばんは」私は少し会釈をして車に乗り込んだ。
「こんばんは」今まで電話でしか聞いた事のない彼の声が
こんなに近くに聞こえる。
私は目深に帽子を被っていたので彼はきっと私の顔をよく見えないはず。
でも、顔を覗き込むでも無くユッタリと車を走らせて駐車場を出る。
「何処に行こうか?」と聞いてくれたが行く当てもなく、ただ、車を走らせる。
恥かしすぎてチラッとしか見ていない彼の第一印象は、
スーツを着ていたせいか、ちょっとお堅いイメージ、頭の回転も早そうで、
心の内をみすかられそうな感じがした。
でも、何時もメールやメッセで人柄は知っていたのでドキドキして顔を強張らせ
ながらも笑って話せた。

彼は家の近くの河川敷で車を止めた。
小さな子供が居るから、余り遠くなっても悪いねと言って・・・。
普段も沢山の話をしていたけれど、そこで私達は又、沢山の話をした。
彼の前の彼女の話をしている時、
私は自分の不倫感に関して話をした。
遊びで人と付き合うと後から空虚な気持しか残らない。
不倫については・・・・
答えは無かったけれど、最後の最後に面倒臭い問題が勃発して
どちらかが家庭に逃げ戻るのは卑怯だ。
そして、私はこう言った。






↑エンピツ投票ボタン これを聞いて大体の人は引くと思います。

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今になって考えると、どういうつもりで言ったのか自分でも解らない。
少し怖かったんだと思う、
人に裏切られたりする事に慣れっこになるのはもう、嫌だったし。
彼に対して指した言葉じゃなかったかもしれないけれど、
あの時も今も私の心の中には彼が住んでいて、
簡単に裏切られて失うのは嫌だと思った。
だから、付き合うとなるとお互いに家庭や仕事や子育てや、
その他諸々の事を抱えていて色々、問題はあるけれど、
気持だけはお互いの事を第一にと考えて貰える、
そんな付き合いがしたかったんだと思う。
彼はその時、無言だった・・・・・。
何を考えているのか私には解らなかったけれど、
彼も彼なりに色々考えて居たんだと思う。

暫く他愛の無い話に戻して会話していると彼が唐突に私にこう言った。






↑皆さん?この聞き方って、日本語ですか?笑 エンピツ投票ボタン

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彼が私に「お願いを聞いて欲しい」質問の仕方は・・・ホントに可笑しかった。
「それってどういう意味?」と思ったけれど・・・意味は通じた。
ここぞ! !っと言う時に何故か、とちってしまった彼を
年上のくせに「可愛い人」と思った。

「手を繋いで欲しい」と言った彼。
私達はメッセを終わらせる時、「バーチャル恋愛なら何でも出来るね」と
オヤスミのチュ♪や腕枕をしてオヤスミ〜と言ったり
何だかママゴトのように恋人気分を楽しんでいた。
でも、彼の本音は
「僕が今、すみれさんと逢っても出来る事は・・・手を繋ぐ事ぐらいだよ」
だった。
彼は私と初めて逢った日、勇気を出して自分がしたい事を口にしたんだと思った。
「手を繋ぐ」本当に他愛の無い事。でも、それが大切な事だと解っている人。
それが私にとって彼だった。
何時までも尽きない話・・・空はもう白々として来た。
そろそろ、帰らなくっちゃいけないんだなっと思った時、どちらからともなく、
ギュと抱き合った。
彼に逢えた嬉しさと現実の世界の辛さと何だか解らない想いでイッパイになった。
少し彼自身が私をこんなに夢中にさせた事を恨めしくも思った。

涙が出た・・・。

もっと一緒に居て話をして居たいと思ったけれど、
別々な所へ帰らなくっちゃいけない・・・。
繋いだ手も離したくないけれど、時間が来たら離さなくちゃいけない・・・・。
寂しく思った・・・・・。
彼がキスしてくれた後、「来週、時間が取れたら又逢おうね」と言ってくれた。
帰りに来た道と違う道を通ったら、
彼が「あれ?ここ何処?」と言って帰り道を少し忘れてしまった。
私は「あぁ〜ここから行ったら遠回りだよ〜」と心の中で言ってたけれど、
口に出さなかった。
彼と少しでも長く居たくて・・・・わざとに教えなかった。
この時の事は今でも内緒(^▽^笑)

家に帰ってくると、もう空は明るかった。
PCの椅子に座って今までの事を少し考えた。
彼と逢うまで沢山の話をした、チャットしながらPCの前で初めて涙もした。
私が彼の特別な人になれますようにと毎晩神様にお願いもした。
小さな箱の中は
倫理も・・・
道徳も・・・
批判も・・・
中傷も・・・
何も存在しなかった。

何時も朝まで話をして、
大好きと
愛してると
オヤスミと
キスと
腕枕と
何時か逢えたらいいね
を沢山繰り返した。

私は今でもあの言霊達を信じています。




<今日の出来事>


今日はね〜♪とても良い事がありました。
お友達の婚姻届の証人欄に私の名前を書きました。
結婚生活が破綻している、こんな私でも良い?と聞くと
「是非、すみれに〜」とのお言葉。
とても光栄な事でした。
私の婚姻届の欄には実父の知り合いで私の全然、知らないオジサンの名前が
載ってしまいました。
証人は誰でも良いと言うけれど、考えてみるとヤッパリ人選をちゃんと
しておけば良かったかも・・。
肝っ玉母さんの名に相応しく私の母は
「証人なんて誰でも良いんだから、役所の周りを歩いてる、
その辺のオジサンにペンを渡して書いて貰いなさい。」
と言いました。(^▽^笑)
お友達に「提出は今月中?6月の花嫁は幸せになると言うよ?」と言うと、
「離婚も多いらしいよ」と言う話。
考えてみれば、それはそうだね。
6月は結婚式ラッシュ、結婚する人も多ければ離婚率も高いはず。
私もそのうち経験者になるはず・・・・6月の結婚経験者は語る。(^▽^笑)
お友達夫婦にはそうなって欲しくないです。
彼女達は遠い遠い距離を一生懸命?!努力して?!やっと結ばれた人達なので、
これからは今までの分、思い切りラブラブ★して下さい。

っと言う事で今日は一日中、お出掛けだったので彼と電話は出来ませんでした。
家の電話は非通知3件。メールで洗車の途中に電話してくれた事を知りました。

ところで、土曜日に彼とこんな話をしました。
今月から始めたライフワーク(この日記の事です)
彼には「何時か教えてあげる」と言っていますが、
ネット上で色々、しているんだよ〜という所までは、
教えてしまいました。
ネット上で出来る事・・・HP作成とかゲームをダウンロードしたりとか・・・。
でも話題はweb日記の事・・・・。
彼は何故、自分の日記をweb上に流すのかが解らないみたい・・・・。
特に私のようにBBSを付けないで日記を書く事の意味合いが解らないらしい。
BBSは日記を読んで訪れる人が色々な意見を書き込んでくれたり、
励ましてくれたり、批判をしてくれる所で、それが無いという事は単に人の意見を
受け入れないという事じゃないかと受け取れてしまいます。
実の所、私もBBSを付けない日記作家さん達を見てきて
「解るよ〜その気持」「えっ?それは違うんじゃない?」
と思ってもBBSが無いので書き込めなかったりします。
でも、どちらにしても日記は読み続けているんですけどね。
彼は独りよがりの日記なら別にweb上で流す必要は無いんじゃないか?と言います。
( ̄ヘ ̄)ウーン どうなんでしょうね〜、私はそんなに小難しく考えたつもりも無く
日記を始めてしまいました。
ただ足跡みたいな物が欲しかっただけなのですが・・・。
BBSをつけないのは・・・・つけ方を知らないからかも・・・(;^_^ A フキフキ
でも、ただこうやって書いているだけで何処かで誰かが私の日記を読んでいる
事で少し救われたり、
私自身、誰かが読んでくれている事で自分の存在価値みたいなものが
広がればいいな〜と思っています。
正直な所、批判されたり中傷されたりするのは嫌です。
言葉は汚いのですが(スイマセン・・・漁師町で育ったもので・・・・(;^_^ A フキフキ)
「オメェ〜に批判される為に日記書いてんじゃねぇ〜んだよ!!」
位の気持で書いてます。m(__ __)m
共感して貰える人が居たら、それはそれでとても嬉しい事です。
現実から逃げてる?!かも知れませんが、言うなれば逃げ場所が
無いから書いてるのかもしれません。
それで、誰にも迷惑掛けなかったら万々歳です。
彼はこれを見てちょっと怒るかもしれませんが「こんな事書いてたの?」
とか言われるかもしれません。
でも、彼も・・この日記を読んで不快に思った人も、2度と見なれけば良い話。
この日記だけは私の世界なので・・・・誰にも邪魔されたくないのが本音です。
最後に彼が「寂しいから日記を流しているのかな?」と言っていました。
私もそうかな〜?と少し共感して話が終った後に、
自分で自分に「何故、日記を書いてるの?」と問いてみると。
もう一人の私が・・・。
「うんうん、寂しいよ・・・好きな人と一緒に居られない寂しさ・・。
自分の家庭と相手の家庭を比較したり・・・。
彼にも子供が居て私より大切だと思ってるんだよね・・・・とか
何だか解らないけれど・・・・・寂しくて寂しくて・・・・・」
と言っていました。
前に誰かの日記に「アエラ」という雑誌に「web日記を書く人達の心理」
という特集が組まれていた事を知りました。
早速、深層心理を探りたく問い合わせをしましたが、
バックナンバーは無いそうです。
ネットオークションも覗きましたがありませんでした。
どなたか2001年9月17日号の「アエラ」をお持ちの方、又、
理容室や病院の待合室にて見かけた方、
ご一報を下さい〜(T_T)。



☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆★☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆★・゚☆
今日もこんな長い日記を読んで下さって有難う御座います。m(__ __)m。
更新が遅くてスイマセン。何ぶん話が長いもので・・・・。
今、要点を纏める勉強中です。
投票ボタンを調子づいて2つも設置してしまいました。
ランキングを気にしていらっしゃる方が居たら申訳御座いません。
私的にはランキングは余り気にしていません。
貴方の愛の目で日記を読んで下されば、十分です。
(話がオモロク無い時は外してみたりしたいと思っています。)
↑本当の話なのにオモロクないとはどういう意味か?自分でも理解不能。
又、お暇で手が空いた時にでも覗いてやって下さい。m(__ __)m。
☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆★☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆★☆.。.☆



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