僕らの日常
 mirin



  特別 2@晴臣

でも、そんなことボクにはどうでもよくて、顔に出した?
いつも気をつけてた筈。そんな簡単にわかるほど今まで
苦労したワケじゃない聞かなくちゃ!理由を...

『ちょっと待ってよ!さっきの何!どういう意味!』
『ん?・・・なんとなく。思ったから言ってみただけ』

でも、そんなに慌てられるとは思わなくて…ごめんね。と
申し訳なさそうに小さく謝られて、変に意気込みすぎた
ボクはその場にへたり込んだ。

『わっ。だいじょうぶ?』
『へいきー、なんかあんまりな答えで気が抜けただけだし』

まさか、なんとなくなんて言われて、変に緊張した自分が
馬鹿馬鹿しくて、おかしそうに口元を押さえていた。

『何?何か、おかしい?』
『うん、なんか馬鹿馬鹿しくなってきちゃって』
『だったら、笑えばいいよ。スッキリするから』

そう言って微笑んだ、よく考えてみれば笑う側はそっちじゃ
ないのに、彼はにこにこ笑っていてボクはつられて笑った。

今思えば、妙な出会い方したんだよね。
もう、ただの笑い話っぽい・・・
それでも、そんな変な出会い方の友達は今親友になっている
なんとなくの偶然の産物に感謝してるよ・・・。

欲しいものはあの2人の両手
それは、たぶん今も何も変わらない変える必要もない

けど、欲しいものをもうひとつだけ見つけたから
今は、そっちだけ専念するって、決めたよ、ボクの特別な友達

2002年05月18日(土)
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