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■ 死神くん
『死ぬまであと三日間 悔いのないように生きてください』
って死神くんは言ってたけど、
どーなんだろうなあ。
三日間の間、すごく幸せなことがあったとしても、
「もう死んでもいい」って思うんじゃなくて、
もっと欲が出てきてしまうような気がする。
こんなに楽しいんだからまだ死ねないって思ってしまいそう。
じゃあ逆に、残りの三日間で人生最悪なことばかり起こったら、
「もう死にたい」って思って逆に未練なく死ねるのかな。
でも死ぬ前にそんな最悪なことばかりって、やだな。
結局、死ぬのってやだな。
自分の人生に自分じゃ結論つけられないな。
自分で幕がひけない。
死って、基本的に自分じゃ決められないな。
突然病気になるのも。
事故に遭うのも。
生も死も、体験するのは私たちなのに、
私たちの手には余るんだな。
でも、生も死も、考えてみれば、自分で決められてしまうとなったら、
とんでもない重責だ。
無理だ、って、思ってしまうかもしれない。
そこまで考えられない。
それをもっと大きなものがマネジメントするのは、
神様の最後の親心ってやつだろうか。
時に私たちがそれを、理不尽だと嘆いたとしても。
2014年04月18日(金)
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