2013年11月21日(木)  時をこえて「あいうえおうさま」

子どもの頃、おやこ劇場で「あいうえおうさま かきくけこうさん」という舞台を観た。

昔から言葉遊びが大好きだったから、よく覚えているのか、あるいはこの舞台が言葉遊び好きを加速させたのか。

この舞台に登場したキャラクターだったのか、触発されて自分で作り出したのか、「ん」君というキャラクターを描くようになったのが小学校高学年の頃で、クラスの中でちょっと流行って、わたしの他にも「ん」君を描いてくれる女の子が何人かいた。

「ん」は、いつからどこから日本語に現れたのか?を徹底解明する 『ん―日本語最後の謎に挑む』(山口謠司)を2010年に読んで、そんなことを思い出したのだけど、さらに昨年、上野の国際こども図書館で「あいうえおうさま」の絵本シリーズと再会。

そうそう、著者は寺村輝夫さん、絵は和歌山静子さん。
今もロングセラーで読み継がれているのか、とうれしくなった。

さらにさらについ最近のこと。
以前お仕事した土井美奈子さんのページに、おうさまが次々と現れるようになった。
聞けば、アニメ「ぼくは王さま」なるものがあり、そちらを手がけられているのだとか。

facebookページ(サイト名)もできたと聞き、よろこびいさんで「いいね!」した。

ところで、わたしが見た舞台は、いつ、どこの劇団が上演したものだったのか。

気になって、ネットで調べてみると、人形劇団京芸が1981年に上演してい記録が見つかった。
1970年生まれのわたしが11歳の年。
わたしが観たのは、その堺公演だった可能性が高い。
人形劇だったか生身の人間が演じていたかすらあやふやなほど記憶は薄れているというのに、30年以上経ってもタイトルと「ん」君だけはしっかりと心に刻まれている。

おうさまとわたしは、今もつながっている。

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