3月にNHK BSプレミアムで放送された「大人女子のアニメタイム」(今井雅子は第3話、山本文緒さん原作の「どこかではないここ」の脚本を担当)。その3作品合同打ち上げが、放送から2か月経った今宵、原宿のシャンニーカフェでにぎやかに行われた。
「どこかではないここ」の脚本会議でご一緒した人の他は知らない人だらけで、最初は、どこに身を置こうかとそわそわ。一軒家のアットホームな雰囲気と、制作会社キュリオスコープのプロデューサー菅原花子さんの「皆さんをつなげたい」という心配りあふれる司会のおかげで、少しずつ居心地が良くなっていった。
第1話「夕餉」(山田詠美さん原作)の脚本・金春智子さん、第2話「人生ベストテン」(角田光代さん原作)の脚本・吉田玲子さんともご挨拶できた。
吉田玲子さんは、おじゃる丸創世記の頃からしばらく脚本を書かれていた大先輩。大ヒットアニメ「けいおん!!」と「バクマン。」も手がけられている。金春智子さんは「一休さん」「花の子ルンルン」「Dr.スランプ アラレちゃん」 「うる星やつら」をはじめ、わたしが子どもの頃に夢中になったアニメ作品の数々を手がけられた方。そんなお二人と同じシリーズ作品に参加できて、なんとありがたいこと。
NHKよる★ドラ「ビターシュガー」を観て、「大人女子アニメ」脚本に声をかけてくださった菅原花子さんに、あらためて感謝。
仕事のご縁には、つくづく恵まれているわたし。そちらで運を使い込んでいるせいか、パーティの抽選大会では当たりに恵まれていなかったのだけど、今宵は、こよなく愛する泡の中の泡、MOETのゴールドを射止めさせていただいた。
大人女子アニメの女神にも微笑んでもらえた様子。今後、毎年恒例の定番シリーズになったときに、また声をかけてもらえる運が残っていますように。
締めの頃に挨拶された男性が、ほろ酔い加減で「大人女子アニメって何なんだ?」を連発したのが妙に可笑しく、会場は爆笑。同じように感じていた男性陣が多かったのかもしれない。「打ち合わせでは男性の意見は全無視」「男にはわからない世界」という声も。
カルチャーショックやギャップを抱えながら異文化の作品を作り上げるような気持ちで「これでいいのだろうか」と首を傾げつつ作り上げ、今でも「これでよかったのだろうか」と戸惑いつつ、打ち上げにやってきて、「盛り上がってるから良かったようだ」とお酒を飲んでいる……そんな大人男子陣の、普段の作品とは違う苦労に感謝。
話が弾むパーティは、食事が残ってしまう。今回はお店の大盤振る舞いも手伝って、かなりの料理が残ってしまった。前菜からデザートまで品数が多く、盛りつけも豪快で、北京ダックを切り分け、中身の鶏肉で青椒鶏肉絲(チンジャオロースの鶏肉版)とスープを作るなど、大皿料理の一品一品がどれも本格的で手を抜かない全力投球。しかし、しゃべる口と食べる口は同じなので、食べるのが追いつかなかった。
「もったいないですね。持ち帰りましょう」と誰からともなく言い出し、お店の方にパックを借り、パックが足りなくなるとビニール袋を借り、黙々と詰め続けた。もちろん、すべて、女性。「きれいに片づきましたね」「気持ちいいですね」「明日の朝どうしようって思ってたんですよ」「助かりますね」と充足感と主婦感を分かち合い、「この感覚が大人女子!」と笑い合った。
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