2004年05月29日(土)  幸せのおすそわけ

■大学時代の体育会仲間・shooter君の結婚式→披露宴→2次会へ。式は目黒のカトリック教会にて。天井が高く、とても厳かな雰囲気。ただ一人、マイクをつけている神父さん、賛美歌は持ち歌のはずなんだけど……これはご愛嬌。はじめてお目にかかる新婦は長身の美人。でも、誓いの返事の声はハキハキ。新郎を引っ張っていくタイプかなあという第一印象は次第に確信となっていく。

■披露宴は恵比寿近くの羽澤ガーデンにて。満鉄総裁の邸宅だったとかで、ロケーションは最高。庭園を見渡せるオープンテラスのテーブル席を自由に移動できるビュッフェスタイル。食事の評判は噂に聞いていたけど、お刺身も寿司も新鮮で期待以上。名物のバーベキューにも大満足。とくにジューシーなホタテは涙もの。圧巻はデザートビュッフェ。ざっと見ても10種類は超えていたはず。全種類は制覇できなかったけど、生クリーム系も焼菓子系もおいしい。ウェディングケーキはハート型。新婦はハート好きとのこと。■テレビ局同士のカップルなので、司会はアナウンサー。「新郎とは仕方なくおつきあいしております」「シャンパンポンチ、ほんのり(みなさんが飛ばした)シャボン玉の味がします」などと適度に毒をまぶしたトークが絶妙で、口だけじゃなくて頭の回転もなめらか。と、「ここで、たった今届いた電報をご紹介します」と司会が読み上げた電報は、ある男性が新婦にあてたもの。「今日君は世界一の花嫁になっているだろう」というとろけそうな内容なのだが、この「僕って誰?」の疑問がふくらみきったところで、差出人は新郎だとわかる。まさに新郎新婦が世界の中心になったところで新郎の「愛を叫ぶ」挨拶があり、披露宴はめでたくお開き。■恵比寿ZESTを借り切った2次会で、さらに酒に酔い、自分に酔う新郎。「派手に飲む」コツを覚えた体育会での4年間はちゃんと今に生きている。というかあの頃から飲み方は成長していない。集まった体育会の仲間たちも昔のままの飲みっぷりで、楽しい酔っぱらいになっていた。■新郎shooter君とわたしは誕生日が一日違い(正確には、わたしが生まれた364日後生まれ)。社会人になった最初の誕生日に「おめでとう」と電話をしたら、翌日、わたしの誕生日に「おめでとう」の電報が届いた。人のうれしいことを自分のことのように喜べるいいヤツで、きっとあったかい家庭で育ったんだろうなと想像し、幸せな結婚をしてほしいなあと願っていたら、本当にその通りだった。ご両親と妹さんは、よくしゃべりよく笑う人たちで、新婦のご両親も上品なのにユーモアのセンスも抜群。新郎を指して「こんな男ですけどね」とおどける花嫁のパパの余裕は、ただものではないと思った。「share」という言葉が好きなので、人の幸せをおすそ分けしてもらえる結婚イベントも好きだけど、今日は、ほんとにごちそうさまでした。

2002年05月29日(水)  SESSION9
1979年05月29日(火)  4年2組日記 お母さんのおてつだい

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