「てっぱん」撮影終了を祝う会（>>>昨日の日記）の興奮冷めやらず、なかなか寝つけなかったのに、いつもより早く目が覚める。ホテルはbs-hiが映るので、朝から「てっぱん」３枚。あかりの父・公一が現れる盛り上がりの中で打ち上げというのもいいタイミングだった。

何度食べたか数えきれないホテルのバイキング朝食の食べ納めはせず、チェックアウトして谷町四丁目の交差点へ向かう。角あたりにある谷町カルツォーネが売りのお店が土曜はモーニングをやっていると言っていたのを思い出したのだけど、店を見つけられなかった。あきらめて地下鉄にもぐるには惜しく、その辺をぶらぶら歩いていると、初めて見るパン屋が。ひじきパンとクロワッサンザマンドとミルク多めのカプチーノを注文。昨日から甘いものが食べたかった。

この界隈に来ることも、もうないのかもと思いながら、パンをかじる。「つばさ」の打ち上げのときは自宅に帰ったけれど、今回は旅先なので、ちょっと感傷的になる。大阪を「旅先」と打ってしまってから、手が止まった。生まれ育った関西を離れて二十年近く。今や大阪は旅の地になっている。そういえば、「てっぱん」の初稿を上げたとき、大阪弁がネイティブっぽくないと指摘された。すっかり錆ついていた母国語を磨き直す機会をもらった。最近は、大阪弁で話すほうがラクだし、やっぱり自分はこっちだなと感じる。

大阪はハングルで대판(デパン)というらしく、てっぱんと響きがよく似ている。てっぱんの都・デパン。

新大阪駅で、毎度おなじみ５５１の豚まんと「くくる」のたこ焼きをお土産に買う。いくつの豚まん、たこ焼きを買い求めたことか。これを買って帰らないと、留守番のたまの機嫌が悪い。
東京の自宅に着き、豚まんとたこ焼きを食べ、落ち着く間もなくたまの手を引いて新宿へ。今宵は応援団の現役諸君を囲むＯＢ会。３月に母校で行われる団の総会で講演をするので、その宣伝とともに「てっぱん」観てくださいとお願いする。わたしが脚本をやっていることを知らなかった先輩方が多く、「うちの家内が観てる」と立て続けに声をかけられた。尾道の向島出身という先輩がいて、「昔はお好み焼きを洋食（一銭洋食の略か？）と呼んでいた」「向島まで泳いで渡っていた」と半生記前の思い出話をしてくださる。

たまは傍若無人に会場を走り回り、はしゃいでいた。内弁慶なくせに、パーティの雰囲気は好きらしい。学ランのお兄さんにも、なぜかなついていた。

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今日のtwitterより（下から上に時間が流れます） >>>もっと読む てっぱん撮影終了後の記者取材で「今一番したいことは？」と朝ドラヒロインに向けられる定番の質問。われらがヒロインあかり(瀧本美織)の答えは「このあとの打ち上げです」。この愛すべき天然ぶりがチームの求心力。ヒロイン発表会見では好きなお好み焼きを聞かれて「プレーン！」 #teppan posted at 10:35:00 てっぱん撮影終了。「あかりにも、私、美織にも、いっぱい愛をありがとうございました」とヒロインあかり役の瀧本美織さん。長丁場を乗り切った関係者一同がお互いを労いあい、笑顔を弾けさせる撮り切り光景に、感無量。てっぱんチームには、愛があふれてます。 #teppan posted at 02:32:01

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