つばさ第1週の放送最終日の6日目。BS2で観て、総合で観て、一週間分まとめて放送を観る。娘のたまの「たま語」のつばさ語録も一週間でずいぶん収穫できた。30日の初日から「シ〜ザ〜」と主題歌に合わせて歌い、「なんでシーザーっていってるの?」と突っ込み、わたしが「ママはお仕事で『つばさ』作ってるんだよ」と教えると、「たまちゃん、おしごとで、ちょうちょさんつくってるの」と張り合っていたが、毎日毎日何度も観るものだから、次第に「つばさ」を「ママを横取りするライバル」視するようになった。「ちゅばさ、おわり〜」とテレビを止めようとしたり、「たまちゃんでてないよ」と訴えたり、「だんだんがいいよ」と前作を引き合いに出したり。「だんだん」と言えば、竹内まりやさんのナレーションが「また明日。だんだん」と締めくくることが多かったが、たまはそれが印象に残っているらしく、「つばさ」の放送が終わると、「ちゅばさっていわないの?」と不思議がる。
昼から四ツ谷駅近くの土手で花見。同席した皆さん、「つばさ、観てますよー」。スタッフに面と向かって悪口言う人はいないだろうから贔屓点は加算されているだろうけれど、「面白い」「ヒロインが可愛い」などと好意的。「家事の描写が細かくてリアル」と細かいところをよく観てくれている人も。作り手の意図や意欲がけっこう伝わっていることに、ほくほくする。
「つばさ」は一週間ごとの「パッケージ感」を意識していて、毎週月曜日の入口と土曜日の出口をしっかり作り、サブタイトルもその週にふさわしいものを吟味してつけている。第1週「ハタチのおかんとホーローの母」に続いて、第2週は「甘玉堂よ、永遠に」。この週も小ネタがいろいろ登場。斎藤清六さん演じる中古機械のブローカー・田中さんが紹介する和菓子製造機の「あずき2号」。わたしのご近所仲間で鉄道ファンのT氏は「あずさ2号が登場するのですか!」と興奮したが、「あずさ」に横棒一本足して「あずき」である。鉄道といえば、西武鉄道と東武鉄道が競い合うように「つばさ」ラッピング電車を走らせているのが話題になっているが、つばさの弟・知秋が「鉄道ファン」らしきものを愛読しているのも見逃せない。どうやら知秋は「鉄」の様子。知秋を演じる冨浦智嗣君は、わたしのまわりの主婦の間で話題沸騰。声といい、動きといい、想定外なところが「気になる〜」「くぎづけ〜」となるそう。
今後も度々登場する「一見おふざけ、でも重要」アイテムとしては、一週で外箱だけ登場した「センジュくん」。掃除道具を千手観音状態にした便利なんだか不便なんだかわからない代物。つばさの母・加乃子が一攫千金を目論んだものの大量の在庫を抱え、玉木家で場所を取ることに。こういう売れないものに夢を託してきた結果、加乃子の借金は膨らんでしまった模様。2週ではセンジュくんを実演販売する加乃子も見られ、放浪の10年間の生き様がうかがえる。
そして、これまた「一見おふざけ、でも重要」なサンバダンサーが玉木家のお茶の間に登場。何度も見ると感覚が麻痺してくるけれど、初めて見ると度肝を抜かれるかもしれない。畳の上を踊り歩くサンバダンサーは、なんともシュール。
連続テレビ小説「つばさ」
【放送】
総合・デジタル総合 (月)〜(土)8:15〜8:30
デジタル衛星ハイビジョン (月)〜(土)7:30〜7:45
衛星第2 (月)〜(土)7:45〜8:00
[再放送]
総合・デジタル総合 (月)〜(土)12:45〜13:00
衛星第2 (月)〜(土)19:30〜19:45 (土)9:30〜11:00(一週間分)
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