2009年02月27日(金)  魔法の粉ごっこ

明日マンションの配水管に水を通す作業があるので、水まわりをきれいにしておこうと思い立つ。娘のたまにボロ布を与え、「魔法の粉ごっこをしよう」と呼びかけると、その魅惑の響きに騙され、「まほうのこなごっこ、する!」と乗ってきた。京都のスーパー家事執行人メグさんが置いて行ってくれた魔法の粉=重層を洗面台にふりかけて、ゴシゴシ。心を込めて磨くと心の中も磨かれて精神状態にもよろしいらしい。面白くなってきて、ドアについた手垢もゴシゴシ。

掃除をしながら、いろんな話をする。もうこんなにしゃべれるのか、いつの間にこんなことを覚えたんだろ、と驚かされる。「アメリカ」と口にしてしまい、「アメリカ、知らないよね」と言うと、「アメリカ、しってるよ。アメリカ、とおいの」。いつ誰に聞いたのか、世の中を知る手がかりをどんどん仕入れて溜め込んでいる。

子どもの記憶力といえば、「断片を読む力」に感心する。タイヤの欠片だけでメーカー名を突き止める鑑識ばりの観察力と推理力で、たとえば、お菓子の袋の切れ端を見て、それを食べたことを察してしまう。わずか数センチの切れ端で、模様も何もないのに、「ひばばのクッキー」などと具体的なお菓子の名前に結びつける。文字情報をまだ持たず、写真を撮るように記憶しているゆえ、一部から全体を想像する力が優れているのだろうか。そういうわけで、ボロ布の出所もすぐに見破ってしまい、「たまちゃんのふく、きらないで」「パパのパンツ、イヤ」などと注文がつく。

後日談だが、土曜日、待てど暮らせど配水管作業の方は現れず、お知らせのチラシを確認したら、一週間ずれていた。子どもの記憶力はたのもしく、親の記憶力は心もとない。

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2002年02月27日(水)  世の中は狭い。いや、世界が広くなったのだ。

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