この1週間、仕事の合間に悪戦苦闘していたのがMacのiphotoという機能を使った『たまアルバム』作り。デザインを選び、雛形に好きな写真とコメントをはめ込むだけの作業なのだけど、Macらしいスマートゆえに不親切な説明に試行錯誤を迫られた。先日、Macユーザーの先輩である友人のセピー君が鎌倉で一緒に過ごした一日をアルバムにして贈ってくれたのだけど、今さらながらこんな面倒なことをよくやってくれたなあと頭が下がる。自分の子どものためじゃなかったら、途中で投げ出すところだった。それでも何とか要領を覚え、ダンナに書かせた「たまへの手紙」も入れ込み、無事完成。あとは製本されて届くのを待つばかり。
実は、たまの一才の誕生日に手づくりのアルバムを贈る計画はあった。スクラップブックに初挑戦するという意気込みは時間が経つうちにしぼみ、手づくりはやっぱり無理だと諦めたものの代案はなく、Macに乗り換えたのを機会に「これなら簡単に作れるかも」と思ったものの、エンジンがかかるまでに1か月、製作に1週間。2週間ほどでアルバムが届く頃には、たまは1才10か月。10か月も遅れ、もはや「2才の誕生日に1才の誕生日プレゼントを贈る」状態だけど、結婚式の写真の整理がまだのわたしにしては、仕事が早い。かわいいわが子のことだから、優先順位が上がったのだ。
すんなり進まなかった分、つまずくたびに「わたし、いま、親らしいことしてるぞ」という気持ちになれた。自分のことで手一杯で、保育園の先生にもお医者さんにも「お母さん、しっかりしてください」としかられっぱなし。定刻に登園すると拍手され、毎度のように忘れ物をし、今朝なんかジーンズのファスナーを閉め忘れていた。鏡を見るのを忘れるので、たまがふざけて貼り付けたシール(「会議」と書いてあった)をおでこの真ん中につけたままだった日も。考え事をしながらスナップボタンを留めて、肉(皮膚)を挟んでしまったことは数知れず。それでも「ママ、きー!」(ママ大好き)と抱きついてくれる娘に、少しは母親らしいことをしなくては。
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