友人の絵師(イラストレーターというよりこっちの表現のほうがしっくりくる)ミヤケマイの作品集第2弾『ココでないドコか-forget me not-』が届く。最初の作品集は購入したのだけど、今回はコメントを寄せたので一冊贈呈してもらえることになった。わたしが以前ミヤケマイのサイトに寄せた文章を本人が気に入ってくれ、「ぜひ書いてぇ」と指名してくれたのだが、ご一緒させてもらえる機会はあるのかしらんと活躍を眩しく眺めていたミヤケマイの作品集にのっかれるなんてと一も二もなく引き受けた。レイアウトを手がけたのはミヤケマイとの共通の友人、名久井直子で、これまたうれしい顔合わせ。
わたしが寄せたコメント(タイトルは『マイルーム願望』)には英訳がつき、見開きで掲載。そうそうたる顔ぶれの寄稿者の中に作家の角田光代さんがいて、目次ではわたしの名前と並ぶ形になっているのがこれまたうれしい。角田さんの小説を映画化するという企画に関わって以来ファンになって、ミヤケマイが表紙を手がけた対談集『酔って言いたい夜もある』も自分がその場にいるみたいに楽しく読んだ。映画は残念ながら成立しなかったけれど、こんなところで遭遇できた。もちろん角田さんのコメントは真っ先に読んだ。ミヤケマイの作品をよく知る人が読めば、こんな例え方があったのかと新鮮に映り、まだ知らない人が読めば、知りたくてたまらなくなる。そんな力を持ったコメントに、さすがと唸った。
作品集は4日から新宿高島屋を皮切りに4つの高島屋をめぐる同タイトルのミヤケマイ個展にあわせて発売(税込み8888円)。もちろん個展会場でも買い求められる。さらに、付録つきもあって、こちらは16800円。2倍近くするだけあって、付録は豪華3点。『異界万華鏡』『困ったときの紙だのみ』(カードが運勢を決めてくれる代物らしい)『錦小風呂敷』といかにもミヤケマイらしいセンスの名前がついている。額入りのミヤケマイ作品にはなかなか手が出ないという人にも、おすすめ。こちらは今月下旬発売(ただいま予約受付中)とのことで、わたしもまだ実物を見ていないのだけど、作品展会場で見本が展示されるとのこと。
ミヤケマイ個展「ココでないドコか」高島屋 2008 ◆6月4日(水)〜6月17日(火)高島屋新宿店10階美術画廊 ◆6月25日(水)〜7月1日(火)高島屋東京店6階美術画廊 ◆7月9日(水)〜7月15日(火)高島屋京都店6階美術画廊 ◆8月13日(水)〜8月19日(火)高島屋横浜店7階美術画廊 |
2007年06月06日(水) わたし好みだらけの『そのときは彼によろしく』
2005年06月06日(月) ニューオーガニックレストラン『orto』
2004年06月06日(日) レーガン元大統領、逝去。
2002年06月06日(木) 同窓会の縁