近所の整骨院の名物助手ウキちゃんの武勇伝第5弾。以前、「オーストラリアの首都はシドニー」と答えた院長に、「ちょっとー。シドニーはアメリカなんですけどー」と突っ込んだウキちゃん。「キャンベラ」という正解は知っていたけど、シドニーがオーストラリアの有名な都市だということは知らなかった。人が知らないことは知ってるのに、人が知っていることは知らないところがウキちゃんのウキちゃんたる所以。そんな「首都、得意なんです」なウキちゃんネタに続報が入った。
患者さんのいない昼下がり、「東京の首都って新宿ですかね?」と不意にウキちゃんが言いだし、院長が「はぁ?」と聞き返すと、「都庁があるから新宿が首都って話なんですけどー」と、なぜか口をとがらせるウキちゃん。自分が言っていることに自信があるときは攻撃的になる。「東京の首都、じゃなくて、東京が首都なんじゃないの?」と院長。「どこの?」「日本に決まってるだろ!」「ああ、日本か」という会話があった。その話を院長から報告され、「東京の首都って発想がウキちゃんだねえ」と笑いあったのだが、帰り道に「県庁所在地」という言葉を思い出した。「東京の県庁(都庁)所在地は新宿」なら正しいのではないか。
早速東京都のサイトを調べてみると、「(1)都道府県庁の位置は、条例でこれを定めるよう、地方自治法で定められている。 (2)東京都では『東京都庁の位置を定める条例』により、東京都新宿区西新宿二丁目と定めている」とはっきり書いてあるではないか。「都庁所在地」を「首都」と呼んだからおかしかったのだけど、都庁所在地は東京都の首都のようなものだから、ウキちゃん正解。無駄に大きな自信には根拠があったのだ。やっぱり首都が得意なウキちゃん。でも、「日本の首都は東京」というど真ん中の常識は抜けていて、すがすがしいほどスケールがでかい。
「東京の首都・新宿」を出発して「日本の首都・東京」の街を走り抜けた東京マラソン2008(10km一般女子の部)の記録証が届いた。記録は1:13:51で、スタート地点までの経過時間を引いたネットタイム(参考とカッコ書き)は、1:04:17。スタート時点まで14分以上かかっていたらまさかの50分台だったのだけど、思ったほど足踏みしていなかった。驚いたのは順位で、1302人中370位。自信のある人たちはフルマラソンの部に出ているからとはいえ、上位3分の1以内に入れたのは、なかなかの健闘。マラソンで全身を使ったせいか腰痛がやわらいだのはよかったけれど、整骨院に行く機会が減ってウキちゃんネタを仕入れられなくなったのは痛手。
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