保育園のお迎えのとき、「たまちゃん、やっぱり女の子ですねえ」と保育士さんがしみじみと言った。一歳上の教室に遊びに行ったときのこと、そこの女の子が三角巾を頭に巻いたのを保育士さんが「かわいい」とほめた。それを見たたまは、三角巾を探し出し、自分も頭に巻こうとしたという。あれを巻けばかわいいと言ってもらえると思い、真似しようとしたのだ。かわいいという言葉に反応するところが女の子ねと保育士さんは感心していた。
「かわいい」がほめ言葉ってことはちゃんとわかっていて、どうしたら言ってもらえるか考える。一歳児にも乙女心はあるんだなあとしみじみする。それにしても、何やってたって「かわいい」と言われて、人生でいちばん「かわいい」を頂戴する一歳児(わたしだって一歳の頃は言われたはずだ!)でさえ「かわいい」と言わせる努力を惜しまないのだから、ぼさぼさ頭とのびのびトレーナーで開き直っている母も見習わなくては。三十路女にだって乙女心はある。いや、今やすっかり言われることがなくなったからこそ「かわいい」を聞きたい気持ちは一歳児に負けてないのだけど、三角巾かぶったって、「かわいい」とはならないのが悲しいところ。
2007年01月10日(水) マタニティオレンジ57 鏡っ子たまちゃんとダスキンちゃん
2005年01月10日(月) オペラシアターこんにゃく座『森は生きている』
2004年01月10日(土) ラブリー「ニモ」!