2007年01月10日(水)  マタニティオレンジ57 鏡っ子たまちゃんとダスキンちゃん

生後141日目の娘のたまと、新年初ベビービクス。スタジオの正面の壁は鏡張りになっているのだが、この鏡を見せるのが楽しみだった。たまは2か月半頃から鏡に興味を示しはじめ、3か月を過ぎると、鏡の中の自分に笑いかけるようになった。4か月半の今では、鏡に向かって「オウ」「アウ」と大きな身振りを交えて話しかける。鏡に映っているのが自分であるのか、別な赤ちゃんだと思っているのか、たまの頭の中はうかがい知れないけれど、わたしは「鏡っ子たまちゃん」と名づけ、出かける前に「鏡っ子たまちゃん、行ってきまーす。お留守番よろしくねー」と声をかけたり、外出先では「おや、鏡っ子たまちゃん、ここにもいるねー」と話しかけたりしている。鏡の中に住む、たまそっくりな女の子という設定。たまを抱いて百面相している鏡の中のママが面白くて笑っているのではという気もするが、一人で鏡の前に置いても、じーっと見入っている。その間に、ささっとお皿を洗ったり掃除機をかけたりできるので、鏡っ子たまちゃんはベビーシッターになる。

年末辺りから、スフィンクスのポーズで鏡に向き合わせると、肘を突き出し、鏡っ子たまちゃんに向かってハイハイの真似事を始めるようになった。少しでもお近づきになりたいという気持ちの表れだろうか。気持ちは前へ進んでいるけれど、手足の動きが伴わず、おなかを軸にして時計回りに回転する。だいたい十二時から三時までの90度ぐらいで力尽きるが、滑りがいいときは六時、九時と大きく回る。フローリングの床にこすりつけたおなかで拭き掃除をしてくれるので「ダスキンちゃん」と呼んでいるが、よだれがボタボタ落ちる後を追いかけて床を拭いているわたしも「ダスキンさん」になる。腕の支える力や足のけり出す力がつき、タイミングが合うようになると、ハイハイになるのだろう。おしりを落とし、おなかを床にこすりつけてのハイハイを「ズリバイ」、おしりを上げてのハイハイを「高バイ」と呼ぶらしい。

ハイハイを始めると見張っておくのが大変、「じっとしてた頃に戻りたいわ〜」となるらしいが、早く見てみたい気もする。まさに、「這えば立て、立てば歩めの親ごころ」(と昔から言うらしい)。大きな鏡だったら鏡っ子たまちゃんの吸引力も増すだろうか、というわけでベビービクスのスタジオの鏡に期待したのだった。ところが、鏡の前のたまはキョロキョロするものの鏡に向かって進もうとする気配なし。鏡が大きすぎて、他の赤ちゃんやママやいろんなものが映り込んでいるので、鏡っ子たまちゃんに集中できない様子だった。

2005年01月10日(月)  オペラシアターこんにゃく座『森は生きている』
2004年01月10日(土)  ラブリー「ニモ」!

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