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エンピツユニオン



読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2006年05月31日(水)
うそうそ(畠中恵)

●読了:うそうそ(畠中恵)
若だんな、初めて江戸を出る! 「しゃばけ」シリーズ第5弾は久々の長編小説! 
近頃江戸を騒がす地震の余波で頭に怪我をした、若だんな。主人に大甘の二人の手代と兄・松之助をお供に箱根でのんびり湯治の予定が、人さらい、天狗の襲撃、謎の少女の出現、ますます頻発する地震と、状況は時を重ねるごとに深刻になっていき……。病弱さなら誰にも負けない若だんなだが、果たして無事、長崎屋に帰れるのか?


若だんなは箱根に湯治に行くことになり、家の横から長崎屋の船に乗って小田原を目指す。ところが、船の中でふと気がつくと仁吉と佐助がいない。初めて江戸から出て旅に出るというのに、あの「若だんな命」の二人が揃って傍を離れるなんて。心配しながら到着した箱根で若だんなを待っていたものは・・・・。

昨日購入して、早速読了。1作目以来の長編。箱根という舞台設定が生かされていておもしろかった。箱根の旧街道の、昼でも暗い鬱蒼とした森の中の石畳の山道。あれを思い出すと、若だんなが夜の山道で襲われる場面がリアルに感じられる。若だんな、ゼイゼイ言いながらもちゃんと歩くんだから立派じゃないかと思ったり。
今回出来てきたあの女の子はぜひとも再登場して欲しい! 江戸まで若だんなを訪ねて来て長崎屋に居座って欲しいなあ。

●ハリポタ新刊
翻訳本、話題になってるか? なんだかすっかり忘れ去られている気がするんだけど、私が乗り遅れてるだけなんだろうか。

●新刊:オオトリ国記伝〈1〉魔物の闇(リアン・ハーン)
Across the Nightingale Floor(Lian Hearn)の翻訳が出ていた。そうか、こんなに血みどろの話だったのか。どうりで私の趣味に合わないわけだ。単純な好みだけど、「魔物の闇」よりも原タイトルの「うぐいす張りのむこうには」の方がずっと素敵なのに、どうして直訳タイトルにしなかったんだ?



2006年05月30日(火)
購入本

●購入本 和書1冊¥1470 洋雑誌1冊¥1449
うそうそ(畠中恵)¥1470
KNIT.1 06 summer¥1449

畠中恵の新刊が出ていたので書店で購入。
下の"KNIT.1"という本は編み物専門の洋雑誌の新刊。わー濃ゆい表紙。中身も濃ゆくて、ゴツイ男性が女装してるみたいな写真が・・・。"Art"がテーマだそうで、赤、黄色、緑の目の覚めるようなカラフルな色のニットがずらりと。実際に作るというより、私は見て楽しむ感じかなぁ。おもしろいからいいけど。公式サイトの"in this issue"で中身がちょっと見られる。紀伊国屋で買ったので1400円超だったけど、マグマートで買えば1000円位。洋書と同じで、洋雑誌も値段が「あって無い」らしい。



2006年05月19日(金)
購入本

●新刊:The Pinhoe Egg(Diana Wynne Jones)
Synopsis
Magical mayhem is afoot in a new adventure set in the worlds of the nine-lived enchanter Chrestomanci. As many people know already, it's Chrestomanci's job to control the magic in the related worlds. Using magic is always dangerous, and it always has consequences, so even the best-intentioned witch or warlock needs help and guidance from time to time. Not only that, but there are plenty of ordinary people in the worlds without even a whiff of magical ability, and they need someone to make sure that the magic-users don't get their own way all of the time. Even so, in the village around Chrestomanci Castle, all sorts of magical misuse is going on which very few people seem to be aware of! When Cat Chant finds the egg in Gammer Pinhoe's attic, he knows he has to have it. Marianne Pinhoe isn't sure what Gammer will think about that, but she lets him take it anyway. Rumour has it it's an elephant egg, but Cat's convinced it's a dragon's egg. Within the safety of Chrestomanci Castle, the egg eventually hatches - and at the same time, chaos breaks out in the surrounding village. Can Cat and Marianne get to the root of the problem, and can Cat's new charge help?

(情報元:倫子さん

9月初旬発売予定のクレストマンシーの新刊に、キャットが出るらしい。ほほ〜。それから、タイトルのPinhoeは人名だったみたいだが。どんな話だろうか。
今日、ハリポタの新刊『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を見かけた。店頭で見るまで発売されたことすら忘れてたよ。話題にもなってないような気がするなあ。

●アマゾンから到着 和書2冊¥880 洋書1冊¥756
鬱金の暁闇〈2〉―破妖の剣シリーズ6(前田珠子)
鬱金の暁闇〈3〉―破妖の剣シリーズ6(前田珠子)
Blue Bedroom and Other Stories(Rosamunde Pilcher)



2006年05月18日(木)
鬱金の暁闇〈1〉―破妖の剣シリーズ6(前田珠子)

●読了:鬱金の暁闇〈1〉―破妖の剣シリーズ6(前田珠子)
内容(「BOOK」データベースより)
姉のアーゼンターラを魔性に攫われたリメラトーンは、浮城の捕縛師になった。しかし彼がなりたかったのは、魔性を滅ぼし得る力を有する破妖剣士。破妖剣士になるには、高邁な思想や理想も血を吐くような努力も意味をなさない。選ぶのは破妖刀そのものだからだ。不信感を募らせる彼に城長から命令が下る。「我が浮城の至宝を奪還せよ」―至宝の名は紅蓮姫。最も強力な破妖刀の名前だった。


破妖シリーズ本編の6作目にして最終話、「金の妖主」ことラスの父を相手にするシリーズ(だろう、多分)の1巻。相変わらずストーリーは遅々として進まないけど、それを楽しむつもりで読めばおもしろかった。弟そっくりの新キャラがかわいいなあ。名前といい、外見といい、素敵すぎる! 本物の弟君が出てきたときのことを考えてワクワクしてしまった。
・・・しかし、このシリーズまだ完結してなかったんだ。シリーズ5作目の『翡翠の夢』までは新刊が出るとすぐに買って読んでいたのだけど、6作目の『鬱金の暁闇』に入ってからはあまりの遅さに「もっと話が進んでから再読しよう」と思って封印していたんだが。せっかく積読の山から発掘されたことだし、続きの2巻3巻も買ってみよう。

アメリカっていう国は・・・
エッセイ。おもしろいです。左の上から二つ目の「羞恥心も繊細さもゼロ」がよかった。



2006年05月17日(水)
ルナティカン(神林長平)

●読了:『ルナティカン』ハヤカワ文庫JA(神林長平)
内容(「BOOK」データベースより)
月面都市の大企業LAP社は、自社製アンドロイドの両親に人間の少年を養育させる実験を行なっていた。地球のノンフィクション作家リビーは、このポール少年に対する非人道的行為を告発するため月面を訪れた。とある事情からポールの成長を見守る自由探偵のリックと出会った彼女は、少年の哀しい出自を知る。それは、入植初期の地下都市跡で生活し、地上の人間からは蔑視される一族“ルナティカン”の物語でもあった…。


この本に出てくる「ルナティカン」という単語を知ったのは、まったく別のジャンルの女性向け同人誌だったりする。この作品のファンだという人が書いたダブルパロディ作品があって、それがおもしろかったので本屋でふと見かけたときに購入してみた。という風に出会った本。
わりとよかった。設定がおもしろい! こういう世界のこういう人たちに萌えてしまう気持ちはすごくわかる。月世界の地下に・・・(ネタバレ)・・・いいなあ。ルナティカンたちの風俗習慣、生態については、他の部分と同様にわりとアッサリ流されているので、「そこをもっと詳しく!」と読みながら思った。
・・・しかし、積読の山を着々と消化しつつあるのはいいことだ。読むものがなくなったら、洋書に戻れるかもしれない(^^;



2006年05月16日(火)
購入本

●アマゾンから 洋書2冊¥3250(割引あり)
Last-Minute Knitted Gifts
Vintage Knits: 30 Exquisite Vintage-Inspired Patterns for Cardigans, Twin Sets, Crewnecks and More中を見る

ふと気がついたら、アマゾンの「マイストア」がニット本で埋め尽くされている・・・。ううむ。
"Last-Minute Knitted Gifts"は有名な本で、この中のHourglass Sweater(砂時計セーター)というのが全世界的に大人気。図書館で一度借りて、しみじみ見ていたら欲しくなったので買ってみた。もうひとつの"Vintage Knits"は主にローワンの糸を使った作品集。オーソドックスな形のメリヤス編みのシンプルなデザインが多いので使えそう。



2006年05月13日(土)
途中の家(エラリイ・クイーン)

●読了:途中の家(エラリイ・クイーン)
ニューヨークとフィラデルフィアの中ほどにあるあばら家で殺人事件が起った。エラリイの手腕で被害者の男の意外な事実が暴露された。つまり彼は二つの町に妻を持つ二重結婚者だったのだ! 二人の妻はその名誉と潔白を賭して法廷に立つことになる。自選ベスト3に選ばれた、読者への挑戦状を付す迫力篇。

積読の山脈を崩して読んでみた。
2つの町にそれぞれ妻を持ち、2つの家庭を行ったり来たりしていた二重結婚者の男が被害者。2つの顔が入り混じる場である「途中の家」で殺されたことにより、事態が混乱していく。
設定が変わってておもしろいが、裁判シーンが延々と続くので全体的に回りくどくて読みにくかった。まぁ今となっては「二重結婚」という、それぞれの家で正しく「夫」と認識されているという状況に現実味が全然ないわけで(^^; そこがストーリーの肝だから文句をつけるわけにもいかないけれど、時代を感じた。



2006年05月08日(月)
ワームウッドの幻獣―クラッシャージョウ〈9〉(高千穂遙)

●読了:ワームウッドの幻獣―クラッシャージョウ〈9〉(高千穂遙)
内容(「BOOK」データベースより)
ジョウにふたりの実業家から護衛の依頼がきた。ただ、この仕事はもう一組、ことあるごとにジョウのチームに敵愾心を剥き出しにする“地獄の三姉妹”クラッシャーダーナのチームも請け負っていた。仕事の皮切りにコンテスト会場でのテロリストの攻撃からクライアントを守ったジョウたちは、幻獣アバドンが棲息するという未踏の惑星ワームウッドに向かった。派遣された調査隊がすべて消息を断っている危険な星で、ふたりの実業家は幻獣相手に狩りの腕を競おうというのだ。


久しぶりにクラッシャージョウシリーズ。昔、ソノラマ文庫にドップリ漬かり込んでた時期があって、その名残りで今でも気が向くとわりと読む。
この人の描く女性って、私から見るとみんないかにも「男性から見た女」そのものなのに、読んでていやな感じがしないのがいいなあ。年の功かね。むー。今回は3人のアマゾネスが出てきて、アルフィンもそれに張り合ってみんなで大暴れ。とりあえず美人コンテストのシーンは楽しかった。ワームウッドに着いてからの展開は、あまりインパクトはなかった。ふしぎ生物の設定がありがちだし。できればストーリーの要であるテロリストの動機あたりがもっと深く描かれていれば、その後の展開にもっと感情移入できたかも。
ま、楽しかったからいいか。



2006年05月04日(木)
祝福の園の殺人(篠田真由美)

●読了:祝福の園の殺人(篠田真由美)
17世紀イタリア。侯爵モンタルト家別邸の、亡き女主人が丹精込めて造った庭園で男の死体が発見される。つづいて次々と起こる侯爵家に関わる者たちの不可解な死。渦巻く血の輪舞(ロンド)。“呪われた庭”に隠された真実のメッセージとは何だったのか?建築探偵シリーズで大人気の著者が贈る長編幻想ミステリ。

先日読んだ琥珀の城の殺人(18世紀ヨーロッパが舞台)と同系統の作品。ゴシックミステリというのかな。幽霊が山ほど出てきそうなお館を舞台に、伯爵だの美貌の未亡人だの、貴族の御令嬢という美少女だの放蕩息子だのがきらびやかに出てきて、連続殺人事件が起きる話。そこには華麗なる一族の呪われた秘密が・・・!という感じの。
ミステリとしての出来はともかく、私は舞台設定だけで8割がたお腹いっぱいになった。たっぷり楽しめたから満足。本書は「庭園」という一種独特で完成した世界が謎の鍵になっているのがおもしろいと思った。
・・・どちらかというと琥珀の城の殺人の方が好みだったな。人物関係のドロドロぐあいが最高だった。



2006年05月03日(水)

最近読んだ本

●読了:ファイナルシーカー レスキューウイングス(小川一水)
●読了:こちら、郵政省特別配達課!(小川一水)
●読了:琥珀の城の殺人(篠田真由美)

チェンジリング―赤の誓約(ゲァス) (妹尾ゆふ子)
内容(「BOOK」データベースより)
幼い頃から「妖精を見る視力」を持つOLの美前は、携帯への無言電話に悩まされていた。同僚の聖子から誘われた合コンに向かう電車の中、美前は不思議な雰囲気の金髪の少年と出会う。それが異界への扉を開くとは知らぬまま…。子供の頃から感じていた違和感。その真相が明かされたとき、美前は予想もつかない決断を迫られる!書き下ろし現代SFファンタジー。


これはつい昨日読んだばかりの上、印象が強かったので記憶に残っている。
主人公の性格に腹が立った。彼女の「このまま放っておいてくれ」という心情を理解はできるけれど、あのウジウジした性格と強烈なネガティブ思考には読みながら何度もイライラしてしまった。なんとかして欲しいわ。ストーリーはおもしろいんだけど、それを楽しむ前提である美前の性格に不満が満杯というのは不幸すぎる。て、もしや作者の計算づくだろうか。