|
|
2002年03月26日(火) ■ |
|
メモライズの阿呆 |
|
●メモライズ日記がまた書き込めなくなったので、今だけ(かどうかは分からないが)他の日記帳で代用してみる。昨日以前の日記はログに保存済み。
●『朱色の研究』(有栖川有栖)読了 有栖川ミステリ。おもしろかった〜!没頭していたら、しっかり夜更かししてしまった。朱色に関係するトラウマとか悪夢が鍵になる話なので、全体に重い感じのする「強い」話だった。エネルギーがあるというか。感想は後ほど。
それより、謎とは関係ないし今更ではあるけど、アリスと火村男二人で恋人岬ってどうなの。婦夫波ねぇ、なんとも堂々としたもんだわ〜。この二人ってそれぞれトラウマがあったり、落ち込んだりもするけど、実はわりと強いところが好き。でも二人が出会ってなかったらどうなってたんだろう、とは思う。
●The Return of the King(J. R. R. Tolkien) この本は500p以上あるけど、本編は378pまでだ、とさっき気がついた。(^^;その先は追補編というやつ。今、2章。あまり急ぐと話が分からなくなるので、口の中で言葉を転がすようにしてゆっくり読んでいる。ピピンっておもしろいキャラクターだなぁ。彼はどこへ行ってもピピンだと思うと、本当ホッとする!
●買った本 『7SEEDS』(田村由美)¥409 『迷路の街で聞いた話―IBLARD Traveler’s Guidebook』(井上直久)¥945
『7SEEDS』(七つの種?)は田村由美のマンガ。『迷路の街で〜』は、イバラードについての・・散文、かなぁ。今読み中だけど、不思議でいい感じ♪
|
2002年03月27日(水) ■ |
|
『迷路の街で聞いた話』読了 |
|
●メモライズ。一応アクセスも書き込みも出来るものの、まだ暫定的な復旧だそうだ。どうせメモライズのことだから、どうせなおってもまた「不具合」が起こるんだろう(爆)どうも素人くさくて信用できないよ・・・。
●『朱色の研究』(有栖川有栖)の感想up:こちら
●『迷路の街で聞いた話―IBLARD Traveler’s Guidebook』(井上直久)読了 よ、よかった〜。素敵な本!井上直久は、アニメ『耳をすませば』が公開された時、製作に参加しているってことで興味を持って画集を買って以来のファン。『迷路の街で〜』は、ある青年が仕事でイバラードに初めて行ったという設定で、あちこちを訪問したり色々な人に会う様子をオムニバス的に綴った本。絵と文章が交互に来るので、イバラードを知らない人でもこれを読めば色んな事が分かると。マンガの『イバラード物語』のキャラもしっかり出てきていい感じ!!
●Newsweek(日本版) 今週は、なんと『千と千尋』の千尋が表紙だ!(ノ ̄∀ ̄)ノわぁお アニメ誌なんかではお馴染みの顔なのに、ニューズウィークだとインパクトがあるなぁ・・。記事は週遅れで、来週公開されます。
●『ファンタジー文学入門』(ブライアン・アトベリー) 書店で見かけた時タイトルになにやら覚えがあって、どこで見たんだろうと思いながらのぞいてみたら、ダイアナ・ウィン・ジョーンズのことがどっさり書いてあった・・・(ということは、多分銀の椅子で知ったんだろう)。邦訳本から未訳本のことまで色々と。地元の図書館にあるらしいので、早速借りに行ってこようかな。
|
2002年03月28日(木) ■ |
|
時の娘/The Return of the King |
|
●荻原規子さんの公式サイト時の娘のUpdateなひとこと(3/27)に、『トニーノの歌う魔法』の感想が載ってます。私もこの本を最初に読んだ時、天使の歌+ロミジュリが、DWJに料理されるとこうなるのか、と思ったです。 そう、それと「作品外の短い文章」の読む女の子たち、これは嬉しかった!「マンガ同人誌の存在が嬉しい」。そんな風に言う作家は、本当に珍しい。
●The Return of the King(J R R Tolkien) 順調に読み中。『指輪物語』3部作は、1部『旅の仲間』で指輪の仲間たちが一緒に旅をする。第2部『二つの塔』では二手に分かれて、それぞれの行動を追う。第3部『王の帰還』では、さらにみんながバラバラになって単独行動の人もいる。それぞれの行方を追かけながら、徐々に一つにまとまっていく・・・のかな?進度は他のPB に比べるとゆっくりだけど、指輪物語は理解度を上げる方を優先ということで。
●買った本 『バロン〜猫の男爵』(柊あおい)¥724 『殺人は広告する』(ドロシー・L. セイヤーズ)¥420 ←古本
●借りた本 『幻獣の書―パラディスの秘録』(タニス・リー) 『堕ちたる者の書―パラディスの秘録』(タニス・リー)
『バロン〜』は今年の夏に公開のスタジオジブリの新作『猫の恩返し』の原作本。徳間書店の情報ページはこちら。柊あおいは、ずーっと前に『星の瞳のシルエット』が雑誌連載してた頃ファンだった。ジブリでアニメ化されたマンガ『耳をすませば』もリアルタイムで読んだけど、原作はもうバリバリの少女漫画なんだな。『バロン〜』・・・ちらりとのぞいたら、ぶた猫が迫力ありすぎだ。すげっ
『殺人は広告する』は、セイヤーズのピーター卿シリーズで一番好き、とあちこちで公言しているわりに、今手元になかったので買ってみた。要するに、また読みたくなったのだな。それから、気になってたタニス・リーの本が図書館にあったので借りてみた。
|
2002年03月29日(金) ■ |
|
『バロン〜猫の男爵』 |
|
●カウンタ、10000ヒットはしいさんでした!しいさん、みなさま、いつも本当にありがとうございます。これからも楽しくやっていきたいと思っておりますので、ご指導の程よろしくお願い致します。
●『バロン〜猫の男爵』(柊あおい) マンガなので、あっという間に読み終わった。ジブリアニメのタイトルは『猫の恩返し』。恩返しって、恩返しって・・っ!(≧▽≦)ひゃはははは!!なるほどねー。舞台設定や小道具はかなり大掛かりでファンタジックではあるものの、基本的にはコメディタッチで、軽〜いお話だった。ジブリの原作じゃなきゃ買わなかった本だけど、思ったより楽しかった。主人公のハルが猫になるところが可愛くて好き!ハルに擦り寄る黒猫3匹もナイスだ!難を言えば、もう少し猫が猫らしいともっと良かったんだけど。
●『幻獣の書―パラディスの秘録』を読み中。 昨日図書館で借りてきたもので、The Book of the Beastの翻訳本だ。The Secret Books of Paradys(パラディスの秘録)という全2冊?のシリーズの2冊目らしい。1冊目の『堕ちたる者の書/The Book of the Damned』と、どちらが先かわからなくてこれから読み始めてしまった。 なんだか、アン・ライスに似てる〜。歴史にこだわっていて、ちょっと理屈っぽくて、熱い語り口。エロティズム云々と言われるわりに、一見するととっても格調高いところも似てる。それで表現はもっと直接的・・・すげ〜。血だらけで、かつファンタジックな話。うーん、なんて不思議。( ̄∀ ̄; このパラディス2冊は、どうやら両方とも中編集らしい。パラディスというヨーロッパのある幻想の都市に関連する、現実の歴史時間の中の話。タニス・リーの本は異世界ファンタジーが多いので、現実設定というのがそもそも珍しいのだそうだ。
|
2002年03月30日(土) ■ |
|
ジョアン・ハリスの新刊! |
|
●買った本 Coastliners(Joanne Harris)¥3129 『惑乱の公子』(タニス・リー)¥630 『闇の公子』(タニス・リー)¥530 『死の王』(タニス・リー)¥840 『血のごとく赤く―幻想童話集』(タニス・リー)¥735
ええと・・・。タニス・リーの本は手に入れるのが面倒そうなので、買えるときに買っておくことにした。積読が増える?いいえ〜、私は無くて困るより、あって困る方がいいです。 Coastlinersはイギリスの作家ジョアン・ハリスの新刊(と言っても1ヶ月前には出ていたらしいけど)。分類は「文学」かな。映画化された食べ物3部作(Food Trilogy)の1作目、『ショコラ/Chocolat』をきっかけに、日本でも知られるようになった。私もBookPlusに入ってた翻訳本、『ショコラ』を読んだのが最初だ!(BookPlusバンザイ!)この人は、なんだか知らないけど好き。なんでだろう、英語だと割と分かりにくいし、読みやすくもないし、地味なのに、でも好き〜。(笑)新刊ということでつい買ってしまったけど、Five Quarters of the Orangeがまだ未読で家にあるんだった・・・。
●The Return of the King(J R R Tolkien) のろのろと進み、今1/3位。次に読みたい本が山盛りなので、今日はこれから気合い入れて読むことにしよう!
|
2002年04月01日(月) ■ |
|
Five Quarters of the Orange |
|
●新年度。というより、エイプリルフールの日だ。
●Five Quarters of the Orange(Joanne Harris) 死んだ母が残したレシピを元に、故郷に帰って小さなレストランを開くFramboise。実は彼女には暗い過去があり、自分がこの村出身である事をかたくなに隠してきたが、暴利をむさぼろうとする甥によってその過去が暴かれようとする。フランス、ロワール地方を舞台に、ドイツの占領下にあったFramboiseの少女時代の回想と現代が交錯する。死んだ母は農場で果物を栽培していたが、オレンジだけは大嫌いで絶対に持ち込もうとしなかった。それは何故?Framboiseの過去とは・・・
登場人物 ;(名前の意味)説明 Framboise ;(ラズベリー)主人公 Cassis ;(ブラックカラント。黒すぐり)主人公の弟 Yannick ; Cassisの息子。主人公の甥 Pistache ;(ピスタチオ)主人公の娘 Noisette ;(ヘーゼルナッツ)主人公の娘
↑キャラの名前からしてこれだし(ノ ̄∀ ̄)ノ なんて素敵(笑)気が向きさえすれば、こういう本はすごく好きだ。初めからずーっと食べ物の名前でいっぱい!まだ始めの方で、(全5部のうちの)第1部が終わったところ。まだまだ謎だらけだが、今のところBlackberry Wineよりもかなり読みやすいと感じる。ワインは異なる時間軸で話が同時進行だったけど、今回は回想として過去のシーンが出て来るだけのようだし。
●Coastliners(Joanne Harris) 先日買った、同じくジョアン・ハリスの本の内容紹介を発見。↓ メイドは北フランスにある小さな島に戻ってきた。島は二つのコミュニティに分かれ、兼ねてから激しいライバル意識が存在していた。エネルギーに満ち溢れた彼女は自分の属するコミュニティの活性化を図るため様々な事に挑戦するが、そんな時魅力的な男フィンに出会う。自分はどこにも属さない、と言うフィンだが、では何故島との関わりがそれほど強いのだろうか…?ショコラの著者が贈る最新作!(タトル商会ブックネットより転載。イギリスでベストセラーになっているのでここにも出たのだな。)
●『ハイペリオン(上)』(ダン・シモンズ)を読み中。 28世紀、宇宙に進出した人類を統べる連邦政府を震撼させる事態が発生した!時を超越する殺戮者シュライクを封じこめた謎の遺跡―古来より辺境の惑星ハイペリオンに存在し、人々の畏怖と信仰を集める"時間の墓標"が開きはじめたというのだ。時を同じくして、宇宙の蛮族アウスターがハイペリオンへ大挙侵攻を開始。連邦は敵よりも早く"時間の墓標"の謎を解明すべく、七人の男女をハイペリオンへと送りだしたが…。ヒューゴー賞・ローカス賞・星雲賞受賞作。
うちの母が去年からこのハイペリオン4部作にハマり、家に4作全部あったりする。最初、まだ少し抵抗があってすらすらとは読めないけど、なんとか終わりまで行けそうな気がしてきたところだ。要するになんでもありな話みたい。
|
|