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2006年03月27日(月) ■ |
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Solstice Wood(Patricia A. McKillip)@1/22章 |
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●読書中:Solstice Wood(Patricia A. McKillip)@1/22章 読み始め。掲示板でMisokaさんに、この本が【Winter Rose】と同じ村を舞台にした作品と聞いて、最優先で読んでみようかと。とにかくハマれるものが読みたくて。
Gram called at five in the morning. 朝の5時、シルヴィアに祖母から電話がかかってくる場面から始まる。祖父が死んだという知らせだった。ベッドにいた恋人は「一緒に行きたい」と言い出すが、シルヴィアは振り切って、7年ぶりにひとりで故郷の村へ帰ってくる。
ここまでで最初の10ページくらい。最初からLynn Hallなんて聞き覚えのある名前が出てくるし・・・。シルヴィアは都会に住んでいるらしいが、故郷の田舎に呼び戻されると。村には祖母ばかりじゃなく、大叔父とか、叔母とか、親戚が何人もいるらしいし、おもしろくなりそう。あと、マキリップにしてはかなり読みやすいような。
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2006年03月24日(金) ■ |
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傭兵の誇り(高部正樹) |
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●読了:傭兵の誇り(高部正樹) 【侍魂】で書かれている連載をまとめて、単行本にしたもの。カレー粉の話もちゃんと出てきた。戦場を生で見てきた人だから書ける、戦場のエッセイというか、ルポタージュ? おもしろかった(と言っていいのか分からないけど)。断片的な情報が入ってくるだけで全く知らない世界の話なので、私にとっては「事実は小説より奇なり」という感じで驚きっぱなしだった。文章構成や内容から、頭のいい人だなという印象を持った。いいなぁ。すごく率直に書いてる感じが好印象。
*類書 傭兵の生活(高部正樹) 傭兵のお仕事(高部正樹) 戦争ボランティア(高部正樹)
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2006年03月22日(水) ■ |
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バビロンまでは何マイル |
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●新刊(3/30発売) バビロンまでは何マイル(上)(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)¥2100 バビロンまでは何マイル(下)(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)¥2100 最下級の魔法管理官ルパートはうめき声をあげた。マジドの師スタンが死にかけているらしい。スタンが死ぬと、ルパートが新しいマジドを選ばなければならない。おまけに、担当地域のひとつコリフォニック帝国では、皇帝以下ほとんどの重要人物がまとめて暗殺され、後継者がどこにいるのか誰も知らないらしい。ふたつの世界での難題を同時に抱え込んだルパートの運命やいかに? 英国ファンタジーの女王が贈る、とびきり愉快な物語。
ものすごく読みたいけど、4200円も出したくないし、ハードカバーは邪魔だ。どうしようかな・・・。
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2006年03月18日(土) ■ |
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チョコレートコスモス(恩田陸) |
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●読了:チョコレートコスモス(恩田陸) まだそっち側に行ってはいけない。そっち側に行ったら、二度と引き返せない。」 幼い時から舞台に立ち、多大な人気と評価を手にしている若きベテラン・東響子は、奇妙な焦りと予感に揺れていた。伝説の映画プロデューサー・芹澤泰次郎が芝居を手がける。近々大々的なオーディションが行われるらしい。そんな噂を耳にしたからだった。 同じ頃、旗揚げもしていない無名の学生劇団に、ひとりの少女が入団した。舞台経験などひとつもない彼女だったが、その天才的な演技は、次第に周囲を圧倒してゆく。稀代のストーリーテラー・恩田陸が描く、めくるめく情熱のドラマ。演じる者だけが見ることのできるおそるべき世界が、いま目前にあらわれる!
届いたばかりの恩田陸の新刊本をむさぼるように読んだ。おもしろかった〜。本に没頭するって、癒されるわ〜。 内容は『ガラスの仮面』そのもの。主人公の東響子は亜弓さん、もうひとりの主人公である無名の天才少女、飛鳥はマヤ。ひとつの舞台を作り上げるために沢山の関係者たち・・・女優はもちろん、脚本家、演出家など色々な人たちの葛藤が描かれる。テーマになる舞台は「二人の女」の話で、その2人を決めるために4人の女優がオーディションを受ける場面がストーリーの後半のキモ。その場面の飛鳥は本当に『ガラスの仮面』のマヤそのもの。それっぽい。 まあ予想通りの方向に話が進むんだが、楽しくて興奮して一気に読んでしまった。この舞台が見てみたい! それからちなみに、チョコレートコスモスは実在しているらしい。へ〜へ〜へ〜。
●アマゾンから到着 和書1冊¥1180(割引あり) チョコレートコスモス(恩田陸)
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2006年03月17日(金) ■ |
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R.O.D(倉田英之) |
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●読了:『R.O.D―READ OR DIE YOMIKO READMAN“THE PAPER”』集英社スーパーダッシュ文庫(倉田英之) 内容(「BOOK」データベースより) 東京、お台場、人の気配のない超高層ビル。香港から来た呉は稀覯本『黒の童話集』の取引を行っていた。相手の男は金髪のイギリス人。しかしその横には、鑑定人だという眼鏡をかけた東洋人の若い女が…。ボディチェックのため、女のコートの前を開けさせた呉は、言葉を失う…。コートの裏地にはやたらと内ポケットがあって、そこには、文庫本やら雑誌やらスポーツ新聞やらが突っ込まれていたのだった!史上初(?)の文系女スパイアクション発進。
続けてライトノベル。おもしろかった。冒頭が素晴らしい。
本が好き。 死ぬほど本が好き。 ページをめくると漂ってくる、かぐわしいインクの香り。 …(中略)… 手の中におさまる紙の束に、本物の宇宙をも凌ぐ無限が眠っている。私たちは、ページを開くだけで、その無限に飛び込んでいける。(p.10) "R.O.D"って何のことかと思ったら、"Read or Die"の頭文字だと。主人公は読子・リードマン、日英ハーフで"ザ・ペーパー"と呼ばれる「紙使い」の女性。ぶっ飛んだ設定、激しく勢いのある(ありすぎる)ストーリー。「本」とか「図書館」をテーマに、こういう風に遊べるんだなと驚いた。
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2006年03月16日(木) ■ |
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GOSICK―ゴシック(桜庭一樹) |
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●読了:『GOSICK―ゴシック』富士見ミステリー文庫(桜庭一樹) 内容(「BOOK」データベースより) 聖マルグリット学園の図書館塔の上の上、緑に覆われたその部屋で、妖精のような少女―ヴィクトリカは待っている。自らの退屈を満たしてくれるような、世界の混沌を―。その少女は語るのだ。パイプをくゆらせながら。「混沌の欠片を再構成しよう」そして、たちどころにそのどんな謎をも暴く…いや、〈言語化〉してしまうのだ…という。西欧の小国・ソヴュールに留学した少年・久城一弥。彼はふとしたことから知り合った少女・ヴィクトリカとともに、郊外に住む占い師殺人の謎に挑む。しかし、それはある大きな謎の欠片でしかなかった。囚われの姫と、彼女を護る死に神が、幽霊の現われる呪われた船の謎に挑む。白と黒の物語の幕が今、開きます。
おもしろかった。 誰もいなくなった豪華客船に取り残され、その船には実はトラップがたくさん・・・というエコーナイト(ゲーム)みたいな舞台設定。人形のようなかわいらしい外見をした貴族の令嬢ヴィクトリカと、極東の帝国軍人の三男・久城一弥がその船の上を歩き回り、最後にはその船に秘められた謎を解く。表紙と挿絵が可愛くて手に取ったんだが、ストーリーもまぁまぁ良いし、なによりシチュエーションがおいしくて、おなかいっぱいになった。続きも読みたい。 それから、あとがきがありえないくらいおもしろかった。ザ・ゴールデンブラジャー。ぷぷぷぷ。
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2006年03月12日(日) ■ |
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▲スカイソフト閉店 そういや、スカイソフトって洋雑誌の取り扱をしてたような・・・と思って行ってみたら店がなくなってた。情報漏洩云々のメールは私のところにも来てたけど、閉店してたとは知らなかった。アマゾンは大丈夫なんだろうか。
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2006年03月07日(火) ■ |
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Fairy Dust and the Quest for the Egg(Gail Carson Levine) |
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●読書中:Fairy Dust and the Quest for the Egg(Gail Carson Levine)@3章 翻訳≫プリラの夢の種(ゲイル・カーソン・レビン) 読み始め。【ディズニー・フェアリーズ】という「ピーター・パン」に出てくるネバーランドの妖精たちを主人公にした児童書ファンタジーシリーズの最初の本。プリラというネバーランドに生まれたばかりの妖精が主人公。 赤ちゃんの始めての笑い声が妖精になる。誰かが「妖精なんかいない」と言ったら、その瞬間に妖精がひとり死んでいく。 こういう設定は「説教くさい」のと紙一重だと思うから、そのあたりをどう料理するかが読みどころか、と勝手に思っている。数日で読み終わればいいけど、ムリかなあ(^^;
妖精なら誰でも生まれつきの才能を知っているもの。 ところが自分の才能が何なのかどころか、才能があるのかどうかさえわからないプリラ。ネバーランドの知恵と魔法の鳩「マザー・ダブ」はプリラに何か新しい力があることに気づいていましたが、やはりその才能が何かはまだわかりませんでした。ある日、ネバーランドをハリケーンが襲い、マザー・ダブの魔法の卵が壊れてしまいます。ネバーランドの魔法を取りもどすために、冒険の旅へ出かけるプリラと仲間たち。数々の危機や苦難をのりこえて、妖精たちはお互いの個性や才能を認め合うようになるのでしょうか? そしてプリラは、探し求める才能(プリラはそれを「夢の種」と呼んでいます)を発見し、自分を信じることの大切さを学んでゆくのでしょうか。
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2006年03月04日(土) ■ |
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The Mysteries(Lisa Tuttle) |
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●読了:The Mysteries(Lisa Tuttle) ようやく読了。時間がかかったけど、わりと楽しめた。おもしろかった。ストーリー紹介は【marginaliaさま】を参照してください。 アイルランドの伝説"The Wooing of Etain"をそのままなぞった話。こういうテーマの本って、よく途中から完全に神話の世界になってわけが分からなくなったり、うやむやのうちに終わっていたりするものだけど、これは最後までちゃんと現実世界での視点が貫かれていて、筋の通った物語になっているのが特徴だと思う。話の本筋である「イアンたちがペリを探す話」の間に、沢山の他の人たちの神隠しの話が挿入される。それが不思議な雰囲気を盛り上げるのに一役買ってるのだけど、そこで話が途切れてしまって勢いよく読めなかった。でも1ヶ月もかけて読んでもおもしろかったので、筆力のある作家さんなんだろうなと思う。他の本も読んでみるかも。
●購入本 洋雑誌1冊¥3150 Rowan Magazine 39 Rowanというのはイギリスの毛糸メーカーの名前で、これはそこの糸を使ったオリジナル作品集を載せた雑誌の最新号。店に【Tilly】の実物があり、試着したら欲しくなったので作ることにした。【Bliss】も可愛かったな〜。
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