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エンピツユニオン



読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2005年05月31日(火)
House on Falling Star Hill(Michael Molloy)

●読了:House on Falling Star Hill(Michael Molloy)
 ≫感想はこちら



2005年05月30日(月)
購入本

●アマゾンから 洋書1冊¥2097
Od Magic(Patricia A. McKillip)

マキリップの新作が届いたので近いうちに読もうと思う。王国とか魔法使いとか出てくる話らしい(いつもだけど!) きれいな表紙〜。表側もいいけど、裏表紙が好きだなぁ。内容紹介は読んでからじっくりと。

数日前からHouse on Falling Star Hill(Michael Molloy)が佳境に入ってるんだが、なんか終わりそうで終わらない状態(^^; あと50ページくらいだから、ここまできたら一気に終わらせちゃった方が読後感もいいはずなんだが・・・今日中に終わるかしら。
その次はTooth And Claw(Jo Walton)へ行く予定。【Leonさんのところで紹介されている】通り、去年の世界幻想文学大賞の受賞作で、もうすぐ翻訳が出る予定の本。マキリップは早くてその次か・・・



2005年05月26日(木)
House on Falling Star Hill(Michael Molloy)@25/36章

●読書中:House on Falling Star Hill(Michael Molloy)@25/36章
淡々と読み中。まぁまぁおもしろい。
この作家の本はやっぱり、キャラクターの上を出来事がただ「通り過ぎていくだけ」の小説という感じがするな。私はその軽さが読みやすくてわりかし好きなんだけど、いわゆるファンタジーファンには受けが悪そう。何でもありの異世界が(どこかで見たことがある感じはあるけれど)楽しいから軽く読めばいいのだ。

本書は冒険物というよりロードノベルかも。主人公のティムが、愛犬ジョシュと友達になった少女Sarre(サレ?)と一緒に、タリスという異世界をず〜〜っと旅する。目的はよく分からなくて、周りに流されているような印象。最初は地球から一緒にやって来たハンター(丘の上の屋敷の主人)の旅にくっ付いて行くだけだったのが、ハンターが敵に囚われてしまってからは、彼を救うことがティムとSarreの目的になる。そのために、修行してみたり、巨人の巣と言われる森に分け入ったり、細かいクエストが続いて、さてどうなるのかな?というところ。



2005年05月24日(火)
購入本

●アマゾンから&書店で 洋書1冊¥1580 和書1冊¥630
Valiant: A Modern Tale Of Faerie(Holly Black)
『バナナブレッドのプディング』白泉社文庫(大島弓子)

ホリー・ブラックは児童書【スパイダーウィック家の謎シリーズ】の作者なんだが、本書は未翻訳の長編ファンタジー【Tithe】と同系統らしい。ホリー・ブラックの得意分野は妖精。それも民話的な、なにか不気味で得体の知れない生き物としての妖精。



2005年05月20日(金)
House on Falling Star Hill(Michael Molloy)@9/36章

●読書中:House on Falling Star Hill(Michael Molloy)@9/36章
エントンという村は何かがおかしい。
ティム(Tim Swift)は愛犬ジョシュ(Josh)と一緒に夏休みを祖父母の家で過すためにエントンへやって来た、その時からそう思っていた。なぜって、エントンの家々には花がひとつもないのだ。
エントンは西部の田舎にある村で、骨董屋(アンティーク・ショップ)が大変多いことと、村人が老人ばかりなので有名だった。ティムの祖父母であるピーターとエミリーは、エントンにある古い学校の校舎を改造した建物でflower nursery(園芸屋?植物園?庭園?)を経営している。エントンにはティムの他に子供はひとりも居なかったが、ティムはflower nurseryに出入りする庭師のエリおじいさんにパチンコを習ったり、愛犬ジョシュと一緒に遊んで楽しく過ごしていた。
ある日、ティムの祖父母のflower nurseryへ男がやってくる。丘の上の屋敷の者だが、庭に花を沢山植えて欲しい・・・。庭師のエリが言うには、エントンの家が花を植えないのは、この地方に伝わる言い伝えに関係があるという。花を植えると、小さな男がやってきてその花を盗んでいく。さらに、花と一緒に行方不明になった少年がいた。その少年は丘の上の屋敷、こと「流れ星の丘の屋敷」(House on Falling Star Hill)のすぐそばに住んでいた・・・。


なかなか面白い。始まりはいい感じ。
展開が速くてどんどん場面が変わるのも"The Witch Trade"と同じ。4章までは導入部で、主要人物の紹介と、ティムが流れ星の丘の屋敷に出入りするようになる経緯。5章でティムと同年輩の少女が登場、6章でその子と真夜中の密会(笑)をして、7章でもう別世界に来てしまった。それ以降はもう何でもあり。高い崖を延々とよじ登ったり、通り過ぎるのに一日半もかかるという巨大な木が出てきたり。
軽くて、細部にこだわらずどんどん先に進むので読みやすい。こういう本は日本語にすると、一歩間違えると薄っぺらくてつまらなくなりそうだけど、やっぱり私はこの作家とは波長が合うんだろうな・・・。



2005年05月18日(水)
House on Falling Star Hill(Michael Molloy)@1/36章

●読書中:House on Falling Star Hill(Michael Molloy)@1/36章
よし、次はこれだ!
マイケル・モロイは既刊の【The Witch Trade(アビーと光の魔法使い)3部作】というシリーズをほぼリアルタイムで読んで以来、お気に入りの作家。今月やっとペーパーバックに落ちたので早速買ってみた!(*^^*) The Witch Tradeは賑やかで楽しい児童書ファンタジーだったんだが、みたところ、本書はより長くて本格的な作品のよう。どんな話かな。



2005年05月17日(火)
Chasing Vermeer(Blue Balliett)

●読了:Chasing Vermeer(Blue Balliett)
「『ダ・ヴィンチ・コード』より面白い」という人の気持ちは私には分からないけど、これはこれで面白かった。それなりに。
普通に読みやすかったし、舞台であるシカゴという街が背景として描かれるのも楽しい。世界的な名画の謎を追うペトラとカルダー、FBIまでもが探しているフェルメールの絵を、なんと小学生が見つけてしまった?!という。謎解きは「なんちゃって」だけど、まぁ良いんじゃないでしょうか。
あと全体的に、良くも悪くもとっても"児童書"な本だと思った。子供に読ませることを前提としている本にありがちな、「良い子ちゃん」な所が時々目についた。道徳的にマズイことはさりげなく(と見せかけて実はあからさまに)避けていたりとか。フェルメールについての分かりやすい説明、「美術館の楽しみ方(解説・ペトラ)」など、細部が非常によく出来た本だと思う。子供の頃に読んだら、もっと純粋に楽しめたかな。

しかし私は結局、暗号の手紙を最後までちゃんと読まなかったので、偉そうにこんな感想を言う資格なんかないんだけどね・・・。

●デイルマーク新版(2話合本版)


いいなぁ、ちょっと欲しい・・・。
それより、UK版ハウルの表紙が変わるらしいぞ。う〜ん、衝撃的!(^^; "now an animated film"ということは、宮崎ハウルを真似たつもりなんだろうか。ワイアットさんの表紙の方が好きだったなー・・・・。旧版を見つけたら買っておこうっと。


[書誌情報]

●図書館
修道院のレシピ修道院のレシピ(猪本典子)
セプティマス・ヒープ 第1の書(アンジー・セイジ)
泳ぐのに、安全でも適切でもありません(江國香織)
リングワールド(ラリイ・ニーヴン)
卵のふわふわ : 八丁堀喰い物草紙 江戸前でもなし(宇江佐真理)

『修道院のレシピ』は「フランスの女子高生が使うお料理の教科書」という惹句につられて、どんな本かなと興味を持ったんだが・・・これは内容がかなり高度。作り方の説明がとっても簡単・簡潔で、しかも写真が一枚もないから、実際にこれを見て新しい料理を作ってみようとはちょっと思えない感じ。



2005年05月16日(月)
Chasing Vermeer(Blue Balliett)@14/24章

●読書中:Chasing Vermeer(Blue Balliett)@14/24章
半分まで。
メインキャラはペトラ(Petra♀)とカルダー(Calder♂)という小学生6年生ふたり。彼らは同じ通りに住んでいて、同じ小学校に通う同級生。「大学の中にある小学校」って何かと思ったら、「シカゴ大学付属小学校」って実在する学校だったのね!! 私立小学校なのだな。
担任はMs.Hussyという若い女性。彼女は髪を長いポニーテールにして、耳に三つピアスをつけ、ハイヒールを履いた完璧に近い先生(She was close to perfect)だそうな。ストーリーは、ぺトラとカルダーの紹介から始まって、続いてそれぞれの視点で家のこと、学校生活などが順番に語られる。学校の宿題、フィールドトリップで美術館見学に行ったり、図書館でフェルメールについて調べたり・・・非常にアメリカっぽい雰囲気。

半分近くからやっと面白くなってきた。
文章は硬質で簡潔、新聞や手紙からの引用が多い。話がぺトラの視点、カルダーの視点、また別の場面と細切れにあちこちに飛ぶので、半分を過ぎてストーリーの全体が見えてくるまでは、最初はなんだか訳が分からなかったんだが。
フェルメールについての紹介や、絵の鑑賞の仕方の紹介はわかりやすくていいね。フェルメールという謎の画家に興味を抱かせる、という意味では確かによくできた本かも。
でも、お願いだから暗号で書かれた手紙はヤメテ! 解読コードが横に書いてあっても、(単語ならともかく)こんなに沢山読むのは面倒でイヤ! キーーッ!
*【出版社サイト
  ペントミノで遊んでみた。



2005年05月14日(土)
Chasing Vermeer(Blue Balliett)@1/24章

●読書中:Chasing Vermeer(Blue Balliett)
読み始め♪
ダ・ヴィンチ・コード (ダン・ブラウン)】の児童書版だそうな。ほんとかね。"Vermeer"は画家フェルメールのことなので、タイトルは「フェルメールを追いかけて」というくらいの意味だろう。



2005年05月13日(金)
The Secret Country(Pamela Dean)

●読了:The Secret Country(Pamela Dean)
アメリカ人の10代の子供たち5人が、"The Secret Country"という自分たちが幼い頃から「ごっこ遊び」で想像して遊んでいた世界とよく似た異世界を発見する。この世界が何なのか、自分たちの想像していた世界と似ているけれど、違う所もかなりあって、どういう仕組みになっているのか、これからどうするか・・・そういったことを、本の半分を費やして延々と議論する。その末に"The Secret Country"に存在する魔法の道具を使って、"The Secret Country"にどんなに長く居ても現実世界では時が流れないようにして、この世界の歴史を見届けよう、ということになる。そして、設定どおりにHigh Castleに暮らす王子や王女として、また魔女として"The Secret Country"の住人の1人となった彼らは、歴史の渦に巻き込まれていく。

3部作の1作目ということで・・・「起承転結」のうち、本書では"承"の導入部に入ったかな?というあたりで本が終わってしまった! 私は一話完結なのかと勝手に思っていたのだけど、どうりで導入部が長かったわけだ。中世をイメージするお城での生活とか、ユニコーン狩りとか、興味深いシーンは色々あるけれど、このThe Secret Countryの歴史というのがくせ者。誰が王様を毒殺しようとしているとか、議会(council)がどうとか、あからさまに政争っぽい話が多くて、あまり面白いと思えなかった。なので、続きは多分読まないと思う。

●アマゾンから 洋書2冊¥1894(ギフト券)
The Named : Guardians of Time Trilogy 1(Marianne Curley)
A Fistful of Sky(Nina Kiriki Hoffman)

"The Named : Guardians of Time Trilogy 1"は、最近の新刊『闇の城、風の魔法』(メアリアン・カーリー)と同じ作家の3部作。評判が良さそうなので買ってみる気になった。時を越える物語だそうな。

≪新刊情報≫
Bridal Jitters(Jayne Castle)
ジェイン・キャッスル】の新刊、2005年10月発売



2005年05月12日(木)
購入本

▲箱根の写真upしてます
1日目】【2日目

●アマゾンから到着 洋書4冊¥4083(ギフト券)
The Looking Glass Wars(Frank Beddor)
The Goose Girl(Shannon Hale)
Chasing Vermeer(Blue Balliett)
House on Falling Star Hill(Michael Molloy)

The Looking Glass Wars(Frank Beddor)があやしい! 『不思議の国のアリス』のパロディーでホラーらしいんだが、表紙がゲーム『アリス・イン・ナイトメア』の世界そのもの・・・・・。なんだこれは、どんな話なんだっ!



2005年05月11日(水)
掌の中の小鳥(加納朋子)

●読了:『掌の中の小鳥』創元推理文庫(加納朋子)
内容(「BOOK」データベースより)
ここ"エッグ・スタンド"はカクテルリストの充実した小粋な店。謎めいた話を聞かせてくれる若いカップル、すっかりお見通しといった風の紳士、今宵も常連の顔が並んでいます。狂言誘拐を企んだ昔話やマンションの一室が消えてしまう奇談に興味はおありでしょうか?ミステリがお好きなあなたには、満足していただけること請け合い。―お席はこちらです。ごゆっくりどうぞ。


連作短篇集。1週間くらいかけて寝る前に少しずつ読んでいたので、どうも散漫な読み方になってしまったが、作中に流れるゆったりした空気が心地よかった。日常の小さな謎々を解いてくのと平行して、冒頭で出会ったばかりの男女が徐々に距離を縮めて仲良くなっていくという流れ。
大きな事件があるわけじゃなし、話そのものはどうってことない小説。ただしゃれた会話を楽しんで、"エッグ・スタンド”に流れる軟らかい空気をじっくり味わうという感じ。ミステリーというよりも、江國香織や唯川恵の小説に近い雰囲気だと思った。こういうマッタリした癖のない小説を嫌う人は少なそうだけど、「なんとも思わない(感想の出てこない)人」はいるだろうな。私もいつもはそうだけど、今回はちょうど気分にフィットしたらしい。



2005年05月10日(火)
購入本

●アマゾンから 洋書1冊¥1137 和書1冊¥1470
Pippa Passes(Rumer Godden)
ダヤンとハロウィーンの戦い(池田あきこ)

ルーマー・ゴッデンの"Pippa Passes"はヴェニスが舞台のバレエの話らしい。【荻原規子氏の連載エッセイ】を読んだら、ゴッデンのバレエものが無性に読みたくなって買ってしまった。『バレエ・ダンサー』の原書"Thursday's Children"は入手困難っぽいので、手に入るものから。ゴッデンは【The Doll's House(人形の家)】以前を読んでいて、面白かった記憶がある。

池田あきこの『ダヤンとハロウィーンの戦い』は新刊。ダヤンの長編シリーズは買って読む習慣が出来てしまっているので、つい何となく。



2005年05月09日(月)
The Secret Country(Pamela Dean)@9/22章

●読書中:The Secret Country(Pamela Dean)@9/22章
もうすぐ半分。
うーん。ここまでの話では、子供たち5人が議論することそのものが話のテーマという感じ。最初に見つけた剣を誰が持つかから、この"The Secret Country"とは何で、これからどうしたらいいか、それぞれどう思うかなど、色んなことを延々と議論しつづけている。何か事が起きると、ごく些細なことでも5人が一斉にしゃべり出して何ページもそれが続く。・・・これはこれで面白くないとは言わないけど、どこがファンタジー?ユニコーンとか魔法使いは一体どこへ行ったのよ!看板に偽りありだわ!
しかし、9章でようやく本格的なイベント発生というか、フェンシングの訓練が始まった。これでようやく話に動きが・・・? 



2005年05月08日(日)

帰りました。@18:00
近いうちに、雑記帳に写真を載せます。



2005年05月07日(土)

5/7・8 出かけます。行き先は箱根。


2005年05月06日(金)
The Secret Country(Pamela Dean)@3/22章

●読書中:The Secret Country(Pamela Dean)@3/22章
≪The Secret Country 三部作≫
#2, The Hidden Land
#3, The Whim of the Dragon

パメラ・ディーンの"The Secret Country"シリーズ1作目を読み始める。
パトリック、ルース、エレン、テッド、ローラの5人は、ずっと小さい頃から休暇を一緒にすごして来た。彼らの一番のお気に入りは、"Secret"と呼ぶ「ごっこ遊び」。魔女やユニコーンや魔法の指輪、ドラゴンの王といったものたちがいる"The Secret Country"を作り上げ、冒険するというゲームが5人とも大好きだ。"The Secret Country"は年々大きくなり、リアルさを増していった。
ある夏のこと、パトリック、ルース、エレンが家族と共にオーストラリアへ行ってしまい、テッドと小さなローラは馴染みの薄い親戚の家に預けられてしまう。長い休みの間中、"The Secret Country"へ行けないのか・・・。ガッカリして暇を持て余した2人は、 図書館へ行った帰り道に大きなお屋敷を見つけて入り込む。藪をかき分けて、出たところは・・・

つまり、設定はナルニア? それで"The Secret Country"での冒険部分は指輪物語なのかな。
仲の良いいとこたち5人が、そろって異世界"The Secret Country"へ行く話みたい。"The Secret Country"へ入るあたりがどうも分かりにくくて、3回も読み直してしまった。
5人にはそれぞれお気に入りの役柄というのがあって、それを"The Secret Country"でそのままつとめることになる模様。"The Secret Country"では戦争が近づいていて、危機を乗り越えないと現実世界へ返れないとか、そんな感じらしい。作者あとがきには、ナルニアとか指輪物語とか、色々なものに影響されたと書いてある。



2005年05月05日(木)
The Hounds of the Morrigan(Pat O'Shea)

●読了:The Hounds of the Morrigan(Pat O'Shea)
後半、話についていけなくてちっとも面白くないので、ザッと読んで終わらせた。
第二部から後半、主人公の少年とその妹が色んな動物たちに出会って冒険していくんだが、その数(回数)の多さと脈絡の無さが、話についていけなかった原因だと思う。きっとどのエピソードにも伝説的な裏づけとか深い意味があるんだろうけど、私にはそこまで分からなかったし、正直あまり興味もないということだ。巨大な蜘蛛とか出てきてたよな。あれは一体なんだったんだろう・・・。
なにしろザッと読んだだけなので、この感想も的外れかも知れないが。私は興味のなくなった本でも、基本的に最後まで読むことにしている。最低でも結末の部分だけは読む。というのは、そういう本は99%まで間違いなく、もう二度と読まない本だから。

●アマゾンから到着 洋書4冊¥4251(ギフト券で支払い)
The Dream Merchant(Isabel Hoving)
Tooth And Claw(Jo Walton)
The Secret Country(Pamela Dean)
Otto and the Bird Charmers(Charlotte Haptie)



2005年05月04日(水)
The Lady of the Ice Garden(Kara Dalkey)

●読書中:Firebirds(Patricia A. McKillip他)
*書き下ろしファンタジーアンソロジー短編集 【収録作品

≪The Lady of the Ice Garden / Kara Dalkey (29p) ≫
アンデルセンの童話「雪の女王」の再話。平安時代の京都の片隅に住む少女Giridaが、ある日突然行方不明になってしまった幼馴染みの少年Keikenを探して、雪深いアイヌの民の住む地まで旅をする。天狗に鬼、麒麟まで出てきて、GiridaはKeikenを取り戻すことが出来るのか・・・


うーん、西洋人の描く日本って妙な違和感があるよな・・・。話はなかなか面白いのに、読んでいる間中この違和感が付きまとって頭から離れなかったのが残念。だいたいキャラクター名がいけない。GiridaとKeikenは、そのまま「雪の女王」のゲルダとカイのイメージなんだろうけど、ギリダにケイケンって変な名前ね。天狗とか麒麟とかが、なんか人間(動物)扱いされてるっぽくて、不思議な所が感じられないのも笑えた。唐突にアイヌとか出てきて、なんじゃこりゃと思ってる間に終わってしまった。しかも結末変わってるし!
でも有名な物語の再話としての出来は悪くないのでは。日本の平安時代に置き換えるという発想が面白いし、GiridaとKeikenの会話がちゃんと「女と男」してるところなど、上手いなと思った。以前、日本人の書いたアメリカを舞台にしたマンガに対して、アメリカ人が書いてた感想と同じ気持ち。「ちょっと違和感あるし、事実と違ってるところもあるけど、でも一生懸命頑張ってるなぁって感じ。いいんじゃない?」



2005年05月02日(月)
購入本

雑記帳(Seesaa版)
雑記帳(ドリコム版)が一向に復旧しないので、業を煮やしてもうひとつ作った。今度はSeesaa。GooもLivedoorも、Yahooも気に入らなくて、どこまで行けば落ち着くんだ! Seesaaも動作が遅いな。こういうのは我慢して使ってると徐々に更新する気がなくなるんだよね。でもドリコムはこの2日でもうイヤになった。

●アマゾンから 洋書2冊¥2298(ギフト券で支払い)
Into the Wild : Warriors 1(Erin Hunter)¥674
A Deluxe Book of Flower Fairies(Cicely Mary Barker)¥1624

"Into the Wild"は猫を主人公にした冒険もの、Warriorsシリーズの1巻。表紙に惹かれてつい買ってしまった。でも私は擬人化した動物ものは好きだけど、こういうリアル系とは相性が悪いことが多かったりする。これはどうかなぁ・・・。
"A Deluxe Book of Flower Fairies"は画集。【Cicely Mary Barker】は妖精の絵で有名な人なので、どこかで見たことがある人が多いと思う。この人の画集がひとつ欲しかったので、比較的安くてページ数が多くて、定番っぽいのを探したら何となくこの本になった。花とその花の妖精の絵と、絵に添えられた詩が見開きにセットで乗っている本。ちょっとした花の図鑑としても使えるかも。ちょっと見たところでは、【バラの妖精】が気に入ったかな。妖精がちゃんと花のイメージ通りなのが上手いね。



2005年05月01日(日)
The Hounds of the Morrigan(Pat O'Shea)@323/674p

雑記帳がつながらない(12:00am現在)・・・クソッ、またか! 
昨夜もずっとエラー出っぱなしで更新できなかったし、今日はブログを見ることさえ出来ない。ダメじゃんドリコム! 今日は「りんご(とバナナ)のカントリーケーキ」を作ったのに!
アーモンドパウダーが規定量の1/3しかなかったとか、リンゴだけだと味的に寂しいかと思ってバナナを1本入れたら、もう完全にバナナの味しかしないとか、書くことが色々あるのに、ドリコムのバカヤロー! (引っ越そうかなー・・・)

●読書中:The Hounds of the Morrigan(Pat O'Shea)@323/674p
第二部に入ってから、話が一向に進まない。だんだんイライラしてきた・・・。
なんか攻撃コマンドのないゲームみたいな展開。「敵が現れた→逃げた/味方が現れた→次のステージへ」を延々に繰り返してる感じ。何百ページも読んでるのに、結局何を探していて、どこへ行こうとしてるのかが、曖昧なままなのがうっとおしい。