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2004年01月31日(土) ■ |
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1月のまとめ |
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▲メイン掲示板の文字色に白を入れてみました。(今更ですが)ネタバレの時とか、適当に使ってください。
●1月のまとめ ≫買った本 洋書 23冊 ¥16,638 和書 11冊 ¥ 7,627 その他 15冊 ¥13,820 -------------------------- 計 49冊 ¥38,085
≫読んだ本 洋書 8冊 1,817 p 和書 3冊 1,714 p -------------------------- 計 11冊 3,531 p
買った本の「その他」というのは雑誌とマンガ。読んだ洋書の1817ページというのは、語数では54万語くらい。ま、最近は大体いつも45〜60万の間だから、普段通りということだ。1月に読んだ本のリストは【こちら】、その中で面白かった本は、 【絡新婦の理(京極夏彦)】
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2004年01月30日(金) ■ |
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子供部屋のアリス / Diamond in the Window 2冊読了 |
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昨今珍しくもないけど、昨日今日と続けてウイルスメールが来た。W32.Novarg.A@mm? 聞いたことないなーと思ってよく見たら噂の"MyDoom"の別名ですって。ひょええ〜〜! 定義ファイル更新しておいて良かった・・・(><。
●読了:子供部屋のアリス(高橋康也,高橋迪・訳) 「不思議の国のアリス」刊行から20年後に、ルイス・キャロルが5歳以下の子どものためにさらにやさしく書き直した「妹版アリス」、"The Nursery Alice"の翻訳。訳者あとがきによると、刊行されたのは「不思議の国のアリス」が出版されてから24年後の1889年。有名になったアリスの物語を書きなおすに当たって、キャロルは14章という物語の構成は変えないこと、全体の長さは1/4位に短くすること、幼い子に通じない言葉や論理の遊びは省略すること、テニエルの挿絵を引き伸ばして色をつけること、をめざしたという。
原文を読んでいないので分からないけど、この翻訳文は著者「ルイス・キャロルおじさんが小さな子に話し掛けている口調」なんだろう。冒頭はこんな風に始まる。
むかしむかしあるところに、アリスという名前の女の子がいました。あるとき、アリスはとてもへんてこりんな夢を見ました。どんな夢だったか、聞きたいですか? この本はある意味、キャロル自身が書いた「ふしぎの国のアリス」のパロディなのだな。自分で自分の作品にツッコミを入れてるところは、大人の目で見てもおもしろかった。例えば10章の「きちがいパーティ」で三月ウサギと帽子屋のティーパーティでテニエルの絵をすぐ横に並べて、
そこの、長い耳をして、かみの毛にむぎわらをひっかけているのが、三月ウサギです。むぎわらは、気がくるっているしるしだそうです。どうしてだか知りませんけどね。あなたも、かみの毛にむぎわらをはさんだりしない方がいいですよ。ほかのひとに、きちがいって思われますからね。(72p) とか、さらに「アリスはじぶんでお茶をつぎ、バタつきパンをたべました」の後、「もっとも、どこからバタつきパンをとったのか、わたしは知りませんよ。」と絵にパンが書いてないのにツッコミ。面白がってるキャロルが目に浮かぶようだ。「5歳以下」と冒頭で断るだけあって、話そのものは本当に子供向け、ハッキリ言って物足りない。小さい子に読み聞かせる本、という感じだった。でもアリスファンとしてはアリスの裏話(?)が読めたからわりと満足。特にアリス好きでもない大人が自分用に定価で買う価値があるかどうかは疑問だけど。おもしろかったです。
●読了:Diamond in the Window(Jane Langton) (1/27の続きから)なかなかおもしろかった・・・かな。 著者のJane Langton氏はボストン出身で現在もマサチューセッツ州に在住だそうで、生まれ故郷を舞台にしたファンタジーを地元の子供たちに読んでもらいたくて書いたんじゃないかと思う。現代が舞台なので、主人公2人はしっかり現代っ子。それでいてソロー研究家のおじさんの影響で2人ともエマーソン、ソローのこともそれなりに知っているし、エレアノーラはオルコットの『若草物語』が大好きという・・・彼らの目を通して、読者(地元の子供たち)にコンコードという町の歴史と現在とファンタジーを重ねて見せたかったんじゃないかと思った。終り近くでエレアノーラが独白するところがある。「ミニットマン、エマーソン、ソロー、ルイザ・メイ・オルコットというリアルでお馴染みの私たちのコンコードと、インドの王子にダイヤの指輪・インドの星、真珠、マハラジャの宝物という不思議な世界が奇妙に混ざりあって重なっている」と。ボストンの歴史にも文学にも興味のない人が読んで面白い本だとは思えないけど、そういう目で見ると確かによく出来ている。
▲Jessica Haggerthwaite: Media Star(Emma Barnes) 【ジェシカ・ハガースウェイト : 魔女退治】の続編があることを発見。BBC BigToeでドラマ版を見つけて気がついたんだけど。・・・う〜ん、どうするかなー・・・。前作は面白かったかっていうと微妙なんだけど、ジェシカとあの凄まじいママがその後どうなったか知りたいかも。
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2004年01月29日(木) ■ |
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フローラ逍遙(渋澤龍彦)読了 / アリス本4冊 |
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●読了:『フローラ逍遙』 平凡社ライブラリー(渋澤龍彦) 内容(「BOOK」データベースより) 水仙・椿・薔薇・コスモス…「竜彦の国=ドラコニア」に咲く25の花々を描いた、生涯の最期を飾る優美にして閑雅な博物誌。東西の植物画75点をオールカラー図版で収録する。花々の匂う渋沢家の庭へ。 目次:水仙 椿 梅 菫 チューリップ 金雀児 桜 ライラック アイリス 牡丹 朝顔 苧環 向日葵 葡萄 薔薇 時計草 紫陽花 百合 合歓 罌粟 クロッカス コスモス 林檎 菊蘭
【星見想さん】に掲示板で薦めていただいて、図書館で借りてきた本。 おもしろかった。著者が関わりを持つ花の思い出、それぞれの花のイメージや東洋と西洋の分布の違いなど、花に関するエピソードを集めたエッセイ。1つの花につき4ページくらい。まず話題の豊富さに関心した。ものすごく博識な人で、色んな花に関する歴史なんかが次々飛び出してくる。それに、文章が綺麗でとてもよかった。五感に訴える文章というのか、花の色や形、におい、手触りに加えて、その時飲み食いしたものの話も出て来たりして・・・上手だね〜。五感全部と結びついた花の思い出。最初の"水仙"の話を開いたらとても読みやすくて、一気に最後まで読んでしまった。
≪アマゾンから到着 和書4冊¥4,107≫アリス本4冊 ◆ふしぎの国のアリス 集英社文庫(北村太郎・訳)¥343 先日買ったハードカバーの単行本、鏡の国のアリス 海外ライブラリーと同じ訳者のもの。集英社文庫の「鏡」は、また別の訳者さん(アマゾンの書誌を見る限り、表紙もずいぶん雰囲気が違うみたい)。この北村太郎氏の訳は非常に個性がある。アリスが現代っ子でクソガキ!(笑) 「絵ぬき、会話ぬきの本なんて、どこがおもしろいんだよ」「今夜、あたしがいないから、ダイナ、きっと淋しがるだろうな!」「お茶の時間にダイナにミルクやるのを忘れなきゃいいんだけど。ダイナ、会いたいよーっ!いま、ここにいてくれればいいのにさーっ!」 ・・・お嬢さんじゃないアリスもなかなか良いかも。テニエルの絵には合ってないけどね(^^;
◆不思議の国のアリス 河出文庫(高橋康也,高橋迪・訳)¥621 絵はテニエル。高橋康也・迪夫妻による「不思議」のアリス。スタンダードで大人っぽい訳なので、始めてアリスを読むならこの本がいいと思う。ただ、揃いで「鏡」が無いのと、本の作りがイマイチなのが難点。質の良い紙を使ってるせいで、やたらと重い上に綴じが弱い。私みたいに扱いが荒いとすぐページがバラけて来てしまうので・・・実はこの本を買うのは2冊目だ。
◆不思議の国のアリス(高橋康也,高橋迪・訳)¥1748 文章はひとつ上のと同じで、イラストがアーサー・ラッカムという本。モノクロとカラーのイラストがあちこちに入ってて素敵。洋書版も欲しかったけど、翻訳版は読み比べる楽しみがあるからなー・・・。 *表紙は洋書版にリンクしています。
◆子供部屋のアリス(高橋康也,高橋迪・訳)¥1200 今さっき読み終わったので明日感想書きます。
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2004年01月27日(火) ■ |
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Diamond in the Window(Jane Langton)@14/27章 |
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●読書中:Diamond in the Window(Jane Langton)@14章 ええと〜、トムは真夜中の庭で(フィリッパ・ピアス)や時の旅人(アリソン・アトリー)や、うろ覚えだけどグリーン・ノウの子どもたち(L.M.ボストン)などと似た感じの児童書みたい。 エレアノーラ&エディ姉弟が家の隠し部屋の鍵形の窓に謎々の詩を見つけて、それをキッカケに宝物を探しはじめるというのが基本設定で、2人が夢のような、タイムトリップのような不思議な体験をしていく。エマーソンとかソローとかオルコットとかの、コンコードの有名人にまつわるエピソードを夢に見て、「宝物」を手に入れると現実に持って帰れて「2人は○×を手に入れた」ってことらしい。最終目標は、リリーおばさんの弟妹を探すこと。彼らはエレアノーラ&エディと同じ年の頃に、同じ宝捜しの冒険の途中で失敗したかなにかで、こつぜんと神隠しにあって行方不明になってしまったらしい。 ただ舞台がコンコードに限られているせいで、地元ネタがとても多いのが微妙〜。本にボストングローブ(ボストンの地元紙)の推薦文が載ってるのは不思議でも何でもないと思う。私は行ったことがある分けっこう楽しんでるけど、日本人にはあまり一般受けしないんじゃないかなぁ。だってオルコットはともかく、エマーソンとかソローってあまり一般的じゃないでしょう。ソローが話の中に出てきて「ああっ、ソローが出てきた!」「ウォールデンポンドだ!」って喜ぶ人は少ないんじゃないかしらね。(^^; 例えばエレアノーラとエディが野ネズミになって、ウォールデン湖畔のソローの小屋を訪ねるシーンとかあるんだけど・・・面白いかっていうと・・・。まぁ見方によるか。この本から色々興味がわくこともあるだろうし・・・。
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2004年01月26日(月) ■ |
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Magic's Promise (Mercedes Lackey)@3/14章 |
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●読書中:Magic's Promise : Last Herald-Mage 2(Mercedes Lackey)@3章 【Last Herald-Mage】の2巻を読みはじめる。2冊目だからか、読みやすくてどんどん進んでいる。1巻はヴァニエル君の内面描写が多かったけど、今回は政治的なこと?が色々出てくるのかな・・・話の最初から父親からの手紙で色々頼まれたり、王様と会ったり・・・こう、王侯貴族、ヘラルドたち権力者のネットワークにヴァニエル君も組み込まれてるみたいな。つか、ヴァニエル君は王に次ぐ「王国のナンバー2」なのか。う〜ん、成長したねぇ。(笑)
1巻では10代だったヴァニエル君ももう28歳。体型はスレンダーなまま大人になって、今では立派なヘラルド・メイジとして辺境防備の戦いに孤軍奮闘中。過去数年間で次々仲間のヘラルドたちが死んだため、5人分の仕事がヴァニエル君1人にのしかかっているとかで、戦いに明け暮れるうちに生傷の絶えない男になったようで・・・。 冒頭は1年ぶりに自分の部屋に帰ってきてグッタリしているシーンから始まる。のっけから風呂で眠り込んで溺れかけるし・・・。サヴィルおばさんも健在で、相変わらず頼りになるんだかならないんだか・・・。ヴァニエル君の(生物学上の)娘の存在には驚いたー! ちょっと反則って気はするけど、(作者が)ヴァニエル君の子供を出したかったのはよくわかる。いいねぇ。王様の娘か。Jisaだっけ。かわいい・・・「ヴァンおじさん」とか言っちゃって、何歳? しかしヴァニエル君、疲れた疲れた眠いって言ってるわりによく動くねぇ。風呂入って着替えて食事しながら手紙を読んで、返事を書いて、サヴィルおばさんと話をして、また着替えて、王に会いに行って、話し合って・・・・・・早く寝ろよ!
ヘラルド(Herald)とかヘラルド・メイジ(Herald-Mage)ってのは、ヴァルデマール王国(Valdemar)で訓練された高位の魔法使い。「ヘラルド・メイジ」の方が位が高いらしいが・・・この3部作のタイトルが「最後のヘラルド・メイジ(Last Herald-Mage)」ということは、ヴァニエル君を最後にいなくなってしまうってことかな。他の本を読んでないのでわからないけど。
●アマゾンから到着 洋書1冊¥1,342 その他(CD)¥3,000 イメージ交響組曲 ハウルの動く城(チェコ・フィルハーモニー管弦楽団) Mennyms Alive(Sylvia Waugh) ≫『丘の上の牧師館 : メニム一家の物語5』のPB、入手困難のためアマゾン・コムで中古本を買った。本の価格は300円くらいで、あとは送料と手数料。これで洋書・翻訳本ともに入手困難のメニム全5冊が全部揃ったぞ! うれしいなぁ、一気読みできる♪(*^^*)小人とか人形の話っていいよね〜。
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2004年01月24日(土) ■ |
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カルボナーラの作り方 / The Storm 読了 |
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●読了:The Storm : The Lighthouse Family 1(Cynthia Rylant) ≫感想はこちら 80ページほどの児童書。絵が多くて可愛い本で、風呂の中で読み始めて、そのまま読み終わってしまった。動物ものは好きなので楽しかったけど、これは動物にたとえた人間の話だよな・・・。孤独とか家族とか、テーマは至極まともで真面目。小石通りシリーズの方が天真爛漫で楽しかったかも。
●アマゾンから到着 洋書2冊¥1829 ≫Summers at Castle Auburn(Sharon Shinn) 最近『魔法使いとリリス』が出たシャロン・シンの、もうちょっと最近の作品。表紙が気に入ったのと、べたべたの甘いロマンスという噂を聞いて買った本だが・・・こういう噂はあまり信じないほうが無難かもね。タイトルは直訳すると『オーバーン城の夏』? 面白いといいな。
≫Elfgift(Susan Price) 『エルフギフト』のPB版。「3〜5週間以内に発送」なんで手に入らないと思ってたら届いたのでビックリした。
▲カルボナーラの作り方(決定版) 最近パスタに凝ってて・・・今日ブランチにカルボナーラを作ったんだが、すり下ろしたショウガをほんの少し入れると、微妙にスパイシーになってこくが増すことを発見。生姜かぁ! ちょっとイタリアンレストランの味に近づいたかも・・・。一番最初にニンニクの薄切りとすりおろしたショウガをオリーブオイルでよく炒めて、それからバターと玉ねぎを加えてさらに炒めるといいみたい。
0、材料を切る、パスタを茹でるお湯を沸かし始める。 1、ニンニクとショウガをオリーブオイルで、いい匂いがしてくるまでよく炒める。 2、玉ねぎとバターを加えて、色が変わるまで炒める。焦がさないように注意。 3、適当に切ったベーコンを加えて火が通るまで炒める。(このへんでパスタをゆで始めるといいかも) 4、生クリーム、牛乳、チーズ、砂糖、塩、胡椒、しょうゆ、シチューの素、ワインを入れて味を整えて数分煮る。味を見ながら加減して加え、濃くなりすぎたと思ったらパスタのゆで汁で薄める。 5、ゆでたパスタを入れてソースにザッとからめて火を止める。必ず火を止める。 6、火を止めた後、とき卵をよくからめてできあがり(これが火がついたままだと、卵がスクランブルになって失敗する)。
<材料 1人分> ソース:オリーブオイル、ニンニク(1かけ・薄切り)、しょうが(少々・すり下ろす)、バター(少々)、玉ねぎ(1/3個・スライスorみじん切り)、ベーコン(ハム、牛豚の薄切りでも可)、生クリーム(大さじ4位・沢山入れると味が濃くなるので、味を見ながら加減する)、牛乳(100ml)、チーズ(普通の「とろけるチーズ1枚」とか「クリームチーズ」とかでOK。できれば3種類くらい少しずつ入れるとこくが増す)、砂糖、塩、胡椒(表面の色が変わるくらいどんどん入れる)、しょうゆ(隠し味)、シチューの素(少々・入れた方がおいしいけどなくても可。)、ワイン(入れた方がおいしいけどなくても可。結構たくさん入れて平気。赤だと色が悪くなるので、できれば白。)、卵(1個) パスタ:パスタ(90g位 玉ねぎで量が増えるので、普通より少なめに)、塩。ゆでたパスタには、先にオリーブオイルを振りまいてからめておく。
*玉ねぎと一緒に、きのこ類(しいたけとかマッシュルームとか)を入れてもおいしかった。きのこ類は大きめに切る。魚貝類は入れたことないけど、下ゆでして入れたらよさそうね。
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2004年01月19日(月) ■ |
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海より生まれし娘(ダイアナ・マーセラス)読了 |
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●読了:Mother Ocean, Daughter Sea(Diana Marcellas) 翻訳≫海より生まれし娘(上)・(下) ≪内容≫ はるか昔、アレマニ人は疫病や子供たちの誘拐事件を理由に大規模な魔女狩りをおこない、魔女一族シャーリアを滅亡に導いた・・・。それから3世紀。19歳のブライアリーは魔女であることを隠し、治療師として海辺の洞窟にひっそりと暮らしていた。ところが、重傷を負った少年を治療するために、アレマニ人の若き伯爵メルファランのまえで魔女の術を使わねばならなくなり・・・。 魔女の術を使って伯爵夫人を流産の危機から救ったために、公爵の魔女裁判へ召喚されたブライアリー。優しく英明なメルファラン伯爵は妻子を救ってくれた彼女を必ず守ると誓い、裁判が開かれる公爵領に同行した。魔女であるがゆえに迫害されながらも、魔女一族の末裔として課せられた重大な使命に立ち向かうブライアリー、そして彼女を必死に助けようとする伯爵。やがて二人の間に身分と種族の確執を越えた愛が芽生え・・・。気鋭の新星が贈る異世界ロマンス3部作堂々開幕。
面白くなかったというより、チャンネル(周波数)が合ってない感じだった。あまり楽しめなかったのはとても残念。 この「異世界ロマンス」という言い方は語弊があるんじゃないか? どんなに素敵なロマンスなのかと思ったら早い話が不倫だし、ヒーロー役の筈のメルファランは奥方のベッドにもぐりこんだまま、ダラダラと優柔不断でどこが素敵なんだかよく分からないし・・・ああそうか、危機的状況に置かれた男女は惹かれやすいって言うしね・・・なんて読みながら考えてしまった。描きたい「関係」はタイトルからも分かるように恋愛よりも「母と娘」の方なんじゃないかなぁ。前半はブライアリーが気に入らなくてイライラしてたけど、中間部でブライアリーの「娘」が出てきてからはずっと読みやすくなってホッとした。守るものができると強くなれるんだね。 この本はブライアリーというキャラクターやロマンスそのものではなくて、周りの動きに注目して読む方が読みやすいかも。全体の構図を俯瞰すると、ブライアリーはストーリーを引っ張る強い主人公ではなくて、単なるキッカケ、触媒のような透明な存在。ただ周りの動きに流されていくような役割・・・。だからブライアリー本人に注目するとおバカに見えちゃって、もうちょっと考えて行動しなさいよ!ってフラストレーションを感じたりするんだけど。 伯爵、侯爵たち貴族の勢力争いの力関係、誰と誰がライバルで・・・という争いも詳しく描かれていた。私はそちらにはあまり興味が持てなくて途中からザッピングで終わらせてしまったけど、山ほど出てくる貴族たちをじっくり解析すればまた感想が違ってきたかも。 *2巻:The Sea Lark's Song / 『夢の灯りがささやくとき(上・下)』 *3巻:Twilight Rising, Serpent's Dream 2004/08/01発売予定
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2004年01月17日(土) ■ |
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ドラゴンボール(鳥山明)語り。 |
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めずらしく土曜出勤で疲れきってしまった。こんなこと1年に何回もないんだけど。
◎ドラゴンボール(鳥山明) 最近刊行中の完全版コミックス、14〜28巻(ラディッツ戦〜セルゲーム)を読みふける。28巻が最新刊、13巻まではまだ買ってない。 う〜ん、やっぱりDBは面白いねぇ! 私はいわゆる「ドラゴンボール世代」で、DBとは小学生の頃からの長い付き合いなんだが、今だに新発見があるのが楽しい。ギニュー特戦隊が「乳製品」だってことに今日初めて気がついて、ひっくり返ってゲラゲラ笑ってしまった。ギニュー(牛乳)で、リクーム(クリーム)、バータ(バター)、ジース(チーズ)、グルド(ヨーグルト)か。家族には「えええっ!今まで気がついてなかったの?!」と驚かれたけど、私的には大発見だったわけで!(^^;
名前って言えばサイヤ(野菜)人のネーミングセンスもかなりナイスだ。悟空がカカロット(キャロット)って、胴着がニンジン色だからだろうし・・・ラディッツ(ラディッシュ)って「なんであんな外見なんだ」と昔疑問だったんだけど、よく考えると彼の外見は大根にそっくりなのよね・・・。悟空父・バーダック(Burdock)の大ファンなもんで、TVスペシャル『たったひとりの最終決戦』をまた見てしまった。初放映時、1990年10月17日にTVから録画したビデオだから、もう擦り切れかけてるやつ・・・。(T▽T) 頼むからDVD作ってくれ〜〜っ!! 英語版ビデオはあるのに、日本語のが手に入らないなんて絶対間違ってる。TVアニメ完全収録版DVD"DRAGON BOX"には入ってたらしいけど・・・本気で買おうかと思ったけど、10万円×2・・・。ばら売りしてくれ、ばら売り!頼む! 全部なんていらないんだよ! バーダック父ちゃんのスペシャルだけでいいんだから!
ドラゴンボールのスカウター型携帯電話、面白すぎる。あったら欲しい!
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2004年01月16日(金) ■ |
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海より生まれし娘(ダイアナ・マーセラス)@8/18章 |
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●読書中:Mother Ocean, Daughter Sea(Diana Marcellas)@8章 半分くらいまで。あちこちにツッコミを入れながら読み中。ちゃんと読めば面白いんだけど、一気に読んでしまうために必要不可欠な「読もう!」という情熱(笑)が湧いてこないのでなかなか進まない。(^^; こういう状態がしばらく続くと投げ出すことになる訳だが、さてどうなるか。 自分の感じる「気持ち悪さ」が、マキャモンの『Speaks the Nightbird/魔女は夜ささやく』の時と似てるのは・・・・・・つまり「魔女狩り」っていうテーマが嫌なのか? 美人さんがスケープゴートになっちゃって、人の悪意と陰謀、駆け引き、暴力、いわれなき罪ってあたりの暗さが気に障るのかもしれない。 ブライアリーは好きではないけど、客観的に見て「あり」だ、と思う。ブライアリーは話を引っ張ってリードしていく強い主人公じゃない。彼女は単なるキッカケのひとつ、触媒みたいな透明な存在というか・・・。
▲紀伊國屋書店 洋書バーゲンセール開催! 期間:2月26日(木)〜3月1日(月) 会場:新宿タカシマヤ10F催事場
ゲゲッ!たったの5日間?!前は1週間やってたのに、減ってるよ!うわ〜、週末は混みそうだなぁ。マス・マーケット・ペーパーバック¥400均一が楽しみ。ちょっと前まで500円だったんだよ。
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2004年01月15日(木) ■ |
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Pure Dead Magic(Debi Gliori)読了 |
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●読了:Pure Dead Magic(Debi Gliori) まぁまぁだった。魔法とコンピュータの世界がミックスした話。ストレガ・ボルジア家は女(パンドラとママ)が魔女、男(タイタスとパパ)がコンピュータおたくという役割分担になっている。パパが命を狙われるという家族の危機に直面した4人が、それぞれ「最善を尽くした」結果、もっと大変なことになっていく。それにぶんぶん振り回されてる赤ちゃん=妹。コンピュータ・ウイルスのようなもの(こんなウイルスあったら嫌だ!)や、魔法で電脳世界に飛び込んでしまったりして、ドタバタドタバタ。そして鍵はやっぱりメアリー・ポピンズのミセス・マクラクラン。のんびりおっとりして見える彼女が、実は一番・・・。 ストーリーがちょっと分かり難かったかな・・・あまり私の好きな感じじゃなかったけど、確かに「今っぽい」ファンタジーではあると思う。コンピュータや魔法の世界を皮肉ってる・・・ブラックユーモアたっぷりのコメディという面もあるから、そちらのツボにハマればもっと楽しめたかもしれない。
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2004年01月13日(火) ■ |
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海より生まれし娘(ダイアナ・マーセラス)@4/18章 |
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●読書中:Mother Ocean, Daughter Sea(Diana Marcellas)@4章 文章がきれいで、国や歴史の設定がしっかりしているので、読んだ感触は悪くない。「太陽が2つある世界」にすっぽり入り込んだみたいで。でも今のところキャラクターとストーリーはいまいち? 主人公のBrierleyがよくわからないのが痛いなー。 Brierleyが孤独なのは本人のせいだと思う。不幸な育ちがそもそもの原因だとしても、今現在1人で暮らしてるのは自分でわざわざそれを選んだからでしょうに、何を一人でシリアスに悩んでるんだろう・・・。不幸だ孤独だってメソメソしてるのにサッパリ同情できなくて白ける。 Shari'aが滅ぼされた魔女の一族って、どうしてそんなに悲壮感ただよってるわけ? 見たところ外見が違うわけじゃないし、人と違う能力があるだけでどうして「この世にたった一人」になるんだろう。Shari'aが滅ぼされたっていうけど、誰もいないのはAllemaniiに混ざって同化しちゃったんじゃないの?? このあたりは追々明らかになるのかな。 1人が嫌だったら町中で暮らせばいいし、家族が欲しければ相手探せばいいのに。子供が欲しければ生めばいいじゃん。人と違う能力を持ってるったってねぇ・・・なんだか切々と語ってるとこ悪いけど「ああ、私って不幸!」みたいな感じがするんですが。
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2004年01月12日(月) ■ |
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Pure Dead Magic(Debi Gliori)@14/37章 |
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●読書中:Pure Dead Magic(Debi Gliori)@14章 1/4まで。ああ! なるほど、これはメアリーポピンズ?! 今調べたら「メアリー・ポピンズがアダムスファミリーと出会ったら」という紹介があった。原作じゃなくて映画の方のイメージだな。 "Mary Poppins meets the Addams Family in a nonstop farce."-- Kirkus Reviews, Starred なるほど〜、そうだったのか。 物語の冒頭は映画『メリー・ポピンズ』と同じ、ナニー募集の広告を見て、Strega-Borgia家に志望者がやってくるシーンから始まる。その日、面接にやってきたミセス・マクラクランは本当は魔女だったが、「今度こそ、今度こそ魔女だってことは忘れて、普通のナニーとしてがんばるわ・・・」と心に決めて、お屋敷の玄関ベルを鳴らす。その様子を玄関のカメラからの映像を見て、あれこれ言う子供たち。 子供たちが仮装したりネズミでミセス・マクラクランを脅かそうとするところは、ちょっとサウンド・オブ・ミュージックも入ってるような・・・。ミセス・マクラクランが雇われてからしばらくたつと、子供たちの母シニョーラ・バーチは在学中の大学The Advanced Witchcraft Instituteへ行ってしまう。帰ってくるのは週末だけ・・・。 ストーリーはドタバタ喜劇という雰囲気で、場面がどんどん変わっていく。悪くないんだけど、ちょっと目まぐるしい。単語が難しいし・・・飛ばさないでじっくり読んだ方が良かったかも。笑いのツボが捻って隠してあるので、ザッと読んだだけだと全部すっ飛ばしてしまうみたい。ここに何かあるな、というのは分かるんだけどね(^^;(本当に分からないときはそれも気がつかないもんです。) 話の舞台はスコットランドなのに、なぜ"Signor""Signora"なんてイタリア語が出てくるかというと、ルチアーノ父ちゃんがイタリア人だからですな。ルチアーノはボルジア家という大金持ちの家の息子らしく、遺産相続の争いに巻き込まれて行方不明中。
≪Strega-Borgia / ストレガ・ボルジア家≫ タイタス Titus :(12)男 パンドラ Pandora :(10)女 ダンプ Damp :(14ヶ月)女 シニョーラ・バーチ Signora Baci :3人のお母さん シニョール・ルチアーノ Signor Luciano :3人のお父さん 大ケンカして家出中 *Stregaは「魔女」の意。
ミセス・マクラクラン Mrs. McLachlan : 子供たちのナニー
第2巻≫Pure Dead Wicked(UK) / (US) 第3巻≫Pure Dead Brilliant(UK)
●買った本@ブックオフ 和書2冊¥420 料理人(ハリー・クレッシング)¥100 嗤う伊右衛門(京極夏彦)¥300
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2004年01月10日(土) ■ |
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海より生まれし娘(ダイアナ・マーセラス)@3/18章 |
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●読書中:Mother Ocean, Daughter Sea(Diana Marcellas)@3章 翻訳≫海より生まれし娘(上)・(下) ≪内容≫ はるか昔、アレマニ人は疫病や子供たちの誘拐事件を理由に大規模な魔女狩りをおこない、魔女一族シャーリアを滅亡に導いた…。それから3世紀。19歳のブライアリーは魔女であることを隠し、治療師として海辺の洞窟にひっそりと暮らしていた。ところが、重傷を負った少年を治療するために、アレマニ人の若き伯爵メルファランのまえで魔女の術を使わねばならなくなり…気鋭の新星が贈る異世界ロマンス3部作堂々開幕。
おぉ、なんと! Shari'aは「シャーリア」と発音するのか! このスペルだと「シャリーア」か「シャリア」かと思ってたわ。"Allemanii"はアレマニ人か、ふんふん。主人公の女の子のBrierleyってのは面白い名前だね。Brier(野薔薇)かぁ・・・海の魔女ならもっと海っぽくてもいいような気もするけど、茨の道ってか? Yarvannetってなんて読むんだろう。 最近これの翻訳本をよくブックオフで見かけるんだが、ああいう翻訳文は好きじゃないのだわ。漢字が多くてゴツゴツしてて、男性の文章くささが漂ってるというか・・・この本は原文でもわりと難しい単語が使ってあるけどね。上巻のアマゾンレビューにも気になることが書いてあるけど、私のはそういうことじゃなくて単純に好みの問題。
Brierley Mefell : 主人公の女の子 19歳 魔女の癒しの技を持つ Melfallan Courtray : 地元の領主らしい
●買った本 和書1冊¥210 その他(マンガ)1冊¥630 『君だけがたりない』 クリスタル文庫(松岡なつき) BLもの。松岡なつきは社会派というのか、わりと真面目でマトモなことが得意な人。最近のBL系によくある「2人の世界」って話じゃなくて、周りと折り合って社会生活をしていく方がテーマ。でもこの本は1話完結だからか、ちょっと消化不良気味でムリヤリ終らせたっぽかった。続きが読みたいなー。 『あぶない丘の家』 小学館マンガ文庫(萩尾望都) ちゃんと読んだことなかったので。ソフトBLコメディ?
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2004年01月09日(金) ■ |
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絡新婦の理(京極夏彦)読了 |
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●読了:絡新婦の理(京極夏彦) ≫感想はこちら おもしろかったー! 続けて次の塗仏の宴 宴の支度に行きたいけど、少し休まないと息切れするかも。今日、最新号のダ・ヴィンチを買ってきたら、京極特集があった。人物相関図がすごい! なになに? 妖怪シリーズと巷説シリーズって繋がってたの! 最近出た豆腐小僧双六道中ふりだしともつながるらしいと。それぞれ全然別のシリーズかと思ってた! う〜ん、京極ワールドって・・・。こういうのをもっと詳しく解説した本があったら便利だろうなー。妖怪シリーズだけでも、すでに混乱し切ってるのに、この上ほかのシリーズが入ってきたらどうなるんだー!(^^;
●買った本 雑誌¥450 ダ・ヴィンチ2月号
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2004年01月08日(木) ■ |
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絡新婦の理(京極夏彦)@947/1388ページ |
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●読書中:絡新婦の理(京極夏彦)@947ページ 妖怪シリーズ第5弾。おもしろくてハマり中〜! 最初の150p・・・黒いマリアとやらが出て来たあたりまでは去年読んであったので、今朝そこから再開して残り400ページほど。いいね〜、長くてつまらない話は問題外だけど、長くて面白い話は大好きだ! 今回は裏テーマが「売春の社会史」らしい。「ムラ社会における夜這いと自由恋愛」「巫女=遊女の構造」「織姫と水神」・・・とか、そういうトリビアで埋まっている。この長さでこの内容で、面白くてしょうがないってのがスゴイわ。なんでこんなことができるんだか。 蜘蛛の巣状に張り巡らされた罠、という事件の構造にゾクゾクしてしまった。横糸を一巡りしたところで、縦糸に移ってステージがひとつ上がる、というところ。なるほどねぇ・・・こんなことを考える作者の頭の中を見てみたい(笑)
あと、気になったのはやっぱり主役の女たち。京極夏彦の描く「女性」って独特。絵に描いたようでみんな現実味がないんだけど・・・。この本の場合、織作家の女たちはまぁ「そういう人もいるかな」と思えるけど、女子学生たちが行き過ぎで現実感がない。だからグロくないのかも・・・? 碧は特別みたいだから理解不能でもいいけど・・・美由紀も浮世離れして見えるってどうよ。美由紀は一般的な感覚を持った「普通の子」という設定なんだけど、それでもやっぱり理解不能・・・。こんな中学生いないってば。大ショックの直後にすぐ立ち直って、あんな風に論理的な推理を組み立てられるのは変じゃないか? けど、それもこれもみんなわざとそう描いてるんだろうか。みんな踊らされてる、って意味で。大人の男性が描いた「少女像」が読んでて不快じゃないってのも考えたら不思議。
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2004年01月07日(水) ■ |
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The Time Witches(Michael Molloy)読了 |
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▲作家ジョーン・エイキンが亡くなったそうです。 (情報元:やまねこ翻訳クラブ 読書室掲示板)2004年1月7日 享年79歳。
●読了:The Time Witches(Michael Molloy) ≫感想はこちら おもしろかった。ま、やっぱり軽くていいかげんな印象があるのは気になるけど・・・例えば、今回キャプテン・スターライトやスパイクたちの能力が生かしきれていなくて、あれじゃ何の為に大挙して出かけたのかよく分からないとか・・・この世界の「魔法」は一体どういう仕組みになってるのか意味不明だとか・・・。楽しいだけの話じゃ物足りない、「ファンタジーの魔法の世界と言っても、何がしかの仕組み(説得力)が欲しい」と思う人には向かないと思う。でも私はそんなの前巻の経験でよく分かっているので、この本には最初っから筋の通る説明なんて期待してない。ハチャメチャで変な方向にどんどん転がるストーリーがおもしろかったからそれでオッケー! 前作よりもハチャメチャ度がパワーアップしていて楽しかった。
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2004年01月06日(火) ■ |
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The Time Witches(Michael Molloy)@23/38章 |
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●読書中:The Time Witches(Michael Molloy)@23/38章 今日中に終わるかと思ったけど、明日に持ち越しだ。おもしろいじゃない! やっぱり軽〜いのには変わりないんだけど、実際読み始めると楽しいので結構ハマる。 あちこちに「遊び」がいっぱいなのがいいね〜。シェイクスピアやオスカー・ワイルドの戯曲からの引用や、Pooka(アイルランドの民間伝承に出てくるいたずら好きの化け物)やElfが普通に出て来たりしながら、次々事件が起きてジェットコースターのように話がどんどん予想外の方向へ転がっていく。この本の中間部分〜後半で、アビーたちは魔法を使って時間をさかのぼり、過去の世界で敵Wolfbaneと対決することになる。内容紹介の"過去を守り、未来を救うことができるのか?"っていうのはそういうわけ。このタイムスリップする所でタイムマシンとか宇宙船みたいのが出てこないあたり、いかにもファンタジーだなぁと思った。「魔法」だから科学的な説明がないわけ(ぷぷっ!
▲DVD:名探偵コナン「迷宮の十字路」 「迷宮」=京都が舞台、「十字路」は碁盤の目状に整った京都の道のこと。京都の通りの名を歌った童歌が鍵になる。京都の町、神社仏閣の写真なんかもどんどん出てきて、映像がきれいで気に入った。
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2004年01月02日(金) ■ |
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Eat, Drink, and Be Buried(Peter King)@13/31章 |
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朝から新年の挨拶に西へ数十キロほどのところの親戚の家へ。ケーキを2コも食べてしまった。3コ目にシュークリームをすすめられたがさすがに断った。帰宅は夜中過ぎ。掲示板に書き込みありがとうございます。落ち着いたらゆっくりレスしに来ますので、しばらくお待ちくださいね。
▲ハーボットのギフト カヲルさんからゆきに「フラフラ」をいただきました。か、かわいいっ! 一緒にフラダンス踊ってるの!(≧∇≦*)o
●読書中:Eat, Drink, and Be Buried(Peter King)@13/31章 【グルメ探偵シリーズ】6作目。今回の舞台は英国のHarlington Estateという中世の城。この城は観光客向けに中世の世界を再現してみせるリゾート地になっていて、グルメ探偵が中世風の食事のメニューを考える仕事を依頼されて滞在中に事件が起きる。 剣の試合、馬上槍試合の直後、鎧を着て騎士サー・ハリーの役を演じていたケニーという男が控え室で突然倒れ、病院に運ばれて亡くなってしまった。その現場に居合わせたグルメ探偵は、ケニーに毒殺された兆候があるのを見抜く。殺されたケニーはその日、Harlington Estate城主の息子リチャードの代役で騎士サー・ハリーを演じることになったという。では、狙われたのは本当はリチャードなのか?
・・・って感じに始まるミステリ。その後スコットランドヤードの警部で、グルメ探偵の知り合いらしい人たちが登場。グルメ探偵シリーズ1巻は(いまだに手に入らないので)未読なんだが、もしやこれは1巻で登場した人たちの再登場? だとしたら画期的だぞ。2〜5巻はずっと1冊ずつ完全に独立して完結していて、前巻の登場人物なんかは一切出てこなかった。
●読書中:The Two Towers : Lord of the Rings 1(J. R. R. Tolkien) 去年から引き続きで、のんびりグルメ探偵と併読中。
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