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2003年07月30日(水) ■ |
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夜中出あるくものたち(ジョン・メイスフィールド)読了 |
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●読了:The Midnight Folk(John Masefield) う〜ん、後半サッパリわからなかった。最初1/3ほどは英国の田舎、緑あふれる田園風景という良い雰囲気で楽々だったのに、途中からキャラが増えて話が込み入ってきて、もうなにがなんだか。これって要するに宝さがしの謎解き? 主人公のケイが空想に浸ってるだけとも見えるんだけど・・・う〜ん。 この本は文章が好きじゃない。章分けがなくて切れ目がないから、なんだかやたらしまりがなく感じるんだよね。描写がくどくて、無駄にダラダラ続いてる感じがする。しっかり読んで解読する気になれなかったのは、たぶんこのせい。好きな人は好きなんだろうし、ちゃんと理解できれば面白いだろうなぁとも思うけど、今の私にはダメだった。 翻訳:『夜中出あるくものたち』(ジョン・メイスフィールド)
●読書中:『双子幻綺行 : 洛陽城推理譚』(森福都) 【ゆめのみなとさん】のところで見て興味を持って、図書館で借りてきた本。
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2003年07月29日(火) ■ |
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The Rose and the Beast(フランチェスカ・リア・ブロック)読了 |
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●読了:The Rose and the Beast: Fairy Tales Retold(Francesca Lia Block) なかなかおもしろかった。普段インパクトの強い物語に慣れてるからちょっと食い足りなさが残るけど、その後を引くようなつかみ所のなさも悪くない。少女趣味で、ロリっぽくて、エロチックな感じ。かなりストレートな表現と、女の子の空想が違和感なく同居している、なんとも不思議な味わいのフェアリーテイル。やっぱりこの作家、好きだなぁ。印象に残ったのはSnow(白雪姫)とBeast(美女と野獣)かな。 しかし、この本の余白の多さは何? ページの大きさに対して、文字数がやたら少ない!(^^;
≪Charm≫眠り姫 She felt like the girl in the fairy tale. Maybe there had been some kind of curse.
≪Wolf≫赤ずきん They don't believe me. They think I'm crazy.
≪Rose≫?? ふたごのローズの話 When Rose White and Rose Red are little, they tell each other, We will never need anyone else ever, we are going to do everything together.
≪Bones≫青ひげ I dreamed of being a part of the stories ― even terrifying ones, even horror stories ― because at least the girls in stories were alive before the died.
≪Beast≫美女と野獣 Beauty's father thought that he was through having children.
≪Ice≫雪の女王 She came that night like every girl's worst fear, dazzling frost star ice queen.
他の本もどんどん読みたくなってしまった。Violet & Claireとかどうかな、買ってみようか。最近翻訳が出たけど読むなら原文で読みたいし。
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2003年07月28日(月) ■ |
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The Rose and the Beast(フランチェスカ・リア・ブロック) |
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●読書中:The Rose and the Beast: Fairy Tales Retold(Francesca Lia Block) フランチェスカ・リア・ブロックの未翻訳短編集で、内容はグリム童話ネタの再話。最近めずらしくもない。グリム童話というとブラックなのとか、やたらと耽美なのも多い中、この本は一見ゆるくてインパクトが弱いけど、よく読むとひねりが効いててシュールな話が多い感じだ。白雪姫が「自分を美しいと思ったことはなかった」とか言ったり、王子様が出てこなくて7人の小人と末永く幸せに暮らしてしまったり、幼い親指姫が「自分はいつか突然お母さんのように大きな体に成長するんだ」と信じていたりとか。話によって設定が妙に現実味を帯びていたり、やたらと幻想的だったりするな。 目次:Snow / Tiny / Glass / Charm / Wolf / Rose / Bones / Beast / Ice 文章は冒頭の一文。
≪Snow≫白雪姫 When she was born her mother was so young, still a girl herself, still didn't know what to do with her. ≫つづき
≪Tiny≫親指姫 The woman named her lost babies Berry, Ivy, Oxygen, Pie, Whistler, Willow, Wish, and Pear, never knowing if they were boys or girls.
≪Glass≫シンデレラ? She did not mind her days alone, aways from the eyes outside.
●アマゾンから 本以外¥4935 映画 アメリ DVD 先日みて気に入ったので買ってしまった。今日は特典ディスクをじっくりと。監督のインタビューが面白かったな。身もふたもないことをボロボロ言ってる。
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2003年07月27日(日) ■ |
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パディントンの一周年記念(マイケル・ボンド) |
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●読書中:Paddington Helps Out(Michael Bond)@3章 家でゆっくり読んでるのでまだ2章が終わったところだ。
1, A Picnic on the River ブラウン一家がそろって川遊びに行く話。船の上でピクニック・・・の予定が、パディントンの帽子が流されてしまって・・・? 相変わらずトラブルメーカーなパディントンに笑ってしまった。読んでるとつい本気でハラハラしてしまう(^^; あと、1巻の時から疑問なんだけど"Peru"と"Darkest Peru"って何か違うの?
2, Paddington Makes a Bid パディントン、Mr.Gruberとオークションに出かける。Mr.Gruberは近所の骨董屋のご主人で、パディントンと大の仲良し。ある日の午後出かけたオークションで、またまたパディントンが・・・。 ははははは!あの、のんびりしたMr.Gruberが、有名な骨董品の目利きだとは知らなかった!どうなることかと思ったら、やっぱりパディントンの思うがままでハッピーエンドなのね。 "that young bear knows something"(UK40p) "It's probably a fake" って(ぷぷっ
●アマゾンから到着 洋書2冊¥2036 Neverwhere(Neil Gaiman) Spiced to Death(Peter King)
Neverwhereは、先日Coraline(コララインとボタンの魔女)が面白かったので、同系統の作品をもう1冊読んでみたくなって。Spiced to Deathはグルメ探偵シリーズの2巻。先日読んだばかりのシリーズ3巻、Dying on the Vineは南フランスのワイナリーが舞台だったけど、今度はニューヨークが舞台で幻のスパイスを探す話だとか。面白いといいな♪(^^
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2003年07月26日(土) ■ |
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キリクと魔女(ミッシェル・オスロ)読了 / スタジオジブリ立体造形物展 |
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●読了:『キリクと魔女』(ミッシェル・オスロ) スタジオジブリ推薦のフランスアニメ、キリクと魔女の原作本。なんと、翻訳が高畑勲だ。 ストーリーはよくある昔話調なのに、アフリカが舞台というだけで、ものすっごくシュール。イラストのあまりの強烈さに仰け反りっぱなしだ。主人公のキリクはチョコレートみたいに真っ黒い黒人の赤ちゃん。魔女もすごい。美人・・・美人!?美人ですか?!Σ( ̄□ ̄;美的感覚ってどうしてこう違うのかしら。こ、これが極彩色のアニメになって動くのか・・・すごそう・・・。ちょっと見てみたいかも。
<内容> 母の胎内から声が聞こえる。「母さん、ぼくを生んで!」母は驚く。が、静かに答える。「母さんのおなかの中で話す子は、自分ひとりで生まれるの」母から出てきた小さな男の子は、へその緒を自分で切って言う。「ぼくの名はキリクだ」 キリクが生まれたアフリカの村は、魔女カラバの呪いに晒されていた。父をはじめ、村の男たちは魔女カラバに戦いを挑み、彼女に喰われてしまったのだ。泉は枯れ、黄金(きん)は奪われ、村は瀕死の状態にあった。キリクは知恵を使ってカラバに戦いを挑んだ叔父を助けるが、騙されたと知ったカラバは村からすべての黄金を奪い、隠し持っていた女の家を焼き払ってしまう。災いはなおも続いている・・・≫STORY
▲スタジオジブリ立体造形物展 行ってきました。思ったより楽しかった。 ハウルの城とフィギュアがいくつか置いてあるだけかと思ったら、台本とか、宮崎氏直筆のエッセイや設定資料各種、新聞に載ったジブリ関係の記事など、色々あって結構楽しかった。ハウルの城については、もう何も言うまい・・・。あんなのハウルの城じゃないと思うけど、まぁ、別次元のハウルということで(^^;; 気に入ったのは、千と千尋関係の3作品。真ん中の湯婆婆、違和感なさすぎ。そのまま動き出しそう。あ、あと作品の周りに柵がないのがすごくいいと思った。「触らないで下さい」とあちこちに書いてあるのは、つまりガンガン触れるような展示になってるってことだ(笑
●買った本 和書2冊¥1179 『XXXHOLIC(1)』(CLAMP) 『ヨーヨーのちょこっと猫つまみ』(池田あきこ)
両方ともマンガ。『×××ホリック』(ヤングマガジン連載中)は「どんな願いもかなえてくれる」という変なお店を舞台にしていて、主人公は巻き込まれ型のメガネ少年。CLAMPは最近当たり外れがあるからどうかなぁと思ったけど、これは面白かった。 『×××ホリック』は、週刊少年マガジンに連載中の『ツバサ』と連動しているそうで、こちらはなんとパラレルワールドの「小狼&さくら」の物語! そんなこと知らないから『×××ホリック』の1巻の最後に、突然さくらちゃんが出てきて驚いてしまった。なんとまぁ・・・(^o^; 『ヨーヨーの〜』はフルカラーのマンガ。どの話も料理ネタだけど、ちゃんとストーリーがあって楽しい。
●図書館 『キリクと魔女』(ミッシェル・オスロ) 『七つの封印(2)悪魔のコウノトリ』(カイ・マイヤー) 『絢爛たる屍』(ポピー・Z. ブライト)
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2003年07月25日(金) ■ |
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少年時代(ロバート・R. マキャモン)読了 |
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●読了:『少年時代(下)』文春文庫(ロバート・R. マキャモン) Boy's Life(Robert R. McCammon)の翻訳本、読了。おもしろかった。 春・夏・秋・冬の4部構成で、主人公コーリー少年の視点で、ゼファーの町とそこで暮らす人たちを描く。冒頭である殺人事件があって、それにコーリーとその父が巻き込まれ、冬に事件が解決したところで終わる。
最初、2部あたりまでは話があちこちに飛ぶのについていけなくて、散文的すぎて分かりにくくて、「なんじゃこりゃ」と思った。けど、2部の後半あたりからは慣れたのか、話に引き込まれて残りは一気に読んでしまった。散文的なのは最初から最後まで変わらないんだけど・・・なにしろ、内容はタイトルそのまま「少年時代」だし。南部の町ゼファーのムワッとした熱気、独特の空気が読むうちに快感になっていった感じ。 これは私が本来好きなタイプの話とは違うから、ハマれない(一歩離れて冷静に読んでしまう)のは仕方がないけど、それでもかなり楽しかった。レイ・ブラッドベリとスティーブン・キングの『スタンド・バイ・ミー』をミックスして、登場人物を増やしてミステリ仕立てにした感じ。カーニバルだの、空を飛ぶシーンだの、文章そのものもブラッドベリくさい・・・と思ったら、やっぱり! 翻訳でまでそう思うということは、原文はもっとそうなのかな?
●映画:名探偵ポワロ 6 『エンドハウスの怪事件』 某所から無料レンタル。 このポワロシリーズは、よくBS2で夕方6時から放映してる45分のTVシリーズのDVD収録版。時々気が向くと借りてくるんだけど、テレビで見てる話が結構あるから、気をつけないと3本借りてきても全部知ってるやつだったりして(^^; この『エンドハウスの怪事件』は初めてだった。(個人的に)一番の見どころは、犯人が正体がバレて豹変するところね。
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2003年07月24日(木) ■ |
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アメリ |
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●映画:アメリ 某所から無料レンタル。 見た〜!もーっ、おもしろい!噂には聞いてたけど、こんなに笑うとは思わなかったよ。最初の1分からすでに爆笑!「笑い」と言っても、アメリカ映画によくある「コメディ」のそれとは根本的に質が違うのね。やっぱりすごくヨーロッパっぽい。そのセンスのよさと畳み掛けるような早口がすっごく気持ちがよくて、最高だった。 あと、アメリがかわいい!!フランスというと、なんとなく恋愛大国みたいなイメージがあるけど、アメリみたいに引っ込み思案で自分の世界に閉じこもっちゃってる子もいるんだと思うと、なんか親近感が。アメリのパパの旅するドワーフもおもしろい!これと似た出来事がアメリカであったとらしいけど、実際に影像にするとおかしくておかしくて。庭を掃きながら、実は郵便を心待ちにしてるパパが可愛い!!
●読了:『少年時代(上)』文春文庫(ロバート・R. マキャモン)
●読書中:Paddington Helps Out(Michael Bond) ≪アマゾンの画面と違うけど、実際はこの表紙。大好きなパディントンシリーズの3巻。初版は1960年で入手困難だったが、ごく最近この新装版が出たので。【1、2巻の感想】 パディントンが引き起こす大騒ぎ、この毎回繰り返されるドタバタと、話の最後にはなぜか強引にでも収まるところに収まってしまうのがなんとも良い感じ。両さんとかと同じで、パターンにハマるのが気持ちが良いわけ。
1, A Picnic on the River 2, Paddington Makes a Bid 3, Paddington and 'Do It Yourself' 4, A Visit to the Cinema 5, Something Nasty in the Kitchen 6, Trouble at the Launderette 7, Paddington Dines Out
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2003年07月23日(水) ■ |
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Who Goes Home?(Sylvia Waugh)読了 |
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●読了:Who Goes Home? : Ormingat Trilogy 3 (Sylvia Waugh) ≫感想はこちら ああ、おもしろかった。一気に読んでしまった。 まず、ネスタやトーマスのその後が描かれていたのがかなり満足。この3作の3つの事件は相互に絡み合っていて、結果的に星に帰る人と、地球に残った人が出来てしまったという・・・。なんだか不思議。永遠の別離そのものはものすごく「痛い」のに、読んでるとそんな感じがしないんだよね。悲しいものは悲しいけど、それより"We cannnot turn back, but forward is good."という潔い姿勢に目が向いた。それにOrmingatが美しくてきれいなところだからか・・・Ormingatへ行ったJovaylへのフォローも良かった〜。Tonitheenも出てきたし。さらにこの先の物語が知りたい、と思うのも、やっぱり面白かったからでしょう。
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2003年07月22日(火) ■ |
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Who Goes Home?(Sylvia Waugh)@14/43章 |
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●読書中:Who Goes Home?(Sylvia Waugh)@14/43章 昨日に引き続いて、The Ormingat Trilogyの3巻! おぉ、3人目の主人公は混血か!ヨーロッパ地域のOrmingat星人を陰で支えてる万能のエージェントみたいな人がいて、その人が地球人の女性と結婚してしまったという設定。 その3人の子供たちの中で、主人公のJacob(Javayl)ひとりだけが「Ormingat星人」で、妹たちは「地球人」。もちろん、そうなったのにはちゃんと理由があるのだけど、父Steven(Sterekanda)が地球人ではない、と知っているのもJacobだけという状況。面白い。なるほどねぇ。 それで、1作目と2作目の事件をバックアップしてたのもJacobとStevenだったようで、それぞれの事件の種明かしが次々と。
●読書中:『少年時代〈上〉』文春文庫(ロバート・R. マキャモン) ごろんちょさんのおすすめなので気になって、ブックオフの100円棚で翻訳を見つけた時に買っておいた本。Y!で読む人がいたので、便乗して私も読み始めた。まだ最初の方だけど、なかなか面白そう。一気に終わりまでいけるかな? *表紙はペーパーバック版。
●アマゾンから 洋書2冊¥2401 Heartmate(Robin D. Owens) Sweet Starfire and Crystal Flame(Jayne Ann Krentz)
未来もの、SFファンタジー系のロマンス本を2冊。夏は、なんたってロマンスよ!!(笑) Heartmate(Robin D. Owens)は超能力系。クリフPB倶楽部に読書会の記録あり。ジェイン・アン・クレンツの方はスペースファンタジーで、宇宙をまたにかけた大冒険と熱いロマンス!だそうだ。絶版だったSweet StarfireとCrystal Flameの2話を、合本再刊したもの。どっちも面白そう〜。早く読みたい!
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2003年07月20日(日) ■ |
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帰宅 |
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夜、O島から無事に帰宅しました。留守中にご訪問くださった方、どうもありがとうございました。 楽しかったけど、2泊3日が長かった〜!(笑)近場の離島は初めてで、姿が見えるほど近くなのに、あまりにも異世界なのに呆然。もう完全に別の文化圏って感じで、東京とO島って、東京と大阪以上に違うと思う。とりあえず、温泉と、魚と明日葉は思う存分堪能したので満足。旅行記とかはめんどくさくいのでパスだ。 あ、持ってった本、Earthborn(Sylvia Waugh)はほとんど読めなくて、熱海から東京に帰る新幹線の中でちょこっと読んだだけ(^^ヾ 明日読めるかな。
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2003年07月17日(木) ■ |
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夜中出あるくものたち(ジョン・メイスフィールド) |
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明日から数日間、ちょっと南の方に行ってきます。都内だけど、飛行機で行く所。さすがに国内だと気楽で、今日になって慌てて準備してるところだったりする。 本はEarthborn(Sylvia Waugh)を持っていく予定。岩波新書と同じ位小さくて薄い本。The Midnight Folk(John Masefield)はサイズが大きくて厚いからねぇ・・・雰囲気も『夜中出あるくものたち』なんて、夏の旅行にはちょっと合わない感じだし(^^;
●読書中:The Midnight Folk(John Masefield)@123/283p 章分けがひとつもないので、切れ目がなくてちょっと気持ち悪い。章分けって、けっこう読むペースの目安にしてるんだよね・・・。 1/3を越えたところでは、面白くないことはない、という感じ(笑) 話はハッキリ言って訳がわからない。まず分からないのはケイ・ハーカー少年の身の上! 両親が居ないらしいのに、曽祖父の話が沢山出て来るってことは、住んでる家は先祖代々の古い家なのよね? それじゃ、あの保護者とやらは一体何なの。他所から訪ねてきてるってことは、お金だけ出して、たまに会うのが保護者?? あと、家庭教師も変。"disobedient child"って言い過ぎ。小さい子なんてみんなこんなもんでしょ、本当に教育者? まぁともかく、そんな風に暮らしてるケイの部屋へ、ある夜、黒猫が入って来て、真夜中の冒険に連れ出す。それで、曽祖父の失われた財宝を探すことに・・・。 ファンタジーなような、現実なような世界が、穏やか〜に続いていく。穏やかすぎてちょっと眠たい。これは童話の世界に近いのかな?
●Magic's Pawn(Mercedes Lackey) 掲示板でれなさんと話してたら、ヴァニエル君の顔を本当に切り取りたくなってしまった。だってこの表紙の顔じゃ、イメージぶち壊しだ。カッターは・・・( ̄∀ ̄)
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2003年07月16日(水) ■ |
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七つの封印〈1〉大魔術師の帰還(カイ・マイヤー)読了 |
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●読了:『七つの封印〈1〉大魔術師の帰還』(カイ・マイヤー) ドイツのホラー作家が書いた児童ファンタジーシリーズの1巻。ストーリーはいまいちだけど、キャラクターと舞台設定はまぁまぁ良い。キャラ読みすると楽しいタイプの本だね。特に男の子!このマセガキ〜!!っていいたくなるような言動がおもしろかった。
・彼女は知りあいの第一号としては悪くなかった。もちろん、そのことを彼の口から言うことはしない。そんなことをしたら、女の子はすぐにうぬぼれてしまうだろうから(クリス p147) ・いますぐにでも結婚をもうしこみたい、と彼は思った。(クリス p161) ・キラはふるえていた。リーザも両腕で胸をかかえるようなかっこうで、ガタガタふるえていた。ニールスだけがらせん階段をおりてゆくときも、背筋をすっとのばし堂々としていた。(p163)
クリスたち、まだ12歳だぞ!クリスは外交官の息子で6ヶ国語が喋れるなんてできすぎてるけど、ニールスも頑張ってるよね〜。最後のカサンドラおばさんにお茶をねだるシーンも、「おばさん?」と訳してあるけど、原文は「マダム?」(はフランスだった)とかサラッと言ってそう。 ぷくくくっ 山田章(十二国記の絵の人)の絵もいい。ボディースーツとハイヒール姿の3人の凶悪な魔女が、チャーリーズエンジェルだし! 舞台になる町はドイツの古い田舎町で、中世の時からそのままの町なみという設定。ドイツの田舎の子供たちってこんな風に暮らしてるのかな?
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2003年07月15日(火) ■ |
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Dying on the Vine(Peter King)読了 |
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●読了:Dying on the Vine(Peter King) おもしろかった。さすがグルメ探偵、最初から最後まで食べ続けた上に、事件の真相までそれらしい!話の舞台がプロファンス地方ということで、本場フランスらしく美味しいお料理とワインの話が満載。あちこちへひとりで出かけて行っては、ご機嫌で食事を楽しむグルメ探偵が最高にうらやましかった。なんておいしそうなの〜! 最初から最後まで、フランス語も混じった料理名やワインの銘柄が頻出するので、そういうのが楽しめる人じゃないと読めない本だと思う。料理関係では分からない単語よりも、何となく分かる単語が多かった気がする。クレーム・ブリュレみたいなデザート名とか、トリュフとかシャルドネーとかソヴィニョンなんてそのまま日本語に入ってるし、そうやってなんとな〜く理解しながら雰囲気を楽しんだ感じ。単語調べなんて最初の数ページ以外しなかったけど、話を負うには問題なかった。楽しかったです。
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2003年07月13日(日) ■ |
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ルチアさん(高楼方子)読了 |
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●読了:『ルチアさん』(高楼方子) <内容> 新しくやってきたお手伝いさんの名はルチア。お屋敷のふたりの少女の目にだけ、なぜかルチアさんは光って見えるのです。そのなぞの答えを追い求めるふたりに・・・。父がくれた水色の宝石・・・・・・「金と銀の粉が踊っているみたい」「海の夕陽だって溶けてるみたい」「妖精がため息を吹き込んだみたいよ」「高原の風も吹いてるわ」 謎が時間を超えて継がれていく風変わりなものがたり。
図書館本。まぁまぁだった。絵と文章がよく合ってて、不思議な雰囲気は素敵だけど、ストーリーが中途半端でもの足りないので「まぁまぁ」止まり。絵はエドワード・ゴーリーっぽくて、不気味な所がいいな。ちょっと不気味でかわいい、小さな童話。
●図書館本 『七つの封印〈1〉大魔術師の帰還』(カイ・マイヤー) ドイツファンタジー。『鏡のなかの迷宮』と同じ人のシリーズものですわね。 『双子幻綺行 : 洛陽城推理譚』(森福都) チャイナファンタジー。ゆめのみなとさんのレビューを見て、10秒後には図書館でネット予約していたという(笑
●読書中:Dying on the Vine(Peter King)@21/47章 もう少しで半分というところ。グルメ探偵、災難続きで大変(笑)W社のワイナリーについたとたんに死体を発見して、従業員に目の敵にされてしまうし、冷たい対応にめげずに再訪したら、なんとワイン樽に突き落とされて溺れ死にそうになるし!ひゃ〜! しかし・・・どうも緊張感がなさげなのは、食事のシーンがやたら多いからに違いない。主人公の彼、もう食べてばっかり!1章4〜8ページの細かい章立てなのに、毎章かならず何か食べてる気が・・・。読んでるとおなかが空いてしまう。(^^ヾ
ある日の夕食のメニュー。 ・ビーフ・コンソメスープ ・ニジマスの煮魚 ・ポテトのパセリあえ ・白ワイン ・クレーム・ブリュレ
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2003年07月11日(金) ■ |
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コララインとボタンの魔女(ニール・ゲイマン)読了 |
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●読了:Coraline(Neil Gaiman) おもしろかった。 薄暗くて癖のあるオトナの童話。基本トーンは黒アリス(不思議の国のアリスのブラックバージョン)で、『青い鳥』のイメージも少し。ストーリーは、『鏡の国のアリス』で鏡の向こうの世界に(正体は巨大な蜘蛛のような怖い)魔女がいた・・・という感じかな。ナンセンスで、文章には言葉遊びが多い。 最初はファンタジーっぽく始まった話が、どんどん狂ってナンセンスになっていくあたりの、世界が崩れていく不気味さが素晴らしかった!(笑)感想は書きにくいけど、こういう話は大好き。『不思議の国のアリス』の不気味さを解する人はたぶん気に入るかと。 ニール・ゲイマンは他の本も読んでみたいな。Stardustとか、面白そう。
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2003年07月10日(木) ■ |
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長崎の事件について思うこと |
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▲長崎の事件について思うこと ずっと気になってるんだけど、あの12歳の少年って、ADHDでアスペルガーじゃないですかね。高機能自閉症。私は身内に教職者がいる関係で、話だけはかなりよく聞かされてるんですが・・・ほら小学生の頃とか、たまに「勉強はできるけど、何か変な子」って居ませんでした? こういう子って、小学生の頃は担任や友達のフォローでなんとか普通に過ごせていても、中学になると一気にバランスが崩れたりするらしいです。環境がガラッと変わって、友達も小学生の頃みたいに「幼い頃からの友達」ばかりではなくなるし、担任の先生も小学校ほど親身になって指導しないし、出来ない。しかも、思春期はホルモンの関係で、常に不安定になりやすい。 学校関係者は絶対知ってたはずです。「あいつは危ない」「将来は、一歩間違えば犯罪者」とも思ってたかも。んで、どうしてマスコミにそういう報道が全然出てこないのかというと。学校関係者からはそういう話はできないし、病名も出せないからだと思いますね。人権保護の関係で。 でもADHDとかアスペルガーのものすごく大変な子たちっていうのは、普通学校のあちこちにいる、ってことがまず大きな問題じゃないのかしら。再発を防止するためには、少年法だか刑法だかの前に、まずそっちの整備・対応をさっさと何とかすべきだと思います。成績が良くても、受け答えがしっかりしてても、おとなしくても、それでも彼には障害があるんだ、ってことをまずしっかりと理解しないと。刑法とか少年法云々はその後のこと。
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2003年07月09日(水) ■ |
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コララインとボタンの魔女(ニール・ゲイマン) |
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●読書中:Coraline(Neil Gaiman) <内容> 引っ越してきた古い家でコララインが見つけたのは、別世界へのドアだった!秘密の扉の向こうの世界に住む、真っ黒なボタンの目の両親たちとの生活を楽しみ始めたコララインだが、やがてその世界に閉じこめられていることに気づいて・・・なんともコワイ、こわくてかわいいモダン・ゴースト・ストーリー。奇妙な老人とハツカネズミ、魔法の小石、名前のない黒ネコなど・・・。さわられた両親を救うため、摩訶不思議なものたちに助けられながら、クールでドライな現代っ子コララインが不気味な冒険に立ち向かうファンタジー。 【出版社サイト(日本語)】 【Neil Gaiman's CORALINE(英語)】<トップにDWJの推薦の言葉。
"It's Coraline. Not Caroline. Coraline"(4p)
読み始めて早々何だけど、これ・・・翻訳本はあまり人気が出ないかも・・・。言葉遊びが多くて、日本語に訳しにくい部分が面白いタイプの作品だから、翻訳はかなりデリケートにやらないと意味不明で無味乾燥になるかもしれない。金原瑞人にそういう繊細な翻訳ができるか? タイトルになってる主人公の少女の名前にしてからが、CoralineとCaroline、AとOが逆さになった洒落なわけでしょ。キャロラインとコララインじゃ、ナニソレ全然違うじゃん、って感じよね。他に訳しようもないけど、「キャロラインじゃないよ、コララインだよ」なんて訳じゃぁ、面白くも何ともない・・・。
最初の部分で気に入ったところ。 Coraline also explore for animals. She found a hedgehog, and snakeskin (but no snake), and a rock looked just like a frog, and a toad that looked like a rock.(5p 庭を散歩中のコラライン。rockとfrogでぐるぐる)
It was rain that meant business, and currently its business was turning the garden into a muddy, wet soup.(6p 大雨が降っている様子)
It's bucketing down.(7p 英語でも「バケツを引っくり返したような雨」って言うんだ!)
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2003年07月08日(火) ■ |
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The Order of the Phoenix 34-38/38章 ポタ5読了! |
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●読了:Harry Potter and the Order of the Phoenix(J.K. Rowling) 34-38/38章 あああ、読み終わってしまったー!(><。泣いた泣いた、今日読んだところはもう大変。「ホロリ」とかじゃなくて、目がはれるほど泣いてしまったー!噂通り「大切な人の死」があって、その人はハリーにも他の人にもファンにも愛されていた人だから、突然の死はかなりショック。その問題の場面は35章の最後なのだけど、その時点では何が起きたか理解できないで、後から真相が分かるにつれて、衝撃が第一波、二波、三波って具合にガンガンとショックが襲ってきた感じ。その辺りのハリーの煩悶は読んでてとても辛かった。最後の文章でハリーが微笑むところで、また涙がボロボロと・・・。 ハリポタは今ではファンタジーというジャンルのひとつの代表のように言われているけど、本当はファンタジーじゃなくても良かったんじゃないか、と今回始めて思った。著者が本当に描きたかったのは「ファンタジー的なもの」よりも、こういう人と人のぶつかり合いなのかもしれない。5巻はそれくらい、ハリー自身の人間くさい悩みや、人の心に重点が置かれていた。まずそこに根っこがあって、上にファンタジー的なものを乗せて、組み上げて行ったみたいな・・・。事件が息をつく暇もなく次々と起こるのは今までと同じだし、ホグワーツでの授業はいつにも増して忙しい。1年が終わってみたら、去年までよりもさらに重い荷物を抱えてダズリー家に再会しているという。続きが読みたいのはもちろんだけど・・・。
34, The Department of Mysteries The Department of Mysteriesとは魔法省の中にあるセクションの一つ。ヴォルデモートはここに隠された何かを欲している、とハリーは毎晩夢に見ていた。ハリー、ロン、ハーマイオニー、ネビル、ジニー、ルナの6人は、Threstralに乗ってロンドンにある魔法省の一般用入り口に着き、ハリーが(7章で)ウィーズリー氏と一緒に魔法省に入った時の手順に従って皆をThe Department of Mysteriesに導く。あちこち探し回るがシリウスはどこにも居ない。ロンに言われて、ハリーは埃をかぶったガラス玉を見つけ、その横に自分の名前が記されているのを見て、止められるのを聞かずにガラス玉を手にする。と、それを待っていたかのように背後から「それを渡せ」と敵の声が響く。
なるほど、7章で魔法省を詳しく描写したのは、ここの伏線だったのか。 35, Beyond the Veil(ベールの向こうへ) 声の主はルシウス・マルフォイだった。ハリーが手にしたガラス玉こそが、ヴォルデモートが手に入れようとしていた問題の物で、Death Eatersはそれを手に入れるよう命令されているようだ。ハリーたち6人はすぐに戦闘体制を取り、DA集会での訓練を生かしてDeath Eatersと戦うが、3人ずつバラバラに引きはなされて追い詰められる。絶対絶命になり、ハリーがガラス玉を渡そうとした瞬間、The Ordersが助けに現われる。駆けつけたメンバーの中には、シリウスも居る(=シリウスはヴォルデモートに捕らわれていなかった)。The Ordersも加わって戦いの最中、ダンブルドアが登場。シリウスは(自分と血のつながった親戚でDeath Eatersの)Bellatrixとの戦いの最中に不意を突かれて倒れ、「ベールの向こう側」へ行ってしまう。
あまりに突然で、シリウスに何が起きたか色々と不透明な部分が残っているように思った。4巻でセドリックが死んだ時と違って、今回は"Beyond the Veil"というだけでしょう?? この突然現われたボロ布のベール、そのArchwayの先にはDeath Chamberがあるらしくて、つまりベールの向こう側へ行く=死ぬ、らしいんだけど。読んだ感じでは、世界と世界の狭間、奈落に落ちてどこかへ行ってしまったような印象。シリウス、本当に死んだの?? 遺体もないし、なんか信じられない・・・う〜ん。前後を読み直したけど、よく分からない。ここ、状況がちゃんと分かる人いたら教えてください。参考(ネタバレ注意) 36, The Only One He Ever Feared シリウスの名前を叫んで、ベールの向こうへ追いかけて行こうとするハリーをLupinが抱き止めてArchから引き離す。ハリーに守護をつけておいて、ダンブルドアはヴォルデモートと決闘を初める。ダンブルドアが勝つが、最後に蛇の姿になったヴォルデモートはどこかへ逃れ去る。魔法省のど真ん中で戦っていたダンブルドアの周りに、魔法省の役人が集まってくる。ファッジを初め、今までヴォルデモートが蘇ったことを認めようとしなかった人々も、目の前で戦いを見せられてようやく納得した様子。喧騒を背景に、ダンブルドアは疲れきったハリーをPortkeyでホグワーツの校長室に送る。
ああっ、こんな時なのに私ってばLupin×Harryに激萌え〜。傷を舐めあう、ってのはありだわね!(ヤメロ)
37, The Lost Prophecy(失われた予言) ダンブルドア、ハリーと一対一で事件の謎解き。2章でペチュニアの態度が豹変した理由、ハリーとヴォル卿の関係、シビル・トレローニーの予言について。 ダンブルドアが今年度中ずっと秘密主義的だったのは、ヴォル卿がハリーに強く影響を与えるようになったせいだった。ハリーの目がスパイとして利用されないように、できるだけ接触を絶ってきたのだ。それだけでなく、ハリーのホグワーツ入学以来ずっと、ダンブルドアはハリーの心を傷つけたくないあまりに、知らせるべきことも隠して来てしまったという。そのためハリーは自分の置かれた状況がつかめず、(シリウスを餌に)The Department of Mysteriesにおびき出され、不幸なすれ違いを繰り返した結果シリウスを亡くしてしまった。シリウスが死んだのは(ハリーに情報を与えなかった)自分のせいだ、とダンブルドアは疲れきった様子で語る。 ハリーが毎年必ずダーズリー家に帰らされるのは何故なのか? それは母リリーが、死ぬ前にハリーにかけた守護に関係がある。リリーが自分の血を通してかけた守護は、今もハリーと母の血縁、すなわちペチュニアの血の中に生きている。ハリーがたとえ1年に一度でも、ペチュニアおばさんの住む場所へ帰り、そこを「家」と呼ぶことが重要なのだという。ペチュニアおばさんのもとにいる限り、ヴォル卿はハリーに手出しができない。ペチュニアは(ハリーが赤ん坊の時の手紙で)このことを知っており、2章でペチュニアが受け取った吼えメール(UK版41p)は、ダンブルドアからだった(Remember my last=前の手紙を思い出せ?)。 ハリーとヴォル卿の関係。ダンブルドアがシビル・トレローニーと始めて会った16年前、トレローニーがトランス状態になって、Dark Lordと彼を倒す者についての予言をした。ハリーが落として壊したガラス玉、ヴォル卿が知りたがっているのはその時の予言で、ヴォル卿は最初の部分しか知らないけれど、ダンブルドアはその時全文を聞いたという。 1、Dark Lordを倒す者は(約16年前の)7月末生まれで、その親はヴォル卿と既に3度戦った人物。 2、Dark Lordがその者に(自分と)対等であるという印を与え、その者はDark Lordの知らない力を持つ。 3、Dark Lordとその者は戦って、どちらか一方のみが生き残る。
1に該当するのはハリー・ポッターとネビル・ロングボトムの2人だが、Dark Lordはハリーの額に傷をつけた=ハリーを選んだ。ハリーをグリフィンドールの監督生に選ばなかったのは、既に充分すぎるほどの責任を負っていると思ったからだと語り、涙を流すダンブルドア。
38, The Second War Begins 最終章、夏休みと次年度へ向けてのまとめ。学期末、浮かれ気分のホグワーツの中で、ハリーは予言のことを誰にも話せず、シリウスについて話すことも出来ずに孤独を抱えている。荷物をまとめている時、ハリーはトランクの隅から(クリスマス休暇の時)シリウスに渡された包みを見つける。すっかり忘れ去っていた包みを初めて開けてみると、そこには鏡が。手紙に、自分と話したい時はこのtwo-way mirrorを使えば話ができるとあった。この鏡に、もっと早く気がついていれば・・・! ハリーは希望を抱いて鏡に話し掛けてみるが、シリウスは(もちろん)現われない。ニックに、シリウスはゴーストになって帰って来ることも出来ないと言われてさらにショックを受ける。そこへルナ・ラブグッドが現われ、静かに母を亡くした時の悲しみを語る。 ホグワーツ急行の中。ハリーはまだ落ち込んだままながら、少し落ち着いてきた様子で穏やかに周りと応対する。そこへ、Choが側を通りかかる。ハリーたちに色々起きていた間に、Choは既に他の男に乗り換えていて、もうハリーには見向きもしなかった。ハリーも何も感じない。キングスクロス駅に到着し、9と3/4番線からバリアの向こうに出ると、そこにはマグルの服を来たThe Ordersのメンバーが揃っていた。彼らが迎えに来たダーズリー家の3人に、くれぐれもハリーを宜しくと頼む(脅す)のを見てハリーは微笑み、プリベット通り4番地に帰ってゆく。
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2003年07月07日(月) ■ |
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The Order of the Phoenix 30-33/38章 |
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▲うちのあたりの「七夕」は8月7日だけど ハーボットで七夕のイベントあり。魚が泳いで、天の川が輝いてた。ゆきの後姿がラブリーv
●メモ 曙さんの【アンケート】(初めて読んだ英語の本は? 他) 【The Blue Parrot】渋谷にある洋書古本屋。お気楽さん経由。
●アマゾンから到着 洋書1冊¥1764 Coraline(Neil Gaiman) ずっと気になってたのにずるずる買い逃しているうちに、先日翻訳本が出てしまった本。あわてて注文してみた(その気になれば1日かからずに届くのに)。ダイアナ・ウィン・ジョーンズ推薦、カーネギー賞ノミネート(ロングリスト)。 【出版社サイト(日本語)】 【Neil Gaiman's CORALINE(英語)】<トップにDWJの推薦の言葉。
●読書中:Harry Potter and the Order of the Phoenix(J.K. Rowling) 30-33/38章
30, Grawp Grawpとはハグリッドの異父弟の名前である。ハグリッドがなぜ(巨人の集落から)ホグワーツへ帰ってくるのが何ヶ月も遅れたか、怪我をしていた理由、セントールのフィレンツェの伝言の意味が明かされる。混血のハグリッドと違って、純粋な巨人のGrawpは体がとても大きく、凶暴で、英語も喋れない。 クイディッチの寮杯を決める試合の真っ最中、ロンを見守るハリーとハーマイオニーのところへハグリッドがやってくる。禁じられた森の奥へ入っていくハグリッドに導かれて、Grawpに会う。ハグリッドは2人に、自分はまもなくアンブリッジに追い出されるだろうから、その後のGrawpの面倒を見て欲しいと頼む。食べ物の面倒ではなくて、話し相手になって欲しいと。2人は断りきれずに引き受ける。学校へ帰ってみると、試合は終わっていて、ロンの大活躍でグリフィンドールの勝利だった。
Weasley is our Kingのグリフィンドール版、いいねぇ!!こうなるだろうとは薄々思ってたけど、意地の悪いスリザリン版を繰り返し聞かされた後なので、痛快で嬉しかった。ロンもこれで吹っ切れたかな? ジニーと2人で頑張って欲しいな。でも、ハリーをクイディッチ禁止にしたのは、ストーリー的に意味があったのか? ジニーを活躍させるため? やっぱりクイディッチの試合や練習がないと、なんだかもの足りない。ハリーも一緒に試合に出られたら良かったのに。 Grawpにはビックリ。弟か・・・。さすがハグリッド、今回もしっかりやってくれました(^^; 巨人の面倒を見てって言われても、困るよねぇ。ハーマイオニーがハーミィなんて、無言で眉を寄せるハーマイオニーが目に浮かぶようだ(笑
31, OWLs(OWL試験) この章は初めから終わりまで、OWL試験の様子。ハリーが一番うまくできた科目は、やはりDefence Against the Dark Artsらしい。最後の科目、History of Magicの試験中、ハリーが目をつぶると(眠ってもいないのに)またもThe Department of Mysteriesの映像を見てしまう。シリウスがヴォルデモートに捕まっている映像だった。
え、このシリウスってどうしちゃったの!? 5年生になってから1年間ずっと懸案だったOWL試験が、無事に終わったのは良かったけど・・・終わったと思ったら即これか!このOWL試験、試験の描写が妙に細かいけど、もしかしてイギリスではこういう15、6才で受ける統一試験みたいなものがあるのかな? (追記:曙さんの情報。現実の英国には16歳で受けるGCSE試験(General Certificate of Secondary Education)という統一テストがある。義務教育終了後に受験して、その後の進路がその結果で決まるらしい。ポタ設定そのままだ。)
32, Out of the Fire ハリーはシリウスがヴォルデモートに捕まったとロンたちに話す。まずシリウスが本当に自宅にいないか確認すべきだとハーに言われて、シリウスの自宅と連絡を取るために、アンブリッジの部屋へ忍び込むことに。 ハリーは暖炉の炎を通してクリーチャー(ハウスエルフ)にシリウスの行方を聞くが、シリウスは居ないと言われる。話の最中にアンブリッジが部屋に戻って来る。何をしていたとハリーたちを問い詰めるアンブリッジはスネイプを呼び出し、自白剤(の役目をする薬)をもう一度作れと命令する。 28章(Snape's Worst Memory)以来、ハリーを無視しつづけていたスネイプだが、ハリーはホグワーツに残っているThe Ordersのメンバーはスネイプしか居ないことにここで気が付き、暗号を使ってシリウスが捕らわれたことを伝える。ハリーに魔法で無理やり白状させようとするアンブリッジを見て、ハーマイオニーが泣き出し、「ダンブルドアと話そうとしていたのだ」と言い始める。
ああ、ドラコ、すっかり悪党の手下に納まっちゃって。(;; ホグワーツに残っているThe Ordersのメンバーがスネイプだけ、というところでなるほど、と思った。スネイプはそういう役割なのかもね。仲間に見えないけど実は仲間、という。ハグリッドといい、マクゴナガルといい、アンブリッジはThe Ordersのメンバーをホグワーツから追い出そうとしていた? つか、5巻で死ぬのってあの彼?マジですか?本当に?!噂には聞いてたけど、いやああぁぁーーーー!!(><。
33, Fight and Flight ハーマイオニーは泣きながら、ダンブルドアに言われた「武器」の準備ができたと伝えたかったのだと(作り話を)語る。ハリーはハーの考えが分からないまま、アンブリッジと共に禁じられた森の奥へ導かれ、3人はそこで(ハーの計算通り)セントールのマゴリアンに会う。アンブリッジは無礼な物言いでマゴリアンをひどく怒らせ、Incarcerous(拘束、投獄、監禁、幽閉)の呪文をかけられる。 セントールたちはハーとハリーに対しても攻撃しようとするが、巨人の子供Grawpが現れ(結果的に)助けられる。そこへ、ハリーを助けて一緒に捕らえられた筈のロン、ジニー、ネヴィル、ルナが現れる。アンブリッジの部屋でドラコたち(アンブリッジが作った親衛隊のような一団)に見張られていた筈だが、(半年以上のDAの訓練を生かして)攻撃したところ、アッサリ倒してしまったらしい。ハリーの箒は(アンブリッジに取り上げられたままで)使えないので、森に生息するThrestral(死を見たことのあるものにだけ姿が見えるという、翼ある馬)でロンドンへ行くことに。
うおぉぉ、やった!やりました!いい気味っ! Defence Against the Dark Artsの先生はヒドイ目にあう、という法則は今回も有効だった。アンブリッジ、このまましばらく放置されて、適度に狂った頃に発見されてほしい(爆) セントールって魔法強いんだねー。Wandナシでもオッケーみたいだし、ヴォル卿との戦いの味方になってくれれば、心強いだろうに・・・。 ハーマイオニーのことだから何か考えがあるんだろうとは思ったけど、本当に頭が良いなぁ。32章のアンブリッジの部屋の場面で、きっとどうすればいいか必死で考えてたんだね。
あと、32、33章で印象に残ったのはジニー!ジニー、やっぱりいいよー!ルナと一緒にしっかりハリーの仲間になって、ハリーに向かってもガンガン自己主張してくれちゃって。ずっとハリジニって頑張ってきた甲斐があった〜!そうそう、こういうのを期待してたのよ。ジニーは「あの」ウィーズリー家の末っ子なんだから、地が出れば絶対良い仲間になるだろうとは思っていたけど、あまりに期待通りなのでもう大喜び。Choはどこからか全然出てこないしっ(嬉
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2003年07月06日(日) ■ |
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ペルシャ猫は微笑む(小沢淳)/罪と監獄のロンドン(スティーブ・ジョーンズ)読了 |
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●読了:『ペルシャ猫は微笑む : マイ・リトル・タウン』(小沢淳) まんだらけで100円で買ったライトノベル。猫が主役というより、突然現われた不思議な猫をネタにして、古き良きボロアパート小春荘の住人とその周りの人たちがドタバタと騒いでいる感じ。面白かったけど、この本1冊だけだとなんだか食い足りない。続きが読みたいな。解決してない謎?もあるし、主人公の進路は結局どうなるのかも知りたい。
<内容> 「猫がしゃべるのよ」絵里奈さんのこの発言が事件の発端だった。わたし、美々は、落ちこぼれぎみの高3。年の離れた春菜姉さんとふたり暮らし。姉さんは、ぼろアパート小春荘の管理人兼家主である。あこがれの安見さんはいるけれど、あとは家賃滞納常習者の不良住人ばかりの小春荘に、ある日、ペルシャ猫が迷いこんできて…。すべての猫好きの人に捧げる、スーパー・シュール・メルヘン。
●読了:『罪と監獄のロンドン』(スティーブ・ジョーンズ)(図書館本) 18、19世紀頃までのロンドンの犯罪についての本。「罪」と行っても重大事件ではなくて、軽犯罪や日常的にあちこちで起こる暴力事件が主なテーマ。法廷と監獄が描写の舞台で、当時がいかに非人間的だったかを連綿と・・・。 こ、こわかった〜!(><。昨日『とびきり不埒なロンドン史』を読んだばかりだから、住宅事情が悪かったことや、酒飲み・酔っ払いが多かった云々が背景にあった事情までよ〜くわかって、生活の様子などもリアルに想像してしまった。まぁ日本にだってこういう世界はある筈だけど、子供や女性に対する考え方が今と違うのが結構クる。
<目次> あなたは奥さんを叩きませんか?―ビクトリア朝の家庭内暴力 人間に対する犯罪―幼児虐待、暴行、性犯罪 危険な女たち―万引きに対して暴力で返礼された原告さまざま 児童犯罪―八歳の子供への、死の宣告、流刑、禁固 惨めな乞食たち―路上や矯正労働施設における悲惨な人生 法廷の明るい側面―ビクトリア朝の治安 ・・・・
●図書館本 『ドーム郡ものがたり(旧版)』(芝田勝茂) ≫新版 『倫敦千夜一夜』(ピーター・ブッシェル) 『英国史のティータイム』(森護) 『時計坂の家』(高楼方子) 『耽美小説・ゲイ文学ブックガイド』(柿沼瑛子 / 栗原 知代)
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2003年07月05日(土) ■ |
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とびきり不埒なロンドン史(ジョン・ファーマン)読了 |
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●読了:『とびきり不埒なロンドン史』(ジョン・ファーマン) 先日借りてきた図書館本、読了。2000年の歴史を一気に駆け抜けてしまった。歴史書にしてはなかなか面白かった。この口語の語り口はずっと読んでるとかなり疲れるんだけれど、確かに分かりやすい。教科書のように細かい歴史的事実を並べるんではなくて、2000年に及ぶ波乱万丈の歴史全体を「庶民の目から」「概観する」ことに大きな意味があるんだと思った。こういう視点で江戸東京史とか日本史を書いた本はないかなぁ。特に江戸時代以降だけでもいいから、だれか書いてくれないかしら。
●アマゾンから到着 和書1冊¥2415 『死都日本』(石黒耀) 先月、図書館で借りて読んだら面白かったので、改めて購入。出先の本屋でも何度か見かけたけど、持って帰るのが嫌なほど分厚いので、アマゾンに入荷するまで気長に待ってた。
●メモ:『いたずらロバート』(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)復刊 ずっと入手困難だったWild Robertの翻訳本が復刊(再刊)決定だそうだ。この話はどうという事もないほど短くてとっても簡単・単純なので、いまいち愛着が持てなくて、感想すら書いてなかったりするんだが・・・。これを機会に、再読してみようかな。
●新刊情報メモ:『水の女王 : 鏡のなかの迷宮 第1部』(カイ・マイヤー)¥1,700 人魚の棲む水の都ヴェネチア。今や衰退の一途をたどるこの街は、「水の女王」の力を借りてかろうじて自治を守ってきた。しかし、保たれていた均衡が揺らぎはじめるときが!魅惑の水上都市の運命は? そして、いったい「水の女王」とは・・・?! 水上都市ヴェネチアをめぐってくりひろげられる華麗なるダークファンタジー第一部 少女の孤独な戦いが今はじまる・・・! 第2部 光る石(2003.12発売) 第3部 ガラスの言葉(2004.3発売)
初めて聞いたタイトルで、原書が分からない。でもイラストが佐竹美保だし、ヴェネチアだし・・・!(追記:Leonさん経由でbk1へ行ったところ、ドイツファンタジーだということが発覚。どうりで知らないわけだ。さすがはネシャン・サーガを出した出版社。)
●新刊情報メモ:『コララインとボタンの魔女』(ニール・ゲイマン) 引っ越してきた古い家でコララインが見つけたのは、別世界へのドアだった! 秘密の扉の向こうの世界に住む、真っ黒なボタンの目の両親たちとの生活を楽しみ始めたコララインだが、やがてその世界に閉じこめられていることに気づいて−−!この夏一押しの傑作ファンタジー! 原書≫Coraline(Neil Gaiman)
ああ、これもぼんやりしてるうちに翻訳が出てしまった・・!
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2003年07月04日(金) ■ |
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おばちゃまはサーカス・スパイ(ドロシー・ギルマン)読了 |
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●読了:Mrs. Pollifax Pursued(Dorothy Gilman) 無事に読了。今回は、合衆国メイン州に滞在中のロマ(ジプシー)のサーカスの一団にミセス・ポリファックスが潜りこむ部分がストーリーの主体になっている。謎の本体は全く別の場所(アフリカ大陸)にあって、カーステアーズがそちら追いかける役目を担い、別々だった謎が一つにまとまって、決着する。いつもミセス・ポリファックスが孤軍奮闘で頑張ってるのに比べると、今回はずっと誰かに守られていて、おばちゃまは「ジグソーパズルのパーツの一つ」という感じ。ちょっともの足りないけど、まぁこういう話もたまにはありだろう。Kadi、あれからどうするのかな?王子様と結婚は??
●『ちびギャラ』(ボンボヤージュ) 妹が持ってた癒し系絵本が、もー可愛くて可愛くて・・・! 絵本の中身はボンボヤージュギャラリーにそっくりあるので、暇な方はぜひ見てみてね。うぅ、かわいい・・・。
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2003年07月03日(木) ■ |
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The Order of the Phoenix 29/38章 |
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風邪は咳と鼻水を残して回復。汗疹は困ったもんだが、夕方、薬局ですすめられた「アセモテーマ」という薬を塗ったら、3時間でほとんど消えた!・・・今の薬ってすごいな。
●読書中:Mrs. Pollifax Pursued(Dorothy Gilman) 翻訳=『おばちゃまはサーカス・スパイ』 おばちゃまスパイシリーズの11巻。 気分転換がしたくなったので、積読の山から発掘。初老の婦人ミセス・ポリファックスが素人ながらスパイになって、世界各国を飛び回るシリーズ。今回はサーカスに潜入するはめになる。コージーミステリーというやつで、200p前後と短くて、展開が早くて、アメリカ英語が読みやすい。本物のスパイものを読みなれた人にはご都合主義で物足りないだろうけど、ページ稼ぎと息抜きにはピッタリ。 読み始めたらやっぱり面白くて、するすると半分まで来てしまった。多分明日には読み終わるだろうけど・・・でもこれ、昔は1冊読みきるのに1ヶ月かかってたんだよな〜。そう思うと、私もつくづく燃費が悪くなったもんだ。シリーズ1作目は『The Unexpected Mrs Pollifax / おばちゃまは飛び入りスパイ』
<内容> NYの億万長者ビッドウェルが誘拐され、犯人が五千万ドルの身代金を要求してきた。一方、おばちゃまはコネチカットの自宅の物置に潜む少女ケイディを見つけた。追われているというケイディを乗せたおばちゃまの車を尾行する白いバン。追いつめられたおばちゃまはCIAに助けを求め、サーカス団の中にまぎれ込む。何の関係もなさそうなこのふたつの事件が、やがて一本の糸で結ばれるとは。
●読書中:Harry Potter and the Order of the Phoenix(J.K. Rowling) 29/38章
29, Careers Advice ハリーの進路相談。ホグワーツの生徒の就職とか進路ってどうやって決まるのか疑問だったけど、こうやって個人面接があったのねー。意外に普通(笑) ハリーの進路希望はAuror(闇の魔法使いを逮捕する人)か。ガマ女「魔法省はあなたなんか雇いませんから!」って、敵に雇われてどうするのよ!(^^; フレッドとジョージ、とうとうダイアゴン横丁に出店!?うひゃぁ すごい!この2人がホグワーツを途中で投げ出したのは、絶対ガマ女のせいだと思う。ダンブルドアの元で平穏無事に過ぎていたら、もうちょっとホグワーツに居たんじゃないかなぁ。出て行き際の言葉が最高!>「うちの商品をこのクソばばあに使うと誓うホグワーツ生には、特別割引きをするぞ!」 営業&宣伝した上に、しっかりガマ女に仕返ししてるし。本当、いいよ〜。その時の周りの雰囲気も、ホグワーツは(ガマ女&魔法省なんかに)やられっぱなしじゃないぞ!という感じがして嬉しかった。
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2003年07月02日(水) ■ |
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The Order of the Phoenix 27-28/38章 |
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朝、36.7度まで下がってたので一応いつも通り行った。ずっと微熱がある状態は結構キツイが、まぁなんとか。つか、それより昨日汗をかいたせいか、汗疹(あせも)が出てとても困ってる。背中と二の腕が特に痒い。どうしよう。オロナインでも塗ってみるか・・・。
●読書中:Harry Potter and the Order of the Phoenix(J.K. Rowling) 27-28/38章
27, The Centaur and the Sneak(セントールと密告者) ハリー&ロン、フィレンツェの初めての授業を受ける。指定された教室に入ると、そこは植物がびっしり生えた森の中のようだった。地面に寝転がって、セントール流の星占いを教わる。帰り際、ハリーはフィレンツェに、ハグリッドに「企ては失敗だ」という警告を伝えるよう頼まれる。 夜、DA集会のメンバーから密告者が出て集会のことがアンブリッジにばれ、アンブリッジとファッジがハリーたちを捕まえに来る。ほとんどは逃げたが、ハリーを含めて何人かはつかまってしまい、ダンブルドア、マクゴナガル先生も含めた先生方の前で取り調べを受ける。ダンブルドア(ホグワーツ)対ファッジ(魔法省)の主張が対立する中、ハリーは最後まで白を切り通し、ダンブルドアはこの集まりはPotter's ArmyではなくDA(Dumbledore's Army)なのだぞ、と言って、首謀者は自分だと主張する。
ああっ、やっとダンブルドアが出てきた!?(と思ったらすぐ消えちゃったけど)このじーさんもたいがい曲者だよなぁ・・・。でもこれで5巻でのダンブルドアのスタンスが分かった気がする。4巻までは折にふれてハリーをかばっていたけど、5巻では学校生活のことは全部ハリーたちに自分でなんとかして欲しいのかな? それで、いざどうしようもなくなったから、ちょっと出てきた・・・みたいな印象。 フィレンツェの占い学も面白くなりそうね。いいなぁ、こういう授業なら私も受けてみたい。
28, Snape's Worst Memory(スネイプの最悪の記憶) アンブリッジがダンブルドアに代わってホグワーツの校長に就任すると通知あり。ハリーたちのところへドラコが子分をつれて現れ、グリフィンドールから5ポイントずつ引いてゆく。ドラコはアンブリッジの部下(Inquisitorial Squad)として、寮の点数に関わる権限を得たらしい。 ハリーはアンブリッジに呼び出され、ダンブルドアの行方を知らないかと聞かれる。飲み物をしきりに勧められるが、ムーディが「敵に出されたものは飲むな」と言ったのを思い出して、飲んだふりでごまかす。話の最中、フレッドとジョージが打ち上げた花火が学校中を荒らしまわり、アンブリッジはその対応に行く。 スネイプとハリーがOcclumencyの練習中に、突然ドラコがスネイプを呼びに現れる。ひとりスネイプの部屋に残されたハリーは、誘惑に勝てず、ペンシーブに入ったスネイプの記憶の中に入ってゆく。今の自分と瓜二つの父ジェームズとその親友シリウス。スネイプの記憶の中の、傍若無人で横柄な父ジェームズの悪辣ぶり、スネイプをからかう様子、ジェームズを止めに入る母リリーの姿・・・。ハリーが記憶の中に没頭している最中、スネイプが部屋に帰ってきて、この部屋に二度と来るなと怒り狂う。
あっはっはっはっは! もう、楽し〜い!なにこれ、スネイプの最悪の記憶って何かと思ったらっ!・・・くくくっ ジェームズ&シリウスにからかわれた記憶だったとは!くひひひひっ! ダメ、面白すぎる。この章大好き!仲良すぎの悪童ペア・ジェームス&シリウスに、Lupinとワームテールを加えた4人グループ。ジェームズ&シリウスが最高!なるほど、これが日常だったんじゃぁ、ハリーがスネイプに憎まれるのも分かるわ。スネイプもかわいそうに。Lupinは頭が良くて、もうちょっと常識がある感じがハーマイオニーみたい。ワームテールは小心者でそんな3人にちゃんとついて来れてない感じ。所謂、グループの中の「おミソ」って感じ。
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