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2003年06月30日(月) ■ |
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The Order of the Phoenix 23-26/38章 |
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●アマゾンから到着 和書1冊¥1785 『不思議の国のアリス』(ルイス・キャロル 山形浩生・訳) 先月発売されたばかりの、アリスの新訳本。 ソフトカバー装丁に、ピンクの線でさくらももこ調のヘタウマ系イラストが満載。こういう絵だと、いかにも「新訳」という感じがして大変よろしい。訳文そのものはプロジェクト杉田玄白(テニエルの挿絵入り)にあるけど、イラストがいつものテニエルだと「新訳」というインパクトは薄い。「チョーへん!」と叫ぶアリスも悪くないです(笑)初めてアリスを読む場合にはお薦めしないけど、訳ひとつでこんなにイメージが変わる、という見本のようで面白い。
●読書中:Harry Potter and the Order of the Phoenix(J.K. Rowling) 23-26/38章
23, Christmas on the Closed Ward(隔離病棟でのクリスマス) ヴォルデモートに操られているとしたら、自分の目を通してthe Orderの秘密が敵に筒抜けになってしまうのではないか? そう考えたハリーはシリウスの家を出てゆこうとするが、ダンブルドアの伝言に阻止される。しかたなくハリーは部屋にひとりで閉じこもるが、ジニーの「完全に操られている間は、記憶に欠落が生じる」という言葉にホッとしてクリスマスを迎える。クリスマスの朝のプレゼント交換。 ふたたびSt Mungo病院へウィーズリー氏の見舞いに行くみんな。そこでハリー、ロン、ハー、ジニーの4人は偶然、精神病棟に迷い込み、記憶を失ったロックハート先生に会う。Healerにロックハートの見舞いだと勘違いされた4人は病室へ行き、そこで両親を見舞うネビルとその祖母に会ってしまう。
面白い。なるほどぉ、魔法使いの世界にも病気があるのはよく分かっていたけど、病院って、本当に病院なのね。医者がDoctorじゃなくてHealerと呼ばれてるけど、意味は一緒。あと、ジニーがしっかりしてて嬉しかった。こういう辛い時にそばにいられるのってすごく強いと思うんだけどな。
24, Occlumency(オクルマンシー) ハリーは、ダンブルドアの命令でスネイプにOcclumencyを習うことになった。Occlumencyは心を読もうとする者に対抗する術で、やりかたの基本は心を無にすること(らしい)。ハリーはスネイプに痛めつけられて反発しながら、必死でOcclumencyを体得しようとする。その夜、ハリーはヴォルデモートが喜んでいるのを感じ取る。
スネイプがなんだかいい人に見える・・・1、2巻の頃はあんなに憎たらしくて恐怖だったのに!!今でも厳しくてキツイのは同じなんだけど、それも一種の愛の鞭というか、ハリーの成長を促すためというか。ガマ女はエイリアンで意思疎通不能だけど、スネイプとは同じ人種で、共通の理解があって、ちゃんと言葉が通じてる気がするのね。その上での反発というか。この章のハリーの心を覗くって、簡単に言うけどやる方だってかなり辛いんじゃないかな。スネイプ、どんな気持ちでやってるんだろう。Occlumencyが終わってハリーがグッタリしてスネイプの部屋から出てくるけど、扉の向こうでスネイプだって同じように疲れきってるんじゃないかなぁ。
25, The Beetle at Bay 翌朝、Daily Prophetにアズカバンから大勢のデス・イーターが脱獄したという記事が載る。ヴォルデモートが喜んでいた理由はこれだったのだ。 バレンタインディに、ハリーは約束通りChoとホグスミードに出かける。が、出掛けにハーマイオニーが「お昼頃Three Broomsticksに来て欲しい」と言う。ハリーはChoと喫茶店でいる時それを話題にしてChoを怒らせてしまい、ひとりでThree Broomsticksへ行き、ハーマイオニーとリタ・スキーター、ルナ・ラブグッドの3人に会う。ハーの考えた計画で、ハリーがヴォルデモーとに会った真実の話をリタにインタビューしてもらい、それをルナの父の作っている雑誌The Quibblerに載せようというのだ。Daily Prophetの記事の説明に誰も満足していない今ならば、きっと本当の話に耳を傾ける人がいるはずだ。
やっぱりChoって嫌だわ。ハッキリ言うけど、私はこの女、大っ嫌い。見てて癇に障るったらない!もしもロマンス本でこんなのがヒロインだったら、非難ゴーゴーだと思うぞ。ハーは「恋の駆け引き」って説明してるけど、要するにChoは女のある種の嫌らしい部分を凝縮したような女だと思った。Choがよく泣くのも、いかにも「涙は女の武器」って感じがするから、ちっとも同情できない!ハーマイオニーやジニーが泣くのとは、明らかに意味が違うもの。ハリーはこんな女のどこが気に入ってるのか、さーっぱり分からん。
26, Seen and Unforeseen The Quibblerに載ったハリーのインタビュー記事が話題になり、ハリーに読者からの手紙が沢山来る。ホグワーツでも大勢の生徒が記事を読んで話題にし、ハリーやダンブルドアが嘘をついていると疑っていた生徒の中にも賛同者が現れる。 夜、ハリーは久しぶりにヴォルデモートの夢を見る。スネイプとのオクルマンシーの練習でその記憶がよみがえり、問い詰められる。 占い学のトレローニー先生が、ガマ女に「クビだ、ホグワーツを出てゆけ」と言われる。そこへダンブルドアが現れ、トレローニー先生はホグワーツに留まることと、占い学の新しい先生が決まったことを言い渡す。ダンブルドアが紹介した占い学の新しい先生は、セントールのFirenze(フィレンツェ)だった。
ハーマイオニー、ナイス!すごい!The Quibblerは一般にはあまり信用されていない(大手ではない)けど、ルナの父の「読者に知らせたい事を記事にする」という編集方針から見て、それなりに筋が通っていて、ゲリラ的なところのある雑誌らしい。5巻はずっと味方の大人たちの助力・介入がなくて、ハリーたちだけで孤軍奮闘してる印象なんだけど、ハーマイオニーがついにやった!自分たち子供だけで、大人の世界までもを動かしてる。それが凄い。ハー、よく勉強する娘だとは思ってたけど、ハーはとても頭がいいのね。勉強だけじゃなくて、いろいろな事をよく考えて、自分で企画実行していく頭がある。すごい、ファンになってしまった。 ジニーも頑張ってて嬉しい!その調子で、ハリーも驚かせるほどの名シーカーになれ!
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2003年06月29日(日) ■ |
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ポタ5はお休み(その2) |
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▲六月祭(フジミオンリー) 朝から出かけて山ほど同人誌を買って帰って、夜までずーっと読んでた。夏の舞踏会、行きたいなぁ。行こうかなぁ。もう3年くらい行ってないんだけど・・・。なに着て行こうかなぁ・・・舞踏会だし(笑)
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2003年06月27日(金) ■ |
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The Order of the Phoenix 19-22/38章 |
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●読書中:Harry Potter and the Order of the Phoenix(J.K. Rowling) 19-22/38章
19, The Lion and the Serpent(ライオンとヘビ) グリフィンドール(ライオン)とスリザリン(ヘビ)のクイディッチ初試合。ドラコが作ったウィーイズリーをからかう歌に気をとらわれて、ロンがへまをするが、試合はグリフィンドールの勝ち。 ただ、試合後にドラコのからかいに乗って、ハリーとジョージが殴りかかる。その罰として、フレッドも含めた3人がUnbridgeから、クイディッチを一生やってはいけないという処分を言い渡されてしまう。
このガマ女〜〜っ!!一体どこまでやれば気が済むんだ? この章は、試合中・後のロンとハリーの違い・・・対比がおもしろかった。ハリーは打たれ強くて、カッとしやすい。ロンの繊細なセンシティブなところは結構好き。今はそれが裏目に出て精神的に弱かったり、緊張して失敗したりするけど、ロンの長所でもあると思う。
20, Hagrid's Tale(ハグリッドの話) ハグリッドが帰ってきたという知らせを聞いて、ハリーたち3人は小屋を訪れる。ハグリッドは怪我をしていて、夏の間Olympeと一緒に、人里離れた山の上にある巨人の集落へ行っていた話をする。集落の長にダンブルドアからの贈り物を渡し、Voldemortとの戦いに加わって欲しいと頼みに行ったのだが、良い関係を作りかけた時、巨人同士の争いが起こって、長は殺されてしまった。新しい長のところへはDeath Eatersが出入りしていて・・・ハグリッドの話の途中でUmbridgeが現われて、話は中断。
21, The Eye of the Snake(蛇の目) ここでは3つの事件が起きる。 一つ目は、ハグリッドの初めての授業。禁じられた森に棲むThestralという動物が題材に取り上げられ、ハリーが学期初めにホグワーツに来た時に見た、羽のある馬の謎が解ける。それは死を見たことのある者にしか姿が見えないので、不吉で危険な生きものといわれて来たという。 二つ目は、クリスマス休暇前の最後のDAの集会。ハリーはクイディッチの試合に出られない自分の代わりのプレイヤーがジニーだと聞いて、複雑な心境になる。集会の後ハリーはChoに呼び止められ、セドリックの話をされて、泣きながらキスされる。 三つ目。その夜、ハリーは夢の中でウィーズリー氏(ロンパパ)が蛇に襲撃されるビジョンを見る。あれは事実だと訴えるハリーを、マクゴナガル先生はダンブルドアのところへ連れて行く。
急展開で次々色んな事が起きる章。Thestralの件で、ハリーとルナにしか見えない馬の謎が解けてスッキリしたと思ったら、中間部で衝撃のシーン!でもChoねぇ、こういう近づき方はして欲しくなかったな。あれじゃハリーが可哀相。Choが毎日泣き暮らしてるっていうのも、そういう娘だったのかと思ってガッカリしてしまった。ハリーの相手は、ハりーと同じくらい精神的に強くあって欲しい、なんて思うのは私だけ? それに比べて、ジニーはハリーの代わりにシーカーで頑張ってるみたいだし、ここは2人を対比させたかったのか?と思った。 ロンパパは大丈夫かなぁ。
22, St Mungo's Hospital for Magical Maladies and Injuries(聖マンゴ魔法病院) ハリーの話を聞いたダンブルドアは、すぐに使いを出してウィーズリー氏は救出、St Mungo's Hospital for Magical Maladies and Injuriesに収容される。ウィーズリー兄弟とハリーはまず病院に近いグリモールドプレレイスへ行き、そこから病院へ。病室の外で、ハリーは大人たちが自分のことを話しているのを聞いてしまう。ハリーは夢の中でビジョンを見たとき、蛇の目から見ていた。それは、ハリーがVoldemortと繋がって、操られているから?ダンブルドアがハリーと視線を合わせないのや、ハリーに必ず「護衛」がつくのも、そのせいなのか・・・?
この章の主役は、なんと言っても病院! St Mungo'sは魔法使いが収容される病院。魔法省もそうだったけど、くっきり想像できるほど詳しく描写してあって面白い。入り口から入って、受付、階の案内から、病室の様子・・・。変な病人がいっぱいいておもしろい。受付の相談窓口のにいた、羽の生えた洋服を来た幼女がバタバタ飛び回ってて、父親がその足を捕まえてるシーンはおもしろかったー!(1段落だけだけどね)ホグワーツも辺鄙な所にあるだけあって、保健室はかなり充実してるみたいだけど、St Mungo'sは規模が違う。総合病院というやつで、階ごとに科に分かれてる。
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2003年06月26日(木) ■ |
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The Order of the Phoenix 17-18/38章 |
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▲メモ ジブリ大特集@読売新聞
●読書中:Harry Potter and the Order of the Phoenix(J.K. Rowling) 17-18/38章 この本、大きさと厚さがとってもステキ。読んでると、小さい頃に大きな本を膝に抱えて読んでたの思い出して楽しくて!ハリポタは今までペーパーバックで読んできたけど、ハードカバーも揃えたくなってしまった。この本がそのままPBになったら、さぞ持ちにくいだろうけどねぇ(^^; ところで表紙(UK版)の鳥、表情が悦ってない?アマゾンの書影ではつぶれちゃって見えないけど。何がうれしいんだか、昨日から気になって気になって(笑
17, Educational Decree Number Twenty-four(教育規則第24条) Hog's Headに集まった翌々日の月曜日。朝起きると、3人以上の生徒が集会を開くときは許可を必要とする、というUmbridgeからの通達がある。どこからばれたのか疑問に思うハリーとロンに、Hog's Headで聞かれたんだろうと言うシリウス。Umbridgeはスリザリンのクイディッチチームには早々に集まる許可を与えておいて、グリフィンドールには何故か許可せずに保留のままなど、不信が募る。
もうUmbridgeやりたい放題!なんでこんなの許しておくの?学校がめちゃくちゃじゃな状態じゃないの。こうなると、先に公開されたダンブルドアがハリーに話をするシーンが本当に楽しみだ。ダンブルドアとは前学期の終り以来、一度も話をしてないし。
18, Dumbledore's Army(ダンブルドア軍) Umbridgeに見つからずに、どうしたらDefence Against the Dark Artsの集会が開けるか? 夜、ひとり談話室に残ったハリーの前にドビーが現われ、the Room of Requirement(本当に必要な者にだけ扉を開く秘密の部屋)の存在を教える。行ってみると、その部屋は防衛術に関する沢山の蔵書があるという完璧な部屋だった。初めての集会は、リーダーをハリーにすることと、この集まりをDA(Dumbledore's Army / The Defence Association)と名付けることを決め、それから防衛術の基本、"Expelliarmus"の練習。
そうか、"Expelliarmus"の呪文はみんな知っているけど、実戦の経験はハリーにしかないのか! 5巻のハリーは、冒頭からずっと暗く悩んでいたのが、「自分にも何かできる」と分かってやっと落ち着いたみたい。最初はどうしてダンブルドアが何とかしないのか疑問に思ったけど、5巻はそれじゃダメってことかな。悩みは自分で乗り越えていかなきゃいけない。考えてみれば当たり前のことだけど、今までは必ず助けが入ったから、つい期待してしまってた。ホグワーツにはハグリッドもいないしねぇ。
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2003年06月25日(水) ■ |
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The Order of the Phoenix 12-16/38章 |
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●読書中:Harry Potter and the Order of the Phoenix(J.K. Rowling) 12-16/38章
12, Professor Umbridge(アンブリッジ先生) 授業の初日。5年生はOWL試験の年なので忙しくなるだろうとの予測通り、授業は難しく、宿題も次々と出されるが、ハリーはイライラしていてどこか上の空。Defence Against the Dark ArtsのProfessor Umbridgeの授業は、理論のみで実践は一切しないと聞いて皆は憤り、ハリーとUmbridgeの言い合いに。 ≪初日の授業≫ History of Magic (Binns) Potions 2時間 (Snape) Divination (Trelawney) Defence Against the Dark Arts 2時間 (Umbridge)
Professor Umbridgeって、今ままでのDefence Against the Dark Artsの先生の中で一番ひどい気がする。本当にハリーの言うことは嘘だって頭から決め付けてて、Professor Umbridgeに比べたら、スネイプの授業なんてまだまだ公平って感じ。ハーマイオニーの言葉じゃないけど、こんな先生でOWL試験は大丈夫?ダンブルドアの思惑もますます分からないし、なんだかストレスが溜まるなぁ。でもこれまでの例から行くと、Professor Umbridgeも絶対何かひどい目に遭うんだろうから、それを楽しみに読もう!(笑
13, Detention with Dolores(ドロレス・アンブリッジ先生の居残り授業) 日々の授業と、ハリー受難の巻。ハリーは、アンブリッジ先生に失礼な態度を取ったと居残りを命じられ、"I must not tell lies"という文章を書けと鋭いペンを渡される。それで文字を書くと、ハリーの血をインク代わりに、紙に書くと同時に体に文字を刻む仕組みだった。そんな居残りを毎日させられて、他の授業の宿題も出来ずにハリーの成績は酷い状態。ある夜、ロンがハリーに、クイディッチのキーパーを目指してみると告白。
うあ、スプラッターー!!(><。ちょっと待ってよぉ、血、血が・・・ニコニコ笑いながらこんなことさせてるアンブリッジ、危ないーーっ!や〜め〜て〜!!誰か、頼むからとめろ!マクゴナガル先生も自制心を持ちなさいとか、激昂してはダメって言うばっかりだし、ハリー、おしん状態。「ウソつぐんでねぇ!」だもんねぇ。腹立つなぁ、この女!
14, Percy and Padfoot(パーシーとパッドフット) パッドフット=シリウス。ハリー、シリウスに暗示だらけの手紙を書く(盗み見られても分からないように)。ロン、初めてクイディッチチームの練習に参加するが、緊張していつも通りできない。ロン宛にパーシーから、監督生になった祝いの言葉と、ハリー・ポッターと付き合うのはやめろという手紙が来る。ハリーの手紙を見たシリウスが、暖炉の中の炎の中に現われ、情報交換。
うぅ、シリウスが可哀相・・・Kreacherと二人だけであの変な家にずーっと閉じ込められてて、久しぶりにハリーと話せたと思ったら、ハリーに会いたがるのも止められちゃうし!(><うぅ。シリウス〜!
15, The Hogwarts High Inquisitor(ホグワーツの最高調査官) ドロレス・アンブリッジがホグワーツの調査官になり、あちこちに現われては授業を妨害し、先生方に圧力をかけはじめる。ハーマイオニーが、役に立たないアンブリッジの代わりに、ハリーがDefence Against the Dark Artsを(希望者に)教えて欲しいと言い出す。このままではいけない、Voldemortに立ち向かうというのはどういうことか、私たちにも教えて欲しい、と。
アンブリッジの居残りは相変わらず続いていて、この章になると本当に血がダラダラ流れてる状態。他の先生に圧力をかけるところもすごい!嫌味で、意地が悪くて、いかにも「やな女」。誰か、この女を何とかしてくれー!!
16, In the Hog's Head(ホッグス・ヘッドで) Defence Against the Dark Artsをハリーが教える件で、ハーマイオニーが声をかけた希望者がホグスミードのパブHog's Headに集まり、週一度空き教室を使って「自習」しようということで合意。集まったメンバー≫UK版HC301〜302p
ハリーがやっと動き始めた。Defence Against the Dark Artsの先生代わりにねえ・・・。ハリーの将来予想の中にそんなのがあったな。「何も出来ない」「誰も認めてくれない」と縮こまってるより、前向きに仲間を増やすのはいいことだ。でも数人どころか何十人って規模だけど、こんな大勢で大丈夫なのかな。しかも、スリザリン以外の3寮混合みたいだし、上手くいけば組分け帽子の言ったとおりになるかも?
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2003年06月24日(火) ■ |
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The Order of the Phoenix 9-11/38章 |
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●読書中:Harry Potter and the Order of the Phoenix(J.K. Rowling) 9-11/38章 9章でやっとホグワーツが出てきた。特急の中で、ドラコが因縁つけに来るのもお決まりのパターン通り。
9, The Woes of Mrs Weasley(ウィーズリー夫人の悲嘆) ホグワーツ放校を免れてホッとするハリーとウィーズリー氏は、Fugdeがルシウス・マルフォイ(ドラパパ)と密談しているのを目撃。本部に帰ると、心配していたみんなは「処分なし」と聞いて喜ぶが、シリウス一人は複雑な表情。 夏休みの終わりにホグワーツから手紙が届き、ロンとハーマイオニーが寮の監督生に任命されたことがわかる。ロンはお祝いに新しいほうきを買ってもらう。ハリーはひとり仲間外れになって悩むが、父ジェームズも監督生ではなかったことを知って気が楽になり、さらにムーディに昔のThe Order of the Phoenixの写真を見せられて衝撃を受ける。応接室で泣き声が聞こえて行ってみると、ウィーズリー夫人がBoggart(妖精)の悪戯で家族やハリーたちの死体を見せられて泣いていた。みんなが心配だと嘆くウィーズリー夫人を見て、ハリーは監督生のことよりもっとずっと大きな問題があったことを思い出す。
ロンママの嘆きが痛々しい。ああ、ずっとピリピリしてなにか様子が変だったのは、みんなが心配で心配でしょうがなかったのかな。 ロンが監督生になったのはビックリ。でもそれ以上に、ハリーが役無しなのに驚いてる。ダンブルドアの密命とか、なにか他の使命があるなら納得できるけど、ハリー一人だけ仲間外れっていうのはとても不思議。でも次の10章によると、5年の監督生は各寮男女1人ずつとわかって、それならハーマイオニーと組むのはロンでよかった気がしたな。早くロンが新しいほうきに乗ってるところが読みた〜い!
10, Luna Lovegood(ルナ・ラブグッド) 犬の姿になったシリウスとウィーズリー夫人に駅まで護衛されて、9と3/4番線からホグワーツ特急へ。ロン&ハーが監督生の見回りの仕事に行っている間、ハリーとジニーはネビルと合流して、Luna Lovegoodというジニーの同級生のいるコンパートメントに席を取る。Lunaが持っていた雑誌The Quibblerにシリウスについての記事を見つけるハリー。Lunaの父はThe Quibblerの編集者だという。駅についたハリーは、ハグリッドの姿が見えないこと、いつも馬がなしだった馬車に、今年は馬がついているのを見つけて驚く。が、ロンや他の人にはその影の馬の姿は見えないらしい。自分は幻覚を見ているのかと驚くハリーにLunaが、私には初めて来た時から見えていたと微笑む。
シリウスが可愛い〜!(≧▽≦)駅に行く道や、ハリーに飛びつく(?)シーンもいいなぁ。シリウスの真意はわからないけど、何かに一生懸命な感じ。新キャラ?Luna Lovegoodもポイントみたいだね。章の名前になるくらいだし、ハリーにしか見えなかったものがこの子にも見えてたみたいだし。ハグリッドがいないことといい「今年はいつもと違う」と言いたいのかな。
11, The Sorting Hat's New Song(組分け帽子の新しい歌) 新学期の祝宴で組分け帽子が歌ったのは、4寮がいがみ合わずに力を合わせるべきだという警告の歌だった。Care of Magical Creaturesの授業はハグリッドではなくProfessor Grubbly-Plankが、Defence Against the Dark Artsの新しい先生はProfessor Umbridgeだと紹介あり。Professor Umbridgeは、魔法省でハリーの審問の時にいたFudgeの部下だ。寮の部屋に行くと、同室のSeamusが、ハリーのような嘘つきとは同室で居たくないと言いだして争いになる。ハリーとダンブルドアの「Voldemortが復活した」という言葉は嘘だというThe Daily Prophetの記事を信じているのだ。
今までの話見てる限り、The Daily Prophetってかなり扇情的な記事でも面白がってどんどん書く三流紙みたいなのに、良識がある大人まで記事を頭から信じ込んじゃうのがとっても不思議。あと、ダンブルドアがそんな記事をどんどん書かせるまま、放置してるのも不思議。でもこれで、ハリーが監督生じゃなかった理由はよく分かった。こんな状態じゃあ、寮生がハリーに素直に従うわけがないものね。 The Sorting Hat's New Songは、分かりやすくて良い。年々ホグワーツの歴史が明らかになっていくみたい。グリフィンドールとスリザリンが親友同士だったっていうのもビックリ。
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2003年06月23日(月) ■ |
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The Order of the Phoenix 5-8/38章 |
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●読書中:Harry Potter and the Order of the Phoenix(J.K. Rowling) 5-8/38章 ええと、今、全体の1/5くらい。まだホグワーツが影も形もないぞ!(^^; 振り返ってみると、結局「ダズリー家との戦い→ロンたちと残りの夏休みを過ごす→みんなそろって学校へ」っていう定型は、かろうじて守られているようだ。5巻でこんなに殺伐としてちゃ、6、7巻は一体どうなるんだか。
5, The Order of the Phoenix(フェニックス騎士団) ハリー、シリウスの母に会う。フェニックス騎士団の本部、グリモールド・プレイス12番地はシリウスのもの=ブラック家の持ち家であることが判明。夕食の後、シリウスがハリーにはもっと情報を与えるべきだと言うが、ウィーズリー夫人は反対し、騎士団のメンバーは言いあいを始める。結局、ジニーを除くホグワーツ生全員(フレッド、ジョージ、ハリー、ロン、ハー)がその場に残り、その後のダンブルドア、ヴォル卿、魔法省の動向をシリウスから聞く。ダンブルドアは、彼がかつて持っていた魔法使いの軍隊を再び作ろうとしていること。ヴォル卿も現在、自分に従う者(Death Eaters)を増やそうとしていること。魔法省はヴォル卿の復活を認めたくないあまり、ダンブルドアやハリーたちを悪者に仕立てていることなど。ハリーはthe Ordersに入りたいとシリウスに言うが、メンバーは学校を卒業した大人でなくてはならない、と断られる。
う〜ん、充分じゃないけど、少しずつ分かってきた? なるほど、タイトルの"Harry Potter and the Order of the Phoenix"って、ハリー自身はメンバーじゃないってことだったのか・・・。軍と聞いて、ダンブルドアの情報制限のわけがちょっとわかったかな。情報操作は戦いの基本だもんね・・・魔法省とヴォル卿両方を相手にして、頑張るねぇ。でも、シリウスもダンブルドアの態度にはかなり不満があるようだ。
6, The Noble and Most Ancient House of Black(高貴で伝統あるブラック家) 翌朝、ハリーたち(ホグワーツ生)はウィーズリー夫人の指示に従ってひどく汚れた家の掃除を始め、ひと段落した昼頃、シリウスは家系図の前に立って、ハリーにブラック家のことを話して聞かせる。シリウスはブラック家の最後のひとりで、沢山いた家族・親族は先のヴォルデモートとの戦いで死んだらしいこと。ブラック家は高貴で伝統ある家柄で、マルフォイ家と同様、ガチガチの純血主義の貴族だったこと。シリウスはそんなブラック家が嫌で16歳で家出して以来、ハリーの祖父母に(ジェームズに次ぐ)2番目の息子として可愛がられ、学校の休暇の時はポッター家に帰っていたこと。シリウスはグリモールド・プレイス12番地のこの家には二度と戻らないつもりだったこと。さらに、シリウスの弟Regulus BlackはDeath Eatersの一人でヴォルデモートに殺されたこと、ドラコ・マルフォイの母ナルシッサはブラック家出身であること・・・等など。
うわぁ、すごい怒涛の展開! 新事実が次々と・・・。ハリーの父方の祖父母って、出てきたの初めてだよね。もしかして、まだ生きてる可能性もあるのか? ハリーの周りが不幸に満ちてるせいで、魔法使いってどうも短命なイメージがあるけど、でもダンブルドアみたいな例もあることだし。(^^; シリウスとハリーの会話が沢山あって幸せ!ハリーって、ロンや他の誰よりシリウスを優先しているような感じがする。シリウスとドラコが血縁だったのにもビックリだ!
7, The Ministry of Magic(魔法省) ハリーは1章でDementorに襲われた時に魔法を使った件で、魔法省に呼び出されている。その日、ハリーはウィーズリー氏と一緒に、地下鉄に乗って魔法省へ行く。魔法省の一般用の入り口は電話ボックスの中にある。早めに来たはずが、審問の開始時間が早まっていて、ハリーは遅刻してしまう。
先が気になってどんどん読み流してしまったけど、ここは章まるごと魔法省の紹介みたいなもん。ウィーズリー氏の職場が細かく描かれていて面白かったー。一般用の入り口が電話ボックスっていうのも、出来すぎ!!
8, The Hearing(審問) ハリーを魔法界から追放しようとする魔法省大臣Fudge氏と、ハリーを弁護するダンブルドアの一騎打ち。で、理詰めで冷静に攻めたダンブルドアの勝ち。審理の開始時間が早まったのは、ダンブルドアを審問に来させまいとしたFudgeの陰謀だった様子。
Fudgeって、4巻の8章でマルフォイと話してた人だ!いかにもハリーを目の敵にしているのが見え見え。それから、パーシー!あの偉そうにしてた優等生が、Fudgeの秘書(だっけ?)をしていて、ウィーズリー家とは絶縁中なんて。でも本当に敵側に行っちゃったってことはないと思うんだけどな・・・やっぱり、本当はThe Ordersのためにスパイしてるんじゃ??ハリーも父(ウィズリー氏)も無視して、Fudgeについてるなんて、どんな気持ちなんだか・・・(。。;
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2003年06月22日(日) ■ |
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The Order of the Phoenix 1-4/38章 |
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●読書中:Harry Potter and the Order of the Phoenix(J.K. Rowling) 1-4/38章 The Order of the Phoenixとは。"It's a secret society. Dumbledore's in charge, he founded it. It's the people who fought against You-Know-Who last time."(byハー UK版HC 65p) というわけで、タイトルの訳は『〜勲章』よりも『ハリー・ポッターと不死鳥の(フェニックス)騎士団』がよろしいかと。不死鳥のように蘇る! いいじゃない。 4章まで読んで、テンションが高いのに感心した。シリーズものをファンに納得行くように続けていくのって、とても難しいと思うんだけど・・・『大地の子エイラ』みたいな例もあるように、長ければいいってものでもないし。最初からぐいぐい引きこまれてビックリ。いいねぇ、やっぱりハリポタは好き〜。
1, Dudley Demented(狂ったダドリー) ロン、ハー、シリウスたちから何も連絡がなく、Voldemortの情報も得られないままひとり取り残されてイライラしているハリー。こんなことをしてる場合じゃないのに!ダズリー夫妻は相変わらずだし、ダドリーは子分たちを引き連れて、公園を破壊して回ったり、小さな子をリンチして喜んでいる。イライラしながら夕方の散歩に出かけたハリーは、ダドリーと行き会ってケンカを始める。と、そこへなんとDementorが現われる。
demented=発狂した ・・・タイトルからすごいし。Dementedってまさか・・・と思ったら、最初の章からDementorが登場!!Σ( ̄□ ̄; 前の巻からの連続性が強くて、「ダズリー家との戦い→ロンの家へ行って楽しい夏休み→みんなで学校へ」っていう定型が崩れている。魔法界の人たちから連絡がないって、そっちの方にも色々事情があるんだろうけど、取り残されるのは辛いよねぇ。しかし、難しくなってるなぁ。1回だけじゃ分からなくて、冒頭に戻ってもう一度読んでしまった。
2, A Peck of Owls(フクロウのついばみ) Mrs Figgが魔女で、ダンブルドアの密命を受けていたこと、ハリーに見張り(護衛)がつけられていたことが判明。グッタリしたダズリーを抱えて家に帰るが、おじさん、おばさんに口々に「お前がやったんだろう」と責められる。そこへMinistry of Magicから手紙が来て、Dementorと戦った時に魔法を使ったことが規則違反だと責められるハリー。ホグワーツも退学と書かれた手紙を読んで、納得できずにイライラがつのり、ハリーはDementorのこと、Lord Voldemortのことを説明し始める。
ペチュニアおばさんの発言と態度にびっくり!Voldemortが生きてると知ってショック受けるところは、ちょっとうるっとしてしまった。15年も通じ合えないままだったのに、突然こんな風に通じ合うことってあるのか。そうよね、バーノンおじとハリーは他人だけど、ペチュニアおばとハリーは血が繋がってるんだった、と思った。
3, The Advance Guard(前衛部隊) ダズリー一家が留守中のプリベット通り4番地に魔法使いの集団が現われ、ハリーはロンドンの本部(headquarter)へ護衛されて行くことに。ロンドンについたハリーは"The headquarters of the Order of the Phoenix may be found at number twelve, Grimmauld Place, London"というメモを覚えるように言われる。前衛部隊メンバー:Alastor(Mad-Eye)Moody, Remus Lupin, Nymphadora Tonks(女), Kingsley Shacklebolt(男), Elphias Dog(男), Emmeline Vance(女), Sturgis Podmore(男), Hestia Jones(女)
うわ〜お、MoodyにLupinだって! 魔法使いがダズリー家の台所にたまって、物珍しそうに電子レンジをいじくり回したり、ポテトの皮むき器に大笑いしてるところとか、想像するとすごく面白い。Tonksもいいなぁ。"Locomotor trunk"の呪文、私も使いたい(笑
4, Number Twelve, Grimmauld Place(グリモールド・プレイス 12番地) グリモールド・プレイス12番地は、9と3/4番線と同じように、普通の人には見えない家。11番地と13番地の間に入ってゆく一行を、ミセス・ウィーズリーが迎える。大人たちがThe Ordersのミーティングをしている間、ハリーはロン、ハーと再会。が、要領を得ない2人の話に苛立って、切れて怒鳴る。フレッド、ジョージ、ジニーと再会。The Ordersのミーティングにはスネイプも出ている様子。
ハリーが切れるところがよかった。ハリーに同化して情報の少なさにイライラしてたから、ロン&ハーに向かって怒鳴るところは、八つ当たり入ってると分かってても、かなり気持ちがよかった。ハリーをこんな精神状態にしておいてまで状況を隠す理由って、一体何だろう。それから、パーシー!どうせなら、立場を生かしてダブルスパイになったらどうなのよ!!
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2003年06月21日(土) ■ |
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Harry Potter and the Order of the Phoenix<目次> |
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●アマゾンから 洋書1冊¥2434 Harry Potter and the Order of the Phoenix(J.K. Rowling)
あはははは!分厚い!厚すぎ!しかも重い!<暑さのあまり壊れ中 私が持ってる洋書の中で、一番分厚いかも。アマゾンからは(たぶん専用の)サイズピッタリの箱に入って来た。厚さ6.5センチ、重さ約900g、全38章766p。UK版は21×14cmで日本の単行本と同じサイズ。書店で見たら、US版はもうふたまわりくらい大きかった。US版のHCによくあるデカデカサイズね。見比べてみたけど、私はやっぱりUK版の方が好きだなー。US版のあの青い表紙のハリーは嫌いだし。
・・・さてと、ちょっと暇な事してみようかな。へ〜、5章でもう本のタイトルが出てくるんだ。なるほど、なるほど。
<Table of Contents> 1, Dudley Demented 2, A Peck of Owls 3, The Advance Guard 4, Number Twelve, Grimmauld Place 5, The Order of the Phoenix 6, The Noble and Most Ancient House of Black 7, The Ministry of Magic 8, The Hearing 9, The Woes of Mrs Weasley 10, Luna Lovegood 11, The Sorting Hat's New Song 12, Professor Umbridge 13, Detention with Dolores 14, Percy and Padfoot 15, The Hogwarts High Inquisitor 16, In the Hog's Head 17, Educational Decree Number Twenty-four 18, Dumbledore's Army 19, The Lion and the Serpent 20, Hagrid's Tale 21, The Eye of the Snake 22, St Mungo's Hospital for Magical Maladies and Injuries 23, Christmas on the Closed Ward 24, Occlumency 25, The Beetle at Bay 26, Seen and Unforeseen 27, The Centaur and the Sneak 28, Snape's Worst Memory 29, Careers Advice 30, Grawp 31, OWLs 32, Out of the Fire 33, Fight and Flight 34, The Department of Mysteries 35, Beyond the Veil 36, The Only One He Ever Feared 37, The Lost Prophecy 38, The Second War Begins
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2003年06月20日(金) ■ |
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暑い!最高気温31度って、6月ってこんなに暑かったっけ。クーラーつけちゃおうかな・・・。今、海の日の連休にどこか行こうかと画策中。近くに1泊か、遠くで2泊がいいな。東京の島とか、どうよ。
それから左フレームのUK版ポタ5の表紙は、発売日前日!っていう浮かれた気持ちを表現してみました(なんじゃそりゃ)夜8時ごろに、アマゾンからポタ5巻発送しましたメールが来てた。重さが1キロあるって噂は本当かなー。届いたら、測ってみなくちゃ。
●読書中:Double Star(Robert A. Heinlein)@4/10章
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2003年06月19日(木) ■ |
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ダブル・スター(ハインライン) |
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●読書中:Double Star(Robert A. Heinlein)@3/10章 翻訳≫『ダブル・スター』 <内容>そもそも一杯の酒につられて素性の知れぬ男の話なんかに耳を傾けたのが間違いだった。失業俳優ロレンゾが引き受けた仕事は、行方不明中の偉大なる政治家の替え玉役。やっつけ仕事のはずだったのに、いつのまにやら太陽系帝国の運命までも担うはめになろうとは。プライド高き三文役者の一世一代の大芝居、八面六臂の大活躍。ヒューゴー賞受賞作。
う〜ん、微妙。まだ3章だから、もちろん話はこれから面白くなっていくのだろうけど・・・『夏への扉』とか『レッド・プラネット』みたいな小動物や子どもが出てこないから、ストレートに「可愛い!」「面白い!」って感じがしないのがちょっと物足りない。 主人公のLorenzo Smytheって、お人よしじゃないか?だまされやすいっていうか。いいヤツだ・・・何かっていうとすぐ「父が〜〜と言ってた」を持ち出すのも面白いし。それで、LorenzoをさらったDakっていうのは何よ? こいつ、言動がものすごくむかつくんですが。私がLorenzoだったら、ホテルのあたりでさっさと切れて殴ってる。
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2003年06月18日(水) ■ |
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The Seeing Stone(Tony Diterlizzi, Holly Black)読了 |
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●読了:The Seeing Stone(Tony Diterlizzi, Holly Black) ≫感想はこちら Spiderwick Chroniclesの2巻。このシリーズは、単語はわりと難しいのもあるけど、絵が多くて短いので意味を取るには問題なくサクサク読める。小説というよりも絵本を読む時の感覚に近いかもしれない。ゴブリン、ホブゴブリン、トロール、グリフィン等など、ファンタジーでおなじみの素材が、この本ではとても原始的で不気味なモノになっている。(^^;1巻より面白かったです。
●次の本 今、次に何を読むか迷い中。ハリポ5は21日当日に届くと思うので、そうするとあと3日で読める本というと・・・。
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2003年06月17日(火) ■ |
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Cat's Eye Corner(Terry Griggs)読了 |
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●読了:Cat's Eye Corner(Terry Griggs) イメージは、大きなお屋敷を舞台にした、『不思議の国のアリス』の少年版という感じか。言葉でぐるぐる遊ぶところと、ナンセンスなところが特に似てる。そういえば、猫が出てくるのも一緒だ。オリバー少年は(アリスと同じように)あちこちへ行って色んな人に会って、川を渡ったり、湖に潜ったり、夜の森を歩いたり、冒険するわけだ。次々と脈絡なく色んなことが起きる感じも、アリスに似てる気がする。 基本的にはこういうのは嫌いじゃないけど、いまいち話に乗れなかったのは、キャラクターのせいだと思う。オリバー少年もたいがい煮え切らない性格だけど、後から登場するキャラたちがみんな、変を通り越して、むかつく!アリスにだって変な人は沢山出てくるけど、あれは諷刺が入ってる分、嫌なキャラでもちゃんと笑えるもの。あ、でもMurrayだけは気に入ったけど。
●『ティファニーで子育てを』 【The Nanny Diaries】の翻訳、出てたのね〜。知らなかった。まー、なんて変なタイトル!なによ、ティファニーって。こういう脱力するような適当な題、頼むからつけないで欲しいよねぇ。原書はあんなに面白いのに、もったいない。
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2003年06月16日(月) ■ |
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Cat's Eye Corner(Terry Griggs)@12/20章 |
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●読書中:Cat's Eye Corner(Terry Griggs)@12/20章 言葉でぐるぐる遊ぶところはイギリス(ヨーロッパ)っぽいけど、話の舞台はヨーロッパじゃない(と話の中で言ってる)んだよなぁ・・・アメリカか? と思ったら、Terry Griggsはカナダ人だった!カナダは合衆国よりもヨーロッパの影響が強いところだ(という)から、ある意味私の感想は当たってたわけね。半分超えたところ。結構難しいのでスピードは上がらないけど、まぁゆっくり行こう。 オリバー(主人公)は、シルヴィアに言われてscavenger hunt(借り集め競争、宝さがし?)をすることになるが、リストにあるのはなんだか分からないものばかり。首をひねりながら寝たその夜、オリバーは真夜中に自分の部屋のドアを引っかく音を聞く。開けて見ると、トラ猫が一匹・・・その後について、真夜中の森へ出かけるオリバー。
なんかねー、このオリバーの冒険が、訳がわからない。何でもありで、どこか夢の中みたいで、変なの〜。オリバーの冒険の仲間のMurrayは面白い。ネタバレはしないでおくけど、とってもユニークで面白い存在だ。初登場のシーンはかなり受けた。 エドガー、アラン、ポーという3匹の黒猫とか、会話にExcalibur(アーサー王の剣)とか、Sting(ビルボ・バギンズの短剣)なんて出てくるし、遊びがいっぱいでなかなか楽しい。
scavenger hunt:A game in which individuals or teams try to locate and bring back miscellaneous items on a list.
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2003年06月14日(土) ■ |
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The Wizard's Map(Jane Yolen)読了 |
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●読了:The Wizard's Map : Tartan Magic 1(Jane Yolen) ≫感想はこちら なかなかおもしろかったけど、お気に入りにはちょっと届かなかった感じ。モチーフが濃いわりには130ページほどの短い話なので中途半端で、適当に片付けたような印象がある。英語は易しくて読みやすいので、息抜きや、軽く読むorページ(語数)を稼ぐにはピッタリかもしれない。でも、まだ3部作の1作目だから、2作目以降はわからないけど・・・。
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2003年06月10日(火) ■ |
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The Wizard's Map : Tartan Magic 1(Jane Yolen)@5/19章 |
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●A Traveller in Time(Alison Uttley) ん〜。『時の旅人』、英語が難しいのでとりあえず中止にする。これ、精読しないとダメかも・・・読み捨ててもいい本なら適当に流して読んでおくんだけど、この本はちょっとそういう訳にもいかないし。また改めて読むことにしよう。
●読書中:The Wizard's Map : Tartan Magic 1(Jane Yolen)@5/19章 『時の旅人』の代わりに、似たような児童書を読みはじめる。おもしろそう!ジェイン・ヨーレンの1999〜2002年出版された未翻訳ファンタジー3部作の1作目。2作目The Pictish Child、3作目はBagpiper's Ghostという。タータンチェックに、バグパイプ!もういかにもスコットランドって感じ。 *タータン=さまざまな色の格子模様。元来スコットランドの氏族が独自の模様を定めて紋章などにもちいたもの。本の冒頭にも説明がある。 Tartan:Plaid cloth. In Scotland each clan has its own distinctive pattern.
米在住の、英米ハーフの3きょうだい、ジェニファー、ピーター、モリーの3人がメインキャラ。ジェニファーとピーターが男女の双子で13歳、モリーは4歳か5歳くらい? 両親と5人揃って、夏休みに母の実家のあるスコットランドへやってくる。そのお屋敷で、モリーが古い地図を見つけて・・・時間を超えた冒険だとか何とか。
1/4くらいまで読んだ感じでは、なかなか面白そう。英語も読みやすくて、レベルはナルニアと同じくらいかな。マキリップは鬱蒼としてて濃ゆいので(それが良いのだ!)、気分転換にも丁度良さそう。2、3巻も買っちゃおうかなー。
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2003年06月09日(月) ■ |
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死都日本(石黒耀)読了 / In the Forests of Serre@12/26 |
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●読了:『死都日本』(石黒耀) うおぉ、おもしろかったー!もー、お腹いっぱいで興奮状態。寝るのを忘れて読み続けてしまうなんて、1年半前に『十二国記』を読んで以来かもしれない。なだれのようにガンガン来るので、最初から最後まで反論をさしはさむ隙がない。「巨大噴火を完膚無きまでに仮想体験できる作品」と火山学者にまで推薦されていると知って呆然。 まず始まって早々にドッカーンと爆発して、その後はもう一直線。最初の大噴火の様子、その後に来る災害を延々と描きつつ、偶然火口付近にいた主人公の黒木(火山学者)の脱出行が展開される。平行して、日本政府と首相による被災地の援助、海外への対応、日本の未来予想図・・・。 やー、本当にすごい本を読んでしまった。今回は図書館で借りたけど、自分のが欲しいな。今は品薄らしくてあまり見かけないけど、そのうち買おうっと。
●読書中:In the Forests of Serre(Patricia A. McKillip)@12/26章 半分くらいまで来た。【Winter Rose】の題材がケルトの物語詩Tam Linなら、この本はグリム童話? 森の中の魔女の家が、どうも「ヘンゼルとグレーテル」に出てくるお菓子の家とダブっちゃって・・・。Toad云々は「かえるの王様」? Serreの王子がさまようところは、「ラプンツェル」で盲目の王子がさまようシーンみたいだ。 なにやらこう、そういう昔話の渾然一体としたイメージと、マキリップ独特の美しさ、綺羅綺羅しさが合わさっている感じ。面白い。
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2003年06月08日(日) ■ |
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死都日本(石黒耀) |
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●読書中:『死都日本』(石黒耀)@4/11章 うひょ〜!すごい!今、ものすごい勢いで読み中。「火山爆発指数6の噴火でも滅亡した国家は多いのに、加久藤火山の噴火となれば指数7の超巨大噴火である」・・・すごいなぁ、こんなことがありえるんだ。想像を絶する規模の大噴火って何?と思ったら、本当に世界規模の災害なんだね。あああ、九州のロードマップと、日本地図帳が欲しい。でも今のところ一番怖かったのは、衛星徹甲弾!「B国の原子炉に隕石が命中」って、洒落にならないってば・・・本当に怖いよ!! うーん、と、この本を私が知ってる作家で例えると、真保裕一に近い感じ。社会派だし。でも体制批判に凝り固まってない分、真保裕一よりずっとすっきりしてて読みやすい。科学的事実が淡々と説明されて、それにキャラクターのエピソードが絡まって話が進む。災害対策が現実的なのが良いね。
<内容> 火山国日本は、幾度となく繰り返されてきた破局的大噴火によって形作られてきた。それがもし再び、明日起きるとしたら? 日本は第2のポンペイとなるのか? メフィスト賞受賞作家による超弩級クライシスノベル。本書を読まずして、我らが大地に無自覚に佇むことなかれ…。
●英国妖異譚の新刊情報 8/5発売、タイトルは『Passion 英国妖異譚番外編』 ただし、こちらの掲示板で知ったので、ニュースソースは不明。
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2003年06月06日(金) ■ |
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In the Forests of Serre(パトリシア・A.マキリップ)@3/26章 |
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●読書中:In the Forests of Serre(Patricia A. McKillip)@3/26章 今日はあまり読めなかったけど、おもしろいので詳しく書いてみる。 夕食後、読もうと思って広げた途端に熟睡したらしく、そのまま明け方の4時まで寝てしまった!昨日の日記を見た人に「これって怖い話?」と聞かれてしまってビックリ。いやいや、全然!幻想的で綺麗な、とっても素敵なファンタジーだよ。ただ、骨の家とか、馬に踏み殺されたニワトリとか、映像が個性的で不思議なのよ。 1章で魔女と、魔女に呪われたSerreの王子と、Serreの王(王子の父)と王妃(同母)が登場。王子には妻子がいたが、死んでしまったので、Serreの王が隣国Daciaの王の末娘と再婚させようとしている。 2章は舞台が移って、Dacia側の事情説明。Daciaで働く筆記者(Scribe)の青年Euan Ashが、大魔法使いUncielにヘッドハンティングされて、Uncielの家で働く事に・・・。Euan Ashいいなー。彼の脱力感がなんとも言えない味わい(笑) んで、そこにDaciaの王の末娘が半泣きで駆け込んできて「他所の国にお嫁にいくなんて真っ平よ〜!お姉ちゃんたちはみんな恋愛結婚だったのに、なんで私だけそんな、死んだ奥さんを愛してるやもめ男なんかと結婚しなきゃいけないのっ!ふざけんじゃないわよ!」ってな具合。しかし、父王に諭されて行く気になってしまうあたり、やっぱり箱入りの姫。「お前がSerreに行ってくれないと、DaciaがSerreに攻め滅ぼされてしまうのだ!」って、それって人質・・・。
●5月のまとめを書いてなかった。 ≫買った本 洋書 16冊 ¥ 5,552 和書 21冊 ¥10,070 -------------------------- 計 37冊 ¥15,622
≫読んだ本 洋書 7冊 1,685p 和書 4冊 998p -------------------------- 計 11冊 2,683p
買った和書がやたら多いのは、マンガを沢山買ったせい。マンガは読んだ冊数に入れてないけど、実際はちゃんと読んでいるので積読にはなってない。面白かった本は以下の3冊。 【Stravaganza: City of Masks(Mary Hoffman)】 【Red Planet(Robert A. Heinlein)】 【The Field Guide : Spiderwick Chronicles 1(Tony Diterlizzi, Holly Black)】
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2003年06月05日(木) ■ |
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In the Forests of Serre(パトリシア・A.マキリップ)@2/26章 |
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●読書中:In the Forests of Serre(Patricia A. McKillip)@2/26章 『時の旅人』がゆっくり読みたい感じなので、マキリップの新刊を読み始めてみる。マキリップみたいな有名な作家でも、ファンタジーの洋書はミステリーと違って、新刊新刊って騒ぐ人が居ないのが寂しい。ハリポタが唯一の例外だもんねぇ。(−−) "In the Forests of Serre"は冒頭の文章でもある。Serreの森の中、父の夏の宮殿のそばに広がる荒れはてた土地で、Ronan王子は白い雌鳥を馬で踏みつぶしてしまう。その雌鳥は、すべての魔女の母(the Mother of All Witches)=Brumeのものだった。森で出会ったその魔女に「あの鳥はお気に入りだったのよ」とかイヤミを言われながら、家(骨でできた家)でその鳥の羽をむしって一緒に食べようと誘われる王子。が、魔女の家に入ったら出て来れないという話を思い出し、"I will do anything for you, but I will not do that."と断る。すると、呪いをかけられる(ここまでで最初から3ページ)。 すげー。突然ニワトリを馬で踏み殺すシーンから始まって、骨でできた家に得体の知れない魔女で、呪いつき王子の一丁上がりですか!?2章からはさらにスゴイ。「石を食べる」というから何かと思ったら、"In that land, stones turned to words in the mouth" ・・・!?石が言葉に変わる?(言葉が)蜂蜜のように、血のように甘く、歯の間で虫の羽のように震えた。 ・・・最初からぶっ飛ばしてくれるね。 あ、"Serre"というのは、国の名前ね。王子というのは"Prince of Serre"というわけ。彼はDaciaという小国の末の王女と結婚するらしいぞ。
▲積読本について 今、リストにあるだけで未読本が177冊もあるわけだけど、主観的にはこんなには沢山ない。半分か2/3くらい? 177冊中には、はずみで買ったけど未来永劫読まないだろう、という本も結構あるわけだし。困ったなぁと思いながら、未読の本を処分するのもねぇ・・・。
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2003年06月04日(水) ■ |
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時の旅人(アリソン・アトリー)@3章 |
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▲アマゾンで、500円以下の本が一律500円に値上げ。 ひどい!由良さん経由のSSSで、アマゾンが値上げしてると聞いて慌てて見にいった。ということは・・・ちょっと待ってっ、$1〜$3の安価な名作本も?£1本も、今まで3、400円台で買えてた子供の本も全部だよね。うわ〜ん、手数料300円って何!(><)Wordsworth ClassicsもPenguin Popular ClassicsもDover ClassicsもAladdin Classicsもみんな500円になってる!Σ( ̄□ ̄;ショック。しかも予告なしか!値上げそのものは「そうしないと採算が取れない」と言われればそんなもんかなと思うけど、予告なしだったのはすごく腹が立つぞ。
●読書中:A Traveller in Time(Alison Uttley)@3/14章 全部で300ページ弱ということは、今週中に読み終われるかな。 なんだか本当に不思議な感触。何百年もの歴史ある農場、というのがすでにすごい。英国旅行に行ったとき、こういう古く由緒ある田舎の家というのは欲しがる人が多くて、買おうとするととても高いと聞いた。実際住むと修復やなんかが大変だけど、それでもイギリス人はそういう古い家が大好きなんだって。過去の世界へ行くシーンが、現実と過去が同じ場所に重なっているような、なんとも不思議な感じ。そういう、場所の力っていうの? 過去が積み重なって今になる、場の空気が伝わってくるみたい。
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2003年06月02日(月) ■ |
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現代日本のアニメ(スーザン・J. ネイピア) / コーンワルの夏 |
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●『現代日本のアニメ』(スーザン・J. ネイピア) 図書館にあったので、読んでみた。 副題は"『AKIRA』から『千と千尋の神隠し』まで” アメリカの日本文学研究者が書いたアニメ評論の本。内容はアマゾンの書評を参照。こういう「外国の目を通して見た、(別の文化圏の)フィルターがかかった日本」って、なんだか不思議な存在だなぁと思う。ヨーロッパを経由して日本に来た「アラビアンナイト」のイメージが、実際の『千夜一夜物語』とかなりの隔たりがある、のと同じかも。ステレオタイプ的だったり、明らかに「それは違うだろ」ってのがある一方で、新鮮な視点も多い。おもしろかったです。
●読書中:Voices in Summer(Rosamunde Pilcher)@6/9章 ローラとアレクの夫婦は、30代前半と40代後半、という年恰好の新婚の夫婦。ローラは初婚だが、アレクは前妻との間に(そろそろ成人してる筈の)娘がひとりいる。で、このローラが本の主人公。病気で手術したために、医者にアレクの前妻の仲間たちと予定していたアイルランドでの休暇を止めらるが、ローラはアレクには予定通り旅行へ行って欲しいと言う。が、親戚のいないローラは行く所がないので、コーンウォールに住むアレクの叔父の家に行くことに。 ローラがアレクの前妻の仲間たちとの旅行を嫌がる気持ちはわかる。けど、医者にアイルランドへ行くのを止められておいて、どうしてコーンゥオールならいいのか、その辺ちょっと疑問(^^; だってロンドンからなら、どっちも遠いじゃない? で、不安な気持ちで初めてやってきたこのコーンゥオールの叔父の家というのが、もうとっても居心地の良さそうな素敵なお屋敷なのだ。ストーリーはこの屋敷と周りの村を舞台に、人の優しさと悪意が渦巻いていて、色々ドラマが起きるというわけ。いい人はあくまでやさしく、完璧に素敵な人。アレクの叔父夫婦がいい人の筆頭。もう、こんなお屋敷なら、私も行ってみたい!うっとりするような緩やかな田舎と、人々のドラマ。いいねー!
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2003年06月01日(日) ■ |
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レモン / 時の旅人(アリソン・アトリー) |
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▲6月に祝日を作るなら? 6月になった。6月の祝日は、やっぱり「雨の日」でしょう。気象庁の統計か何かで、全国的に雨になりやすい日を祝日にするのだ!入梅の頃でもいいね。 6月の読書予定=ハリポタを読む。5巻出るし、4巻までの復習もしなきゃ。
▲レモンが好き 『智恵子抄』(高村光太郎)のレモン哀歌じゃないけど。私、レモンが大好きなんですよ。もちろん、皮はむくけど、レモンはそのまま食べるのが一番おいしい。 5、6才の頃、すでに母の紅茶についてきたレモンを横から取ってしゃぶってた記憶があるから、多分かなり前からだと思う。我ながら、何でこんなものが好きなんだろうと思ってたら、今日突然原因がわかって驚いた。 はちみつレモン・・・なるほどねー。はちみつとレモンの組み合わせを生まれた時から食べてたんなら、そりゃレモン好きになるわな・・・。
<はちみつレモンの作り方> 1、レモンの皮をむいて輪切りにする 2、容器に入れて、レモンが浸る程度にはちみつを入れる 3、冷蔵庫に2日置く。
●読書中:A Traveller in Time(Alison Uttley) 翻訳≫『時の旅人』 小さい頃に好きだったので、ぜひ原文で読んでみたくて買った本。ストーリーはすっかり忘れてしまったけど、「美しい」と「物悲しい」が入り混じった、不思議な感触だった記憶が残っている。大人っぽい、とは別に思わなかったけど。難しくはなかったし。でも今なら小学生の頃とは違う感想が出てくるかな?楽しみ。ゆっくり読もうと思う。
<内容>病気療養のため、母方の古い農場にやってきたペネロピーは、ふとしたことから16世紀の荘園に迷いこむ。王位継承権をめぐる歴史上の大事件にまきこまれた少女の、時をこえた冒険。
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