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エンピツユニオン



読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2002年12月31日(火)
2002年のまとめ

●2002年ベスト本(2位以下、順不同)
1、The Lord of the Rings(J.R.R. Tolkien)
Something Wicked This Way Comes(Ray Bradbury) ≪何かが道をやってくる
The Martian Chronicles(Ray Bradbury) ≪火星年代記
十二国記(小野不由美)
あかんべえ(宮部みゆき)
The Nanny Diaries(Emma Mclaughlin&Nicola Kraus) ≪未翻訳
Five Quarters of the Orange(Joanne Harris) ≪未翻訳
Riddle-Master Trilogy(Patricia A. McKillip) ≪イルスの竪琴3部作
Winter Solstice(Rosamunde Pilcher) ≪冬至まで
Amaryllis(Jayne Castle) ≪未翻訳 SFロマンス
朱色の研究(有栖川有栖) ミステリ
Linnets and Valerians(Elizabeth Goudge) ≪未翻訳

レビューは左の『読書記録』から。ベスト10に絞れなかったが、良かった本を12冊(シリーズ)選んでみた。何回でも読みたいと思う大好きな本ばかり。英国ファンタジーの傑作、『指輪物語』(J.R.R.トールキン)は2位以下を引き離してダントツで1番。お気に入りのレイ・ブラッドベリは『何かが道をやってくる』と『火星年代記』の2冊。時代ミステリ『あかんべえ』(宮部みゆき)は今年一番純粋に泣いた本、The Nanny Diaries(Emma Mclaughlin&Nicola Kraus)は一番よく笑った本。Five Quarters of the Orange(ジョアン・ハリス)はFood Trilogyの3作目、英文学ね。『冬至まで』(ロザムンド・ピルチャー)は今月読んだばかりのクリスマス本で、スコットランドを舞台にした小説。Amaryllis(Jayne Castle)は軽めのロマンス本なのだけど、印象が強すぎて忘れられないので入れてみた。朱色の研究は、有栖川有栖のミステリーをぜひ1冊入れたくて一番お気に入りの作品で代表した。Linnets and Valerians(Elizabeth Goudge)は宝石みたいに綺麗な児童文学書。・・・こうしてみると、完全にジャンルがばらけてるのが私らしいじゃないの。おもしろ〜い。

2002年は「日本語の本も読もう」と決めて読んできたせいで、新しい日本人作家と出会えたのも良かった。印象に残ったのは、
・宮部みゆき:時代ミステリ
・有栖川有栖:作家シリーズ
・小野不由美:十二国記シリーズ&屍鬼
・篠原美季の英国妖異譚シリーズ
夢枕獏の陰陽師シリーズは悪くないんだけど、ちょっとインパクトが足りないかな。

今年読んだ洋書は58冊、18,042ページ。和書は103冊、35,587ページ。目標は各20000ずつだったので、洋書は達成できなかった。けど、秋以降は結構良いペースで読めたので、このまま続ければ来年はきっと!
今年もいい年だった。来年も素晴らしい年になりますように。よいお年を!



2002年12月30日(月)
旅の仲間@8章

夜、駆け込みで慌てて年賀状を書いて出した。優先順にとりあえず10枚・・・あとは気楽に書くつもりだ。(^^; 暮れだというのに、家族が風邪で全滅中。なんで私だけこんなに元気なわけ?出かけようとすると、みんなして用事を頼むし・・・。

●読書中:The Fellowship of the Ring(J.R.R. Tolkien)@8章
よかった、スピードアップしてきたぞ。2回目だから、さすがに乗りはじめると早い!今日はかなり集中してたので、時間が取れればもっとどんどん行けたかもしれない・・・そもそも起きたのが午後だし、買い物に行ったりしてたからねぇ。
3〜8章あたりは、映画ではスッパリと削られてるんだよね。3章で既にエルフに会っていたなんて、すっかり忘れてた! 5章で桃園の誓い(違っ)をしたり、Old Forestに分け入って行ったり、Willow-Manに襲われたところをTom Bombadilに助けられて2晩泊まったりとか。そうそう、そうだった・・・映画ではBlack Riderを木の根元に隠れてやり過ごした後、ちょっと追いかけっこがあって、すぐ9章のPrancing Ponyでストライダーに会う場面だったから・・ そうか〜、あそこでマッシュルームのエピソードを入れたのは苦肉の策だったというわけね。そうかそうか。よしっ、明日は指輪DVDを見よう!<唐突 

ところで濃ゆいファンタジーか、コテコテのロマンスでも読みたくなってきたり。マキリップのWinter Roseか、ジュリー・ガーウッドFor the Rosesでも行くか? SFロマンスだそうなThe Star King(Susan Grant)もいいなぁ。これは表紙が素敵なのよね〜(笑



2002年12月29日(日)
もちつき / 旅の仲間@4章

今日はもちつき@じいちゃん家。毎年27〜30日あたりにやる。うちはルーツが四国だったりするので由緒正しい丸餅だ。ちなみにお雑煮は味噌。つくのは機械がやって、私は食べる人(爆)納豆、大根おろし、黄粉、あべかわ・・・でも一番美味しいのはやっぱり大福!小豆の入ったやつ・・・。つきたてのあの美味いしさはね〜他では絶対に味わえない。おじさんおばさん従兄弟たちまで、みんな何個も食べるもんね〜。ひひひっ
夕方、紀伊国屋の紙袋に6袋分の本を車に乗せて、ブックオフへ売りに行く。159冊で7000円ほどになったお金は、お茶代1000円を引いて妹のもの(いつものことだ〜)。値段のつかなかった本が2冊だけというのは、かなりよかったかな? 今回はジャンプ系の美本が沢山あったしね〜。

●読書中:The Fellowship of the Ring(J.R.R. Tolkien)@4章
読んでいると、映画って本当に上手い具合にエピソードをすくい上げてたんだな〜と驚いてしまう。旅に出るまでの端折り方とか、Shireの方からBlack Ridersが来て、フロドたちが木の根元に隠れるシーンとか、ハリポタ2よりかずっとセンスが良い。しかし、フロドたちが3章で既にエルフと会っていたとはビックリ。全然記憶になかった!そういえば、色んな人に助けられながらの旅なんだったっけ。
ショートカットしようかと思ってちょっと翻訳本を開いてみたのだけど、やっぱりダメだった〜。フロドたちの言葉使いやデスマス調のナレーションなど、すべてが違和感たっぷりで話に入れない!自分のイメージと訳文にこんなに大きな差がある本も珍しい。最初から翻訳で読んでいれば、徐々に慣れてその世界に入っていけるんだけど、英語で読んでると独自の世界を作ってしまうから。



2002年12月28日(土)
ぼんくら(宮部みゆき)

部屋の掃除をして、処分する本をより分けた。紀伊国屋の一番大きい紙袋に2つ分になった。妹のとあわせて全部で6袋、明日車に乗っけてもらって売りに行こうかなと。あんまり混んでないと良いんだけど。
曙さんのお宅で話題になってるOf Two Minds(Carol Matas)、私も持ってます。翻訳『スクランブル・マインド』が出たときに「んな本、聞いたことない」と思いつつ即買いしたので。こういう小指の幅よりも薄い本って、「このくらいいつでも読める」と思うと、実はいつまでも読まなかったりするんだ〜。(^^;これを機会に読んでみるのも悪くないか。200ページちょうどだから、その気になれば1日で読めそう。その気になればね。

●読書中:ぼんくら(宮部みゆき)
ブックオフで900円で買った本だ。宮部みゆきの時代ものはかなり気に入ってるので、冬休み中に読んでみようかなと思って取り出した。
<内容>
江戸下町の長屋からひとりずつ人が消えていく。店子を襲った殺し屋、差配人の出奔、謎の新興宗教騒ぎ。江戸下町の長屋で連続する事件の裏の陰謀に、同心・井筒平四郎と超美形少年・弓之助が挑む。長編時代ミステリー。

●アマゾンから到着 洋書2冊¥2146 和書¥800
The Shell Seekers (Rosamunde Pilcher)¥882
Winter Solsticeがよかったので、2冊目を注文してみた。『シェル・シーカーズ(貝を探す人たち)』とは、ストーリーの中核となる一枚の絵の題名だそうだ。翻訳はそのまま『シェルシーカーズ 上・下』
【Winter Solsticeレビュー】


Mortal Engines(Philip Reeve)¥1162
異世界のロンドンを舞台にした冒険ものらしい。今年のスマーティーズ賞(英国の児童文学賞)を受賞したり、ウィットブレッド賞のショートリストに載ったりしている期待の本。どんなかな〜。
【出版社のサイト】


『百鬼夜行抄(10)』(今市子)¥762
ちょっと前に出た新刊。発売日にたまたま近所の本屋で見当たらなくて、さらにたまたまその時上の2冊を注文する所だったので一緒に頼んだと。う〜ん、やっぱりこのシリーズって好きだな。



2002年12月27日(金)
旅の仲間 @3章

△交通安全キャンペーン
みどりは昨日、交通安全キャンペーンの一環として一日警察署長を体験した。ドライブが好きで自分でもよく運転するというみどりは、安全運転しないと撃っちゃうぞと言いながら拳銃を器用に指で回し、記者の一人に向かって引き金を引いた。もちろん弾は入っていなかったのだが、銃を向けられた記者はみどりお得意のきついジョークに馴れていなかったらしく、真っ青になっていた。みどりは「ごめんなさい。弾を入れるの忘れてた」と冗談を続けた。その後、みどりは安全運転の重要さについて説き、自分の免許はもちろんゴールドカードですと言って免許証を記者団に見せた。しかし、免許証の生年月日欄にはマジックで「死ぬまで18」と書かれていた。このようなお茶目過ぎるみどりも車は安全運転だという。

 *ぱぺここさんの掲示板経由で【日刊あなた】で遊んでみた。

●読書中:The Fellowship of the Ring: The Lord of the Rings(J.R.R. Tolkien)@3章
今週はいつもみたいにまとまって読書できなくて欲求不満気味だ。今日は思い余って、今日はお昼休みにモスで読んできてしまった。あ〜、モスのスープは最高だねぇ。
今2章が終わったところ。去年読んだ時よりもずっと楽しい! 映画のせいかイメージが湧きやすくて、ありあまる想像(妄想)力で映画にはなかったシーンもバッチリ映像化中。フロドとガンダルフが語り合って、じわじわ指輪の謎が明らかになっていく所とか、映画よりもずっと長くて詳しくて面白い。去年の今ごろ読んだ時は「面白いけどクドイ」と思ったけど、今回は全然平気で全部楽しい。2章の終わりで、ガンダルフが立ち聞きしていたサムを問い詰めるシーンでサムが「どっと涙を流した」ところも良かったな〜。

そろそろ今年のベスト本を考えないと。指輪物語は決定だけど、それ以外は悩むな〜。



2002年12月26日(木)
深大寺温泉ゆかり

×ヶ谷の防○庁図書館、3日目。疲れた。でも、いつも自分ひとりなのに慣れていたから、人と協力して分担して作業できるのが新鮮だったな。帰宅後、癒しを求めて深大寺温泉ゆかりへ行く。高級銭湯ね。お湯は東京らしくやっぱり黒。露天がかなりおもしろかった。日本庭園に小さな池があるみたいな感じで通路に沿って木々の間に小さな湯船がいくつもあって、それぞれに風水に関係した能書きがついていると。意外にツボだったのが一人用の五右衛門風呂(もどき)!つい夜空を見上げて浸ってしまった。ああ、癒された〜。

●読書中:The Fellowship of the Ring: The Lord of the Rings
(J.R.R. Tolkien)
@2章
さて、またミドル・アースを旅に出ることになった。通読するのは英語では2回目、日本語も入れると3回目。去年も年末年始は指輪を読んでいたような・・・と思ったら、やっぱり12/24〜1/6に読んでいるじゃないの! 今度はどれくらいかかるかな〜。前回よりも多少でも早ければいいんだけどなぁ。でも、理解率は確実に上がっていると思う。映画を何度も見たせいで、読んでいると頭の中に映像がクッキリ浮かんでくるのが楽しい。

うーん、何かもう1冊読みたい。今年中に読みきれそうなのがいいな、何にしよう・・・。



2002年12月25日(水)
One Christmas&the Thanksgiving Visitor読了

市ヶ○の×衛庁2日目。私がやってるのはつまり、外注の下請け作業の一種。今回のこの臨時作業は短期間でやってしまいたいようで、人数がやたら多い。私は普段1人で個室で、マイペ〜スにやってるもんで、今回みたいに狭〜いスペースにみんなで押し集まって、一斉に机に向かってるとちょっとストレスで気持ちが悪かった。・・・ま、作業は慣れて来たし、贅沢なこと言ってないで頑張りましょ。年内は明日までだ。
そうそう。今日はお昼に食堂に行ってみたのだ。広い食堂が見渡す限りみっしりと緑と黒の制服で、男率90%って感じ? 隣りに座ったグループの会話もベトナム戦争だとか中東がなんとか、米軍がなんとか言ってて、見知らぬ世界に来てしまった感じね。(^^;

●読了:A Christmas Memory, One Christmas&the Thanksgiving Visitor(Truman Capote)
A Christmas Memoryはあんなに難しかったのに、One Christmasとthe Thanksgiving Visitorは分かりやすくてどんどん読めた。3編とも少年とSookという老婦人の話で、進むにつれて徐々に少年の置かれた状況が見えてくる。安易に死や薄っぺらいハートウォーミングな感動に逃げないで、しっかり人物を描いているのは(クリスマス本にしては)好印象。
ただ、1話がこうも短いといまいち食い足りない感じ。文章も凝ってるのはよく分かるんだけど、お気に入りには届かなかった。文学的で静かでいい子すぎる。静かな感動というやつ? 同じ詩的な文章ならば、派手できらびやかなレイ・ブラッドベリの方がストーリーも文章にもずっと深くハマれた。



2002年12月24日(火)
A Christmas Memory読了

イブですねっ。目刺し・鰤と鱒!! (c)ますむらひろし
つ、疲れた〜〜!今週はずっと変則勤務ということで、今日は×ヶ谷の防○庁図書館へ。ほあぁ・・・どこを見ても制服だらけ・・・スゲ〜。今日は余裕がなくてずっと建物に閉じこもってたけど、明日はあちこち探検に行ってみたいな〜。せっかく普段入れないところに入れるのだし。
帰り、高野でホールでケーキを買って帰った。せっかくフルーツの高野なのに、何故かチョコレートケーキだ。

●読書中:A Christmas Memory, One Christmas&the Thanksgiving Visitor(Truman Capote)
本のタイトルそのまま、カポーティの短編3作を収録した小型HCのクリスマス本。1話目の『A Christmas Memory/クリスマスの思い出』を読了。文章が詩的、散文的でキレイなのはなんとなく分かるんだけど、単語が難しくて・・・。unravel corsage cartwheel exhilarate fuel inaugurate windowpane・・・・最近稀なほど、知らない単語が多い〜。(^^; ・・・さて、どうしよう。でもこの本は絶対に英語で分かりたいのよ!とりあえず一度本の最後まで読んでから、単語を調べながら再読してみようか。ブラッドベリも詩的な美文を書くけれど、カポーティはもっと文学的?

アバラット(クライヴ・バーカー)¥2600
本屋で積んであって気になった新刊。原書Abarat¥2700 の表紙を見て、やっと思い出した。なるほど!見たことあるぞ。お薦めされたこともある。これの翻訳だったのか〜!封筒に入った内容紹介つきの地図があったのでもらってきたけど・・・う〜ん、おもしろそう? 2700円ねぇ。翻訳で買うのは嫌だけど、原書でなら買ってもいいなぁ。
【出版社の公式サイト】
【クライヴ・バーカーの紹介】



2002年12月23日(月)
Ereth’s Birthday(Avi)読了

●読了:Ereth’s Birthday(Avi)
 ≫感想はこちら
この本自体は可もなく不可もなくで、まぁまぁ。子供向けの動物もの児童書なので、あえて人に薦めるほどではないけれど、Dimwood Forest4部作が全部読了できたのが嬉しいな♪ 振り返ってみると、やっぱり一番楽しめたのは最初の話Ragweedだ。それ以降はパターンにハマって、先が読めてしまう(^^; 

●買った本 ¥210
『ムーンドリーム』(パトリシア・A.マキリップ)
ブックオフにあったのでとりあえず買ってみた。『ムーンフラッシュ』の続編だそうなので、こちらを先に読まないといけないけど。



2002年12月22日(日)
ひのき酵素風呂 NapTime

ひのき酵素風呂 Nap Time
またまた癒しを求めて初めてのお店に挑戦!かなり素敵だった。今日は酵素風呂とマッサージあわせて4500円だった。着替えも入れたらたっぷり2時間かかったのに、安いよ〜。マッサージがすごく上手だったのもポイントが高い。先週の横浜と違って比較的ご近所なので、これからも行くかも。
ここの看板は、浜辺で砂に埋まるみたいに、ひのきのおが粉(おがくずよりもっと細か〜い粉)に沈むという「ひのき酵素風呂」、これが2700円。それに500〜1000円のパックや顔のマッサージ、10分1000円でオイルマッサージを組み合わせてコースになっている。

Miracle and Other Christmas Stories(Connie Willis)
Miracle読了。う〜ん、だめだこりゃ。よく分からなかった。最初から最後まで、ず〜っと『34丁目の奇跡』『素晴らしき哉、人生!』が出てくるので、両方とも見てない私の状態だと筋を追うことはできても、意味不明の部分が多くてダメ。次の話Innもしばらく読んだけど、これも全然話に乗れない。もうその先を読む気が失せたので、アッサリ別の本に乗り換えることにする。ページ数には読んだ分だけ追加済み。

読書中:Ereth’s Birthday(Avi)
動物ものの児童書、Tales from Dimwood Forest4部作の最後の1冊。年内に読んでおきたくて取り出した。今までの3作は全部野生のネズミを主人公にした冒険だったけれど、今回はお馴染みのヤマアラシのErethが主人公。ErethはネズミのPoppyの親友で、塩が大好き。この話は本当にErethやPoppyたちが住むDimwood Forestだけを舞台にしているので、森の地図なんかが付いていて良い感じ。
全部で180ページなので、明日、明後日うちには読み終わりたいなぁ。
【Tales from Dimwood Forestレビュー】



2002年12月21日(土)
九年目の魔法 / Miracle(Connie Willis)

いいものみ〜つけたっ!≫「九年目の魔法」の主人公の読んだ本@アマゾン
作ったの誰だろ・・・。知ってる人かな。『ダルメシアン―100と1ぴきの犬の物語』が入ってないあたりとか、確かに不完全だけど、出てきたページ数が書いてあるのが素敵。私もやろうとして、挫折してるんだよね・・・なにしろ、翻訳本一度もちゃんと読んでなくて。

●読書中:Miracle and Other Christmas Stories(Connie Willis)
 @Miracle
今日はあんまり進まなかったが、PBの表紙はこの話のだということは分かった。Laurenのところに現れた(プレゼントとして贈られてきたらしい)The Spirit of Christmas Presentは、心から望む贈り物は何かとたずねる。この不審人物に早く出て行って欲しいLaurenが適当に答えると、逆ギレして・・・。台所の床からクリスマスツリーが生えてるのも、表紙にある冷蔵庫の中にエビアンしかないのも、せっかく用意したパーティ用のドレスが「自然に土に還る性質のドレス」に変わってしまったのも、全部スピリットの仕業というわけ。
ディケンズのクリスマス・キャロル以外にも、映画『34丁目の奇跡』『素晴らしき哉、人生!』がポイントになってるらしくて、何回も出てきている。今1ページに1回出てくるんじゃないかってくらい何度も!両方ともクリスマスの映画で、どちらも見たことがなくてよくわからない。う〜ん、借りてこようかなぁ。あと、authentic Yanomamo ornamentsとか、調べてもよくわからないものも出てくる。う〜ん・・・。

●買った本 和書¥410
『クルセイダー』(河惣益巳) 花とゆめCOMICS
収録作品≫クルセイダー 〜十字軍〜 / バーバリアン / エデン
今月の新刊。あ〜、やっぱりジェニー好きだなぁ。エデンに出てきたブラークの王太子、なんだコイツは・・・。こう印象的だと、これからも出てきそうな気がするんだけど(^^;



2002年12月20日(金)
Miracle and Other Christmas Stories

年内の通常勤務は今日で終わり!来週はちょっと変則的になる。

●読書中:Miracle and Other Christmas Stories(Connie Willis)
コニー・ウィリスは最近『航路』が出て話題になったSF作者で、この本は彼女のクリスマスの話ばかり集めた短編集だとか。
巻頭の著者前書きがおもしろい! 「私とクリスマス」という感じでクリスマスの思い出や、お気に入りのクリスマスの本や映画の紹介などが散文的に綴られたクリスマスエッセイ。ディケンズの『クリスマス・キャロル』がお気に入りらしく、かなり力をいれて分析している。こちらで少し読めます。
今、1話目のMiracleを読み中。クリスマスを4日後に控えて、プレゼントやパーティの準備に大忙しの「ごく普通の一人暮らしのOLさん(推定)」の所へ、The Spirit of Christmas Presentが現われる。クリスマスの贈り物の精霊。ディケンズのクリスマス・キャロルに出てくる'The Ghost of Christmas Present'と名前はそっくりね。(^^ヾぷっ

<CONTENTS>
Miracle / Inn / In Coppelius's Toyshop / The Pony / Adaptation / at's Paw / Newsletter / Spiphany / A Final Word
*冒頭に前書き、巻末にお薦めのクリスマス本、映画の紹介付き。



2002年12月19日(木)
アビーと光の魔法使い(マイケル・モロイ)

アビーと光の魔法使い(マイケル・モロイ)
おおお!10月に読んだThe Witch Trade(Michael Molloy)の翻訳が出ている。やっぱりね〜、これは徳間の児童書シリーズにピッタリだと思ってたのよー!!(テストでヤマカンが当ったときのような嬉しさをかみしめ中。)私好みの賑やかで楽しい話で、雪にうずもれた寒い土地が主な舞台なので、今の季節にはピッタリ。これは単発のお気楽児童書ファンタジーの中ではわりとお気に入りだ。続編が気になってるんだけどやっぱり読むべき?≫The Time Witches
でも日本語版の表紙はちょっと・・・・PBのDavid Wyattの表紙の方が凝ってて美しい!
【The Witch Trade(Michael Molloy)のレビュー】

●読了:One for the Money(Janet Evanovich)
う〜ん、幹の部分(本筋)はさっぱりなのに、土台や枝葉の部分がやたら面白いという不思議な印象の本。ということは、2巻以降はもっと気に入る可能性があるということか?
ストーリーの本筋であるミステリ(幹の部分)はハッキリ言ってお粗末。定石どおりに事が運び、黒幕もバレバレで、出てきた瞬間にコイツだと目をつけたのがそのまま当ってしまった。ストーカーのこととか、ステファニーが巻き込まれる(≒引き起こす)事件も、ハリウッド映画やアメリカ系の本でよく見るパターンの踏襲。
でも、枝葉や土台の部分・・・細かい会話文とか、ステファニーの独り言とか、キャラクターが面白かった。特にステファニーの家族!いつのまにか連携プレーしてる所とか、暴走おばあちゃんが最高!
英語は思ったより難しかった。スラングやイディオムの連発、こういういかにもアメリカ〜ンな文章を読みなれてないせいで、よく分からなかったところも。



2002年12月18日(水)
私が愛したリボルバー

●読書中:One for the Money(Janet Evanovich)@9章
話に入れないまま、残り100ページのところまで来てしまった。印象を一言でいうと下品、でもそれが妙にリアルだったりして微妙に本物っぽくもあると。なじみの無い単語が頻出するものの、文章自体はやさしいので、その気になればテンポ良くどんどん読める。けど、やっぱり私は面白さのセンスについていけてないみたい。例えばp144で「妊娠させられた」と言ってジョー・モレリを探し回るステファニーに、ジョーが抗議するシーンとか。読んでると「ここは笑う所なんだろうな」とは思うし、実際笑えるんだけど、こういうのばっかだと白ける。
試行錯誤や失敗を繰り返しながらも、ターゲット(ジョー・モレリ)に近づくステファニー。ステファニーは所謂トラブルメーカーで、自分もよく困ったはめに陥るけど、それ以上に周りをブンブン振り回すタイプ。とんでもなく突き抜けてる。
ステファニーよりも母と祖母が好きだなぁ。もっと出てきてくれないかな。

●アマゾンから本
Green Shadows, White Whale(Ray Bradbury)¥1115
レイ・ブラッドベリの未翻訳ペーパーバック。半自伝的小説で、モービーディック(白鯨)とアイルランドがどうのこうの。ちょっと見てみたら、最初からタイトルどおり緑と白が踊ってる感じ。ブラッドベリは内容は置いといて、まずは文章よ!



2002年12月17日(火)
私が愛したリボルバー

8時間眠って起きたら元気いっぱい!!(^^; つい朝ご飯をもりもり食ってしまった。う〜ん、体調不良はどこへ行ったんだ。熱があったんじゃなかったのか。やっぱ私って丈夫だわ。

●読書中:One for the Money(Janet Evanovich)@6章
>"Stephanie, Stephanie, Stephanie, what are you thinking of? This is no kind of work for a nice young lady."
ひゃはははは ダメだ、ステファニー母、おもしろすぎ!! ステファニー祖母も"Maybe I could be a bounty hunter"じゃないだろう。おばーちゃん、拳銃ぶっ放してないで〜!すごすぎ。ああ、おっかしい! 母と祖母が面白いというのは本当だった。
今1/3くらい。ステファニーは見よう見真似で探偵の真似事を始めるが、失敗ばかり。でも失敗してもくじけない、このガッツは好きかも。からかわれても貶されても、一風変わったブラックジョークで混ぜっ返してぶっ飛ばす!
ひねりがあるみたいで、読んでるとどうも英語が引っかかるんだけど・・・速度を落として調べてたら面白くなくなりそう。(^^;一応筋はわかるので、このまま突っ走ってしまうつもり。

ああ、日本語の本が読めてない・・・頭が英語モードになると、どうも和書を開くのが億劫でいけないね・・・。



2002年12月16日(月)
私が愛したリボルバー(ジャネット・イヴァノヴィッチ)

またもや体調不良。今度は頭が割れるように痛い・・・今夜は早く寝ます。

●読書中:One for the Money(Janet Evanovich)@2章(全14章)
Chapter Excerpt】【Janet Evanovich公式サイト
表面的には犯罪小説(クライムノベル)、実際書かれてる内容は風俗コメディ。アメリカっぽ〜い。最初の文章、いいね。読んでるとよくブラックジョークや、ボソッとさりげなくすごい会話が散らばってるんだけど、私はどうもそういう笑いのセンスについていけないことがあるみたい。ステファニーが好きになれるかがポイントだな・・・ こういうタイプのキャラって、崩れすぎるとついていけなくなるから、今のところ五分五分。とりあえず進もう。
そうそう、公式サイトのトップにあるVisions of Sugar Plumsは、同シリーズのクリスマス本。今年11月に出たばかりなので、読むとしたら来年PBで!



2002年12月15日(日)
冬至まで(ロザムンド・ピルチャー)読了

●読了:Winter Solstice(Rosamunde Pilcher)
 ≫感想はこちら
↑の感想はザッと書いただけなので、もう少し長くなるかも。
今年4冊目のクリスマス本。この本とは波長がピッタリ合ったらしく、最初から最後までずーっと面白かった。普通はどんなに面白い本でも中だるみしたり、退屈に感じるところがあるものだけどねぇ・・・。季節ものだからと気軽に買った本にこんなにハマるとは! ロザムンド・ピルチャーに出会ったのは今年の大収穫だった、という位。これからピルチャーの他の本も少しずつ読んでみるつもりだけど、Winter Solstice以上に気に入る本に出会えるとは思えない。
こういう本に出会うと、英語で読んで本当によかった、と思う。スコットランドの訛りとか、Hoots tootsなんて言葉も含めた、雰囲気、空気を原文でそのまま味わえるのが嬉しい!

●読書中:Time Stops for No Mouse(Michael Hoeye)@17章
Winter Solsticeにハマるにつれて、いつのまにか放ったらかしになってしまった未翻訳の児童書を再開。ええっと、時計の修理を依頼したままリンカさん(♀ネズミ)が行方不明?になって、Hermuxが行方を探すのかな。
ところでHermuxってなんて読むのよ。買ったときの書店の案内には「ハーマックス」と書いてあったんだけど、ヘルムクスという説もある。作者に目の前で発音してもらいたいよ。

アリスのティーパーティ
集めてたフィギュア、9種類目にやっとが出た!他はみ〜んな2つ以上あるのに、猫だけ一つも出なかったのが、とうとう。(^^; シークレットがシークレットのままなのが気になるけど、これで初志貫徹したのでもう終わりにする。最多の双子はなんと7つもあるんだもの、もう欲しくない!



2002年12月14日(土)
横浜へ/ ハウル

今日は横浜へ行ってきた。桜木町のランドマークプラザのナチュラル・ボディでボディ&フットマッサージ。30分ずつで合計7000円弱。マッサージははっきり言って下手(きっと私の方が上手だ!)。マニュアル的にちょっと押して撫でるだけ、あれは素人がやってるんだろう。でも、しばらくまったりと休んだらスッキリしたので、気分的にはわりと満足♪(^^)
その後、関内の中華街へ行って、聘珍楼(ヘイチンロウ)で2時間かけてゆっくりご飯。私はここの「つゆ麺」の大ファン!いつもこれを食べに横浜まで行くようなものだ。家へのお土産は、リクエスト+αということで、肉まんとちまきとシュウマイと月餅3種と中華まん6色詰め合わせ。(^_^;;

Amazon.co.jp:和書トップ100
アマゾンで『魔法使いハウルと火の悪魔』が売上NO.1になってる〜。『アブダラと空飛ぶ絨毯』が2位だ。DWJの他の翻訳本も、全部ランキングが3桁になってる。いつもより一つか二つ桁が上がってるよ。予想してたこととはいえ、なんだか信じられない気持ち。
ペーパーバックはハウル以外いつもと同じような順位だから、今のところハウルシリーズだけが突出して売れてる格好だな。でもハウルのペーパーバック(US版)は売上ランキング23位。23位だよ、23位!すごすぎ。そうよね〜、宮崎アニメでちゃんと原作があることがそもそも珍しいし、しかも外国もののファンタジーなんて言ったら、読んでみようって気にもなるか。アニメがどんな風になっても全然OKだけど、「服の海」のシーンはあるといいなぁ。あれはぜひとも映像で見てみたい。

●読書中:Winter Solstice(Rosamunde Pilcher)@409p
残り100ページ切った。今日中に終わるかと思ったら、終わらなかったな〜。



2002年12月13日(金)
アニメ『ハウルの動く城』

宮崎駿監督、新作は2004年に公開@朝日
宮崎アニメ新作、04年夏に公開@日刊スポーツ
大ヒット作「千と千尋の神隠し」に続く宮崎駿監督の新作「ハウルの動く城」が、04年夏に公開されることが決まった。東宝が13日に発表した。「現代では成立しない戦火のメロドラマを堂々と描きます」

第一報はもちろん倫子さんの【銀の椅子】から。これが正式発表と思って良いんだよね? ・・・・。メロドラマ!?お〜〜、どんどんやれー!オリジナリティあふれててこその宮崎アニメ。原作のままだったりしたら逆に面白くないぞー!
宮崎アニメはいつも必ずオババと少女が出てくるけど、ハウルはこの二つが同一人物だっていうのがポイント。「現代では成立しない戦火のメロドラマ」ということは、千と千尋の後は歴史ものをやりたいと言ってたから、その要素をミックスしてしまうつもりなのかな。

Best Books of 2002@Locus Online
昨日の続き、今度は海外編。Amazon、Book Magazine、New York Times、Publishers WeeklyなどのBest Book of 2002の抜粋リストと、該当ページへのダイレクトリンク集。
気になったのはやっぱりCoraline(Neil Gaiman)だなぁ。何回も出てくるからつい。(^^; 面白そうだなとは思うんだけど、【公式サイト】のリンク集に昆虫のサイトとかがあるのが激しく不安だが。でもこの本はDWJの推薦文つき。
"I think this book will nudge ‘Alice in Wonderland’ out of its niche at last. It is the most splendidly original, weird, and frightening book I have read, and yet full of things children will love." ―Diana Wynne Jones

●読書中:Winter Solstice(Rosamunde Pilcher)@344p
う〜ん、やっぱり面白い。もう止まらな〜い!



2002年12月12日(木)
Book of the Year 2002 @ダ・ヴィンチ

今日は1日ネットワークが故障しててまともに仕事ができなかった。なんだかんだ言って、結局、ネットワークがダウンすると全てがパアって、危険な状態だとつくづく思うわ。ああ、疲労が・・・((( ̄- ̄;ハァ。

●Book of the Year 2002 @ダ・ヴィンチ
書くの忘れてた〜。
この1〜30位の顔ぶれを見ると、ダ・ヴィンチの読者像が見えて来る気がする。硬派、マンガは少年系、じつは感動ものも得意、みたいな。読書好きな人ってベストセラー本を敬遠にする傾向があるって言うけど、こうやって人気投票するとしっかり世間のベストセラーと合致してるのが笑える。1位が『海辺のカフカ』と知って吹いてしまった。外さないよなぁ・・・。2位は『One Piece』、3位は『あかんべえ』。30冊のうち、既読は中断も入れて6冊。

ちなみに去年以前はどうだったのかなと思って調べてみた。2001年の1位は『模倣犯』、2000年は『ハリー・ポッターと賢者の石』、1999年は『永遠の仔』。海外文学部門の顔ぶれが2000年を境にガラッと変わったのが分かって面白かった。1999年は文芸作品オンリーだったのが、2000年以降からファンタジーに染まっていくと。

●読書中:Winter Solstice(Rosamunde Pilcher)@277p
半分超えた所。ええっと、キャリーとルーシーが無事にお屋敷に到着。これで、主要キャラ5人のうち、4人まで揃った。話がなかなか進まないのに、それがすごく面白いって本もあるんだねぇ。そうか〜、話が進まない時にじれったくてイライラするのは、単純に作者の技量の問題だったのか。(^^;



2002年12月11日(水)
冬至まで/Time Stops for No Mouse

●読書中:Winter Solstice(Rosamunde Pilcher)@207p
オスカーとエルフリーダがスコットランドに来て、そこに馴染んで行く様子。50年ぶりに故郷に帰るってどんなだろう。昔の知り合いがまだちゃんと生きていて、訪ねてみるとちゃんと旧交が復活したり。直接知り合いじゃない人からも、親戚関係を元に「(オスカーは)○○の甥なんだから絶対に大丈夫さ」「オスカーは××の孫息子なんだぞ」なんて言われたりして。しかもオスカーじーさんも本当はいい人なものだから、ちゃんとその信頼に応えて、良い循環で輪が広がっていく。こういう地域コミュニティって私は経験したこと無いなぁ。本当、面白い。エルフリーダの方も、ちゃんとマイペースで独特の魅力で友達を増やしているし。

エルフリーダと友達がお茶をする場面が素敵だった。窓辺で紅茶を飲んで、ほのぼのと色々な話をする。「今日は暖かいから窓辺に座りましょう」なんて言葉に本気でしみじみしてしまった。いいなぁ、こういうの。ああ、癒される・・・なんかずっと読んでいたいかも・・・。

●読書中:Time Stops for No Mouse(Michael Hoeye)@15章
全部で75章。1〜4ページ位の細かい章に分かれていて、私が読んでいる本ではその冒頭にワンポイントの影絵のイラストがあるのだが、これがまたイイ! 1章は飛行機(Hermuxの客、リンカが飛行士だから)、2章は鍵(Hermuxが家の鍵を取り出したところでトラブルがあった)、3章は鳥籠(Hermuxが籠の中にテントウムシを飼っているから)という調子で、4章は地球、5章はコーヒーカップ、6章は腕時計、7章は万年筆、8章はスケジュール帳、9章は工事中の標識?、10章は有刺鉄線、11章はクローバーの束かな。12章は舞台とスポットライト、13章は蝶々、14章は黒丸に白抜きで兜のマーク?という具合。それがちゃんと内容に合ってる!ちょっと変わっていて、ファンタジー小説というより、劇みたいに「場」が切り替わって流れていく感じがする。12章ではオペラの配役がプログラムそのままに乗っていたりして、視覚的に楽しい。



2002年12月10日(火)
Mortal Engines(Philip Reeve)ってどう?

スマーティーズ賞(英国の児童文学賞)
この中で気になるのは9歳〜11歳で金賞のMortal Engines(Philip Reeve)だな。おもしろいかな。ウィットブレッド賞のショートリストにも乗ってたし、他にも色んな賞で候補になってた筈。エンジンで動く生きた町?自分の町が世界から離れて落ちていく? ・・・異世界冒険ものかな。3部作の1作目だそうだが。

<内容紹介> 出版社のサイトから
This is what happend to Tom. And now he's stranded - marooned in a desolate wasteland with a savage, disfigured girl, abandoned by the city he's grown up in, separated from the girl he's fallen in love with, worst of all, betrayed by his hero.
This is the world of Mortal Engines - the stunning first novel from Philip Reeve and a book, which defies easy categorisation. A gripping fantasy and astonishing, page-turning thriller peopled with engaging and totally believable characters.
Will London survive? Will Tom be re-united with Katherine? Will Hester be avenged? And what will become of Valentine?
Get drawn into the dark and utterly original world of Mortal Engines and prepare to be astounded by a most impressive fiction debut.

●読書中:Time Stops for No Mouse(Michael Hoeye)
ネズミの時計屋Hermux(ハーマックス?)の冒険物語らしい。いつも通りに1人で店を開けたハーマックスの所へ、美人ネズミのMs.Linka Perflingerが腕時計の修理を依頼にやって来る。翌日までに修理すると約束したが、ミズ・ペルフリンガーは1週間経っても受け取りに来なかった。
ネズミといっても完全に擬人化されているので、なんだか微妙におかしい。家に帰るとボウタイを解いて仕事用の服を脱いで、チーズの絵がプリントされたフランネルのシャツを着てくつろぎ、カゴに入れて飼っているテントウムシにエサをやるHermux。町のイメージはロンドンとかパリとか、ヨーロッパのある町の片隅みたいな印象。車や地下鉄とかは(今のところ)出てこないので、一昔前のようなノスタルジックな感じも。

●読書中:Winter Solstice(Rosamunde Pilcher)@142p
サムの話の次は、短めのキャリーの話とルーシーの話が続く。キャリーは30歳の失業OLでジェフリー(=エルフリーダの従兄弟)の娘、14歳のルーシーはキャリーの姪でジェフリーの孫娘にあたる。2人してクリスマスに行くところがなくて困っていたところへ、キャリーがむかし親しかった遠縁の老婦人エルフリーダのことを思い出し、ルーシーとふたりで訪ねてみようと思い立つ。ジェフリーから、エルフリーダの連絡先はスコットランドだと知ったキャリーは電話をして・・・。

おもしろい!ここに来てちゃんと話がまとまってきたよ。キャリーとルーシーも良い人だなぁ。2人の再会とその後の会話の場面は、読んでいると自然に顔がニコニコ笑ってしまう感じだった。まさに癒し系!



2002年12月09日(月)
初雪/Winter Solstice

初雪
今朝は珍しく早く目が覚めて外を見たら、なんと銀世界だった。早く目が覚めたのは、虫の知らせだったらしい。10センチは余裕で積もってる。キレイだけど・・・ちょっと待て、この中を出かけるのか・・・( ̄□ ̄; そのまま眠りたい気持ちを押さえて、なんとか出勤。いつもより50分余計に時間がかかって、あんなに重装備で来たのについた時には寒気が・・・。また風邪引きそう。くそぉ、寒いのは嫌いだ。南の島に行きたいなあ。

●読書中:Winter Solstice(Rosamunde Pilcher)@101p
エルフリーダの章に続いて、サムの章が終わったところ。サムは30代の英国人ビジネスマンで、6年働いていたニューヨークから帰国して、ヒースロー空港に到着する場面から始まる。家無しのサムは親友のニールの家に転がり込み、奥さんや子供たちにも大歓迎され、そこでオスカーの従兄弟Hughie McLennanに会う。オスカーとHughieはスコットランドの屋敷の権利を半分ずつ持っているので、スコットランドに行って住むことになったというサムに屋敷を貸そうか、と申し出る。

そうか〜、こうやってスコットランドのお屋敷に見知らぬ人同士が引き寄せられるのだな。この本って良い人が沢山出てくる。サムが1人でヒースロー空港に降り立った時はなにやら孤独なにおいを発散してたのに、ニールの家に行ったら団欒に混ざってるし。(^^;ニールの奥さんも良い人だよなぁ。
「ニューヨークから帰国」という所で、自国の外に母語の通じる国があるってどんな感じかな〜と思った。国と国の感覚が違いそうだ。



2002年12月08日(日)
The Present(Johanna Lindsey)読了

●読了:The Present: A Malory Holiday Novel(Johanna Lindsey)
Chapter One
ジョアナ・リンゼイのヒストリカルロマンス、Malory Familyシリーズの特別編。色々な本にバラバラに出てきていた一族の人たちが、故郷でクリスマス休暇を過ごすために一堂に会するという舞台設定。休暇が近づき、妻や夫や子供たちを伴って生まれ育った家に帰ってくるMalory家の人々の所へ、差出人のわからないプレゼントが届き、開けてみるとそれは古い日記帳だった。そこには、一族の先祖クリストファーとジプシー娘アナスタシアの恋物語がつづられていた。
最初はキャラクターが多くて家系図と見比べながら読んでたけど、メインはあくまでクリストファーとアナスタシアなので家系図はあまり関係がなかった。さらに先祖のことが明らかになったのをきっかけに、当主ジェイソンがメイドのモリーと何十年越しの恋愛関係にも決着がつくという結末。アナスタシアのジプシーの生活や当時の地方領主の生活などは新鮮で面白かった。けど、本全体としては似通った「悲恋物語」が2つ出てくるわけで、そのせいでインパクトが弱くなっている感じがした。どちらかの話に集中したほうが面白かったと思う。モリーがあれだけで納得するなら、何十年もジェイソンのプロポーズを拒否しつづけてきたのは一体何なの?

●読書中:Winter Solstice(Rosamunde Pilcher)@60p
62歳の元女優エルフリーダは、引退して田舎町Dibtonのコテージにひとりで暮らしている。地元の協会でオルガンを弾くオスカーと、その妻グローリアと娘のフランチェスカの一家と親しくなり、やがて町の人たちとも仲良くなって平和に暮らすエルフリーダ。ところがコーンウォールに住む従兄弟一家の家へ1ヶ月滞在して、Dibtonへ帰ってみるとグローリアとフランチェスカが事故で亡くなったという。

という所。最初から60ページまで、ひたすらエルフリーダを追って話が流れていく。話は淡々としてて、事故の悲劇ですらなにやらセピアのフィルターがかかってるみたいな穏やかさがあるのだけど、全然退屈ではない。さて続きを読もう。



2002年12月07日(土)
映画『ハリー・ポッターと秘密の部屋』

ハリー・ポッターと秘密の部屋
2作目の映画、見に行ってきました。
娯楽映画として単純に楽しかった。3時間近いのにあっという間で、賑やかでスピード感のある映画。原作ファンとしては(1作目以上に)端折られてて、「何じゃこりゃ〜。これが本当に『秘密の部屋』?」と思ったけど・・・ストーリーは、生徒たちが次々に石に変えられたのは誰がどうやってやったのか、前に「秘密の部屋」を開けたのは誰なのか、入り口は何処かをハリーが追いかけるのでほとんど全部。ウィーズリー家で小人を駆除するところとか、せっかくフルーパウダーで夜の闇横丁に迷い込むシーンはあるのに、肝心の(!?)ドラコとルシウスの会話が端折られてるしさ。本屋でハリーたち一行とドラコ&ルシウスがぶつかるシーンではロンパパがルシウスにいつ掴みかかるかと思ったのに睨んで終わりなんて残念〜。・・・と、最後までこんな調子。1作目の方が、ホグワーツに行くまで、学校の日常生活、クイディッチ、事件、命の危険、ハリーの冒険などのバランスが良くて好きだった。
ジェットコースターに乗ってるみたいで面白かったし、映像化されるのってやっぱりスゴイ威力があるなとは思った。ロンの家のシーンは短いけど印象的だった。ロンパパが(ロンたちが車でハリーを迎えに行ったと知って)「うまくいったか!?」と目を輝かせてミセス・ウィーズリーに睨まれる所とか、勢い良く飛んできたエロールが「ゴンッ」と窓にぶつかるところなんて、もう大笑い。それから、嘆きのマートル!かっ、可愛い・・・っ!!嘆き方があんなに可愛いなんて反則だ〜!(笑)ハリーが蛇と蛇語(パーセルマウス)で話すシーンも、本では字体が変わってるだけだったけど、ああやってどんな発音なのか想像もつかなかったパーセルマウスが実際に音と映像になってみると、ハリーの特異性が際立ってはっきり分かるというか。
あ、今日行ったのは新宿ピカデリー、字幕版、8:45からの。始まったばかりの人気映画でも、土曜日は朝の第一回目から行けばわりと空いてたりする、と経験則で知っているので私は話題作はいつもそれ。今日は小雨が降ってたので余計ガラガラだった。去年の「賢者の石」も「旅の仲間」も同じような時間から見たし。
あ、「二つの塔」の予告も見た!う〜ん、このまま見せて!って感じ。

●買った本 和書2冊¥1080
『フェアリーテイル おとぎ話』(ごとうしのぶ)¥514
『ブザンソンにて』(秋月こお)¥514



2002年12月06日(金)
冬至まで(ロザムンド・ピルチャー)

読んでる本(Now Reading)の掲示板を変えました。 ≫こちら よかったらゲストブック代わりに一言ドウゾ。前のもメモ帳代わりに重宝だったんだけど、ちょっと飽きた(爆

●読書中:Winter Solstice(Rosamunde Pilcher)
初めて読む作家。ロザムンド・ピルチャーはイギリス人で、1924年イギリス・コーンウォール州生まれ、スコットランド在住。18歳の時からプロとして小説を書いているそうな。田園を舞台にした、片田舎での日々の暮らしとその喜び、悲しみ、せつなさを描いていた小説群を発表し続けている。
・・・と聞いて、「な〜んだ、ハートウォーミング系ってやつ?」と思っていたのだけど、実際に読んでみて驚いてる。この人、筆力があるんだ! 描写力があって、文章が上手い。Winter Solsticeは2000年に出たごく最近の本のせいか、円熟している、安定している、というか。なるほどね〜、これがピルチャーか。今38ページで、何が起こってるわけでもないのに、景色やキャラクターがクッキリ浮かんでくるみたいでなんか面白い。こういう話は相当筆力がないと、退屈になるもんだけど。最後まで飽きずに読めたらいいな〜。
タイトルのWinter Solsticeは「冬至」の意味ね。今年の冬至は12/22だ。やっぱりこういうのは、その季節に読むのが一番! ≫翻訳:『冬至まで上下』

<内容>
南英に住む62歳の元女優エルフリーダ。教会のオルガン奏者オスカーの家族と親しくなるが、突然の悲劇が彼を襲う。エルフリーダは、立ち直れないオスカーのために、彼ゆかりの地スコットランドにともに旅立つことを決意する。
クリスマス間近のスコットランドが、世代の異なる孤独な五人を、一つ屋根の下に暖かく包みこむ。孤立と結びつき。一度手放した人生の糸をたぐりよせる人々が、磁石に吸いよせられるように、北スコットランドの古い家で、ともに暮らしはじめた。邪魔者として不幸せな家庭を逃れ出てきた13歳のルーシー。ルーツへと向かうサム。傷心を癒すキャリー。悲哀に向き合うオスカーと寄り添うエルフリーダ。それぞれが自分本来の場所を探し求めて、新しい出発のときを迎える。一年で昼がいちばん短い日―冬至。信頼と癒し、生きる希望。家族愛。円熟の筆で静かに繰り広げられる物語のタペストリー。



2002年12月05日(木)
スプーンおばさん 読了

●読了:Mrs. Pepperpot Stories(Alf Proysen)
 ≫感想はこちら
「スプーンおばさん」の英訳本、読み終わった〜!全部で464ページだから一見すると分厚くて迫力のある本だけど、読み始めたらあっという間だった。1話が大体10ページ前後と短くて軽いので、風呂に入る時や寝る前にササッと3、4話ずつ読んだ。そのせいで早く読まなきゃとか、長くてシンドイとかのストレスが全然なくて、最後まで楽しく読めたみたい。まぁ子供向けの本だから一般的に受ける本じゃなさそうだけど、昔スプーンおばさんが大好きだった!って私みたいな人間にはピッタリ。確かに本も読んだはずなんだけど、忘れたのか、この本に収録されてる話はもともと読んでいないのか、とにかく覚えのある話が無かった。(^^;

●読書中:The Present: A Malory Holiday Novel(Johanna Lindsey)@16章
全部で30章なので、今はちょうど半分だ。昨日に引き続き地方領主クリストファーとジプシー娘アナスタシアの「禁じられた恋」の物語。プレゼントが贈られてきた「現在」が1825年のクリスマスだから、1700年代前半かなぁ。その頃のイギリスってどんな所だったんだろう、想像もつかないよ。
禁じられた恋。・・・何か、この作家ってそういうのが得意みたいね。ばれるとスキャンダルになる!というのが合言葉だ(笑) あと、歳の差カップル。系図を見ると、8歳、9歳違うのは当たり前、一番スゴイのは18歳違い!

スプーンおばさんが終わったので、メイン本はWinter Solstice(Rosamunde Pilcher)に変更。The Presentは家で読んでも週末くらいには終わりそうなので。



2002年12月04日(水)
The Present(Johanna Lindsey)

●読書中:The Present: A Malory Holiday Novel(Johanna Lindsey)@11章
 ≪Chapter One
バーゲンで400円で買った本。今1/3位。なかなか面白い、これは結構いけるかも!Johanna Lindsey(ジョアナ・リンゼイ)はヒストリカル系に強いロマンス作家で、これはMalory家という一族を描いたシリーズのクリスマス特別版。Malory Family,Malory Novels,Malory Storiesなんて呼ばれるシリーズ。イギリスの田舎、普段バラバラに暮らしている一族が、クリスマス休暇を過ごすためにそろって妻や夫や子供たちを伴って生まれ育った家に帰ってくる。当然、色々な夫婦がいて(中にはケンカ中のカップルも何組か)子供たちも沢山いて、その乳母や、召使も沢山いる賑やかなお屋敷が舞台。人が多くて混乱するけど、わかりやすい系図がついてるのでまぁ大丈夫。
で、いつの間にか正体不明のプレゼントが届く。開けてみると、ずっと昔に亡くなった祖母の日記帳だったと。そこから祖父母、貴族のクリストファーとジプシー娘アナスタシアのロマンスに切り替わって、ジプシーの生活が描かれ始める。

ちなみにジョアナ・リンゼイの翻訳本は『天使の誘惑/Glorious Angel』と『悪魔の抱擁/Heart Of Thunder』の2作だけみたい。両方ともアメリカを舞台にしたヒストリカル(つまりカウボーイ?)。

●アマゾンから本 洋書5冊¥5496
The Book of Atrix Wolfe(Patricia A. McKillip)¥728
The Tower at Stony Wood(Patricia A. McKillip)¥1792
The Mennyms(Sylvia Waugh)¥1044 1作目
Mennyms Under Siege(Sylvia Waugh)¥835 3作目
Mennyms Alone(Sylvia Waugh)¥835 4作目

あ〜、やっと届いた!うおーっ、マキリップの未訳本!やっぱりキレイな表紙!ああっ、早く読みたい!The Mennyms(メニム一家の物語)は注文した時に書いたのでそちらを参照。いわば床下の小人たちの拡大版みたいな設定。2作目と5作目はまだ取り寄せ中。



2002年12月03日(火)
パディントンのクリスマス 読了

●読了:More About Paddington(Michael Bond)
 ≫感想はこちら!
いや〜、おもしろかった!読み終わるのが惜しいくらいによく笑った。一番笑ったのはガイ・フォークス人形を燃やす話、クリスマスの話にはじ〜んとした。忘れた頃に続きも読んでみたいな。この本は、たぶん英語だからこんなに楽しめたのだと思う。言い回しやパディントンのとぼけた応答のおかしさは、日本語だったらこれほどダイレクトには伝わってこなかっただろう。

▲クリスマス本@NYTベストセラー
クリスマス本は、本当に数が多くて、それだけでひとつのジャンルになるくらい沢山ある。左メニューの「気になる本」にも色々入れてあるけど、今の時期は新刊やベストセラーになるのもクリスマス関連書が多いのだ!
HC6位のステファニー・プラムのは読んでみたいな〜。うーん、でも来年に(^^; HC2位の『スキッピング・クリスマス』は去年読んだけど、ちーっとも面白くなかった。なんでこんなのがベストセラーになるんだか不可解。やっぱりグリシャムブランドのせい? 本気で面白くて評判だから売れてるんだとしたら、私には一生グリシャムはわからないと思う。

NYタイムズベストセラー HCフィクション
◎2位 Skipping Christmas(John Grisham) ¥2203
 娘がボランティアのため海外へ出発した。ふたりだけのクリスマスを過すことに戸惑いを感じたクランク夫婦が決めたこととは? 
◎3位 The Christmas Train(David Baldacci)¥1713
 売れないジャーナリストのトムは、ロサンゼルスにいる彼女とクリスマスを一緒に過ごすため、列車で彼女の元へ行くことにした。しかし、交通費を稼がなければならないトムは、クリスマスシーズンの列車の旅を題材にした本を売ることに…。ところが、クリスマスを題材にした本には、人々の心を魅了する不思議な力があった!
◎6位 Visions of Sugar Plums(Janet Evanovich)¥1713
 ステファニー・プラムシリーズのクリスマス本。ステファニーは、賞金目当てに犯人探しをしている普通の女性。クリスマスまであと4日となったある朝、ステファニーのキッチンに、ディーゼルという名の素敵な男性が魔法を使って入り込んできた。ディーゼルは、犯人探しに協力すると言い出すが…。ステファニーのクリスマス休暇は大忙しになってしまう!

NYタイムズベストセラー PBフィクション
◎4位 No Place Like Home(Fern Michaels)¥686
 年老いたロレッタは、自分の息子とその婚約者によって、強制的に老人ホームに入れられてしまった。しかし、クリスマスを目前に控え、ロレッタを家に連れ戻そうとするのは、ロレッタの孫で、三つ子のハンナ、サラ、サム。クリスマスシーズンに、家族の意味、大切さを教えてくれる作品。
◎6位 He Sees You When You're Sleeping(Mary Higgins Clark他)¥784
 ヒギンス・クラーク母娘共同執筆Deck the Hallsに続く第2弾。46歳の独身男ステアリング・ブルックスはクリスマスを数日に控えたある日、ロックフェラーセンターのスケートリンクで7歳の少女メリッサに出会う。そこから二人の心あたたまる親交が始まる。
◎9位 The Promise in a Kiss(Stephanie Laurens)¥736
 フランスの修道院付属学校に通うヘレナは、クリスマスイブの夜にとても素敵なイギリス人と出会い、情熱的なキスをされてしまう。その後そのイギリス人と再び会うことはできないまま時が過ぎる。しかしある時、ロンドンへ行くことになったヘレナは、セバスチャンと名乗る男性と出会いショックを受ける。彼こそ、あの時のイギリス人だったのだ!



2002年12月02日(月)
パディントンのクリスマス/スプーンおばさん

●読書中:More About Paddington(Michael Bond)
翻訳≫『パディントンのクリスマス』
The Christmas Mystery(Jostein Gaarder)に続いて、この冬2冊目のクリスマス本。といっても夏から始まって、秋、10月のハロウィンが来て、雪が降って、12月のクリスマスで終わるという内容だから、別にいつ読んでもいいんだけど、締めがクリスマスだし、翻訳タイトルもこうだし。
パディントンシリーズの2作目、ますます破壊力抜群のパディントン。もうおっかしい!電車の中で読んでるとふきだしてしまう。今までで一番笑ったのは、4章のガイ・フォークスの人形に隣家のガンコ親父のスーツを着せて燃やしてしまう所。(注:パディントンに悪気はありません) 呆然として "It...it seems a very well dressed sort of Guy"とか言いながらも、しっかり自分のスーツではないのを確認してホッとするあたり、ミスター・ブラウンはさすがにパディントンをよく分かっている。

●読書中:Mrs. Pepperpot Stories(Alf Proysen)
 32、Mrs Pepperpot and the Puppet Show
32話目は、手芸サークルの仲間と一緒にTVショーに招かれるが、劇場で小さくなってしまったミセス・ペッパーポット。人形劇にお姫さまとして出る羽目になるが・・・!?という話。
あと残り150pくらいか。1話は大抵10ページ程度なんだけど、36話目のMrs Pepperpot's Outingというのが80ページもあるのでページ的にはまだ結構あるけど。

●アマゾンから到着
今回の6冊は、ちゃんと読んだことが無くて、あえて英語で読んでみたい本。
The Illustrated Man (Ray Bradbury)¥758
Pride & Prejudice:Wordsworth(Jane Austen)¥314
Wind in the Willows:Wordsworth(Kenneth Grahame)¥314
Secret Garden:Wordsworth(Frances Hodgson Burnett)¥476
Tom Brown's Schooldays:Wordsworth(Thomas Hughes)¥263
Five Children and It:Wordsworth(E. Nesbit)¥263

最初から順番に。1冊目はレイ・ブラッドベリの長編『刺青の男』。2冊目はジェーン・オースティン『高慢と偏見』または『自負と偏見』。じつは別の版をもう1冊持ってるんだけど、装丁が気に入らないのでつい買いなおしてしまった。3冊目、ケネス・グレアム『たのしい川べ』。William Horwoodによって書かれた続編まで読めたらいいな。4冊目、バーネットの『秘密の花園』。『小公子』『小公女』は完訳を読んだけど、これは多分ちゃんと読んでない。5冊目、ふしぎ発見@ハリポタ特集でやってた、『トム・ブラウンの学校生活』。最後6冊目、イーディス・ネズビット『砂の妖精』



2002年12月01日(日)
高天原なリアル(霜越かほる)読了

●読了:『高天原なリアル』(霜越かほる)
あたしは、某女子大付属の女子高に通う二年生。名前は毒島(ぶすじま)かれん、16歳。いきなりのけぞったでしょ?インパクトのある名前のワリには普通の女子高生。・・・のハズだったんだけど、おかんが24色の声音を持つ、プロの声優だったおかげで、いま巷で話題のテレビゲーム『高千穂学園』のメインキャラ、高天原かほりのキャラクターボイスをすることに・・・。ところが周囲の仕掛けもあって、かほりの人気は社会現象にまでなっちゃったから、さぁ大変!

いやぁ、なんともインパクトのある本。読んでいる時は面白いけど、でも繰り返してもう一度読みたいとは思わないな、という感想。
男性キャラがみんなダメダメで、女性キャラがみんな元気いっぱい!おかあとおねえ(マネージャーになる20代後半の女性)が特にスゴイ。かれんもそれに全然負けてなくてはじけ飛んでる。他のキャラも、濃ゆくてオタクで、業界人で、ヤバイ人が山盛り。
表紙がちょっとギャルゲーっぽくて引いたけど、内容には合っているかも。ゲームや声優の世界を濃ゆくディープに描くのと同時に、それを見る冷ややかな視点がある感じ・・・。かれん、おかあ、おねえという女性陣が3人とも強くてバランスも結構良くて、大騒ぎの台風の目にいる割りに冷静なのね。そのせいでものすごく変な話なのにちゃんとついていけたのかも。文章は上の内容紹介そのまま。かれんとおねえ(マネージャー氏)の一人称で、あっという間に読める。(有里さんのところでおすすめされていたので気になっていた本。)

●アマゾンから到着 和書2冊¥2310 洋書¥809
Miracle and Other Christmas Stories(Connie Willis)¥771
『新装アーシアン 3巻』(高河ゆん)¥1300
『アーシアン 別巻 秘密の花園』(高河ゆん)¥900

●クリスマス本(今月読む予定)
Miracle and Other Christmas Stories(Connie Willis)
The Present : A Malory Holiday Novel(Johanna Lindsey)
The Nutcracker and the Golden Pot(E. T. A. Hoffmann)

Winter Solstice(Rosamunde Pilcher)
A Christmas Memory, One Christmas, & the Thanksgiving Visitor (Truman Capote)
More About Paddington(Michael Bond)≪読書中!

わ〜、こんなに沢山ある・・・(^^; どうしよう、今日から25日で読み終わるのか!?がんばれ私!どの本もクリスマスらしくて表紙が可愛かったり装丁が凝ってたりして素敵。