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2003年01月31日(金) ■ |
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Mortal Engines(Philip Reeve)@15/37章 |
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1月も今日で終わり。風邪を引いたせいでMortal Enginesが読み終わらなかったぞ!
●読書中:Mortal Engines(Philip Reeve)@15/37章 この本、気に入った。ストーリーは、展開が早くて次々と襲ってくる危険を力を合わせて乗り越えるというよくある感じなのだけど、舞台になってる世界がリアルでおもしろい。『天空の城ラピュタ』と『紅の豚』の世界をミックスした感じ。 気球と飛行艇の時代・・・手作りの飛行艇、空に浮かんだ町Airhaven(ラピュタ? ^^;)の中に飛行士たちの溜まり場のカフェ(酒場)があったり、敵のサイボーグが出てきたかと思えば暴走中のTraction Cityに踏み潰されたり。主人公のTom Natsworthy(15歳・男)はなかなか頑張ってるんだけど、Hester Shawの意志の強さに押されっぱなしだし、ドーラ(@ラピュタ)の若い頃みたいな人まで出てくるし!(≧▽≦) 表紙にある2人で気球に乗る場面もすごかった〜!
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2003年01月29日(水) ■ |
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理由(宮部みゆき)読了 |
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病欠2日目。胃腸の痛みは治まった模様。だるくて熱が少し。英語を読む気力がわかないので(でも本は読みたい)、引き続き和書に逃避中。やっぱり、こういうときはどっぷりはまれるミステリよね〜。つか、寝てなさい私。(^^;
●理由(宮部みゆき) <内容> 東京都荒川区の超高層マンションで起きた凄惨な殺人事件。殺されたのは「誰」で「誰」が殺人者だったのか。そもそも事件はなぜ起こったのか。事件の前には何があり、後には何が残ったのか。ノンフィクションの手法を使って心の闇を抉る宮部みゆきの最高傑作がついに文庫化。
面白かった。読む前はノンフィクションの手法って何?と思ったけど、読んでみれば何のことはない、ただ事件が起きるのが現在進行形じゃないというだけ。出てくる人たちの証言が過去形で語られていたり、冷静に事実だけを並べていて、出てくる順番も完璧に整理されている。確かに記録映画かドキュメンタリーを見ているみたいだけど、気に入らないキャラや、感情が入りすぎて分かり難い語りにイライラするよりは、よっぽど読みやすくて分かりやすかった。 読みながら、パット・マガーの『四人の女』に似てるな、と思った。殺された時の状況や犯人はスッキリしていて、その周りをグルグル回りながら殺されたのは誰で、どういう人たちなのかを書いたミステリ。『四人の女』は、最初に女の死体をひとつ投げ出しておいて、そこから時間をさかのぼって被害者が四人の女のうち誰かを描いて、最後に全ての事実がわかったところで終わるんだけど。『理由』はミステリとしての形がそれとそっくりだと思った。『四人の女』は後味が悪くて嫌だったけど、『理由』はどの人からも等間隔に距離を置いているので読みやすかった。 難を言えば、もう少し犯人のことを描きこんで欲しかったな。被害者や周りの人たちの「理由」はよく分かったけど、犯人の「理由」だけは結局分からないで、キレた、エイリアン、で済ませるのは納得がいかない。犯人にインタビューできないのは仕方がないかもしれないけど、事件当時の状況や犯人の精神状態が最後まで分からないままだったのが残念。
ちなみに、私はパット・マガーの本では『七人のおば』が一番好き。これは絶対お薦め、繰り返し読んでしまうミステリなんてこれしかない、っていうくらい大好き。ミステリ好きよりも、『若草物語』な人が気に入る本だと思う。
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2003年01月28日(火) ■ |
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占星術殺人事件(島田荘司)読了 |
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胃腸に来る風邪を引いたらしくて、今日は1日死んでた。前触れなしで、突然胃が痛くなるってどうよ・・・。
●読了:『占星術殺人事件』(島田荘司) <内容> 怪事件は、ひとりの画家の遺書から始まった。その内容は、6人の処女から肉体各部をとり、星座に合わせて新しい人体を合成する、というもの。画家は密室で殺された。そして1カ月後には、6人の若い女性が行方不明のあげくバラバラ死体となって…。奇想天外の構想、トリックで名探偵御手洗潔をデビューさせた、衝撃的傑作。
熱でボーっとしながら読んだが、ちゃんとわかったし面白かった。(^^; 冒頭から何十ページもホラーじみた遺書が続いたり、元警察官の手記が延々と続いたりとちょっと読みにくいところもあったけど(必要不可欠なのは分かるけどね)、ストーリーとキャラが良かったので大満足。「御手洗君」と「石岡君」がいいね〜!火村とアリスに萌える人が、こっちにも転ぶわけがよくわかった。 でもこのトリックは覚えがある・・・と思ったら、『金田一少年の事件簿』で見たんだ。もちろん真似したのは金田一少年の方だろうけど。謎解きのインパクトが薄かったのは残念だけど、このトリックは好きだなぁ。彼女がアゾートそのものだ、っていう発想の転換が素晴らしい。
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2003年01月27日(月) ■ |
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Mortal Engines(Philip Reeve)@5章 |
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●読書中:Mortal Engines(Philip Reeve)@5章/37章 次の本はこれ。海外サイトでわりとよく見るので気になってたら、スマーティーズ賞(英国の児童文学賞)を受賞したとかで。ウィットブレッド賞のショートリストにも載ってたし、それじゃ読んでみようかな、と買った本。この本は、多分近い将来に翻訳が出ると思う。根拠のないヤマカンだけど、こういうのはわりと当るんだ・・・だからいちおう今のうちにさっさと読もうかな、と。
舞台ははるか未来なのでSFなのだけど、テクノロジーや階層社会的なところはいまいちレトロでおなじみの雰囲気(まぁよくあるパターン)。旧世界が滅びてから約1000年、人々はタイヤとエンジンで動く巨大な移動性のコロニー、Traction City(牽引された街)で干上がった海底や荒野を移動しながら生活している。街の外は何もない未開の地。そういう街のひとつ「ロンドン」の「第二タイヤの車輪の真上にあるロンドン博物館」で、歴史家(Historian)の見習いをしているTom Natsworthy(15歳)という孤児の少年が主人公らしい。読み始めて設定が見えてきた早々、ある事件に巻き込まれてトムは4章でロンドンの外に放り出されてしまう。荒野を、ロンドンのタイヤの跡を追って歩き始めるトム。
何しろこういう設定なもので、最初は単語が分からなくて苦しかったけど、2章以降は慣れたみたい。今は全然引かなくてもまぁ平気@5章。 1章で調べた単語:traction bluster feeble prey scarce skulk static gnaw lumber layer wreathe tremor prickle auxiliary hawser apprentice gut meek amiable moth league flurry orbit Tottenham hub underbelly mining raft
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2003年01月25日(土) ■ |
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The Two Towers @4部7章 |
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●買った本@BookOff 和書¥367(ポイント支払い¥0) 『占星術殺人事件』(島田荘司)
去年の初め頃から個人的に開催中の「和製・本格ミステリを読んでみようフェア」の一環。まず有栖川有栖で大当たり、森博嗣と綾辻行人がダメで、ちょっと違うけど宮部みゆきでまた当り、柄刀一と加納朋子はダメだった。 で、今度は島田荘司というわけ。本格ミステリ・マスターズという叢書で『魔神の遊戯』を読んだら面白かったので、「御手洗潔のデビュー」から読んでみたくなったと。ちょっと開いたら字も描写も細かくて、いかにも緻密そうな雰囲気なんだけど・・・さて、どんなかな? 【本格ミステリ・マスターズのレビュー】
ところで、デルフィニア戦記が文庫化されたようで。 ≫『放浪の戦士 1 (1) : デルフィニア戦記 第1部(茅田砂胡) 読んだことがないので、これを機会に集めようかな、と思ったりしている。どうしようかな・・・。
●読書中:The Two Towers(J. R. R. Tolkien)@4部7章 あと50ページくらい。今日終わるかと思ったけど、明日に持ち越しだ。 相変わらず「サムとフロドの道行き」なのだけど、途中色々あるのにビックリ。崖から降りられなくて大変だったり、変なモノにつけられていると思ったらゴラムだったり、ゴラムの取ってきた兎肉を使ってハーブと塩で味付けした「シチュー」を作って食べたり、微妙に邪魔者なファラミアが出てきてゴタゴタしたり、色々あってもう大変。そうか〜、こんなに色々あるんだったか。面白いじゃないの! (爆 <Book4(4部)は面白くない、という印象が強くあった
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2003年01月24日(金) ■ |
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アニメ「ハウルの動く城」 |
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給料日。晴天、風が強くて寒い。
▲ランダムハウス講談社 日米の最大手出版社【Randomhouse】と【講談社】が合弁して新会社を作るんだそうな。これ以上ないほど分かりやすい社名。
●アニメ「ハウルの動く城」 4chの金曜特別ロードショーで『千と千尋の神隠し』をTV初放映していて、その前に30分間の宮崎駿特別番組、後に「宮崎氏の次回作」ということで少しだけハウルのことを言ってた。動く城の模型がすごかった!なにアレ・・・ニワトリの足が生えてて、かなり迫力ある形状だった。模型の実物を見たい! 宮崎さんはまず「動く城」というブツに惹かれたのだそうで、ということは、城はかなり重要なポイントなんだろう。大きいものが動くというのが好きなんですよねー、と鈴木敏夫プロデューサー。宮崎さんは「若い男女の恋愛(メロドラマ)」を描いたことがないので、やってみたかったらしい。お婆さんになってしまったソフィーが、果たしてハウルとちゃんと恋愛できるのか? 「そして、戦争が迫ってくるわけですよ」。 うーん、なるほど。それで「戦火のメロドラマ」か。まだ全然ストーリーも出来ていないそうだけど、ちゃんと前進しているようでとてもうれしい!DWJファンとしてはどんなアニメになるのか不安に思うべきなんだろうけど。私の場合、宮崎ファン歴の方がず〜〜っと長いので「もー、どんどんやっちゃってくださいっ!!」としか思えない。 原作≫『魔法使いハウルと火の悪魔:ハウルの動く城』(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ) 原書≫Howl's Moving Castle(Diana Wynne Jones)
●読書中:The Two Towers(J. R. R. Tolkien)@4部4章 やー、やっぱり4部は「フロドとサム(+α)の道行き編」って感じだ。動きの激しい3部メリピピ編と比べると、じっとりゆっくりしているけど、動きが少ない分分かりやすい。ゴラムの喋りも、なんとも味があって笑ってしまう。 3章でゴラムが別の道があるって言うシーン。今までそう言わなかったのはフロドが聞かなかったからだ、って。んまー、にくったらしいこと言うじゃない!?(笑)
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2003年01月23日(木) ■ |
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虹の家のアリス(加納朋子) 読了 |
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▲雪が降った@東京 昼間に少しだけ雪が降った。寒かった!
●読了:『虹の家のアリス:本格ミステリ・マスターズ』(加納朋子) ≫感想はこちら! まぁ、この本はキャラクターが合わなかったのが不幸だったな。それと、この作者は短編向きじゃないと思った。短いのがどうも中途半端で・・・こういう作風だと、長編でじっくり読む方が面白そう。
●読書中:The Two Towers(J. R. R. Tolkien)@4部1章 3部(翻訳本で6巻まで)読了。いやぁ、面白い!『二つの塔』は、ボロミアの死から始まって(映画FotRの最後の見せ場だったボロミアの死は、本では『二つの塔』の冒頭にある)、1・2章がアラゴルン・レゴラス・ギムリのメリピピ追跡行、3・4章がメリピピの冒険。4〜8章で再びレゴラスたちに移って、人間の王との協力から戦いへ、8章の終わりに塔の前でメリピピに合流して、ヤマ場があって、RotKへ続く。やっぱりメリーとピピンが面白い!素敵な所が沢山あったけど、エントがホビットのことを長いリストに入れたと言うシーンはじ〜んとしてしまった。 Ents the earthborn, old as mountains, the wide-walkers, water drinking; and hungry as hunters, the Hobbit children, the laughing-folk, the little people,
the laughing-folk, the little peopleだよ!いかにも、明るいメリーとピピンが浮かんでくるみたい。いいなぁ・・・。次、4部(Book4)からはフロドとサムの話だ!
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2003年01月22日(水) ■ |
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SF&ファンタジーベスト100 |
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●THE INTERNET TOP 100 SF/FANTASY LIST 今流行りの「○○ファン度調査」の洋書バージョン(みたいなもの)ですわね。ま、何かの参考に。もっと長いリストはThe extended listへ(こちらにはDiana Wynne Jonesも何冊か載ってる)。1位がジョージ・R.R. マーティンの『氷と炎の歌シリーズ』だというのはいかにもという感じ。 【Top 100 Fantasy Books】も表紙があって分かりやすいかも。
<読んだ>★=好き ×=ダメだった Lord of the Rings(J.R.R. Tolkien)★ Ender's Game(Orson Scott Card)× The Hobbit(J.R.R. Tolkien) 1984(George Orwell) The Lion, the Witch and the Wardrobe(C.S. Lewis) The Chung Kuo Series(David Wingrove) × Something Wicked this Way Comes(Ray Bradbury)★ Alice in Wonderland(Lewis Carroll) ★ The Door into Summer(Robert A. Heinlein)★ Harpist in the Wind(Patricia McKillip)★ The Hyperion Cantos(Dan Simmons)
<持ってる> Flowers for Algernon(Daniel Keyes) The Discworld Series(Terry Pratchett)1冊目だけ Replay(Ken Grimwood) <リプレイ Bridge of Birds(Barry Hughart) <鳥姫伝 The Once and Future King(T.H. White) <永遠の王(創元推理文庫) Watership Down(Richard Adams) A Wizard of Earthsea(Ursula Le Guin)
●読書中:『虹の家のアリス:本格ミステリ・マスターズ』(加納朋子) >3話目読了:猫の家のアリス う〜ん、どういうのか大体雰囲気が分かってきた。まったりしてて、ミステリというより読み物って感じ。最初から最後までまったり、ゆったり、ゆらゆら、ほわほわ。・・・ストーリーは悪くないし、「本格」とはちょっと違う気がするけど、こういうミステリもありかなと思う。けど、キャラが気に入らない。語り手のオッサン、まったりしすぎだっつーの!こういうダメ系のキャラって、ダメはダメなりにキッチリ筋が通ってないと嫌なのよ私(・・・だからミルキ・ゾルディックとかハウエル・ジェンキンスはOK)。お子さんいるんでしょ!それなりに修羅場くぐってきてるんでしょ!襟首掴んで揺さぶってやりたくなるじゃないの。ふらふらしてはるか年下の小娘にリードされてないで、もっとしっかりしたらどうなの。そのくせやたらかっこつけだしっ。この人、何? その小娘は小娘で嫌。「牢の家のアリス」だって、危なそうな夫婦をそそのかして事件を起こしたなんてシラッとしてよく自分で言うよね、安梨沙。ヤな女〜っ!ふざけんな。・・・って、読みながらイライラしてる私も阿呆みたいだ。こういう本は普段ならすぐに読むのを止めるのだけど、これは「本格ミステリ・マスターズ」という叢書なので、一応最後までちゃんと読みたいかも。まぁ、加納朋子がこういう作風だとなんとなく分かってきただけでも、読んだ甲斐があったと思おう。
●読書中:The Two Towers(J. R. R. Tolkien)@8章
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2003年01月21日(火) ■ |
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洋書バーゲンセール@紀伊国屋(新宿南店) |
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▲洋書バーゲンセール@紀伊国屋(新宿南店) 日付:2/20(木)〜2/24(月) 時間:10:00〜20:00 *最終日は18:00迄 会場: 新宿タカシマヤ 10F催事場
マス・マーケット・ペーパーバック(\400均一) 辞書 ノンフィクション 絵本・児童書 インテリア ファッション 料理書 人文・社会書等の専門書 超特価ヴィジュアル書\1,000均一コーナー 超特価カレンダーコーナー etc ----------------------------------- えぇ〜っ、短い!いつも7日間なのに、今回は5日間に短縮されている・・・。今の時期は東京のあちこちで洋書バーゲンをやっているけど、私は紀伊国屋ひとすじだったのにな〜。 *他の洋書バーゲン情報は【お気楽ペーパーバックの楽しみ】の洋書関連情報カレンダーへGo!
●読書中:The Two Towers(J. R. R. Tolkien)@6章 じーさん復活ッ!!モリアの坑道から谷底へ落ちた後の話って、こんなに迫力があったのか!地の底で、まだ戦いつづけるバルログとじーさん。We fought far under the living earthとかbeyond light and knowledgeとか・・・。 あとその少し前、レゴラスがメリピピの行動を推理するセリフが面白かった。手足を縛られていた縄を切って、そしてBeing pleased with his skill, he then sat down and quietly ate some waybread! That at least is enough to show that he was a hobbit,・・・このシーンは電車の中で読んでて吹いてしまった。ここ、映画でもあるといいなぁ。
●読書中:『虹の家のアリス:本格ミステリ・マスターズ』(加納朋子) >2話目読了:牢の家のアリス 短編集は気楽で良いやね。これも1話目と同じで、事件そのものはたいしたことない。でもルイス・キャロルの「アリス」とリンクさせているのは良かった。誘拐された赤ちゃんを「牢の家のアリス」と表現するのはなかなか面白い発想だ。そういえば、1作目の「虹の家のアリス」もハッキリは書いてなかったけど、そういう話だっような・・・。
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2003年01月20日(月) ■ |
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The Two Towers @3章 |
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週刊ジャンプを読む。 「ジョジョ」おぉお〜っ、承ちゃんが!(承太郎さんずっと眠り姫だったから、うちでは「じょうちゃん」と呼ばれている。^^;) 「ハンター」キルアの妹と思われていたゾルディック家の「カルトちゃん」が、実は男だったらしいことが発覚。「僕の"絶"、ヘタだった?」 ・・・・ってことは何、ゾルディック家は男ばっかり5人兄弟? いや、5人目はまだ出てきてない。イルミ→ミルキ→キルア→○ル○→カルトということで、「アルカ」という説が有力らしいが・・・どうせなら5人目も男がいいなぁ。ところでサ、「スレンダーな体型のミルキが見たい」と思うのは私だけじゃないよね? 絶対イルミよりいけてると思うんだけど!
●読書中:The Two Towers(J. R. R. Tolkien)@3章 FotRから少し間が空いたのでどうかなと不安だったが、全然平気だった!読み始めたと思ったら、あっという間に3章でメリピピがオーク軍団から逃亡・・・ええっ、こんなに早く逃亡するんだったか!? 前回はここに来るまでにもっと時間がかかったということか。 真っ青になりながらもジョークを飛ばすメリピピも、アラゴルン・レゴラス・ギムリの追跡組トリオもナイスだ!でも王さまなアラゴルンは偉そうすぎて別人みたい。喋り方がそれらしく大仰なんだよねー。 あと、lembas(エルフの携帯食)が気になった。美味しそう!TTTの後半Book4で、フロドとサムがこればっかり食べてたのは覚えていたけど、前半Book3でもみんな食べてるじゃない!追跡組トリオが走りながら食べたり、メリピピもポケットに入ったままだった割れたのを食べたりしてるし。これってどういう食べ物?TokyoWalkerのおまけDVDでは'lembas bread'と呼ばれてて、ショートブレッドの塊のようだったが。
●読書中:Artemis Fowl: The Arctic Incident(Eoin Colfer) 『アルテミス・ファウル―妖精の身代金』の続編。私が持ってるのはHCじゃなく、左の表紙のトレードPB。4月に普通のPBが出るらしいのでその前に読みたいなと。表紙の右上と左下の茶色いシミ、汚れてるのかと思ったらそういう装丁だった(^^; この話では、主人公のアルテミス・ファウルは13歳になっていて、妖精たちに「ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト以来の天才」と言われているのだそうだ。父親が帰ってきて、どうのこうのと・・・さてさて、TTTと平行して読んでいけるかな?
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2003年01月19日(日) ■ |
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The Mennyms(Sylvia Waugh)読了 |
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●読了:The Mennyms(Sylvia Waugh) ≫感想はこちら! メニム一家の物語(1)読了。おもしろかった!最初は子供たちの見分けがつかなくて「??」だったが、慣れたらどんどん面白くなった。Applebyみたいな感情にムラのある女の子ってどうも親近感を覚えてしまう(爆)ずっと大人になれない、永遠に思春期のままってどんなだろう・・・。 真剣この上ないんだけど、どこかうそ臭かった「家族ごっこ」が、話が進むに連れて「ごっこ」じゃなくなっていく感じがした。そうか〜、Applebyがイライラの塊だったのは、あるべきものがそばに無かったからか。 アマゾンから届いたらすぐ続きを読もう・・・。
●次の本:The Two Towers(J. R. R. Tolkien)@1章 トップの表紙はアルテミス・ファウル2巻になっているけど、メインはこちら。あっちで延々と指輪台風が吹き荒れ中なので、私もやっぱり巻き込まれることにした(笑)瀬田訳が頑張ってて正確なのは認めるけど、やっぱり指輪は原文で読まなきゃ・・・破壊力抜群の美文はさすがトールキン!原文と両方読んで、それでも翻訳の方が好きなんて人いるのかね。 さて、1章、ボロミアの死。映画FotRの最後は本当によく出来てた!TTTの冒頭を織り混ぜて盛り上げつつ、最後の最後・ENDはちゃんと本のFotRと同じ所(サムがフロドを追いかけて、溺れかけるシーン)で終わっているという。
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2003年01月18日(土) ■ |
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虹の家のアリス(加納朋子) |
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休日出勤。いつもと違うことをすると疲れ方が違うようで、家に帰った途端夜中近くまで4時間も寝てしまった。今日はこのまま爆睡だ。
●買った本 ¥1300 『アバラット』(クライヴ・バーカー) 例の気になってた本、妹も読みたいと言うので折半で買った。2600円は出す気にならんが、1300円ならいいかな。紀伊国屋(新宿南店)に2200円位でトレードPBも売ってた・・あれなら買っても良かったかも。 内容はアマゾンに紹介があるのでそちらを参照。この本はどうやら現実世界(アメリカ中西部ミネソタの田舎町チキンタウン)で話が始まって、アバラットという世界に行く話らしい。『オズ』とか『十二国記』と同じ設定だね。主人公が「キャンディ」。キャンディか・・・(^^;
●読書中:『虹の家のアリス:本格ミステリ・マスターズ』(加納朋子) 収録作品≫虹の家のアリス 牢の家のアリス 猫の家のアリス 幻の家のアリス 鏡の家のアリス 夢の家のアリス ミステリ短編集、初めて読む作家の本。加納朋子はよく書店で『ななつのこ』や『掌の中の小鳥』なんかを見かけては気になっていた人で、どうせなら新しい本が良いかなと思って買った本。私は本当はミステリはガチガチの本格が好きなのだけど、この人はゆるそうな所が面白そうだなと。読んでみたら、予想通りにゆるゆるだった。1話目なんて、殆どミステリじゃないし。
第1話:虹の家のアリス なるほど、「珊瑚の会」「苺の会」「虹の会」「おやつママ」ね。誰が犯人かなんてミセス・ハートの話の途中ですぐに予想がついてしまったけど、奥さま方の丁丁発止な会話(でも仲が良い)がリアルでよかった。
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2003年01月17日(金) ■ |
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TokyoWalkerおまけDVD |
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●TokyoWalker1/21号(今週号)のおまけDVD 『「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」本編より先出しスペシャル映像DVD』、さっきようやく見られた。本当だ、先出し映像は字幕なし。やたっ!(≧▽≦)きゃ〜ぁ!そうよ、映画館でも字幕なんぞ無しで公開してくれ!(・・・字幕は、だいたい有り難いんだけど、時々すごく邪魔なことがある。LotRはストーリーが分かっているので、ない方がうれしい。) 細切れのクリップ映像を見てて、どの場面か分からなかったのが一つあった。フロドとサムが人間と相対してて、フロドがそいつに剣を突きつけられるシーン・・・あれ、何?(爆)他は全部わかったんだけど。レンバスを食べるシーンの会話とか〜、猿マン(いいねコレ)も衝撃的だった。エオウィンがかっこよかった。特にアラゴルンと立合うシーン!( ̄∀ ̄)フフフフ
●読書中:The Mennyms(Sylvia Waugh)@15章 アルバートくん(手紙の文面が幼い気がする・・・なんとなく「くん」て感じだ!)から2通目の手紙が来てMore Problemsで、その対策を色々。人形たちのやりとりが面白い。でも、大きなお屋敷に等身大の人形が11体もあったら、動かなくたってかなり驚くよ。
ちょっと気になったので書いておく。この本が(英米の批評等で)よく「メアリー・ノートンの小人シリーズに連なる・・・」と言われるのは、内容以前にタイトルがあからさまにパクリだからだな。1巻がこうで、Afieldとin the Wildernessって同じだし。これじゃ、シリーズが始まった時比べられたのは無理もない・・・。メニムが5巻でストップしているのも、きっと小人シリーズが全5冊だからじゃ? 小人5巻の『〜新しい家』というのも内容的に結構ポイントかもしれない、なんて思ってるのだけど、どうなぁ。
<メニム> 1巻:The Mennyms ブロックルハースト・グローブの謎の屋敷 2巻:Mennyms in the Wilderness 荒野のコーマス屋敷 3巻:Mennyms Under Siege 屋敷の中のとらわれびと 4巻:Mennyms Alone 北岸通りの骨董屋 5巻:Mennyms Alive 丘の上の牧師館
<小人> 1巻:The Borrowers 床下の小人たち 2巻:The Borrowers Afield 野に出た小人たち 3巻:The Borrowers Afloat 川をくだる小人たち 4巻:The Borrowers Aloft 空をとぶ小人たち 5巻:The Borrowers Avenged 小人たちの新しい家
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2003年01月16日(木) ■ |
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ハリー・ポッター第5巻、6月21日に発売 |
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●「ハリー・ポッター」第5巻、英米などで6月21日に発売 新作は、全38章・25万5千語という、児童書としては極めて異例のボリュームで、第4巻を約3割上回る大長編になるという。
「5巻は4巻より短くなる」という噂はどこへ消えたの?今回も随分長そう・・・だからこんなに遅くなったんだね、きっと。1000ページ越すかな。(^^; 英米同時発売ということは、UK&US版同時ということだよね。UK版はアマゾンジャパンでももう予約できる。どうしようかなぁ・・・。 【UK版(Bloomsbury)】¥2,279 【US版(Scholastic)】¥未定 【News&Gossip@Bloomsbury】本文が少しだけ載ってます↓ 『Harry Potter and the Order of the Phoenix』(イギリス版)は、こんなふうに始まります―― "The hottest day of the summer so far was drawing to a close and a drowsy silence lay over the large, square houses of Privet Drive ..." そしてとうとう、ハリーの「過去」の秘密が明らかに! ダンブルドア校長は、ハリーにこう打ち明けます…。 "It is time for me to tell you what I should have told you five years ago, Harry. Please sit down. I am going to tell you everything..." 明かされる秘密とは何なのか、そしてヴォルデモードとの対決は!?
●読書中:The Mennyms(Sylvia Waugh)@11章(全39章中) メニム一家の家族構成は、両親、祖父母、10代の娘と双子、6歳の双子、赤ちゃん、友達のMiss. Quigleyの11人? 子供たちがちまちま多くて混乱気味なので、書き出してみた。間違ってる所もあるかも。翻訳本に人物紹介がついているかな?ちょっと図書館に行って見てこよう。
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2003年01月15日(水) ■ |
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メニム一家の物語(1) |
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●読書中:The Mennyms(Sylvia Waugh) ≫『ブロックルハースト・グローブの謎の屋敷:メニム一家の物語(1)』 <内容> ブロックルハースト・グローブは、郊外によくある市場横町の、ちょうど上手にあたるところの住宅街。どの屋敷も大きな一戸建てで、生け垣でしっかりと囲われた庭がついていた。メニム一家の住む5番地が、ちょうど真ん中にあるのだが、この家族についてのことは、近所でもほとんど知られていない。メニム一家は、血と肉でできた人間ではなかった。家族全員が等身大の布の人形という、愛すべき一家だったのだ。しかも、生きている! 40年間、平和に続いてきた魔法の世界が、突然舞いこんだ一通の手紙によって、重大な危機にさらされた。家族の愛と絆をユーモア豊かに描く、感動の秀作!!(翻訳本は在庫切れで入手不可)
6章の途中まで読んだ。人間となるべく接触しないために交通機関はなるべく使わないとか、ネズミにかじられて足が壊れたとか、壊れた足をセロテープで臨時に補修してなんとか家に帰ったとか、でも歩き方が変なので周囲に注目されて困ったとか、もうすごすぎ。大変、大変!(゚o゚; 作者のシルヴィア・ウォー氏は退職した元英語教師なのだとかで、文章が凝ってて難しいという噂を聞いたけど、読んでみたら全然平気だった。スッキリしててキレイなイギリス英語だと思うな。読みやすいよ? 最初の12ページまでで辞書で調べた単語はdeem google pliable kapok seamstress dormantの6つだけだし(初めて読む作家にしては、これはかなり少ない方)。200ページちょっととわりと短い話なので、しっかり読めたらいいなと思っている。
●Winter Rose(Patricia A. McKillip) ≫感想はこちら! やっぱり、気に入った本のレビューは気合が入るね。(^^;ハハ 新年早々なんだけど、この本は今年のベスト10に入るかもしれない、くらい気に入った。『九年目の魔法』が好きな方は、こちらもぜひ。 タム・リンをモチーフにした本は、この2冊以外にも色々ある。Tam Lin(Pamela Dean)はタイトルそのままだけど、Red Shift (Alan Garner)とかThe Books of Great Alta(Jane Yolen)もそうらしい。色々読んでみたいな〜。
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2003年01月14日(火) ■ |
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Winter Rose(Patricia A. McKillip)読了! |
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今日は平日なのに珍しく家族で外食をした。初めて入った近所の「欧風料理店」で。欧風料理って何だょ・・・と思ったら、要するに「何でもあり」でした。
●読了:Winter Rose(Patricia A. McKillip) ああ、面白かったー!装飾が多くて、きらびやかで、とても上品な、森と風と季節の移り変わりの描写。頭のてっぺんから足先までどっぷり浸って読めて幸せだったー。ストーリーは、一言で言うと「甘ったるい恋物語」・・・? 筋を書くとそうなると思う・・・(笑) 紹介&感想は、また後ほど改めて。
それで、バラッドの『タム・リン』が気になって、いくつかのバージョンをザッと読んでみた。内容は(絵本で読んだので)知ってるけど、原文をちゃんと読んだ(見た)のは初めてだったかも。 【Versions of Tam Lin】
表紙のフル画像を発見≫ここ(Kinuko Craftでイメージ検索すると出てくる)。
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2003年01月13日(月) ■ |
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Winter Rose(Patricia A. McKillip)@20章 |
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今日は一日ボーっとお休みモード。 昼間は『英国妖異譚』1〜4巻を再読してみた。つか、読み始めると止まらないんだよねこれ・・・。ストーリーよりも、キャラ萌えでツボ押される感じ。私の中では、ごとうしのぶとか同じような感覚で・・・シモンが(ユウリを)早くナントカしてしまえば収まりがいいのにさ、とか思いながら読むのがすごく楽しいのだな。
●読書中:Winter Rose(Patricia A. McKillip)@20章 <ドイツ版の表紙!マキリップの本はAmazon.deでも星がたくさん〜。 マキリップの本を読んでると、ついページ数を忘れてしまう。1日○ページ読まなきゃ、なんて目標なぞどこかに吹っ飛んで、いつの間にかゆっくりと文章に浸っている自分がいる(^m^;
残り60ページ。ストーリーはけっこう起伏がある。まず、Corbetが「あちら側」に帰ってしまったので、現実世界では行方不明になる。Corbetを愛し始めていたLaurelが心配のあまりオフェーリアしてしまって、長い冬を窓の外を眺めてぼんやり過ごすようになる。それを見ていたRoisが、大切な2人CorbetとLaurelを失わないためには、どうしたら良いかと・・・ とまぁ、ストーリー上は結構色々あるけど、それよりなにより、文章の表現、描写がずっとキラキラキラキラ光ったままなのがすごい!(^^;テンションが高い・・・というより、視点が独特なのだな。妖精フィルターで見てる感じ?Roisも人間よりも妖精に近いようなところがあるしね。
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2003年01月12日(日) ■ |
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終わりなきドルイドの誓約(篠原美季)読了 |
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悔しかったので日記に書いてみる。新宿の紀伊国屋にでも行こうと思ってたのに、行く用意を始めた途端に下腹が痛くて痛くて(病気とか風邪とかじゃないです)・・・くそッ!なんてタイミングの悪い。こういうときは薬を飲んで、熱い風呂に入って、不貞寝に限る! ・・・で。いつものことだが、何故かピッタリ3時間後に何事も無かったかのようにスッキリ目が覚めたので、それから地元の書店へ。新宿はまた今度。
●買った本 和書¥693 『終わりなきドルイドの誓約―英国妖異譚(4)』(篠原美季) ≫感想はこちら! この本は10月発売だったらしい。今までの発行ペースがだいたい半年に一度だったから、そろそろかなと思って調べたらとっくに出ていたという・・・(^^; このシリーズって、どんどん妖怪じみてきてるよ〜。シリーズの最初の方は、話のベースがちゃんと「こっち」にあったのに、主人公のユウリが「あっち」に近づくにつれてベースがどんどん向こうにずれて来ている感じ。まぁユウリはシモンがいれば大丈夫だろうけど、話の雰囲気が変わってきてる気がする・・・つか、アシュレイを何とかしてください(笑) シモンが日本語を勉強してるとか、日本に行ってみたいとか言ってたから、そのうち日本篇があるかも? 噂に聞くユウリの従兄弟とシモンの対決(?)とか・・・というより、シモンとアシュレイと従兄弟殿の三すくみってことで!
地元書店に『初版 金枝篇(上)』(フレイザー)ちくま学芸文庫もあったので、立ち読みしてみた。でも5行目でもう目が泳いじゃったから、ダメだと諦めて買わずに帰ってきた。どうせ積読になるなら、600円のでいいや。
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2003年01月11日(土) ■ |
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日暮らし(宮部みゆき) |
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▲更新 ハーボットに新しいゲームが出来た模様。『ハーボカード#1』、トランプの神経衰弱の変形みたいなゲームです。お暇な時にでも、一度遊んでやってください。「それ、ちがう」「わすれっぽい?」「まだまだ」とか言われながら、私もなんとかクリア。(^^; 「#1」ということは「#2」があるわけで、このラインでいくつかバリエーションが出る予定だそうです。
▲「日暮らし」(宮部みゆき) 雑誌・小説現代に、先日読んだばかりの『ぼんくら』の続きが連載していると聞いて、図書館でそこだけコピーしてきた。隔月連載らしく、第1回=2002年11月号、第2回=2003年1月号(最新号)の2回分。次の第3回は2003年4月号だそうだ。 話は、幸兵衛長屋に移ったお徳の煮売り屋(=惣菜屋)で、常連客が自分は高級料理屋の料理人だと語るシーンから始まる。そしてその前日、お徳の店の前を手をつないだ弓之助とおでこの三太郎が通りかかり、これから佐吉(鉄瓶長屋の差配人だった若者)を訪ねるところだといった。ところが、佐吉は・・・。
内容は完全に『ぼんくら』の続き。納得がいかなかった結末にもろツッコミが入ってて大喜び(笑)そうよね〜、あれはちょっと・・・だったもんね〜。お馴染みのキャラがそのまま出てくる。お気に入りの弓之助は相変わらず美貌が冴えまくりだし、平四郎のドド〜ンとかまえた所(笑)も、お徳のお節介も相変わらずだ。・・・ところで、12歳って普通、手をつないでルンルン歩いたりするものだっけ?12って数え年か?
●読書中:Winter Rose(Patricia A. McKillip)@15章 半分道中。この本はちいさな村と森の中だけが舞台になっている。登場人物も少なくて、重要なのはせいぜい5、6人。「イルスの竪琴」は大陸的な広がりがすごかったけど、これは・・・あるひとつの木の前でじ〜っと、緑だった葉が紅葉して、落ちて、雪に埋もれていくのを見ているような感じって分かる? 自分は変わっていなくて、足も一歩も動いていないのに、周りが変わっていく感じ。話に乗ってるので難しいとは思わないが、装飾が多くて幻想的なのでストーリーが掴み難い・・・って、そこが楽しいわけだけど。 あ、表紙の女の人は、主人公の敵にあたる人だと思う。「あちら側」の親玉ってわけね・・・食事中にCorbetの持ってきたワインを飲んだら、Corbetの座った椅子の後ろにその女の人(多分)が現われたりして。
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2003年01月10日(金) ■ |
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家の中では、とばないで!(ベティー・ブロック)読了 |
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●読了:家の中では、とばないで!(ベティー・ブロック) 原書≫No Flying in the House (Betty Brock) ≪内容≫ アナベルは、深いわけがあってふつうの女の子として育てられていましたが、実は空も飛べる妖精でした。アナベルの生いたちに隠された秘密とは?アナベルの前に突然あらわれた金色の猫は何者? 81年学研刊「おしゃべりのできる小イヌ」を全面改訳、挿絵も新たにしたもの。
【由良さん】の感想を見て知った本。子供向けのファンタジーテイスト(あくまでテイスト)の物語、かわいい本だった。大人の目で見ると多少気になるところはあるが・・・アナベルっていい子すぎない?とか、グローリアや金色の猫のキャラクターにもうちょっと厚みがあるともっとよかったなとか、バンコート夫人の動物のおもちゃコレクションのシーンはもっと何かが起きてもよかったなぁとか、妖精でいながら両親を取り戻すのが本当のハッピーエンドじゃないのか?とか、金色の猫=「敵」という単純な片付け方はどうなの、とか。でも設定がとってもユニークだし、ストーリーもちゃんとまとまってオチもついていたし(こんな短い話なのに、ちゃんと驚いて感動できた)、まだその先に続きがありそうな終わり方もなかなか良し!こういう本は、英語で会話や文のリズムを楽しみながら読んだらもっと楽しいのかも。読んでみてよかったです。
▲洋書系アンケートリンク ・アンケート ≪【英語で読書】 ・洋書アンケート ≪【Sachi's Booksurfing】 ・あなたならどっち? ≪【お気楽ペーパーバックの楽しみ】
●読書中:Winter Rose(Patricia A. McKillip)@12章 季節が冬に向かうにつれて、どんどんきな臭くなっている(でも綺麗で美しい)。
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2003年01月09日(木) ■ |
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Winter Rose(Patricia A. McKillip)@9章 |
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今週号のWジャンプを今ごろ読んでみた。妹が「今週のハンター、めちゃくちゃイイよ!」というから何かと思ったら、3ページ目にジンが!!ぺらりとページをめくった途端「おおぉおおおおぉ〜〜〜っ!!!きゃ〜〜っ!!」とか叫んでしまった(マジです)。ジンがちゃんと喋ったのって初めてだよね〜。・・・て、私たちはいつのまにジンのファンに?(^^; レイザーのチンビラのような昔の姿にも驚いたけど!
●読書中:Winter Rose(Patricia A. McKillip)@9章 う〜ん、美しい映像。キラキラ、キラキラキラ(笑) Roisは、Corbet Lynnが気になりつつ、彼が背負っている異世界を怖がっているらしい。その異世界を知りたいけれど、同時に怖くてたまらない。Corbetは「バターミルク色の馬に乗ってやってきた」と村では言われているが、Roisはそれより前にCorbetが森で輝く光の中からすうっと現われたのを見ている。頻繁に出てくるcurse(呪い)って言葉は、タム・リン風に考えれば何となく分かるんだけど・・・Corbetが優しいんだか冷たいんだか分からないのは、やっぱり計算してるからかな。8章あたりから姉LaurelとCorbetが妙な具合に・・・Laurelには幼馴なじみの婚約者がいるのに、Corbetが気になるらしくてあからさまに様子が変。でも、その変な様子をCorbetのフルート演奏と、それに対するLaurelの反応で描くっていうのはスゴイかも。雰囲気ある〜。
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2003年01月08日(水) ■ |
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あやし―怪(宮部みゆき)読了 |
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●読了:『あやし―怪』(宮部みゆき) 収録作品≫居眠り心中 / 影牢 / 布団部屋 / 梅の雨降る / 安達家の鬼 / 女の首 / 時雨鬼 / 灰神楽 / 蜆塚 宮部みゆきの時代小説を集めて感想ページ作ろうかなぁ。1ヶ所にまとまってないと探すのが面倒だ。 ええと、この本は、江戸時代を舞台にした短編ホラー小説集。『居眠り心中』『布団部屋』『安達家の鬼』『女の首』『灰神楽』『蜆塚』の6作は生きている人間以外の「何か」の話。霊・鬼・妖怪の類が目に見える事件を引き起こして、それに遭遇してしまった人たちの話。『影牢』『梅の雨降る』『時雨鬼』は「人の心の中の鬼」の話。一番救われないエンディングだったのは『影牢』、これは怖い!というか、イヤ! 逆にほのぼのして後味が悪くなかったのは『安達家の鬼』と『女の首』。この3つが印象に残った。
●読書中:Winter Rose(Patricia A. McKillip) 日本語の詳しい内容紹介&レビューを発見。【Babel’s Lot】日本語ではこのページが一番詳しくて分かりやすいんじゃないかな。 今、5章(全24章中)。映像がとてもキレイだ。Roisが夢見がちな女の子で、しかも野猿(笑)。野山を裸足で駆け回るのが大好き。森の奥深くに分け入って歩き回り、秘密の井戸で水を飲んだり、野の花やベリーを山ほど摘んだり、「毒キノコで私を殺す気!?」と言われるほど沢山の種類のキノコを収穫して帰ったりする。ある日の午後、ご機嫌で裸足で森を歩いていたRoisが、完璧な円形に生えたキノコの群れを見つけて、Of course I stepped into it; what else can you do? ・・・って、そんな感じ。こういう乙女っぽい話は好き嫌いが激しそうだけど、私は好きだぞ。ちなみに季節は、夏の盛りに始まって、5章では秋になった所。これから冬になって何かが起こって、翌春で終わるらしい。
▲DWJ in Cambridge World Book Dayのイベントの時の写真があります(小さいけど)。いいな〜ぁ、私もそこに混ざりたい。
●ファンタジー小説ファン度調査(改訂版) 合計300冊中38冊(基準: 最後まで読んだことのある本に限る) 不思議の国のアリス / ルイス・キャロル 《指輪物語》 / トールキン 《イルスの竪琴》 / パトリシア・マキリップ 星の王子さま / サン=テグジュペリ 《ハリー・ポッターと賢者の石》 / J・K・ローリング 《ナルニア国ものがたり》 / C・S・ルイス 《空中の城》(ex.魔法使いハウルと火の悪魔) / ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 《ライラの冒険》(ex.黄金の羅針盤) / フィリップ・プルマン 《ピーターラビット》 / ビアトリクス・ポター 森は生きている / サムイル・ヤコヴレヴィチ・マルシャーク ピーター・パン / ジェイムズ・バリ 《オズの魔法使い》 / ライマー・フランク・ボーム エルマーのぼうけん / ガネット トムは真夜中の庭で / フィリッパ・ピアス ガリヴァ旅行記 / ジョナサン・スウィフト 空飛ぶベッドと魔法のほうき / メアリー・ノートン 《メアリー・ポピンズ》 / パメラ・トラヴァース 長くつ下のピッピ / アストリッド・リンドグレーン 床下の小人たち / メアリー・ノートン はてしない物語 / ミヒャエル・エンデ 雪の女王 / ハンス・クリスチャン・アンデルセン モモ / ミヒャエル・エンデ 《ムーミン》 / トーベ・ヤンソン 《ドリトル先生物語》 / ヒュー・ロフティング 地底旅行 / ジュール・ヴェルヌ クマのプーさん / ミルン かいじゅうたちのいるところ / モーリス・センダック 小さなスプーンおばさん / アルフ・プリョイセン ローワンと魔法の地図 / エミリー・ロッダ 時の旅人 / アリスン・アトリー レイチェルと滅びの呪文 / クリフ・マクニッシュ 魔女ジェニファーとわたし / カニグズバーグ 魔法使いの卵 / ダイアナ・ヘンドリー 九年目の魔法 / ダイアナ・ウィン・ジョーンズ とんでもない月曜日 / ジョーン・エイキン 銀のキス / アネット・カーティス・クラウス 何かが道をやってくる / レイ・ブラッドベリ マラカンドラ / C・S・ルイス
<票外・途中までor一部読んだ本> かもめのジョナサン / リチャード・バック 最後のユニコーン / ピーター・ソーヤー・ビーグル 心地よく秘密めいたところ / ピーター・ソーヤー・ビーグル 飛ぶ教室 / エーリッヒ・ケストナ ピノッキオの冒険 / カルロ・コッローディ 鏡の中の鏡 / ミヒャエル・エンデ 《ダレン・シャン》 / ダレン・シャン タマスターラー / タニス・リー 封神演義 光と闇の姉妹 / ジェイン・ヨーレン りんご畑のマーティン・ピピン / エリナー・ファージョン 永遠の王 / T・H・ホワイト リトル・カントリー / チャールズ・デ・リント 幽霊の恋人たち / アン・ローレンス
私は基本的にオールジャンルな奴なので、こういう今流行りの「○○度調査」というのはやってみるとだいたいどれも中途半端な結果になる。(^^; でもこのリストは児童書がかなり入っていて、選書基準が好みに合ってるかもと思ったので、日記にも載せておくことにした。この『ファンタジー小説ファン度調査』は、改訂前にたしかハリーポッターが入ってないのを見てやる気をなくして放っておいた気が・・・。あれ?入ってるな。まぁともかく、改訂版だそうなので行ってみた。 票に入ってない途中までor一部読んだ本は、チャールズ・デ・リントの『リトル・カントリー』だけは女キャラのあまりの女々しさに気分が悪くなって読むのを止めた記憶があるけど、それ以外は「何となく・・・」。
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2003年01月07日(火) ■ |
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あやし―怪(宮部みゆき) @3話目 |
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仕事始め。今日も黄色い電車に乗って○ヶ谷です。つ、疲れた・・・。Winter Rose(Patricia A. McKillip)は行き帰りにぼちぼち読んで、今3章。いつもより電車に乗ってる時間が短いので、あまり進まないのだー。
●読書中:『あやし―怪』(宮部みゆき) 今、3話目を読み中。江戸のあちこちを舞台にした短編集で、怖い話、人の心の闇を描いた奇談集らしい。こういう話は現代が舞台だとリアルすぎて嫌になってしまうけど、江戸時代が舞台になっているせいでクッションがあって読みやすい。怖いことに変わりないけどね・・・。この本は、主人公は下層の人が多いようだ。昨日読んだ『ぼんくら』は八丁堀の旦那が主人公だったし、『あかんべえ』もお店の(奉公人ではなくて)主人一家が主役で、ストーリーが面白かった。それと比べると、こちらは感情に訴えるインパクト勝負って感じ?
>『居眠り心中』 とある貧乏な家の三男・銀次が語り手。14才で入った初めての奉公先で、恐ろしい出来事に合う。銀次が世話になる口入屋の親父さんがナイス。決して緩めてはいけない箍、か。なるほどね。
>『影牢』 怖っ! 怖い怖い怖い!うわ〜〜ん!ひとりで怖がってるのが癪だから、この話は家族にも読ませてやる!!
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2003年01月06日(月) ■ |
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ぼんくら(宮部みゆき)読了 |
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●読了:ぼんくら(宮部みゆき) <内容> おなじみ江戸・深川の、ある長屋を舞台にした連作短編集。バラバラと思われた事件が、全体で一つの話に繋がっていくという筋。奉行所きっての怠けもの同心・井筒平四郎と、その甥の超美形少年・弓之助が、大商人の湊屋総右衛門の17年に及ぶ遠大な計画を暴いていく。 それまで何事もなかった平和な長屋に、ある夜、寝たきりの父親を持つ兄妹の家に殺し屋が押し入り兄を殺害するという事件が起こる。これを皮切りに、次々と店子たちに不幸が襲いかかり、順番に長屋を離れていく。長屋の大家である湊屋が店子をこっそりと追い出そうとしているという企みに井筒が気づき、仲間の岡っ引きらの手を借りて真相を究明する。江戸時代の長屋の支配構造や、風俗、警察権のあり方などが細部まで検証されている。500ページを超える大作だが、軽快な言い回しと巧みな舞台展開により一気に読み進むことができる。最後はおおかたの読者の期待を裏切って…。殺し屋/博打うち/通い番頭/ひさぐ女/拝む男/長い影/幽霊 を収録。
<感想> おもしろかった。読む読むといいつつ何日も1行も読まずに放ってあったのに、一度本を開いたら最後まで一気に読まされてしまった! 深町にある鉄瓶長屋を舞台にした事件を描いた連作短編だが、キャラクターがずっと同じなのでこれは長編だなと思いながら読んだ。最後の結末が私的にいまいちスッキリしなかったせいで、『あかんべえ』程は気に入らなかったけど、キャラクターはこっちのほうが良い。おもしろい人が沢山! 主人公の平四郎は自称「怠け者」で、陰謀とは無縁の太平楽なお人柄。後半に登場する12歳の甥っ子・弓之助は、子供のいない井筒家に養子候補として遊び(顔見せ)にやって来るというわけ。弓之助は抜群に頭が良い上に、「実にべらぼうな美形」で「人形のようにきれいな顔形の子供でございますからね。こういう子供は、本当にたやすく人の道を踏み外してしまうものです。特に男の子でございますからなおさら危のうございます。うかつに町場に置いておくよりは、町方役人の堅い勤めを与えて、しっかりと八丁堀に根付かせてやったほうが、いずれ幸せでございますよ」などと言われてしまう少年。これ、わかるなぁ(笑)男女問わず、目が覚めるような美人って確かにいるよね〜。 この「叔父上」と「弓之助」が微妙なチームワークを張りつつ、鉄瓶長屋に張り巡らされた陰謀を暴いていくと。岡っ引きの手下の少年おでこや、鉄瓶長屋に住む人々もかなり詳しく活写されていて、自然に長屋の様子が浮かんでくる。・・・ただ、結末がな〜。たしかに話の始末としてはこれが一番八方おさまりが良いのは分かるけど、陰謀の主に一矢報いずに終わったのは、ちょっと癪だなぁと。 ◆小説現代に「ぼんくら」シリーズの続編『日暮らし』が連載中◆
●読書中:Winter Rose(Patricia A. McKillip) このタイトルだから冬に読みたいなぁと思って取ってあった本(と言えば聞こえはいいが)。Roseだから花コレクション本でもあったり。あ〜、Kinuko Y. Craftの表紙がきれい!何度みても見飽きない〜。この本って、表紙の紙質が良くて装丁も素敵。『九年目の魔法』と同じく、タム・リンをモチーフにした未翻訳ファンタジー。この本の「リンさん」はCorbet Lynnというらしい。主人公はおてんばで裸足で森を歩き回るのが好きなRoisという女の子、その姉妹(たぶん姉だと思う)のLaurelは村人全員に好かれていて、次の春にPerrinという青年と結婚するのだそうだ。と、そんな眠たげな村へ、バターミルク色の馬に乗ってCorbet Lynnがやって(帰って)来た!? バターミルク色って・・・。(^^;
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2003年01月05日(日) ■ |
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旅の仲間 読了 |
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●読了:The Fellowship of the Ring(J.R.R. Tolkien) ああ〜、もう、面白かったっ。うわ〜ん、やっぱりこの本大好き!このシリーズのおもしろさは、もう読んで体感して!というしかない感じ。去年1/6に読み終わった時もそうだったけど、今も頭がMiddle-Earthに行っちゃって帰ってこれない!頭の中でクッキリ映像化されるのが楽しくて。このまま続けてThe Two Towersを読みたいかも・・・。映画と見比べながら読んだので、あの映画はかなり凝ったつくりだということがよくわかった。さすが指輪マニアの作品・・・DVD買っておいてよかった。 特に9人で旅に出てから先がスピード感があって最高だった(映画でもその部分をじっくり描いてあるみたいだ)。2部に入ってからの新キャラ達が、旅が進むに従ってどんどん立体的になるのが本だとよりよくわかった。全員にそれぞれ見せ場がある。2部8章のギムリがガラドリエルから髪の毛をもらうシーンは特に感動してしまった。 その前のBook1も、今回は細部までしっかり見えてきて本当に楽しかった。前回はBook1は、読むのが大変だった記憶があるんだけど、2回目だと余裕ができるね。今年の年末もこの本を読もう!
しかし、私の指輪PB、すごい貫禄・・・背表紙も表紙もボロッボロ!(^^;なのにページが取れたりしないあたりは、さすがハーパーコリンズ? 今更買い換えるのは面倒だし(印をつけたページが沢山ありすぎ)、もうしばらくこのまま行けるかな〜。
●『Northern Lights/黄金の羅針盤』オーディオ 由良さんのHPから。Real Playerが必要です。 う〜ん、これは聞き応えがありそう。長い!BBCのラジオドラマということは、これと同じものかな。ライラの声がカワイイ!dæmonの発音って「ディーモン」だったんだね〜、知らなかった!「ダイモン」って発音は、スペルから見てちょっと違うんじゃないかと思いつつ、デーモンとかダイモンとかダエモン(・・・)とか色々に読んでた。(^^; 【HIS DARK MATERIALS Arts and Drama】BBC内の関連サイトページ。クイズ、キャラクター紹介などがあります。この写真は映画と連動しているのかな??
●次の本・・・ そうか、去年はFotRの直後に有栖川有栖にハマったのか・・・。今年はどうしよう。本によっては話に入れなくて苦労しそう。明日は『ぼんくら』に集中しようかな?
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2003年01月04日(土) ■ |
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旅の仲間 @2部6章 |
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●読書中:The Fellowship of the Ring(J.R.R. Tolkien)@Book2-6章 Mines of Moriaを抜けて、Lothlorienへ。うわ〜〜、ここは山場だね〜。おもしろい〜。ピピンが井戸に石を落としたら、遥か下の方からハンマーの音が聞こえてくる所とか、Balinの墓碑と、その横に落ちてた本を解読する所・・・。そうそう、致命傷を負って死んだと思われたフロドが無傷だった場面ったら、本ではまずアラゴルンがぐったりしたフロドを拾って(お姫さま抱っこ希望<をい)駆け出して、しかる後にフロドが"I am all right. I can walk. Put me down!"って言ってるぞ。そ、そうだったのか〜。橋でBalrogとガンダルフが戦うシーンは、戻ってもう2回読んでしまった。"Fly, you fools!" <きゃあぁぁぁぁ・・・
●買った本@まん○らけ 和書3冊¥840 『疾風(かぜ)のまつりごと (1)』 (竹宮惠子)¥315 『疾風(かぜ)のまつりごと (2) 』(竹宮惠子)¥315 『Night jade―夜の翡翠』(伊藤結花理)¥210
ん〜、今年最初に買った本がマンガ3冊というのもなんだなぁ・・・。『疾風のまつりごと』は結構前に読んで好きだった不思議系のマンガ。伊藤結花理のは初めて見た本、この人は微妙な感じ(笑)が好きなのだ〜。あと、いつも通りLive館(女性向同人誌)をひやかしてたら、ダレン・シャンと指輪のコーナーが出来ていて、冊数も増えてた。ア、アラフロ・・・アラフロっすか・・・アラフロ・・・アラフロ・・・(^^;新しい言葉に出会ってビックリすると、ついしばらくじ〜っと頭の中で反芻してしまう。 ・・・アラフロ??
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2003年01月03日(金) ■ |
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朽ちてゆくまで(宮部みゆき) |
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●読書中:The Fellowship of the Ring(J.R.R. Tolkien)@Book2-4章 ここまで来たらもう先が見えてきたので、終わりまで一気に行けそう。 RivendellでThe Fellowship of the Ringを結成して、9人で指輪を滅ぼすために南へ行く旅に出る。3章で雪山で遭難しかかって、ボロミアの"This will be the death of the halflings, Gandalf"(映画にもあったセリフ)にウンウンと頷いたり、雪の上を足跡も残さず軽やかに駆けるレゴラスにニヤニヤ笑ったり、やっぱりガンダルフとアラゴルンはかっこいいなあとか思いながら、モリアの坑道へ向かうところ。
●読書中:『鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで』(宮部みゆき) 知り合いから借りたまま3ヶ月くらい忘れていた短編集、今読めば正月休み明けに返せるかなと思いたって取り出した。『朽ちてゆくまで』『燔祭』『鳩笛草』の順番で、現代を舞台にした超能力者たちの話を収録。3人とも女性だそうな。
≫『朽ちてゆくまで』読了。 未来視の話。う〜ん、面白かったけど、私こういうダークな宮部節って、あんまり好きじゃないんだよな〜。一度読みはじめてしまえば、ぐいぐい話に引き込まれるし、読んでるときは面白いんだけどね。残り2話もこういう感じだとしたら、あんまり読みたくないな。宮部みゆきは、その気になればかなり怖い話がかける人だと思うので、こういう話はなんだか地獄の淵を見た気持ちになる。それに向き合うのが嫌だ。
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2003年01月01日(水) ■ |
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銀河新年! |
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新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしく。 去年に続いて、今年もThe Fellowship of the Ring(J.R.R. Tolkien)で年を越してしまったと思うと、なにやら感慨深いものがあります。去年よりはハイペースで読めているあたりに微妙な進歩を感じたり。年末年始の恒例になったらどうしよう(^_^;
今年の読書目標は、いちおう去年達成できなかった「1年で洋書20,000ページ」、月割りで1666p、週割りで374p、日割りで54p。・・・去年けっこう良い所まで行ったし、今年もどこまでいけるか頑張ってみましょ。今のペースで行けば、25000位行けるかもしれないけど、無理はしたくないのでとりあえずね。 ・・・この読書目標は、毎年必ず数字で決めるようにしている。じっくり読むとか深く読むとかの「読み方」は本によって、気分によって自然に変わってくるものなので曖昧すぎて目標にはもの足りないが、「量」についてはこうやって具体的に決めた方がやりやすいのだ。和書は読んでさえいれば年間6、70冊は自然に行くので、引き続き新しい作家の開拓。ライトノベル方向にもっと強くなれたらいいな。今年も元気に楽しく読書!(笑)
●読書中:The Fellowship of the Ring(J.R.R. Tolkien)@Book2-1章 Rivendellとうちゃ〜く。ああ、この本はやっぱり好きだなぁ。ガンダルフの手紙が面白かった。とくに最後の"If he forgets, I shall roast him."には吹きだしてしまった。 それから、Black Ridersと川を挟んで対峙するシーン。映画ではフロドがアルウェンに抱えられていたけど、本ではちゃんと剣を抜いてBlack Ridersに「モルドールに帰れ!」なんて言い返してる!そうだったのか〜。
●原書で読もう―原書と読もう―翻訳しよう 出版翻訳ネットワーク経由で。いくつか著作権切れの作品を公開しているのだけど、原文と日本語訳を並べて、さらに原文をオンライン英和辞典と直リンクしているという凝ったつくり。『シャーロック・ホームズの冒険 1.ボヘミアの醜聞』『賢者の贈り物』ほか。
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