|
|
2002年08月31日(土) ■ |
|
独裁者の遺産/The Clan of the Cave Bear 読了 |
|
●読了:『独裁者の遺産:ダーティペア・シリーズ外伝』(高千穂遙) <内容> あの、ユリとケイが帰ってきた!?今回ふたりが派遣されたのは、惑星アムニール。かつて独裁者による恐怖政治が布かれていたが、革命によって崩壊。非情皇帝と呼ばれた独裁者は処刑され、現在は新政府が樹立されている。ふたりの任務は、圧政の崩壊後も執拗に抵抗を続ける独裁政府の残党"皇帝の息子たち"を排除することにあった。クァール族、ムギ誕生の秘密に迫る、オリジナル・ダーティペア、ルーキー時代のエピソード。
8/26の日記にも書いたように、ダーティペアはかつて大好きだったSFアクションシリーズ。赤毛のショートヘアのケイ(=あたし)とその相棒ユリのペアが、仕事で派遣された先で暴れまわるという基本設定。今回も、惑星アムニールに派遣された二人がついた途端に陰謀に巻き込まれて・・・。「とってもすてき」な少尉とやらがショックで茫然自失状態になったところに、額にレイガンを突きつけて脅したり、基地をスクラップの塊にするのは朝飯前。それでも、外伝ということで、ダーティペアシリーズの中では話の規模は比較的小さい。「クァール族のムギ」は本編でお馴染みのキャラなので、その誕生秘話が書きたかったんだろう、と読みながら思った。 <関連> ダーティペア・シリーズ1巻≫『ダーティペアの大冒険』
●読了:The Clan of the Cave Bear(Jean M. Auel) ≫感想はこちら 読了!終わったぁ〜!\(^▽^)/ヤッター 終わってみての総評は「面白かったけど、不満も多いので絶賛する気にはなれない」です。1巻の終わりは、2巻にそのまま続く怒涛の古代大河ロマンの始まり、らしい。このまま話がエイラを追って行くのだとすると、デュルクや一族とはもうお別れ?(^^;でも、一族の会合でデュルクのつれあいが決まったり、ブルンが面倒を見ることを約束したり、残していけないイザとクレブが死んだりと、しっかり「立つ鳥跡を濁さず」になっている。都合よく終わらせたという感じはするけど、小説だからこんなものだろう。2巻を読むのが楽しみ。
●読書中:Poppy:Tales from Dimwood Forest(Avi)
|
2002年08月30日(金) ■ |
|
エイラ |
|
●読書中:The Clan of the Cave Bear(Jean M. Auel) あと100ページちょっと。よかった〜、一時はどうなることかと思ったけど、終わりが見えてきたぞー! エイラが子供を生んだ。このClanの人々の「赤ちゃんはどこからきたの?」の説明、なんとかならないの〜?これ、ブラウドの子でしょ?違うの?? 生まれた途端にdeformed(奇形児だ)って、これも違うよね? 本当に昔ってこんなだったのかなぁ。 この本、目的は古代世界を俯瞰することにあるのだと思う。読んでると、世界の全体像が浮かんでくる。だけど起こる出来事(事件)や人間関係はスッパリと紋切り型で、どこかで聞いたような話ばかり。「おしん」で「醜いあひるの子」と言ったら、本当にそのままの話なのよね!(^^;
|
2002年08月29日(木) ■ |
|
洋書バーゲン/エイラ |
|
◇所用があってほぼ10年ぶりにひばりに行く。 ものすごく賑やかになってて驚いた。パルコの1Fに入ってるきくわん舎のブツがかなりいい感じだったので気に入ってしまって、延々と居座って触りまくった後でハンドバッグを買った。・・・いいかも。こういう、丁度いい大きさで可愛くてシンプルな鞄ってなかなか無いんだよね。
◆洋書バーゲン@紀伊国屋(新宿南店) 場所: 新宿南店 3階 特設会場 期間:9/12(木)〜9/25(水) 時間:10:00〜20:00(最終日は16:00まで) ペーパーバック400円均一、大判ペーパーバック700円均一ほか。今回は一応、「児童書・絵本があります」というのが売り。7月のバーゲンでは扱いがなかったからまたやってるんだろう。・・・でも洋書の児童書って、バーゲン価格でもまだアマゾンより高い場合がかなりあるから、あまりありがたみを感じない。バーゲンに出る絵本って汚いし。
●読書中:The Clan of the Cave Bear(Jean M. Auel)@17章 うん、進んでるぞ〜。今月中には読み終われそう! エイラが狩をしていたことが、Clanの「女性は狩りをしてはいけない、武器に触ってもいけない」という掟に背いているということで、大変な騒ぎになる。 話はドラマみたいでとても面白いけど、Clanの習慣はどれもこれも理解不能だ!( ̄- ̄; それでなくても、理不尽な決まりだらけで「そういうものだ」と自分を納得させるのが大変なのに、命がけの村八分って一体何事よ!10歳の子供を、吹雪の中に着のみ着のまま放り出すか!?普通、死んでるってば。なんで生きてるのよ!(゜゜;
●買った本 『白馬の王子』(タニス・リー)¥441 この本、新刊で見たのはこれが初めて。中山星香の表紙が素敵な、薄い文庫本。
|
2002年08月27日(火) ■ |
|
『山伏地蔵坊の放浪』『ラビリンス<迷宮>』読了 |
|
◆『春の魔術』(田中芳樹) このタイトルでピンと来る人、友達になりましょう!(笑) こちらによると、来月の始めにも出るらしい。今度こそ本当だといいけど! 【春の魔術 田中芳樹 講談社ノベルス 9/5発売 ISBN4-06-182249-7】
●読了:『山伏地蔵坊の放浪』(有栖川有栖) ≫感想は別ページにしました。 独特の味があって、結構良かった。ちょっと哀愁が漂うような、さめた感覚が好みの分かれ目かも。 <関連記事> 土曜の夜は『えいぷりる』へ行こう
●読了:『ラビリンス<迷宮>』(新井素子) <内容> 私たちには、何かが足りない。まだ手に入れなければならないものがある…。男にも負けぬ、村一番の狩人サーラ。聡明で旺盛な好奇心をもつ、神官の娘トゥード。それぞれ、軍神ラーラと英知の神デュプロスを守護神に持ちながら、迷いととまどいの想いを抱く彼女たちに、過酷な運命が待ちかまえていた。六年に一度の生贄の儀―人を喰らう神に捧げられることとなったふたり。助かる道はあるのか。しかし、神のすむ"迷宮"で、彼女たちが出会ったのは、予想もしなかった『世界の真実』だった。
知識とか原罪とか、生きるために動物を殺すことの罪悪感とか、そんな感じの精神的な世界を語るのが話の重要ポイントなので、いまいち乗れなかった。設定は悪くないが、凝りすぎていてちょっと消化不良気味。読み終わって、「だから何?」と言いたくなった。まぁ、かなり初期の作品だそうなので、こんなものかな? 続編があるとか無いとか聞いたが・・・。
◆アマゾンから到着 和書2冊¥2730 『デルトラ・クエスト(1):沈黙の森』(エミリー・ロッダ)¥800 『あかんべえ』(宮部みゆき)¥1800
≫The Forests of Silence:Deltora Quest(1)(Emily Rodda) 『ローワン』の作者の別シリーズ。このけばくてチープな表紙絵は、原書PBとお揃いってわけ。面白いかなー・・・。
あ、そういえば今日はThe Clan of the Cave Bearを読んでないやー・・・
|
2002年08月25日(日) ■ |
|
『本所深川ふしぎ草紙』読了 |
|
◇ビーコン アンテナ(の「シンプル」と「詳細」のページ)にハーボットのビーコンを貼る。アンテナは勝手に更新してくれるから、ゆきが飢える心配がなくなるかも、なんて思って・・・。(^^;ズル?
●読了:『本所深川ふしぎ草紙』(宮部みゆき) <内容> 『片葉の芦』『送り提灯』『置いてけ堀』『落葉なしの椎』『馬鹿囃子』『足洗い屋敷』『消えずの行灯』 近江屋藤兵衛が殺された。下手人は藤兵衛と折り合いの悪かった娘のお美津だという噂が流れたが…。幼い頃お美津に受けた恩義を忘れず、ほのかな思いを抱き続けた職人がことの真相を探る「片葉の芦」。お嬢さんの恋愛成就の願掛けに丑三つ参りを命ぜられた奉公人の娘おりんの出会った怪異の顛末「送り提灯」など深川七不思議を題材に下町人情の世界を描く7編。宮部ワールド時代小説篇。
やっぱりこの人の時代小説は読みやすい!気分転換に1話だけ読もうと思って本を開いたら、つい最後まで読んでしまった。『初ものがたり』と同じ岡っ引きの茂七が登場する連作短編集で、深川のあちこちで起きた事件を集めてある。『馬鹿囃子』はキャラが気に入ったのでとても楽しく読めた。茂七の姪が主人公で、彼女がもう可愛い!それから『消えずの行灯』もよかった。主人公が冷静で冷たい冷たいと言われるのだけど、私はそうは思えなかった。大都会で1人で生きていかなくちゃいけない女性が、用心深く強くなるのはあたりまえのことだ。市毛屋の異常さと、彼女が振り回されていく様子が怖かった。 調べてみるまで知らなかったんだけど、宮部みゆきの時代小説ってHCならいくつもあるとか言います?『あかんべえ』や『ぼんくら』も時代ものだったのか〜。
●『エメラルドグリーンの誘惑』(アマンダ・クイック) ヴィレッジブックス(文庫)の新刊、Seductionの翻訳。アマンダ・クイックとは、例のハマリまくりのジェイン・キャッスルと同じ人がヒストリカル・ロマンスを描くときに使っているペンネームだそうな。いつか読みたいと気になっていたので、本屋でザッと読んだらやっぱり面白かった。やっぱりこの人の本はキャラクターが合う!波長が合うとしか言いようがないんだけど、こういう強いヒロインは大好きだ! ヒストリカルを読んだのは初めて。歴史ものというとこ難しいイメージがあったけど、全然そんなことなくて抵抗感ゼロで読めたし。今とは違うちょっと遠い世界だからこそ、自由に描けるんだとわかったのは発見だったかも。著作リストによるとSeductionは一番古い作品らしく、次に古いSurrenderを読んでみたい、と考え中。
|
2002年08月24日(土) ■ |
|
ATAGOUL is Cat's Forest |
|
昨夜遅くに帰ってきました。ノンストップで12時間、爆睡してしまった・・・。(−−)
●みどりのアンテナ まだ整理の途中だけど、とりあえず日記からリンク(画面左上のメニュー)。はてなアンテナという無料ツールで、お気に入りサイトを登録すると、アンテナが自分の代わりに巡回して更新順に表示してくれる、というサービス。 <関連> ◇ホンの愉しみの由良の「本読み」読みアンテナ ◇Leon's Armor Shopの【Leon's Armor Shop】のアンテナ
●買った本 新刊&ブックオフ 5冊¥1694 『アタゴオルは猫の森(4)』(ますむらひろし)¥540 『本所深川ふしぎ草紙』(宮部みゆき)¥262 『蒲生邸事件』(宮部みゆき)¥420 『少年時代〈上〉』(ロバート・R. マキャモン)¥105 『少年時代〈下〉』(ロバート・R. マキャモン)¥367
≫『アタゴオルは猫の森(4)』(ますむらひろし) お金もちのゼッキ八世が所有する古代の笛はどんな名手でも音を出すことが出来ない。でもギルバルスならば吹けるかもしれない。(『銀宮ノ笛』)コン・コンと扉を叩く音がするが、開けてみると誰も居ない。そんなイタズラをするのはやっぱりヒデヨシ?(『コン・コン』)他、『テルウテ1〜5』など8編に、作者によるそれぞれの話の解説『アタゴオル余波4』を収録。
ああ、やっぱり面白いなぁ。こんなに面白い『アタゴオル』が、いまいちマイナーなのは本当に不思議。少年マンガとか少女マンガとか、一般的なジャンル分けが出来ないからかな・・・確かに、アタゴオルは「ますむらワールド」としか言えない世界かもしれない、とよく思う。(笑) 樹や家の壁から温泉が沸くところでは、「アタゴオルに住みたいッ!」と本気で思ってしまった。見どころは、この巻から始まった長編「テルウテ」。1〜3巻はずっと1話完結の短編だったけれど、長編の時は主要キャラが揃ってアタゴオルからどこか別の土地へ出かけて行って、敵と対決する。今回はJariaの時王や、ドラネコ団も一緒になって、「鉱物製の桃色リンゴ丸」で出かけて行って、ドタバタの大騒ぎ。
≫『少年時代』(ロバート・R. マキャモン) あちこちで評判の良いRobert R. McCammonの「大人になって忘れてしまった少年時代のきらめく日々を、みずみずしいノスタルジーで描く成長小説の傑作」、Boy's Lifeの翻訳文庫本。『このミス』96年度版で2位を取っている、ということはミステリーでもあるんだろう。ごろんちょさんに絶賛されていたり、PBがPlaces in the Darkとカップリングでお薦めされていたりすることから、雰囲気が非常に想像しやすくて気になってた本。
●読書中:The Clan of the Cave Bear(Jean M. Auel)@9章 読書会の方は留守中にすっかり置いていかれて、すでに読了されてしまった。私はまぁ、今月中に読み終われば良いや。6章では新しい洞穴に住み始めるための儀式があって、同時にエイラが一族の子供(イザの娘)として認められた。7章では、洞穴熊の氏族の生活の様子と、エイラが一族の言葉を理解し始める様子と、イザの出産。8章は、エイラの性教育と、一族の性・妊娠・出産・死産・赤子について。 うーん、なんていうか・・・濃いィ・・・。濃すぎ!!どうしよう、もう!これがフィクションですか?これを全部、作者が作り上げたんですか!?((( ̄∀ ̄;クラッ みたいな。見てきたように綿密に細か〜く語るし。 今、全体の1/3弱の所だけど、全体の大まかなストーリーが見えてきた気がする。この巻は、エイラの少女時代の話なんだな。5歳で拾われて、曲がりなりにも1人で生きて行けるようになったら出て行くって形じゃないかな? 拾ってくれた育ての母イザと、父親代わりのまじない師クレブ、イザの娘を妹代わりにして、多分10代になるまで育つと。 エイラの敵役はリーダーの息子のブラウドに決定!(笑)自分が注目されて、思い通りになっている間は悪い奴じゃないけど、自分が気に入らない人は眼の敵にする・・・典型的な敵キャラだよなぁ。個人的に注目しているのは、エイラがどこまでやり返すかってこと! 素直にやられたままだったら寂しいな〜。 全体の1/3の時点でこういう先の予想がついてしまうというのはどうなの、という疑問はさておき、さしあたりはディテイルを楽しみながら読んで行こうか。
|
2002年08月21日(水) ■ |
|
明日・明後日 留守にします。 |
|
行き先は伊豆のどこかです。帰宅は金曜の夜の予定。
●読書中:The Clan of the Cave Bear(Jean M. Auel)@6章 説明が多くてちょっと肩が凝るけど、このあたりになるとClanの風変わりな習慣や人間関係がわかって来て面白い。5章で人名がどばーっと出て混乱してしまったので、慌てて図書館で翻訳本から「洞穴熊の氏族(ブルンの一族)の系図」をコピーしてきた。 系図みて、やっと飲み込めた。(^^; このClanというのは、つまり「親戚一同」という単位なのね。mate(夫婦・パートナー。一夫多妻もありえる)とその子供たちを1家族として、10家族弱が集まって一つの集団になっている。姉妹と兄弟はそれぞれ「きょうだい」だけど、性が違うと「きょうだい」ではないらしい。男の子は必ず狩りができる男に付いて訓練されながら育つ。でも父親は息子のことを自分の子とは呼ばず、「自分のmateの子」と呼ぶ(・・・)。女は男に逆らえない。口答えしても、命令に逆らっても、話し掛けることにすら許可が要るらしい。 たぶん、全体が男系社会なんじゃないかなぁ・・・誰か女性が他族から来たってどこかにあったし。血が濃くなってくると、妙齢の若い女性が外に出されるとか? この徹底した男尊女卑社会で、醜い醜いと言われるエイラがどう育つのやら。 *詳しい感想はむこうに。
●読書中:Poppy:Tales from Dimwood Forest(Avi) おおお、冒頭でRagweedが死んでしまったぞ!すごい、電光石火!タイトルのPoppyというのはメスのネズミの名前で、彼女とその家族(何百匹もいる)の話らしい。
◇Coming Home(Rosamunde Pilcher) 図書館にあったので借りてきた。1000ページもある本を今から2週間で読むのは無理だけど、どんな感じかだけでも分かればいいなと思って。
|
2002年08月20日(火) ■ |
|
『連鎖』読了 |
|
●『連鎖』(真保裕一)読了 ≫感想はこちら やっぱり一気読みしてしまった! 『ホワイトアウト』ほど好きじゃなかったけど、なかなか面白い。厚生省に勤める羽川という食品衛生検査官(食品Gメン)が、仕事で調査することになった横流し密輸事件と、親友の自殺未遂という二つの事件に関わって巻き込まれていく、という筋。社会派っぽいハードな所と、主人公やその周りの人たちのキャラクターの両方で「読ませられた」感じ。この本は真保裕一のデビュー作なんだそうで、どうりでちょっと堅いと思った。 真保裕一は他にもいくつか積読本あり。
●読書中:Poppy:Tales from Dimwood Forest(Avi) The Clan of the Cave Bearが思うように進まないので、ページ数を稼ぐために読みやすそうな本に手をつけてみた。ネズミを主人公にした児童書シリーズの1冊。少し前に読んだRagweedの主人公だったネズミのRagweedも出てきている。今度はDimwood Forestという森の中での出来事を描いた話らしい。160p弱の本なので、数日で読み終わりたい。 ちなみに翻訳本あり≫『ポピー ミミズクの森をぬけて』 「真実とは何か、勇気とは何かを問いかける話題作」って・・・(^^; 確かに正統派的で潔いところはあるけど、そんな構えたもんじゃないのになぁ。このシリーズはテンポのいい会話と、挿絵が良くて、話自体は別になんでもないんだけど、この二つのせいでつい話に引き込まれてしまう。でも、このぽんぽん弾んだような会話&ナレーションのリズムは、翻訳では出ないんだろうなー。
●アマゾンから到着 洋2冊¥1638 和2冊¥945 Stopping for a Spell(Diana Wynne Jones) The Star King(Susan Grant) 『惑星ミマナ (2)』(ますむら ひろし)
≫Stopping for a Spell DWJの復刊本で、今年7月に出たばかりの短編集。表紙が嫌で買ってなかったんだけど、書店で見たら中身は面白そう。字も大きめだし、気楽に読めそうだ。 収録作品:Chair Person / The Four Grannies / Who Got Rid of Angus Flint?
≫The Star King SFロマンス。これは逆に表紙が気に入った本。真ん中に広告がある、本当にどこから見てもロマンス!って感じの本。
≫惑星ミマナ(2) 表紙&情報はこちら。 1巻を読んだ時はあまり良いと思わなかったんだけど、2巻になったとたんに暴発してる!((( ̄∀ ̄)うぁ もともと設定はかなりぶっ飛んでるから予想はしてたけど、こんなにすごくなるとは思わなかった。埴輪がいっぱい出てきてバリゴリバリとか擬音立てて動いたり、樹に肉団子が実ったり、魚が樹から生まれて空に飛び立ったり、もう、ますむらさん飛ばしすぎ。・・・そういうわけで、この2巻はお気に入りだ(アタゴオルほどじゃないけど)。もちろん、初めての方は1巻からどうぞ!じゃないと話が全然わからない。
|
2002年08月19日(月) ■ |
|
真保裕一でしょ! |
|
今日から仕事。結局、盆休み中に読んだ本は、11日間で9冊。まぁいいところか?
●読書中:『連鎖』(真保裕一) 真保祐一というのは映画『ホワイトアウト』の原作者で、アクション・サスペンス・リサーチに基づいた正確な記述・・・・が得意な作家。イメージ的には「和製マイケル・クライトン」が近いか? 最初に『ホワイトアウト』を読んだ時は、面白すぎてかなり深くハマった。現代日本を舞台にした「本物のアクションもの」を初めて読んだと思った!この人の本は、どれも読み出すと止まれない。 で、この『連鎖』は91年に第37回江戸川乱歩賞受賞し、『このミステリーがすごい!』92年版で18位になった作品、だそうな。テーマは86年に起こったチェルノブイリ原発事故後の、輸入食品の放射能汚染問題。というと堅く感じるけど、真保裕一なら読みやすいに決まってるから大丈夫。そういうわけで、読み始めたところ。たぶん今日中に読み終わるだろう。
●読書中:The Clan of the Cave Bear(Jean M. Auel)@4章 ん〜、話は面白いし英語も難しくはないんだけど、読むスピードが上がらないなぁ。内容が濃くて、風景描写から生活の様子までびっしり書いてあるから、このままチクチクのんびり解読していきたいような気持ち。 3章は、まるっきり未知との遭遇だった。クロマニヨン人(新人類)の孤児エイラが、ネアンデルタール人(旧人類)のThe Clan of the Cave Bear(洞穴グマの一族)に拾われるわけですな。人種が違うので、言葉も生活習慣も考え方も違うわけで・・・狼に育てられた少女の、狼が知性を持ってるみたいなもんか。エイラを助けてくれたのが、薬師のイザと呪師のクレブの兄妹。・・・・おおおお、この二人は兄妹だったのか!medicine womanが薬師で、magicianが呪師ね!<Googleで調べた。
●買った本 ダ・ヴィンチ9月号 ¥450
|
2002年08月18日(日) ■ |
|
幻色江戸ごよみ/初ものがたり/堪忍箱 |
|
●『幻色江戸ごよみ』(宮部みゆき)読了 <収録作品・内容紹介> 『小袖の手』『首吊り御本尊』『神無月』『侘介の花』『紙吹雪』 盆市で大工が拾った迷子の男の子。迷子札を頼りに家を訪ねると、父親はすでに亡く、そこにいた子は母と共に行方知れずだが、迷子の子とは違うという・・・『まひごのしるべ』より。不器量で大女のお信が、評判の美男子に見そめられた。その理由とは、あら恐ろしや・・・『器量のぞみ』より。下町の人情と怪異を四季折々にたどる12編。切なく、心暖まるミヤベ・ワールドの新境地!
<感想> 貧乏長屋に住まう人々や、奉公に出された水呑み百姓の末娘など、江戸の町の下層にいる人たちの話を集めた本。どの話も江戸に住むある人物の人生を切り取って見せている。一番印象に残った話は『器量のぞみ』。目が覚めるほどの不器量な娘と幽霊の話なのだが、思わずジーンとしたり驚いたりしながら、最後はちゃんと落ちもついて昔話調にスッキリまとまった語り口が、とても気持ちがよかった。
●『初ものがたり』(宮部みゆき)読了 <収録作品・内容紹介> 『お勢殺し』『白魚の目』『鰹千両』『太郎柿次郎柿』『凍る月』『遺恨の桜』 鰹、白魚、鮭、柿、桜・・・・。江戸の四季を彩る「初もの」がからんだ謎また謎。本所深川一帯をあずかる「回向院の旦那」こと岡っ引きの茂七が、子分の糸吉や権三らと難事件の数々に挑む。夜っぴて屋台を開いている正体不明の稲荷寿司屋の親父、霊力をもつという「拝み屋」の少年など、一癖二癖ある脇役たちも縦横無尽に神出鬼没。人情と季節感にあふれた時代ミステリー・ワールドへご招待!
<感想> 岡っ引きの茂七を主人公にした連作短編で、緩やか繋がりながら1冊でひとつの物語になっている。NHK金曜時代劇で茂七の事件簿ふしぎ草紙というタイトルでドラマ化されたらしい。確かに、非常に映像的でドラマにしやすそうな話が多い。どの話も食べ物が美味しそう。「富岡橋のたもとの稲荷寿司屋」の稲荷寿司、すいとん汁に蕪汁、桜餅、白魚、鰹の刺身、柿羊羹・・・。五感に訴えてくるような描写力。
●『堪忍箱』(宮部みゆき)読了 <収録作品・内容紹介> 『堪忍箱』『かどわかし』『敵持ち』『十六夜髑髏』『お墓の下まで』『謀りごと』『てんびんばかり』『砂村新田』 蓋を開けたら最後、この近江屋に災いが降りかかる・・・・。決して中を見てはいけないというその黒い文箱には、喪の花・木蓮の細工が施してあった。物言わぬ箱が、しだいに人々の心をざわめかせ、呑み込んでいく表題作。なさぬ仲の親と子が互いに秘密を抱えながらも、寄り添い、いたわり合う「お墓の下まで」。名もなき人たちの日常にひそむ一瞬の闇。人生の苦さが沁みる時代小説8編。
<感想> 前2冊に比べるとどうも印象が薄いんだけど、小粒のように良くまとまった短編集ではあった。話の間に繋がりはなくて本当の短編。ある人が死んだことによって、周りの人の心に波が立つ、人の心の一瞬の闇を描く、という種類の話が多かった気がする。印象に残ったのは、最後の『砂村新田』という話。主人公のお春が可愛くて、短い話の中で成長していくのが読んでいて面白かった。初めて女中奉公に出た日に不安がっているシーンから始まって、最後の方ではしっかり「あたしはちゃんと働ける、一人前の女なのだから。」と言うし。
●アマゾンから到着 『有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー』(有栖川有栖)¥740 『山伏地蔵坊の放浪』(有栖川有栖)¥672 The Golden Bough(Sir James George Frazer)¥573
≫The Golden Bough 『金枝編』の原書。ううう、厚さ4センチ!!((( ̄∀ ̄;クラッ 2ページほど読んでみたけど、単語が難しくてよく分からん。翻訳版が難しいから、原書なら少しは読みやすいかと思ったんだけど無謀だったか・・・。でも、英語は英語だし構文はごく普通だから、根気良く読んで読めないことはない、かもしれない(笑)問題は内容についていけるかだな。これを10代で読んだポーリィはやっぱりスゴイ。それと、表紙がアマゾンの画像と違ってたぞ。実物の方が好きだからいいけど〜。
|
2002年08月17日(土) ■ |
|
かまいたち/The Clan of the Cave Bear |
|
●買った本 4冊¥840 『かまいたち』(宮部みゆき) 『幻色江戸ごよみ』(宮部みゆき) 『初ものがたり』(宮部みゆき) 『堪忍箱』(宮部みゆき) 新潮文庫の宮部みゆきの時代ものを4冊。短編集なのでどうしようか迷ってたけど、『霊験お初捕物控』シリーズが面白かったので買ってみた。
●『かまいたち』(宮部みゆき)読了 <収録作品・内容紹介> 『かまいたち』『師走の客』『迷い鳩』『騒ぐ刀』 夜な夜な出没して江戸市中を騒がす正体不明の辻斬り'かまいたち'。人は斬っても懐中は狙わないだけに人々の恐怖はいよいよ募っていた。そんなある晩、町医者の娘おようは辻斬りの現場を目撃してしまう・・・。 サスペンス色の強い表題作をはじめ、純朴な夫婦に芽生えた欲望を描く『師走の客』、『霊験お初捕物控』の原形ともいえる2作『迷い鳩』『騒ぐ刀』を収録。宮部ワールドの原点を示す時代小説短編集。
宮部みゆきの時代ものは、現代を舞台にしたミステリと、本質的には何も変わらない。キャラクターも設定も動機も、全部が完全に理解の範囲内。ただ舞台が江戸の町なので、時代劇だからこそ許される(生きてくる)小道具、舞台設定、移動手段、言葉使いから、生活習慣・・・を、最大限に生かしている印象。 後半の2作品が気に入った。『震える岩』と『天狗風』を読んだ直後なので、お初とその周りの人たちが懐かしくて楽しかった。特に『迷い鳩』は、『震える岩』では話に出るだけだった、お奉行さまとお初が知り合った経緯が描かれていて興味深かった。
●読書中:The Clan of the Cave Bear(Jean M. Auel)@2章 5歳のエイラが1人で丸裸で川遊びをしているシーンから始まる。対岸に泳いで渡って岩を積み上げたりして遊んでいたら地震が起き、どうやらその騒ぎでエイラは親兄弟とはぐれたらしい。そのあと食べ物がなくて水しか食べずに何日もさすらうエイラ。1章は、エイラが流離って「もうダメ〜」という状態になるまでが順々に描かれている。(^^; ・・・しょっぱなからスゴイ世界。
英語は難しくないけど、情景描写が多くて映画を見ているみたい。つか、1章は想像しやすいシーンだらけなんだな・・・5歳の幼女が泣き叫んでる姿とか、丸裸で川をスイスイ泳ぐ姿とか、ライオンに襲われそうになる所とか。
|
2002年08月16日(金) ■ |
|
カスピ海ヨーグルト |
|
◇かたくりの湯へ行った。近くにある自然公園がかたくりの花で有名なので、そこから取った名前らしい。温泉センターみたいな所。市内に住んでるかどうかで入湯料が違うのに驚いた。市外は大人700円。 あと、カスピ海ヨーグルトを分けてもらった。私がもらったのは、ぷるんぷるんで、ズルルーッと10cmもスジを引くほど粘り気があって、淡白だけど普通のヨーグルトの味。おもしろいなぁ、これが牛乳で増えるのかぁ。牛乳によって、できる味が違うんだそうな。
●Faces Under Water(Tanith Lee)読了 一応最後まで目を通したけど、分からなすぎて、感想の書きようがない。(^^;こうも見事に分からないと、何も浮かんでこないわ。分かりたかったら再読するしかないんだけど・・・今はもういいや。 おかしいよなー、どうしてこんなことになったんだろう。半分まで読んだThe Silver Metal Loverは、普通に読んで理解できたのに〜。作品によって差が激しいとか?うーん、それにしたって、英語にはそれなりの共通点があるはずだよねぇ。まぁいいや、タニス・リーはそのうちまた違う本を読んでみてもいいんだし。
|
2002年08月15日(木) ■ |
|
まんだらけ |
|
久しぶりに中野のまんだらけに行った。3階に上がったら、Live館が(買取処に吸収されて)無くなっててびっくり仰天。((( ̄∀ ̄;うそぉ!?呆然として、見回したら移転しただけだったけど・・・2階になったのかぁ。フジミと有栖川と指輪物語をちょっとずつ買った(計¥1890)。
●読書中:Faces Under Water(Tanith Lee) 半日ずっとウトウトしながら読み続けて、ようやく半分を超えたところ。うーん、やっぱり、サッパリ・ワカラナーイ。でも、分からないながらも、終わりまで読めばなにか見えてこないかなぁ、と思ってるんだけど。(^^;
|
2002年08月14日(水) ■ |
|
『アルテミス・ファウル 妖精の身代金』 |
|
●『アルテミス・ファウル 妖精の身代金』(オーエン・コルファー)読了 <内容> アイルランドの裏社会の御曹司で12歳のアルテミスは、妖精の持つ魔法書を、コンピューターで解読、巨万の富を得ようとする。妖精たちはあらゆる手段でアルテミスに立ち向かうが−−。本場イギリスで「ハリーポッター」を抜き、第一位!悪の天才少年の登場に妖精界は大パニック!!2003年映画化決定!
まぁまぁかなー。人に薦められるほど良いとは思わないし、話の雰囲気がマジで全編「ダイハード」だからかなりクセが強いし。主人公のアルテミスはドラコ・マルフォイをもっと凶悪にした感じで、頭はすごく良いけど非常時に弱いタイプ。ホグワーツに来たら、スリザリンに入ること間違いなし!おぼっちゃまなところはドラコそのままだけど、アルテミスはもっと一匹狼的な感じ。(これはちょっと前に思いついたジョークだ)とか、敵に言い負かされた時悔しくて(上手い切り替えし文句を考えてストックしておかなきゃ)とか考えたりもする。 お付きのボディーガード兼父親代わりの大男はバトラー、その妹ジュリエット・バトラーはファウル家のメイドで、病気で寝込んでいるアルテミスの母の世話をしている。人間側で出てくるのはこの4人。頭脳戦はアルテミス、肉体戦はバトラーという役割分担で、二人が妖精軍を相手にする、という筋。
文章が硬いせいもあるけれど、○○大尉とか司令官とか勢力争いとか、パソコンにインターネット、デジカメ、妖精の最新技術がどうとかって感じなので、いわゆる「ファンタジー」とはかなり趣が違う。それならそれで、もっとスピード感と迫力が出るように訳せばいいものを、直訳で丁寧で分かり難いしさ〜。でもストーリーはわりと面白かったので、思わず続きを買ってしまった。本屋に置いてあるのがいけないんだ。
●買った本 \1890 Artemis Fowl: The Arctic Incident(Eoin Colfer)¥1800 私が買ったのは、HCじゃなくてトレードペーパーバック(1作目も同じ版を買った)。アマゾンには扱いがないんだけど、何故か書店には売ってる。一応、1作目の内容を忘れないうちに、早めに読むつもりなんだけど・・・さて、どうなるかな?(^^;
●読書中:Faces Under Water(Tanith Lee)@2部−1章 うわー、わけがわからーん!どうしよう、理解率20%って感じ!!((( ̄∀ ̄;クラッ 知らない単語が多くて、カンマが多くてブツブツしてて、普通に読んでると何が言いたいのかもうサッパリ。5W1Hすらつかめないというのはキツイわ〜。 負け惜しみみたいだけど、これは日本語にしても相当すごいんじゃないかなぁ。やっぱりThe Secret Books of Venusというだけあって、『パラディスの秘録』(The Secret Books of Paradys)に似てるね。こういう文章はそのまま流されて浸るしかない気がするんだけど、それで私に内容が理解できるのかしら・・・。
|
2002年08月12日(月) ■ |
|
天狗風/Faces Under Water |
|
今日も食べてるか、寝てるか、本読んでるかしかしないぐうたらな1日。ああ、夏休みだー。
●読書中:『天狗風:霊験お初捕物控(2)』(宮部みゆき) あと150ページくらい。いいねー、読みやすくておもしろい。しかも猫本だし♪(^▽^)/ 鉄がかわいいぞ〜。まぁ、やっぱり2作目なので舞台やキャラクターに慣れたのかインパクトは弱いけど。だからこそ事件そのものに集中して読めるし、前作よりも江戸の町がもっと細かく見えてくる感じがする。
●読書中:Faces Under Water(Tanith Lee) 今、2章の途中。1章がやたらと散文的・詩的な文章で、よくわからなかった。私の守備範囲内で表現すると、レイ・ブラッドベリをもっと綺羅綺羅しくした感じ、かな。英語そのものは分かるのに、文と文の繋がりが曖昧だから分かり難い。いや、私そういう文章って実は大好きなんだけど、かなり好き嫌いが分かれそうだ。2章からはもっと普通。 舞台はパラレルワールドのイタリア、べヌス。7つの島から成り、3つのラグーンに囲まれた運河の町。「海の町」とも呼ばれるべヌス。主人公はフリアン・フリアーノという男で、水(運河で?)の中で、なにやらマスク(仮面)を拾ったらしい。表紙の中央にあるでっかい仮面のことかな?
●買った本@ブックオフ ¥945 『ドラゴンランス(1) 廃都の黒竜』(マーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマン)¥945
Dragons of Autumn Twilightの前半分の翻訳本。樹の上につくられた町、というのに激しくイマジネーションを刺激されたので、衝動買い。失敗したかなぁ、原書なら2巻まであわせて909円だったのか・・・。
|
2002年08月11日(日) ■ |
|
『震える岩:霊験お初捕物控』読了 |
|
●感想up:Orchid(Jayne Castle)
●感想up:『震える岩:霊験お初捕物控』(宮部みゆき) おもしろかった〜!時代ものは(個人的には)最初とっつきにくい場合が多いけど、これは初めから抵抗感ゼロの読みやすいミステリーだった。テレビ時代劇でお馴染みの小道具やお役目方が勢ぞろいで、とにかく楽しい。キャラクターも良かった。特に主人公のお初!いいな〜、こういう子大好き。16歳でちゃんと自分の役割を持って、働いているんだね〜。
●買った本 3冊¥2275 『天狗風:霊験お初捕物控(2)』(宮部みゆき)¥400@ブックオフ 『不思議の国のアリス・オリジナル』¥900@ブックオフ 『雨柳堂夢咄 (其ノ9)』(波津彬子)¥910
≫天狗風 1巻の『震える岩』がおもしろかったので、夕方買ってきた。絶対どこかにあるだろうと思って、広大なブックオフの中をしつこく探し回ったら「時代小説」のところでやっと見つけた。コーナーが沢山ありすぎるのも考えもんだぞ、おいー。
≫不思議の国のアリス・オリジナル 『不思議の国』と『鏡の国』のアリスは、ドジソン(ルイス・キャロル)がアリス・リデルという少女に贈った『地下の国のアリス/Alice's Adventures Under Ground』という手書きの本が元になっている。これは世界に1冊しかない「原書」の完全復刻版と、その翻訳本がセットになったもの。定価1800円だそうな。何気にアリスは大好きだし、半額なら買ってもいいかな、と思ったので衝動的に。
≫雨柳堂夢咄 (其ノ9) ご存知、『雨柳堂』の先月?の新刊。今日初めて気がついた〜。やっぱりおもしろいなー。気に入ったのは一番最初の、中国の茶壷から精霊が出てきちゃう話。「おつかい猫」もねー、何気に結構あからさまに「篁×蓮」で笑えた。はっはっはっは(おい) この辺に突っ込み入れる人って、絶対いると思うんだけどな。
|
2002年08月10日(土) ■ |
|
墓参り |
|
家族と、法事で父の田舎に行く。順調に行けば車で片道3時間のところを、往復でヨーロッパまで行けちゃうくらいの時間がかかった。ああ、疲れたー・・・。泊まらず無理やり1日で帰ってきたのは、この上さらに精神的に疲れたくないからだ。
●読書中:『震える岩:霊験お初捕物控』(宮部みゆき) そういうわけで、1日中車に乗っていたので、ほとんど読めなかった。(T_T)この本は面白いから、一気に読みたいなー。明日こそ!
|
2002年08月08日(木) ■ |
|
1周年 |
|
今日で、Club Chantは1周年です。いつもありがとうございます。これからもマイペースで続けて行きますので、どうぞよろしくお願いします。
◇今日から11日間は夏休み。休みの1日目って、ワクワクして楽し〜い。休み中は例年通り読書週間だ。目標は日数と同じだけ本を読むこと♪
◇部屋の掃除をした
●The Clan of the Cave Bear(Jean M. Auel)読書会 『大地の子エイラ(1)』の読書会の日程が決まったのでお知らせ。今回は翻訳本での参加もOKなので、興味ある方はどうぞ。 日程:来週末あたりから 場所:Yahoo掲示板(PB第2トピ) 参加方法:本とYahooIDを用意の上、現場で申し出てください。
●読書中:『震える岩:霊験お初捕物控』(宮部みゆき) <内容紹介> ふつうの人間にはない不思議な力を持つ「姉妹屋」のお初。南町奉行の根岸肥前守に命じられた優男(やさおとこ)の古沢右京之介と、深川で騒ぎとなった「死人憑き」を調べ始める。謎を追うお初たちの前に100年前に起きた赤穂浪士討ち入りが……。「捕物帳」にニュー・ヒロイン誕生!人気作家が贈る時代ミステリーの傑作長編。
杉浦日向子のマンガで江戸に漬かってる最中なので、気になって読み始める。江戸を舞台にした、ミステリーとホラーが微妙にミックスされた話・・・かな? 読みやすそうなので、ちょうど良かったかもしれない。面白いといいな。
●読書中:Orchid(Jayne Castle) うーん、なんだか話がAmaryllisと似てきている。敵の家(オフィス)に忍び込んだり、ヒロインが1人で外出中に襲われたり。徐々に真相がわかっていく流れが、まったく同じ・・・。面白いからこれはこれでいいけど、こうワンパターンだと、さすがに最初の本のような衝撃はないなー。 さて、明日こそ読み終わるといいけど、どうかなー・・・。
|
2002年08月07日(水) ■ |
|
杉浦日向子 |
|
夕方帰ってくるなり、夜中の1時まで爆睡してしまった。誰か起こせよー((( ̄∀ ̄; 疲れてたんだなー。
●読書中:杉浦日向子全集 お江戸でござるのブレーン、「江戸風俗研究家」の杉浦日向子って、漫画家でもあるって知ってます?江戸を題材にしたマンガを沢山描いてて、そこから江戸の色んなことに詳しくなって言ったのだとか。だから、これはマンガ全集なわけ。リアルで面白い! 1巻から順に読んで来て、今日は6巻の『風流江戸雀』を読んだ。今までの中では、彼女の代表作だそうな『百日紅(上)・(下)』が一番おもしろかった。北斎とその娘を主人公にした連作。 絵は、青年系かなぁ。浮世絵っぽい感じ。漫画サンデーに連載してたそうで、結構さばけた話が多くて、これがしっかり時代考証にささえられた史実に基づいていると思うと、江戸の別の顔が見えてくる気がする。キャラのセリフも「これはッてんで、おいらァツツーとそばにィ寄ったのヨ」とか「おうっ そっちィやらァ もらっつくんな!」なんて普通に訛っているのだけど・・・これは、江戸弁?
●読書中:Orchid(Jayne Castle)@11章 この本は、そろそろ読み終わりたいなー(笑) 明日、頑張ります!
|
2002年08月06日(火) ■ |
|
湯婆婆 |
|
◇七夕祭り 地元の七夕祭りに行ってきた。・・・と行っても別に風流なイベントがあるわけではなくて、商店街のセールをひやかしながら、飾り付けを見て歩くだけの単なる夏祭りね。 あちこちにぶら下がってるこういうオブジェは、店の人たちと近所の美大のバイト学生が腕を競って作って、コンテストがあるのだそうな。今年の個人的ヒットは、この湯婆婆だ!もう最高。ぷくくくっ!真下で口をあけて、眺めてしまったわ。銀賞を取ったお面のとか、ワンピースのイラストも良かったけどね〜。ああ、楽しかった!七夕祭りは、明日が最終日。
●『アルテミス・ファウル妖精の身代金』(オーエン・コルファー) 妹が買ったというので、少し見せてもらった。う〜ん、ザッと見た印象では、翻訳は可もなく不可もなく。翻訳者の大久保寛というのはライラの冒険シリーズを訳した人だから心配だった。だって私、ライラシリーズの翻訳本は漢字が多くて文が堅いから嫌いなんだもの〜。原書は読みやすい部類の本なのに、日本語の方が難しいのは納得がいかない。私の大好きな1作目は、あの凄まじいほどの勢いの良さがなくなってる感じがするし。 だから、アルテミスはどうかな〜と思ったんだけど。案の定、この本も堅い文章だったけれど、アルテミスは児童書と言ってもハードボイルドだから、(ライラと違って)これはOKじゃないかと思ったわけ。結構、(原文の)雰囲気が出てるような気がしないでもない。・・・この件は、翻訳でちゃんと読んだらまた改めて。 ≫大久保寛・訳書リスト
●買った本@ブックオフ ¥945 『暗闇の薔薇』(クリスチアナ・ブランド) 『パンプルムース氏のおすすめ料理』(マイケル・ボンド) 『途中の家』(エラリイ・クイーン) 『水晶の涙』(ジェイン・ヨーレン)
3冊目までミステリ、『水晶の涙』だけファンタジー。 ≫『暗闇の薔薇』はRose in Darknessの翻訳で、今月号のダ・ヴィンチに乗ってたから読みたくなった本。花コレクションの一環でもある。 ≫『パンプルムース氏〜』はシリーズもの最初の本で、『くまのパディントン』の著者のマイケル・ボンドが書いたミステリ。これは犬本(犬が出てくる本)でもある。 ≫エラリー・クイーンはEQ網羅計画の一環。 ≫『水晶の涙』は薄くて読みやすそうだったし、100円だったから気軽に買ってみた。
●Orchid(Jayne Castle)@〜9章 レイフと蘭ちゃんが、星が見える天窓のついたレイフのベッドルームでなにかやってる。ああ楽しい!(笑) ページ数的には半分くらいの場所なんだけど、とても面白くて話に乗ってるので、後半を1日で読むこともできそうだ。
|
2002年08月05日(月) ■ |
|
超個人的 注目の新刊情報 |
|
≫住基ネット あ、うちの自治体、入ってないし。こんなことで有名になってなんだかな〜とも思うが、このいちゃもん付けまくりの頑固さは、非常〜にうちの自治体らしい、とちょっと思う。つか、前から区長某が嫌がって嫌がって「入らないぞ」とは言ってたみたいだけど、本当に拒否しちゃったんだねー。
◎超個人的 注目の新刊情報(その1) ≫『アルテミス・ファウル妖精の身代金』(オーエン・コルファー) <内容> アイルランドの裏社会の御曹司で12歳のアルテミスは、妖精の持つ魔法書を、コンピューターで解読、巨万の富を得ようとする。妖精たちはあらゆる手段でアルテミスに立ち向かうが−−。本場イギリスで「ハリーポッター」を抜き、第一位!悪の天才少年の登場に妖精界は大パニック!!2003年映画化決定!
ひょえ〜、Eoin Colferって「オーエン・コルファー」って読むの!?知らなかった!(爆)例の、ハリーをぶっ飛ばして長い間ベストセラーになってた「悪のハリー・ポッター」ことアルテミス少年。彼の悪辣な突き抜けぶりを描いたハードボイルドファンタジー3部作の1作目、の翻訳書。著者自らが「妖精たちの『ダイハード』」と呼ぶ、「2001 年最大の話題作」。 ・・・私が読んだのは1年半前。はっきり言うと好みからは外れまくった本だったんだけど、強烈なハードボイルドさに呆然としているうちに、読み終わってしまったという・・・なんとも判断に困る本だった。これは、面白いって言うんだろうか・・・。(^^; アルテミスは「悪のハリー・ポッター」というより、ドラコ・マルフォイを凶悪にした感じだと思ったとか・・・ファンタジーに拒否反応が出やすい人でもOKっぽい・・・という私の印象は? 訳文はどうなんだろう。早く色んな人の感想が知りたい。 <関連リンク> ・本書の原書≫Artemis Fowl(Eoin Colfer) ・続編(2作目)の原書≫Artemis Fowl: The Arctic Incident(Eoin Colfer) ・公式サイト≫The Artemis Fowl ・レビュー@タトル≫こちら(一番下の欄) ・もっと詳しいレビュー@大島教授の[暖蘭亭日記]さま≫こちら(2001/5/1の日記)(最後まで粗筋が書いてあるので要注意) ◎超個人的 注目の新刊情報(その2) ≫『第四の手』(ジョン・アーヴィング) おおお、予定通り出てるな、先日読んだThe Fourth Handの翻訳が。翻訳が出る前に読み終わってよかった。はははは この本も、是非ともいろんな人の感想を聞いてみたいので、あちこちでレビューが読めるようになったらとても嬉しい。人によって著しく感想が違ってくるんじゃないかと思うし。
●『ローマ帽子の謎』(エラリー・クイーン)読了 <内容> 衆人環視のローマ劇場の中で、突然、死体となって発見された正装の弁護士! シルクハットが紛失していることを唯一の手がかりに、名探偵エラリー・クイーンの苦心惨憺たる活躍が始まる。その名前を一躍、推理小説界のスターダムに押し上げて、ヴァン・ダインと名声を競わせるにいたった記念すべき処女長編。さすがエラリーの推理は、後日あるを思わせる本格推理の傑作である。(文庫の紹介文より)
うーん。トリックや事件の真相は確かになかなか良い。なるほど、と納得できるし、意外性も十分だし、最後まで真相が読めなかった。でも、設定が古くて笑えた。動機が黒人の血が混ざっている事をネタに強請られたからだなんて、時代がかってるにもほどがある。(^^; 同じ古典ミステリーでも、アガサ・クリスティーの本は怨恨、恋愛関係や遺産問題など、いつの時代も変わらないものが動機になってることが多いんだけど・・・読みながら、これがエラリー・クイーンか、と思った。帽子の件も、「観劇に行く時は正装にシルクハットで」という決まりが守られていた時代だからこそ、成り立ったわけだし。それはそれで逆に面白かったけど、時代ものとしての印象の方がずっと強いというのは、ミステリーとしてはどうなんだろう。警察の仕事の様子や、端々に現れる当時の風俗習慣などはおもしろかった。アガサ・クリスティーがもっと深い、人間性を描くのが上手なのと対照的に、当時の空気が伝わってくるような本だった。 キャラクターは良かった!「本の虫」でマイペースな自由人エラリーと、警察機構の中の大物・クイーン警視を中心に、召使の少年ジェーナ、クイーンの仲間や部下たちなどが生き生きしていて。その辺の楽しさがあるからこそ、最後までちゃんと読めたのかもしれない。
|
2002年08月04日(日) ■ |
|
信州・真田町≫伊香保 |
|
■あずまや高原ホテル 2回目の朝も、起き抜けでとりあえず風呂に行く。朝6時に起きて散歩に行く予定だったのに、みんなして寝坊したけど。温泉は、結局5回入ったのかな? 温泉って意外と疲れるんだよねー。この2日間、風呂入って、寝て、ご飯食べて、風呂入って、寝て・・・を延々と繰り返してた気がするけど・・・。確かにリフレッシュにはなった。最近疲れてたから、「何もしない」っていうのも大事なんだな、と。
帰りは群馬回り。鳥居峠、嬬恋村、万座温泉、白根山で火口湖(水が乳水色をした、異常な感じの湖)を見る。草津温泉を通って、郷原から高崎榛名吾妻線で榛名湖へ。昼食。ロープ―ウェイで榛名富士に登る。榛名温泉街で竹久夢ニの記念館を冷やかした後、関越で東京帰着。
は〜、疲れた。本はローマ帽子の謎(エラリー・クイーン)は読了。Orchid(Jayne Castle)は4章まで読んだ。感想はまた明日♪
|
2002年08月03日(土) ■ |
|
信州・真田町/菅平 |
|
■あずまや高原ホテル 起きぬけで、とりあえず風呂に行く(笑)ここの温泉、すごく好きだった!設備もお湯も良かったな〜。ホテルの露天風呂というと、普通はのぞき防止に高い壁があるもんだけど、ここは信州の山の中。民家ゼロの山の奥深くだから、そんなの必要ないってわけ。(ノ ̄∀ ̄)ノ 目の前にバーッと森と山と空が見える、とっても素敵な温泉だった。星が見えなかったのが残念だ。
で、この日は昼間、家族と車で近くの菅平高原あたりをグルッと。菅平っていっても広いから、まぁ何ヶ所かふらふらと。でもみんな温泉の入りすぎで眠たがって、早々にホテルに帰って昼寝になってしまった(笑)
四阿山に登るって案もあったけど、「ホテルから片道3時間」と聞いて即止めた。だって休養に行ったのに、疲れてどうするのよ!!
|
2002年08月02日(金) ■ |
|
信州・真田町へ |
|
●The Golden Bough 『金枝編』の原書。昨日注文した時は546円だったのに、今見たら1551円ってどういうこと!? 本当に546円で手に入るんでしょうね?
■すごい雷。今夜から、北の方に避暑に行ってきます。日曜日に帰ります♪持って行く本は、読みかけのをそのまま。 ≫Orchid(Jayne Castle) ≫『ローマ帽子の謎』(エラリー・クイーン)
今回の行き先は、あずまや高原ホテル、2泊の予定。場所は長野県小県郡真田町、四阿山(あずまやさん)の山の中にある人里離れたホテル。行きは仕事が終わってから上野駅から長野新幹線に乗ってJR上田駅まで1時間20分。上田は、長野の一つ手前ね。軽井沢のちょっと先だ。 駅からはホテルの送迎バスで40分!!ワゴン車でずんずん山の中に入っていくので、実はちょっと心細かった。私1人だったし。そう言うわけで、夜8時過ぎにはもうホテルで懐石料理を食べていたりした。
この日の一番の思い出(笑)は上野駅で迷ったこと。(^^; 発車10分前になっても、発車ホームの場所が見当もつかないっていうのは、精神的に非常に良くない。馴染みがない駅なんだから、それを見越してもっと早く行ける手配をすべきだったな。間に合ってよかったよ〜。
ちなみに真田町は、真田十勇士の、あの真田町。猿飛佐助の修行の地(角間温泉)なんてのがあったりする。
|
|